オルフェノクとは? わかりやすく解説

オルフェノク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 15:41 UTC 版)

仮面ライダー555」の記事における「オルフェノク」の解説

本作品における敵。人間一度死を迎えた後に知的生命体へと再度覚醒した人類の進化型。通常の人間として病死事故死経て自ら覚醒する場合と「使徒再生」(後述)により覚醒する場合の2通り覚醒パターンがあるが、前者パターン覚醒したオルフェノクは「オリジナル」と呼ばれ、その数は希少ながら全体的に高い能力を持つ傾向にあり、いずれもオルフェノク因子持った者のみが覚醒する。なお、オリジナルであることがはっきりわかるのは乾巧木場勇治、長田結花の3名と、澤田亜希を除くラッキークローバーメンバーのみである。また、実験段階ながら人為的な操作によって作り出されたオルフェノクも存在する通常外見人間だった時と同一で、オルフェノク同士でも人間との区別がつかないが、自らの意志細胞配列組み替えることで地球上動植物一種性質外見と、それに見合った特殊能力具えた異形な姿へ変化する複数形態併せ持つ者もいる)。それはその者が潜在的に抱いている「戦う姿」が具体化したのである。どの個体体色灰色基調であるが、これは“死”や“滅亡”のイメージ具体的には“死体”)を表している。変化する場合、瞳が灰色になり、顔にオルフェノクの顔のシルエット浮かび上がる。オルフェノク状態で人間言葉発する際には、足元の影が青白い裸身人間の上半身になる。力を物にしたオルフェノクは、人間態でもある程度はその力を発揮することが可能であり、並のオルフェノク相手ならば戯れ程度薙ぎ倒すまた、オルフェノクになったからといって傷病などを負わなくなるわけではなく風邪をひいたり体調を崩すこともあるなど、通常時においては人間とさほど変化はない。また、普通のオルフェノクは人間態の時は人間並の力しか出せないが、体自体頑丈になっており、勇治は人間態超高層ビルからの飛び降り自殺図った際にも傷一つ負っていない。 全てのオルフェノクには、腹部に共通の紋章である「死と再生」を表すオルフェノクレストがある。これは3方向伸びた矢印であり、3つの矢印それぞれ「命あれ」「形あれ」「姿あれ」と願う“心”を象徴していて、人間がオルフェノクへと進化する段階表している。 オルフェノクは人間の中から半ば自然的発生する存在であるため、種全体として組織化されているわけではない。オルフェノクとして覚醒した者が現れると、スマートブレイン社いち早く接触図って同種として受け入れ、オルフェノクに関する知識援助与え一方で管理下に置こうとする。しかし、スマートブレイン社情報収集能力統制力には限界があり、オルフェノクに覚醒後スマートブレイン社従わない者、スマートブレイン社知られないまま過ごす者も存在する。 オルフェノクの多くはその力に溺れて人間性喪失し三原曰く本当に怖いのはオルフェノクの力じゃなく、力に驕れる人間の弱い心)、人間社会紛れて生活しながらも密かに人間襲い仲間増やすことにも繋がる)、人間との共存不可能だ考えて自分たちだけの世界作ることを目指す。勇治たちのように共存を望む者や、人間として生きようとする者もいるが、人間殺めるのも由としないオルフェノクはスマートブレイン社から「裏切り者」と称され刺客による抹殺標的にされる。ただし、人間を襲う者はブラックリストには載っていないため、海堂を倒すために現れ琢磨海堂を庇った結花を襲わなかった。 なお、彼らの存在意義は「いずれ地球代表者として“何者か”と戦うために生まれてきた」「地球意志が、人からさらに次元進んだ存在造り、人と競わせることで精神進化促しているようでもある」「地球上生物全て背負ったオルフェノクという種そのものが、いずれ“ノアの方舟”になるのではないか」とされ、そういう意味では彼らの心自体は人と何ら変わらないという。 オルフェノクは最期の時、青白い炎噴き出してになって死を迎える。強力なフォトンブラッドによる攻撃ライダー必殺技)を受けて倒され場合は、青い爆発と共に瞬時に灰と化すまた、寿命近づくと時々体がわずかに灰化し、死期には一気に灰となって崩れる。 オルフェノクへの進化極めて急激になされ、その急激な進化多大な負担強いられ肉体急速に滅びて耐えきれないため、長寿生命保てず、個体差はあるものの、死に至る病同様にいずれは肉体が灰となって崩れ去り滅びの時が訪れ運命にある。オルフェノクの王の力に頼ることで、真の力と永遠の命得られるが、その場人間としての部分消滅しなければならないため、元の人間の姿には戻れない。 「オルフェノク」という名称は、ギリシャ神話登場するオルフェOrpheus)」と旧約聖書登場するエノク(Enoch)」をかけあわせ造語であるとされている。 制作関連 顔に文様が浮かぶ表現にはテクスチャマッピング用いられており、3D化した顔の表面文様データ皮膚の移動追いかけるため、口の動きにも違和感なく対応しているパイロット版監督田崎は「技術の進歩によって表現可能になったアイデア」と評している。 オルフェノクの影が喋るという案は、プロデューサー白倉の「口をパクパクさせる以外の方法怪人が喋る表現考えて欲しい」という要望受けて田崎考えだした。基本的に合成表現されているが、第2話でのトンネルの中のシーンでは撮影時映写している。 デザイン担当した篠原によると、オルフェノクのコンセプトカラーが「白」であったのも「死と再生」をイメージしているため、オルフェノクレストも「死と再生」を象徴するものになったという。 初期段階では名前や配置一度死んだ者がオルフェノクとしてることは決まっていたが、外見指定されておらず、半人半獣ケンタウロスのようなものを表現しよう思っていたため、メインの3人のモチーフ分かりやすく馬、となった平成仮面ライダーシリーズ怪人は『クウガ以来常に動物モチーフだったため、一度死んでいるということから動物の骨や死骸モチーフにすることで新鮮な切り口となっている。その後諸事情で骨の要素なくなり、白一色全身が通るようになった

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オルフェノク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 04:47 UTC 版)

仮面ライダーシリーズ登場怪人一覧」の記事における「オルフェノク」の解説

※「◎」は『555本編登場。また「◎」が無い怪人本編未登場怪人。下のリスト人名は名前が明らかにされたキャラクター。他にアークオルフェノクに捕食され金髪の男など人間体のオルフェノクも多数登場また、劇場版 555』ではスマートブレインSWAT隊を始めスマートブレイン社や一般人など大半人間がオルフェノク化している。 設定上は全てのオルフェノクが選ばれた者のみのサイガオーガ以外の仮面ライダーファイズ、カイザ、デルタライオトルーパー)に変身できる。

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