漫画・テレビ番組・アニメ・特撮など
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「パワードスーツの登場するサイエンス・フィクション一覧」の記事における「漫画・テレビ番組・アニメ・特撮など」の解説
『サイレン戦士』 バトルムーパー 水棲人類サイレンの海中機動兵器。ゼラン海将が考案した新兵器であり、水流ジェットで海中を自在に動き、手持ち火器で柔軟な装備の変更が可能。秘密部隊として皇位を巡る内戦で使用されたが、後に一般兵器となって対地球人用にも用いられた。 戦闘メカ 侵略を受けた地球側がサイレンのバトルムーパー対抗用に、深海作業用に作られていた耐圧装甲服に武装を施し転用した海中機動兵器。海底戦隊で実戦配備に就く。急造品ゆえバトルムーパーよりも兵器としての完成度は低い。 『改造人間の復讐』 事件に巻き込まれ、下半身不随となった物理学者が、自力で歩くために開発。全体的にチープで、DIY的な装備しか持たない。 『亡念のザムド』 ASPスーツ 北政府の「ヒトガタ」という生物兵器に対抗するため南大陸自由圏軍が使用。対魂式強化外骨格 (Anti Soul Powered Suit) の略称。赤宙石という特殊な鉱石を用いた浮遊機関を搭載していて、空中での機動性は高い。搭乗者は「メインソウル」と呼ばれ、コクピット内の脊髄触手を専用ヘルメットに繋ぎ精神感応で機体をコントロールする。使用武器はチャンバー銃という大型の銃器。長距離型と短距離速射型があり、いずれも後部にジェット推進用の噴射口を装備している。精神感応という操縦法ゆえにパイロットは青年期の男女が務めることが多く、ASP部隊には比較的若年の少年少女が多い。 『ダークナイト・リターンズ』『キングダム・カム』『バットマンvsプレデター』他 バット・パワードスーツ スーパーヒーロー「バットマン」が自ら開発した外骨格型で、普段は生身の肉体を駆使して戦うバットマンだが、スーパーマンやプレデターのような強力な異星人が相手の場合、強化装甲服を着用する場合がある。政府のエージェントとなったスーパーマンを相手にした時には、電線からひいたゴッサム・シティの全電力を充電してから決闘に挑んだ。 『ウォッチメン』 外骨格強化服 ヒーロー「ナイトオウル2世」が自身のコスチュームの一つとして試作したもの。試着の際にナイトオウル2世の腕を折る事故を起こしたためお蔵入りとなった。本編時点では死蔵されており直接使用するシーンは無いが、拠点「オウルネスト」から脱出する際の装備積込に用いられたと思わしき描写がある。 『redEyes』 SAA 軌道攻撃衛星「オービターアイズ」による高度電子戦の衰退、有視界白兵戦闘の増加に伴い開発が進められた歩兵用特殊強襲装甲(Special Assault Armor)。大容量バッテリーを動力源とする。機体駆動・制御OSへのコマンドは筋運動反応センサーならびに装着者(クラダーと呼称される)の視線入力によって行う。クロムカイル合金製の装甲とその被弾傾避を考慮した形状は小火器に圧倒的な防御力を持ち、ブーストなどによる高速機動は装甲の薄い弱点部分への被弾を最小限に抑える。 『Get Ride! アムドライバー』 アムジャケット 最新工学「アムテクノロジー」利用したもので、装着することで装着者の運動性を向上する。また、アムジャケットにはハードポイントが設けられており、強化パーツを装備することが可能。主に浮遊するサーフボード状の「ライドボード」を移動手段とし、これを盾にした防御とライドテクニックを駆使することで攻撃に転用することも可能。また、「バイザー」と呼ばれるサポートメカは高速移動用のライドモードからアムドライバーのパワードスーツとなるブリガンディモードへ変形する。 『銀河漂流バイファム』 ウェアパペット 地球軍の動力付装甲宇宙服で、トゥインクルヘッドとオールオーバーの二種類がある。前者はニュートロンバズーカの操作に、後者は宇宙用小型戦闘機・パペットファイターの操縦用にも使われた。機能的・運用的には宇宙服に近い。 機動宇宙服 ウェアパペットに相当するククト側の装甲宇宙服。劇中では戦闘には使われなかった。 『エイチマン』 エイチマンスーツ 大津波猛が開発した史上最強の出前用スーツ。ラーメンチェーン店「猿人殺法」に新型そばつゆデータを奪われ、惨殺された親友の仇をとるために開発。飛行も可能で、エイチマンホールド、手打ちクラッシュなどの技を使う。 『紅い牙』 名称不明 メレケス博士がタロン基地から脱出するときに使用した自作外骨格。博士が開発した戦闘サイボーグ技術の基礎となっており、人工筋肉で駆動する。本人がモノローグで曰く若いころの劣等感(非力で矮躯)の解消を求めて制作したものの、より劣等感をあおる結果になったが、捨てるに捨てられず未練がましく持ち続けていたらしい。分解すればトランクに収まり、装着時には常人を超える身長と戦闘サイボーグ並みの怪力を発揮するが、繊細な動作は苦手としており、敵対した警備員を捻り殺すほどの力を発揮した。 『トランスフォーマー』シリーズ 『トランスフォーマー ザ・ムービー』『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』『トランスフォーマー ザ・リバース』 エクセルスーツ 地球人及びネビュロン人用の装備で、『ザ・ムービー』『2010』版は、腕部にさまざまな道具を内蔵し、更に装着者にミニボット並みの戦闘力とトランスフォーム能力を与え、『ザ・リバース』版は、パートナーとなるトランスフォーマーの頭部、または武器に変形する能力を与える。原語版では「エクソスーツ」。 『トランスフォーマー 超神マスターフォース』 強化服を装着した姿が「マスターフォース」で、この状態で車輌が変形したロボットの頭部やエンジンユニットとなる。強化服は、顔部分がゴーグルのみであり、ヘルメットのみの着脱も可能である。 『コンバットドール』(『短編集 METAL BOX』収録 作者:うすね正俊) エクソスケルタル・パワードスーツ/コンバットドール 外骨格強化防護服。もとはイスラエルで開発されたが、その後東ドイツでコピーされた機体が東側陣営で使用された。初期の機体は頭部が透明だったが、改良型では装甲板で覆われている。西側は鹵獲した本機を基に無人殺戮兵器「ピノキオ」を開発し、対コンバットドール向けの切り札として戦線に投入。東側はこれに対抗し、コンバットドール用レーザー砲の装備を行っている。 『クラッシャージョウ』 海賊機動装甲宇宙服/キリーのパワードスーツ(劇場版) マーフィーパイレーツの幹部キリーが、要塞ゴモラに侵入してきたジョウ達を迎撃する際に使用。武装は両手持ちの大口径衝撃砲。設定では連合宇宙軍の正規品を裏取り引きで入手し改造した物。 機動歩兵(OVA『氷結監獄の罠』) キリウス軍が使用。強護な装甲を持ち小火器程度では通用しない。 仮面ライダーシリーズ 『仮面ライダー龍騎』以降、下記のものに限らず仮面ライダーはパワードスーツや強化服を外部から装着するものが主流となっている(以下は作中でパワードスーツ・強化服と明言されたもの)。 ライダーマン 特撮『仮面ライダーV3』などに登場。科学者の結城丈二が強化ヘルメットと強化服を装着した姿。成人男性のおよそ6倍程度にパワーアップする能力が備わっている他、丈二の右腕の義手「カセットアーム」の様々なギミックが使用可能になる。 Gシリーズ(G3・G3-X・G3-MILD・G4) 特撮『仮面ライダーアギト』『仮面ライダーディケイド』に登場。アギト本編に登場する他の「ライダー」は人間の進化形態であるが、G3などは警視庁の特殊装備であり、普通の人間が着用する強化服である。G3は「GENERATION 3」(第3世代型強化外骨格および外筋)を意味し、G3-X・G4は、G3の強化型。G3-MILDは、G3の量産型である。 HERO SAGA『MASKED RIDER AGITΩ EDITION –PROJECT G1-』ではG1が登場。てれコロのコミカライズではG2が登場。両者とも、機能はG3以下であるが、敵の能力と合わさり能力を向上させている。 V-1 特撮『仮面ライダーアギト』に登場。Gシリーズではないが、Gシリーズ開発者である小沢のかつての師である高村が開発しており、システムは近い。 イクサシステム 特撮『仮面ライダーキバ』に登場。軍事目的に開発されていたものを元に「素晴らしき青空の会」が作り上げた対ファンガイア用のシステム。22年間に及ぶ長い年月をかけて開発され、完成する。電力で稼動し装着者の力を数十倍に高める。 仮面ライダーバース 特撮『仮面ライダーオーズ』に登場。鴻上ファウンデーションがグリードに対抗するため開発した強化スーツシステム。設計段階から、開発者の真木博士により「仮面ライダー」の名が冠されていた。様々な専用ツールを用いて臨機応変に戦えるが、オーズほどのパワーを出せないため、グリードの下位存在であるヤミーは倒せても、グリード自体に決定打を与えることは難しいという欠点もある。試作型の「プロトバース」も存在するが、装着できるツールの数が制式のバースより少ない。 『機甲創世記モスピーダ』 ライドアーマー マルスベース兵などの宇宙から来たインビットに占領された地球の奪還を目的とした作戦に参加した兵士の個人装備。バイク形態から変形し、乗員の着装したライドスーツに被さることで強化服となり、その動力源・推進装置の役割を果たす。可変戦闘機である「レギオス」にも折りたたまれて収納されている。 バトルウォーマー インビットの強化外骨格のようなもので、活動時に常時着用される。生体メカらしく、女王からの評価の高い者は着装状態のまま「進化」し、より強力なタイプに形を変える。ただし、地球環境に適応し人間体となったインビットが搭乗する「ゴース」だけは、概念や操縦方式が異なる普通の人型兵器である。 『岸和田博士の科学的愛情』 強化白衣(正式名称不明) 岸和田博士が普段着用している白衣であり、裏地がパワードスーツとなっている。裏返して着用し、乳首にある起動スイッチで作動する。耐火、耐水、耐衝撃で大気圏外までの飛行も可能の模様。 『光速エスパー』 強化服 日本の映像作品で当概念が扱われたおそらく初の作品。母星を滅ぼされ、地球にたどり着いた善意の宇宙人、エスパー星人の男女は、気球で遊覧飛行中だった東ヒカル少年とその両親を事故に巻き込み、両親を死亡させてしまった。贖罪のため、エスパー星人はそれぞれ東ヒカルの両親に憑依し、代わりを務めるとともに、侵略宇宙人ギロン人の地球侵略計画に対抗するため、ヒカルの叔父、光波エネルギー研究所の朝川博士にテレパシーでインスピレーションを与え、エスパー星の科学技術を移植した強化服を開発させるとともに、ヒカルを強化服装着者に選ばせる。 士郎正宗関連作品 『攻殻機動隊』や関連作品には、下の例の他に、当概念からは外れるが、フチコマやタチコマという人工知能を備え、無人でも活動可能な「思考戦車(シンク)」という小型多脚戦車が登場する。これは人間の肉体の動きをフィードバックして動くものではないが、脳に埋め込んだ通信装置を介して操縦者の意図した動作を行わせる事から下記のランドメイトに性格的に似ている(時代的には、アップルシードは当作品の約100年後の話)。歩行やタイヤによる走行を移動手段にするほか、マニピュレーターを具えて物を掴んで持ち上げたりといった手作業を行う機能がある。アームスーツ / ランドメイト 士郎正宗の作品(『アップルシード』や『攻殻機動隊』シリーズの原作及びアニメ)や『ガンドレス』に登場する装甲外骨格型。アームスーツはオリュンポスESWATの装備である動力付き鎧で機動性重視の「ガーシム」、重装備の全身鎧型「オーク」、後述するランドメイトに近い陸自の「24式」などがある。ランドメイトの方はやや大型の装置で、着込むと言うよりも乗り込んで手足の動きを増幅させる「乗り物」のような存在で、タイプによってはガーシム着用のまま搭乗できる。また、着装者の腕部はマニピュレータの中ではなく、その下の方に突出して4本腕に見えるものが多い。 強化外骨格 アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』に登場する、海上自衛軍特殊部隊「海坊主」および厚生省強制介入班の装備。概念的には上記アームスーツやランドメイトに類似する物と思われ、作中では装甲が非常に強固なこと以外に明確な差はみられず、ランドメイト同様腕が4本付いているように見える。 『快傑ズバット』 ズバットスーツ 着込むと超人的な力を発揮できる全身プロテクター。もともと宇宙開発用であったが、開発者が死亡したため専門家ではないその友人が完成させ、自ら着用している。着用後5分以上経過すると爆発するという欠陥があり、時間内に機能を停止しなければならない。外骨格型ではなくウェットスーツのようなソフトスーツ+全頭ヘルメット型。 『メタルスキンパニック MADOX-01』 スレイブトルーパー 陸自と米陸軍、大河崎重工の共同開発中の対戦車用装甲外骨格型強化服(タンクバスター)「MADOX」と、その試験型の「ST-00ハンマーヘッド」が登場。各種内蔵・外装火器を有するほか、ホバリングによる高速移動も可能。動力はターボシャフトエンジンで、発電機と高圧リキッド・パルス・ジェネレーターを介して各間接のハイブリッド・モーターによるフィードバック駆動を行う。また、フィードバック以外の動作は両腕内に設けられたコントローラーで制御する。 『新・旭日の艦隊』 ガルガンチュア ドイツ軍が開発していた試作装甲強化歩兵。技術的限界により、元々目指したヒトのサイズに収まる制御システムが開発できず、結果的に全長9.5メートルという「巨大ロボット」になってしまった。 『超人ロック』 装甲スーツ 軍用で、デザインは甲冑に近い。常人の目では追えない程の敏捷性と、人間を一打で絶命させる力を兼ね備えており、多くはESPジャマー等の武器も内蔵している。一方でエネルギーが切れると、自重で立っていることすらできなくなる。 『ケロロ軍曹』 地球人「夏美」専用専守防衛型強化服 読み方は「ペコポンじんなつみせんようイージスがたパワードスーツ」。テクノロジーの使い方を何処か間違っているケロン人の技術を、凶悪な方向で満載した最終兵器。アンダーは何故かスクール水着。日向夏美を参照。 『DETONATORオーガン』 ソリッドアーマー / エクテアーマー ソリッドアーマーは、宇宙からの侵略者・イバリューダーが使用する。とはいえ、内部の人体はほとんど退化した状態であり、実質的にアーマーが身体そのものと化している。幹部クラスのものは絶大な戦闘力を備え、単体で都市1つを破壊することすら可能。エクテアーマーは地球防衛軍E.D.Fが使用するもので、装着したままヘリコプターや戦闘機、戦車などの形態になれる。こちらの戦闘力はソリッドアーマーに遠く及ばない。物語冒頭でイバリューダーの1人であるオーガンが地球側に裏切り、地球に向かって脱走するが逃走の末討死したものの、死亡寸前に自身のデータを地球に発信し、その情報を受信した防衛組織E.D.Fがそのテクノロジーを応用し「地球製オーガン」が作成され、物語中盤でリーブから提供されたイバリューダー製ソリッドアーマーの全データも加わったことにより「地球製ソリッドアーマー」が開発された。 『宇宙の騎士テッカマン』『宇宙の騎士テッカマンブレード』 テッカマン / ソルテッカマン 気密装甲服で、広義の宇宙服としての機能を備える。旧シリーズのテッカマンや『〜ブレード』のソルテッカマンは地球人による開発であるが、『〜ブレード』のテッカマンは敵であるラダムに取り込まれた人間が変身・装着するものである。 『バブルガムクライシス』 ハードスーツ 主人公ナイトセイバーズの使用する強化服。OVA シリーズではバイオフィードバックを用いた内側のインナーとメカニカルな機構を有する外側のハードスーツに分かれているとされる。TVシリーズのバブルガムクライシス TOKYO 2040では生体金属であるブーマの技術が使用されているため、マッド化して制御不能になる危険性を秘めているとされる。 『特装機兵ドルバック』 パワードアーマー オーソドックスな外骨格型で地球軍の標準装備であるが、敵の飛行メカであるカングライドとの戦闘では劣勢であった。本編では主役たちが可変戦闘メカに搭乗しているが、商業的にはむしろパワードアーマーの方に人気があり、放映終了後もプラモデルによるシリーズ展開が続いた。 『赤い光弾ジリオン』 トライチャージャー 三輪バギーから戦闘強化服「アーモレーター」形態へ変形する。 『サイレントメビウス』 パワードスーツ 機動警察が使用する。パワーアシストのほか、電撃針等の武器も装備。対妖魔用に銀製のバージョンも登場した。 『中空知防衛軍』、『ワッハマン』 装甲倍力服 / 強化装甲服 『中空知防衛軍』では地球防衛軍の、『ワッハマン』では防衛庁技術研究本部第四研究所特別分室の装備品として登場。略称である「PS」とも呼称される。装着者の体型に合わせて関節の位置を調整する事が可能。ガトリング砲やグレネードランチャーなどを装備する「74式装甲倍力服 / 74式強化装甲服一型」や、ホバーユニットなどの拡張装備との共同運用を前提とした「85式装甲倍力服」が登場した。 『上海上陸作戦』、『RED SUN RISING』 パワードスーツ 自衛隊の兵器であり、『上海上陸作戦』では試作兵器でレールガンやレーザー砲などの超兵器を装備しているがコンピューターの熱暴走によって生命維持が停止するという欠陥品だった。『RED SUN RISING』では衛星軌道からの降下兵として多数運用されており、推進システムで減速やジャンプが可能である。武装はガトリングガンや誘導ロケットなど手堅くまとめられている。 『スカイガールズ』 飛行外骨格 ソニックダイバー 対ワーム戦用に統合人類軍により開発された航空兵器の一種。小型軽量ゆえに従来の戦闘機を凌駕する速力、上昇力、機動性能を持つ。高速巡航に向く滑空形態のGモード、搭乗者の動作をトレースし、強化外骨格として機能するAモード、無人での自律機動を行うASモードに変形する。キャノピーは無く、搭乗者は全身が剥き出しの状態となっている。高空、超音速下での機動という過酷な環境での生命維持、機体との同期等の機能を持つナノスキンを搭乗前に塗布、最適化する必要がある。ナノスキンは最適化後21分32秒を経過すると崩壊、機能停止し、飛行中に超過すると搭乗者に被害を及ぼすこととなる。 『ビビッドレッド・オペレーション』 パレットスーツ 「ビビッドシステム」の根幹をなす、対アローン用。「オペレーションキー」というアイテムを用いて装着(変身)する。動力は示現エンジンから供給される。見た目はカラーガード状の軽装だが、装着者に高い身体能力や耐久力を付与するだけではなく、単独での飛行も可能。また、2つのスーツを装着者ごと合体させる「ドッキングオペレーション」を行うこともでき、この状態では「ファイナルオペレーション」という必殺技を放つ事が可能になる。 『武器よさらば』 プロテクタースーツ 歩兵用全身防護服。片腕はマニピュレータではなく固定式のレーザー銃になっている。特に推進装置などは持たず、漫画版ではパワーもその重量を相殺する程度であるようであるが、後のアニメ版ではジャンプ力の強化が確認できる。兵の移動は車輌などにより行われ、スーツは戦闘区域に入る前に装着される。敵の無人歩行戦車「ゴング」が相手では、一個分隊程度では殲滅されてしまう。 ケルベロス・サーガ プロテクトギア 日本がドイツとの戦争に敗れ占領された世界において、いわゆる警察軍(準軍事組織)として組織された首都圏治安警察機構の警備部機動隊(特機隊)及び、後に自衛隊も装備する強化装甲服。デザインは各作品によって異なるが、いずれも歩兵に対して高い防御力(状況によるがロケット弾をも防護可能)と、単独で分隊支援火器(劇中ではMG34やMG42)を運用できることによる高火力を付与する。 動力源についてデザイナーは(本気かどうか不明であるが)原子力、監督は(その発言に腹をたてつつ)筋肉と言っており、設定は不明確で実際はこの概念の範疇には含まれない可能性もある。但し『人狼 JIN-ROH』では訓練中の特機隊員が「身体は軽いが視界は重い」という台詞を口にしている。 マーヴル(マーベル)コミックスの作品 アイアンマン アメリカのマーヴル(マーベル)コミックスのスーパーヒーロー。『アイアンマン』『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』他、色々なシリーズに登場する。飛行能力やビームの発射能力を持ち、もともと兵器として開発されたが、製作者であるトニー・スターク社長自らが負傷が原因で着用することとなり(人工心臓の機能を備えている)、スーパーヒーローとなった。1963年に最初の作品が描かれ、コミックスに登場する主役の着用するものとしては最古のものといえる。 実写映画版『アイアンマン』シリーズにおいては設定が異なり、アイアンマンスーツははじめからトニー専用として開発されている。 ガーディアン(ウェポン・アルファ) / ヴィンディケーター アメリカのマーヴル(マーベル)コミックスのスーパーヒーロー。『アルファフライト』『X-MEN』等に登場する、カナダのスーパーヒーローチーム「アルファフライト」のリーダー。1978年にウェポン・アルファの名前で初登場。地球の磁場を利用してパワーに変換し、高速飛行能力やビームの発射能力を持つが、(開発時は普通の外骨格型だったが)全身タイツのような薄い素材であり、一見パワードスーツに見えず超能力アメコミヒーロー風である。ヴィンディケーターはガーディアンの妻が同タイプのスーツを着装した姿。 マクロスシリーズ マクロスシリーズ(アニメ『超時空要塞マクロス』など)に登場するが、後述のEX-ギア以外は巨人族であるゼントラーディおよびメルトランディ兵が着込むため、全高16m以上と一見巨大ロボットと見分けがつかず、重力下でも宇宙でも飛行可能な推進力を持つ。パワードスーツ(男性兵士用ヌージャデルシリーズ) 男性兵士用のヌージャデル・ガーの場合、装着者の腕は胸部の銃に添えられているため、その動きはフィードバックされていない。 高機動バトルスーツ(女性兵士用クァドランシリーズ) 女性兵士用のクァドラン・レア(や同系機)の場合、腰掛けるように搭乗するため、下半身の動きは直接フィードバックされていないと思われる。 EX-ギア アニメ『マクロスF』に登場。VF-25以降のVFシリーズのコクピットユニットとしての機能をもっている。脱出装置としての機能も兼ねており、単独での飛行も可能。 『MOONLIGHT MILE』 ムーンウォーカー 人型二足歩行作業機械。月面開発計画であるネクサス計画に日本のロボット技術を投入することを目的に、NASDA(宇宙開発事業団)が実験機として開発。同型の作業機械で、陸上自衛隊施設科が採用した、ランドウォーカーという作業機械があるが、こちらは地上のみで使用される。 メタルヒーローシリーズ 動作原理は子供向け番組の常として余り詳しく語られないが、一種の質量変換であるなど個人装備としてはかなり大胆な超兵器であることも多い。様々な関連作品が出ており、一瞬で電送され装着される「コンバットスーツ(『宇宙刑事ギャバン』)」など性能の設定や名称もまちまちである。そのほとんどは外骨格型ではなく、非着用状態では自立できない(ソフトスーツ+外装アーマー)。コンバットスーツ 宇宙刑事シリーズ(『宇宙刑事ギャバン』・『宇宙刑事シャリバン』・『宇宙刑事シャイダー』)で登場する捜査用の特殊スーツ。 メタルテックスーツ 『巨獣特捜ジャスピオン』で登場する戦闘用の特殊スーツ。 ハイテククリスタルスーツ 『時空戦士スピルバン』で登場する戦闘用の特殊スーツ。 ジライヤスーツ 『世界忍者戦ジライヤ』で登場する戦闘用の特殊スーツ。 クラステクター 『特警ウインスペクター』で登場するレスキュー活動用の特殊スーツ。 ソリッドスーツ 『特救指令ソルブレイン』で登場するレスキュー活動用の特殊スーツ。『特警ウインスペクター』とはレスキューポリスシリーズ(『ウインスペクター』・『ソルブレイン』・『エクシードラフト』)として同じ世界観の中にあるため、前述のクラステクターも用語として登場し、クラステクターの強化型という設定となっている。 トライジャケット・バトルジャケット・強化トライジャケット 『特捜エクシードラフト』で登場する捜査用の特殊スーツ。『ウインスペクター』や『ソルブレイン』と同じレスキューポリスシリーズの中に含まれるが、ソリッドスーツやクラステクターとの関係は語られていない。 プロテクトギア 『ブルースワット』で登場する戦闘用の特殊スーツ。 トミカヒーローシリーズ レスキュースーツ 『トミカヒーロー レスキューフォース』で登場するレスキュー活動用の特殊スーツ。 ファイアースーツ 『トミカヒーローレスキューファイアー』で登場するレスキュー活動用の特殊スーツ。 『アクティヴレイド -機動強襲室第八係-』 ウィルウェア 復興作業用に開発された民生用。作中ではこれらを用いたテロや犯罪に対応するため、警察庁警備局吉祥寺分室に設置された特殊部隊・第五特別公安課第三機動強襲室第八係(通称・ダイハチ)が使用しているウィルウェアをはじめ、統合自衛隊が使用するウィルウェアも登場している。第2期では大阪府警に新設された第五特別公安課第三機動強襲室第九係(通称・ダイク)が使用しているウィルウェアも登場している。 『超時空騎団サザンクロス』 アーミング・ダブレット 惑星グロリエに駐屯するサザンクロス軍の兵士が使用している動力付き軽甲冑。部隊ごとに色や装備が異なる。 『TIGER&BUNNY』シリーズのパワードスーツ類 作中でヒーロー達が着用するスーツのうち、パワードスーツ型の物。能力の向上は基本的にヒーロー自身の持つNEXT能力に依存しており、スーツはそれを補助するものでしかない。虎徹達が使用しているスーツは情報処理や防御力の向上の機能があり、ワイヤーガンなどの装備がある。また軍用の兵器も登場するがこれは操縦型であり厳密にはパワードスーツではない。 『ミライさん』 パワースーツ 今野ミライが荷物運びのアルバイトをする際に着用。スケルトニクス開発の実在のパワースーツをもとにしている。
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漫画・テレビ番組・アニメ・特撮など(ナノマシンや特殊素材など)
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『破裏拳ポリマー』 ポリマースーツ 探偵事務所助手の鎧武士が持つヘルメット「ポリメット」が変化して装着される、特殊物質「ポリマー」でできた強化スーツ。飛行形態や水中航行形態など5つの姿への変身も可能とする。装着時間は46分1秒という制限があり、その他に極低温や高圧電流に弱いという欠点がある。 『スプリガン』 アーマード・マッスル・スーツ 精神感応金属オリハルコンの繊維で造られた人工筋肉を内蔵し、通常の30倍以上の力が出せるスーツ。スイッチである襟元を閉めると人工筋肉がパンプアップし、パワー増幅を開始する。防弾・耐熱の機能も併せ持つ。物語後半には、機械の補助によりパワーを増したモデルも登場する。 『GANTZ』 ガンツスーツ ナノマシンで構成されたウェットスーツのような衣服。擬似的な筋肉を作り出すことで力を増幅する。スーツのポイントを破壊されると効力がなくなる。また、主人公の玄野達以外の巨人星人も、このようなものを着用しており、玄野を狙う軍神イヴァ・グーンドなどは中でも特殊な巨人スーツを着用していた。 『仮面ライダー555』 ライダーズギア 人類の進化形であるオルフェノクのためにスマートブレイン社により開発された強化服で、「ギア」と呼ばれるベルトと携帯電話型のキーを使用することによって装着される。普通の人間には装着できず、できてもその後に死亡する(劇場版では、ある発明品により一度だけ使用可能にされている)。 TV本編では、ファイズ・カイザ・デルタの3体が登場。劇場版ではデルタは登場せずサイガとオーガが登場(HERO SAGA『MASKED RIDER 555 EDITION -ロスト・ワールド-』ではデルタのベルトが回収され、スマートブレイン社により新たにサイガとオーガのベルトが開発されたと設定されている)。また、劇場版では量産型であるライオトルーパーも登場する(『MASKED RIDER 555 EDITION -ロスト・ワールド-』では、ライオトルーパーver.2も登場する)。 『仮面ライダーカブト』 マスクドライダーシステム 地球外生命体のワームに対抗させるためにZECTが開発した特殊装備。『仮面ライダーカブト』の「ライダー」はすべてこれにあたる。 『モルダイバー』 メタモルスーツ 使用者は特殊な空間に保護され、原子ではない粒子からプログラム次第で任意の物理的性質を持つ擬似分子の表面を形成する。自身の肉体と同じように行動できる他、衝撃や高熱など物理的な攻撃を無力化し、天文学的なパワーや飛行能力、外観を自由にデザインしたり物理常識を覆すような機能(表面の摩擦を無くしたり質量を自在に変化させるなど)も備える。劇中ではそのような状態の人間はモルダイバーと呼ばれるが、専門知識の範疇である。 システム的な欠陥で666秒しか機能しなかったり、呼び出されるプログラムが使用者の意思に反することがあるなど、問題も抱えている。 元は研究機関が外宇宙探査用宇宙船に搭乗する飛行士を強烈なGから保護するために研究されていたが、実現に必要な触媒が見つからずに断念され、主人公の兄が研究を引き継ぎ秘密裏に完成させる。 『砲神エグザクソン』 ガンナースーツ ナノマシンで構成されたスーツで、使用者の動きをタイムラグ無しでアシストし、装甲の役割も果たす。巨大ロボット・エグザクソンに搭乗した際の衝撃からパイロットを守る役割も兼ねている。変形が自在で、強力な銃火器やブレードなども構成でき、平時は手袋状に収まっている。ナノマシンを狂わす特殊なコンピュータウイルスに弱く、一部でも打ち込まれると着用者を攻撃する存在と化してしまう。 リオファルドのスーツ 地球を制圧した異星人・リオファルドが用いる軍用ナノマシンスーツ。機能はガンナースーツと同等だが、性能とウイルス技術は先を行っており、物語終盤で死闘を繰り広げた。高コストのために一般部隊は使用しておらず、少数の特務兵が使用した。 『Mission-E』 リフレイ・ドレス OZに所属している千波美と麻織の戦闘服(カラーは青色)。OZの開発チームが独自に開発した架空の繊維素材・人工筋肉素材を使用し、TYPE-E能力に反応して伸縮自在(麻織はこの素材を利用して折り鶴を作っていたこともある)。「リフレイ・ドレス」の名は「虹色の衣装」に由来するが、これは磁場を受けて人工筋肉素材が虹色に輝くという特性を持つことから命名された。千波美用にはTYPE-E能力を増幅させて攻撃するシステムを搭載し、麻織用のものには沖縄古武術用武器の一つ・トンファーを腰に装備(さらに飛行システムも搭載)。後に助っ人要員としてOZに加入した由真にもこの戦闘服が作られ(カラーは緑色)、由真用には(高校時代、弓道部員だったことから)人工筋肉素材で作られた弓矢を使用する。ちなみにその後、OZの開発チームでは麻織向けに新型のリフレイ・ドレスを開発した。 『ストライクウィッチーズ』 ストライカーユニット 世界を脅かす存在・ネウロイに対抗するために人類が開発した、魔力を動力源とする「魔導エンジン」により駆動される機械装置のことを指す。機械の働きにより適切な魔力操作が可能。ウィッチ(魔女)と呼ばれる魔力を持った少女達が装着するために設計・開発されている。また、本編では主に「飛行脚」と呼ばれる史実上の戦闘用航空機をモチーフとした航空用ストライカーユニットが登場するが、その他に陸戦用なども存在している。
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漫画・テレビ番組・アニメ・特撮など(生物など)
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『強殖装甲ガイバー』 強殖装甲 元はかつて地球に降り立った異星人が使用していた装備。地球外の生物「強殖細胞」と、それを制御する円盤状装置「コントロールメタル」で構成される。着用者(殖装者と呼ぶ)を包み込み、有機的に結合する形で身体機能を強化するが、額のコントロールメタルが破損すると殖装者自身を侵食するなど、生物らしい欠点が存在する。殖装時には、胸部粒子砲や両肘の高周波ソードなど、身体に様々な武器が構成される。コントロールメタルには殖装者の情報が全て記録されており、負傷した場合には欠損した部分を強殖細胞で再生する。脳はおろか、細胞の一片でもあれば全身の復元が可能。 『妖獣武装ブライオー』 妖獣ブライオー スーツ自体が一体の魔物で、着用者は魔物が生まれたときにインプリンティングを行うことでコントロールする。着用していると皮膚呼吸ができないため(読切版では魔物が出す障気のため)、長時間は使えない。 『超龍戦記ザウロスナイト』 超龍甲冑(ザウロスアーマー) 謎の生命体・超龍が、己の姿を鎧の形に変えた時の状態。パートナーに選んだ人物と一体化してその者の潜在能力を引き出し、彼らの生存率を上げることで危機の回避と共生を可能にしている。また、単純に鎧として装着者の身を守る役割も持つ。 『覚悟のススメ』『エクゾスカル 零』 強化外骨格 『覚悟のススメ』では、旧日本軍が生体実験により生み出したとされる。特殊金属・展性チタンの鎧で、生体部品である内蔵筋肉により駆動するが、当初の設計意図とは異なり、霊魂が宿らないと動かない。しかも、生体実験の犠牲となった外国人捕虜3千人の霊が宿る「零」や赤ん坊とその母の霊が宿る「霞」は、侵略行為に加担する兵による着装を許さず、自らが認めた者以外は殺してしまう。 『エクゾスカル 零』では時代背景や設定が異なり、強化外骨格同様のスーツは「零式特殊武装」と総称される。特に世界の破滅を防ぐ使命を帯びた「正義を行う者」の各々に与えられた「零」「震電」「雷電」「霧」「雪」「霹」、及び「霞」、その着装者7名はエクゾスカル戦士と呼ばれ、それ以外にも「雹」「霆」「霄」「澪」「震」他、様々な零式特殊武装が登場する。「零」の外見は前作とほぼ同じだが、兵装のいくつかが異なる。材質は展性チタン合金から展性神武合金に設定変更されている。
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