『戦国無双』PC(プレイアブルキャラクター)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 21:07 UTC 版)
「戦国無双シリーズ」の記事における「『戦国無双』PC(プレイアブルキャラクター)」の解説
シリーズ第1作の『戦国無双』より使用可能なキャラクター。 真田幸村 声:草尾毅、斉藤佑圭(少年期) / 通り名:日の本一の兵、真田の太陽(少年期) 武器:十文字槍、木製十文字槍(少年期) 勇 焔 / アクションタイプ:チャージ攻撃、チャージ攻撃(改)(壮年期) 身長:185cm / 年齢:18歳 本シリーズの主人公格。武田家に仕える名門真田家出身の若武者。武田信玄を「お館様」と慕っている。情熱溢れる壮快な性格で、平時は物静かだがひとたび戦いとなると、尽きぬ闘志と純粋なる義侠心をもって合戦にのぞみ、その勇猛ぶりから「日本一の兵」と呼ばれる。 シリーズを通して真紅の鎧(赤備え)と家紋の六文銭が描かれた鉢金のいでたちをしている。『1』でのコスチュームチェンジは、甲冑をフル装備した正統派の武者のスタイル(このコスチュームを選ぶと防御力が若干上がり、移動速度が若干遅くなる)。 アクションは主人公格らしくスタンダードなもので、槍を振るう広範囲なものから、穂で貫く・柄で払うなど単体コンボ向きのものまでバリエーション豊かな攻撃手段を持つ。 『1』では、信玄配下の若武者として、川中島の戦いからスタートし、歴史的にも彼が最も活躍したとされる「大坂夏の陣」に至るオリジナル要素の強いシナリオとなっている。『2』では長篠の戦いでの泥塗れの負け戦で織田軍にいた前田慶次に助けられたことから始まり、石田三成と直江兼続との友情の中で自身が生きる理由を探していく。『3』では徳川軍との戦いと、義姉・稲姫との交流と葛藤の中で武士(もののふ)の生き様を貫かんとする姿が中心に描かれる。『4』では、真田家の存続を優先して徳川方についた兄の信之と、武士としての生き方を追求するために豊臣方についた自分との確執と対決が描かれる。戦国無双 真田丸 主人公として全編に渡って活躍する。川中島の戦いの数年後に誕生し、様々な経験を通して成長していく。外見も時代の進行に伴って少年・青年・壮年の3段階に変化し、ムービーには赤ん坊の頃の姿も登場する。武田や真田の象徴である赤色を好む。赤備えの武者として名高い山県昌景に憧れており、その姿を重ねてサワガニをマサカゲと名付けようとする程である(幸村への贈り物はサワガニが大好物と設定されている)。 真田の家族や家臣達を大切に思っており、実直でまっすぐな性格。それ故に面倒事に首を突っ込む、臣下を自身と対等に扱うといったお人好しな面が目立つが、くのいちや佐助らは呆れながらもそんな幸村を慕っている。茶々のことは大切に思っているのだが、幸村は全く自覚していないのでほぼ進展はみられない。過去作以上に朴念仁となっており、周囲が言及しても天然で返すばかりである。 少年期の武器は訓練用の木の槍。アクションは従来のモーションとほぼ同じだがずっと初期状態のままでレベルアップしても攻撃回数は増えない。デザインは『4』のムービーに登場するものと同じ。子供らしく無邪気でやんちゃだが、この頃からまっすぐな性格や他人を思やる優しさ、少し天然な所などは変わっていない。信之と一緒に真田本城に登場することが多い。基本的に昌幸が中心になる時代だが時折幸村の視点に移って人々と接したり探索に出かけることとなる。武田の滅亡後、安土で茶々と運命的な出会いを果たす。 青年期は従来のシリーズの幸村に相当し、モーションも武器も同じだが『4』からデザインが改められて短髪を鉢巻で逆立てている。天正壬午の乱が初陣として扱われている。上杉や豊臣の人質となる中で多くの人々と出会い、茶々と再会してからは秀吉に彼女の面倒をみるように頼まれ、彼女の心を解きほぐしていく。秀吉の没後は昌幸とともに石田三成に味方するが、西軍敗北後は九度山に家臣達と蟄居することになる。 壮年期となると髭を生やすようになり、髪型は『1』や『2』のようなセミロングとなった。声も太く低く変化している。アクションタイプは青年期のモーションを発展させた「チャージ攻撃(改)」に変化。4種類3段階だったチャージ攻撃が5種類4段階に増加して総合的な火力が向上している。九度山下山後は大坂城で茶々と再会。後藤又兵衛らと共に豊臣方として奮闘する。 大河ドラマとのコラボ衣装もDLCで登場している。 前田慶次 声:うえだゆうじ / 通り名:天下御免の傾寄者 武器:二又矛 豪 虎 / アクションタイプ:チャージ攻撃 身長:210cm / 年齢:25歳 「天下御免の傾奇者」と名高い戦人(いくさにん)。利を好まずに、派手な喧嘩と風流を好み乱世を気ままに生きるが、己の信念に外れることはしない。前田利家の義理の甥で彼を「叔父御」と呼ぶ。 シリーズを通じて位置付け・性能ともに最強クラスのキャラクターとしてデザインされており、パラメーターも無双ゲージと移動力以外は際立って高い。シリーズ内でも本多忠勝と並んで「最強」の異名をとるキャラクターである。また、彼の乗馬・松風も最高の馬として登場している。『1』でコスチュームチェンジを行うと坊主頭になる(前田慶次は晩年出家し、穀蔵院飄戸斎と名を改めている)。 戦闘では二又に分かれた刃と大型の石突きの付いた長柄の矛を豪快に振るう。 シリーズを通して初期は織田軍に所属しているが、叔父の利家に家督を譲り出奔。その後上杉軍に仕える。『1』では織田軍所属時・出奔後、さまざまな戦場で武将たちと出会い、その生きざまが感銘を与えていくオリジナル要素の強いシナリオであったが、それ以外では終始織田軍武将として武威をふるった。『2』では小田原征伐から始まり、その後は直江兼続と共に出陣するものが主。また、真田幸村の章では、武田壊滅により絶望した幸村を導いた。『3』では信長の死により揺れる時代の中で利家を導き、利家の死後も彼が守った世の中を駆け抜ける。利家や小太郎の無双演武においても大切な役回りを演じ、その生き様を雲に例えられる。しかし、彼が守ってきた世を壊そうとする清正や正則には、珍しく激しい怒りを見せる。『4』では賤ヶ岳の戦いの後に利家に別れを告げ、その後は伊達家に仕えて小田原征伐まで政宗とともに戦う姿が描かれた。また神流川の戦いに際し、真田兄弟と知己となる。『真田丸』では追加台詞、イベント等はないが、複数の副戦場で敵として登場する他、小田原征伐や長谷堂の戦いでプレイアブルキャラとして選択可。 『アニメ』では上杉に身を置かず、京の都で傾奇者として自由気ままな風来坊を続けていたため長谷堂の戦いには参加せず、大坂の陣では豊臣側に与する。 織田信長 声:小杉十郎太(1~真田丸)→島崎信長(5) / 通り名:第六天魔王 武器:妖刀→大太刀(5) 天 覇 / アクションタイプ:特殊技 身長:190cm / 年齢:33歳 尾張の戦国大名織田家の当主。「天下布武」を旗頭に、覇道を突き進む冷酷な合理主義者。自らを「第六天魔王」と称し、天下に覇をとなえる戦国の魔王。既存の社会機構や道徳を否定しながらも、乱世の業を一人で背負い、あらゆる物事を見通しありのままに受け入れる。二人称は「うぬ」。口癖は「是非もなし」「無価値」「…、ぞ」「で、あるか」。 シリーズを通して黒い西洋甲冑と紫の戦装束を基調としたデザインで統一され、ムービーでは黒い羽が舞う演出がなされている。また、紫は織田軍のイメージカラーとなり、『3』以降織田軍に所属する武将は紫が取り入れられていることが多い。『1』でコスチュームチェンジを行うと、オープニングムービーで「敦盛」を舞った際の、上着の半分をはだけた姿になる。 戦闘ではオーラが漂い、常に低い唸りをあげる、西洋風の妖刀を振り回して戦う。妖気を放っての広範囲、変則的な攻撃を駆使するトリッキーなキャラクターでもある。 『1』では、逆らうものには容赦しない狂気的な「魔王」としての姿が描かれた。『2』ではわずかに人間味が垣間見えるようになり、「死」に価値を見出す人間に対して強い嫌悪感を抱き、対峙する相手に「生」の理由を問う。『3』では時代を先へ進めることを常に求める変革者としての信長をクローズアップし、旧世代を認めず徹底して根絶やしにするが、時を進めるには自らの死もいとわない。また、台詞や思想もより哲学的なものへとなっている。『4』では、『1』同様に敵対者には容赦しない姿勢が強調されているが、「自分の決意や運命に最後まで殉じる人間に価値を見出す」という理由付けがなされており、自らに反旗を翻した長政や光秀に対して「一度背いたからには最後まで背ききって見せよ」という言葉を投げかけ、仮借ない反撃を加えている。『真田丸』ではストーリー中の出演は敵将としての登場のみだが、その存在感はやはり大きく描かれている。『5』 明確な主人公格となり、外見も若き日の「うつけ」を意識した姿に大きく変更されている。 性格はこれまでのシリーズで出していた冷酷さを一切排除し、「尾張のうつけ」と言われるほど奔放で破天荒な青年となった。天下一新を目指し数多の大名を相手に戦い抜くも、ある人物の死を受け激昂、その仇を取ると共に情を捨て「孤高の魔王」となり、乱世を壊す為に邁進する。一人称は一貫して「俺」。 明智光秀 声:緑川光 / 通り名:礼節の志士 武器:日本刀 閃 誅 / アクションタイプ:通常攻撃→神速攻撃(『4』以降) 身長:175cm / 年齢:25歳 戦無き世を目指す知将。斎藤家家臣や浪人生活を経て、織田家家臣として一気に立身を果たす。織田信長こそが乱世を収める人物と見ているが、その所業を見るにつれ自身の理想との落差に悩み、不審を抱くようになる。性格は礼儀正しく誠実で真面目だが、思い詰めやすく精神的に脆い部分、情の深さが優柔不断となるなど繊細な性格。本能寺の変前後ではそれ故に信長いう存在の大きさに苦悩し、決断を迫られていく。武将としては頭脳明晰で博学であり軍略にも優れた文武両道の教養人。娘のガラシャが登場してからは、家族思いの愛妻家としての姿も見せるが、自由奔放で気軽に放蕩する娘には過保護になりがちである。 デザインは「正統派の刀使い」がコンセプトで、『1』では信長と同じく南蛮具足の姿であったが、コスチュームチェンジを行うと、着物に袴を着用した幕末の維新志士を想起させるスタイルになる。この姿が『2』以降の彼のデザインに大きな影響を与え、以降は正統派の当世具足の姿になっている。史実では信長よりも年上であるが、長髪・白面・眉目秀麗の美青年としてモデルが作られている。 武器はオーソドックスな日本刀で、居合い抜きなどの剣技を使う。 『1』では斎藤家の家臣として登場。従兄妹の濃姫の誘いを受け織田家家臣となる。森蘭丸とは斎藤家時代からの付き合いで非常に親密な空気を醸し出していたが、本能寺の変以後敵同士となる。登場場面では信長と対照的に白い羽が舞う演出がなされる。 『2』では蘭丸との親密さはなりを潜め、桶狭間の戦いで目撃した織田信長という存在との関係性が主軸となっている。『2猛将伝』で実娘のガラシャが登場してからは、父親としての側面も見せ始める。 『3』では長宗我部元親と親友の関係にあるほか、徳川家康とも志を共にする。本能寺の変以後は信長を討ったことに思い悩み続ける。山崎の戦いではその心構えを羽柴秀吉に無責任と評されるが、元親の言葉と凄絶な生き様に影響を受け生き延びる。その後は隠れて暮らしていたが、関ヶ原の戦いでは家康に請われて東軍に参戦する。蘭丸とのやりとりも多少復活している。『3猛将伝』では、ガラシャの章で活躍しており、関ヶ原の時代まで生き延びた光秀が苦悩を乗り越えた末に娘のガラシャと再会し、共に優しき天下を目指すために再起することになる。 『4』では織田の章で実質的な主役となっており、本能寺の変は明智軍側の視点となっている。劇中は松永久秀によって翻弄され続け、最終的に信長に対して謀叛を起こす様が描かれている。『4-II』「反逆の章」では光秀本人に叛意は無かったが、久秀の計略により本能寺にて謀叛人に仕立て上げられることとなる。『真田丸』では台詞の新録が無く、敵将としてのみの登場である。 山崎の戦いの後、彼が南光坊天海である説を元にした話に移る事が多く、『3』では流浪の身を家康に拾われ、『Chronicle』では関ヶ原の戦いでFINAL ACTがある。『Chronicle2nd』では山崎の戦いの後、自害しようとした所を家康に阻止され召し抱えられたり、『2Empires』では光秀と家康の会話で縦読みすると「天海」と読めるイベント台詞も用意された。ただし、南光坊天海を名乗ることはほとんど無く、『100万人』のシナリオ合戦外伝5話で「忠興は天海と名乗る男と対峙し」というシチュエーションで光秀が登場する程度である。基本的には生きていた明智光秀として姿を現している。『5』 主人公格に昇格。性格面は概ねそのままであるものの、外見が大きく変わり、ロングヘアからポニーテールになっている。また、一人称も「俺」に変わっている。 信長からは頑固かつ真面目すぎる性格から「石頭」とイジられている。信長と同じく壮年期の姿が描かれている。斎藤義龍の襲撃により居城である明智城、そして親族を失う事となり、自らの「強さ」の在り方を模索する為に全国を放浪する事となる。 石川五右衛門 声:江川央生 / 通り名:天下の大泥棒 武器:金棒・大砲 壊 爆 / アクションタイプ:チャージ攻撃 身長:195cm / 年齢:30歳 天下の大泥棒で元伊賀忍者。歌舞伎役者のような立ち振る舞いを好む巨漢で、『1』では元忍者らしからぬどこからかの和太鼓音を織り交ぜた豪快な自己紹介や、「アウチ!」などの外来語を多用するなど、コメディリリーフ的な役回りが多い。阿国に惚れており、前田慶次を恋敵と思って強いライバル心を抱いている。 通常衣装は初代の頃から変化がない。『1』でコスチュームチェンジを行うと、襞襟が特徴の当時の南蛮装束となり、この際は、背中の大砲はラッパに変更される。 武器は仕掛け金棒と背負った大砲。金棒には鎖が仕込んでありモーニングスターのようになる。大砲は背負ったままで発射し、間接攻撃でも使用する。 五右衛門の章は天下取りとは無縁であり、泥棒するために忍び込んで城内戦になる特殊なステージが多い。『1猛将伝』では本編の出番追加はなかったが、練武館に登場する。『2』以降ではプレイアブルキャラクターとしてはリストラされており、双六モードのイベントシーンで一言のみの登場、『3』には全く登場しない。『Chronicle2nd』では猛将演舞に敵専用NPCで登場といった扱いでリストラを経験したキャラクターの中では最長期間となってしまった(その間も『OROCHI』シリーズには参戦し続けており、『OROCHI2』では戦国無双シリーズでの扱いを嘆く台詞がある)。『4』にてようやく正式復活した。作中では小少将の色香に誘惑されて彼女が率いる三好軍を手伝っているが、小少将が長宗我部に付いてからは出番は無くなり、無双演舞中の操作機会はない。『4-II』のDLCシナリオにて久しぶりに選択可能武将となるが、『真田丸』では再びストーリー中の操作機会は無くなり、天正壬午の乱の最中で少し登場する。 上杉謙信 声:中田譲治 → 興津和幸(5)/ 通り名:越後の龍 武器:七支刀→大太刀 仏 毘 / アクションタイプ:通常攻撃 身長:198cm / 年齢:36歳 越後の戦国大名上杉家の当主。「越後の龍」「軍神」などの異名を持つ。毘沙門天を奉じるストイックな求道者。強敵との闘争を至上の悦びとし、武田信玄とはお互いを宿敵と認め合う。かなりの酒好きでもある。座右の銘は「破邪顕正」。 七支刀を用いた攻撃のほか、式神の力を使い光球を放ち、背後に巨大な分身を作り出す。『1』でのコスチュームチェンジは、僧兵のようなイメージを取り入れた姿。 『1』では、彼の章は川中島の戦い以後オリジナルの要素が強く、武田信玄との闘争、そしてその因縁を越えた友情を主軸に描かれている。『2』では、軍略家としての姿がより色濃く描かれるようになり、配下の直江兼続にその才と心意気が受け継がれる。『3』では破邪顕正に重きを置き、闘争により正義を示す姿が描かれた。また、姉の登場を受けてか、若干顔立ちが若くシャープになっている。『4』では、北条氏康との和議の条件として、彼の息子である北条三郎を引き取り、自らの旧名「景虎」を与えて家族として迎える様子が描かれる。しかし、後継者の名指しを明確にせず、手取川の戦いの後に病没してしまったことで、養子の景勝・景虎の二人の間に後継者争い(御館の乱)が勃発する。『真田丸』ではストーリー序盤のボス格として登場。八幡原の戦いでは真・三國無双シリーズにおける虎牢関の呂布の如く強化されており、武田軍の武将を次々に蹴散らして信玄を猛追する。 『CR戦国無双』では、孫市、阿国、五右衛門、政宗を従えている。『5』 デザインが若くなった。自らが信じる「正道」を乱世に唱えるべく、各地で清き戦を展開する。信玄との宿敵関係は変わっておらず、彼との戦いを楽しんでいる節がある。 お市 声:前田愛 / 通り名:戦場の白百合 武器:剣玉→連環輪(『3』以降)→護符(5) 憐 凛 / アクションタイプ:通常攻撃→チャージ攻撃(『3』以降) 身長:158cm→162cm(『2』以降) / 年齢:15歳 織田信長の妹。浅井長政のもとに嫁ぎ、政略結婚ながら深く愛し合うようになる。羽柴秀吉や柴田勝家に恋慕されている。3猛将伝以降は勝家との再婚も表現されるようになったが、長政の頃とは違った信頼関係が描かれている。 『1』〜『3』まではナンバリング毎に年齢や性格が変更されており、シリーズを重ねるごとに外見も内面も成長している。夫婦仲が良い、秀吉をサルと呼ぶ、秀吉に対して当たりが強いなどはシリーズで共通している。『1』でのコスチュームチェンジは、狐の着ぐるみを着た姿になる。 『1』では活発で明るく天真爛漫、生意気な15歳の少女として登場。仲違いした夫と兄を和解させるため奔走する。 戦闘では『1』『2』では剣玉をトリッキーに操り、攻撃力は低いが範囲と手数で攻撃するタイプ。『3』からは大人の女性に剣玉はふさわしくない、ということで刃の付いた輪を4つ繋げた連環輪という武器に変更された。 『2』では設定年齢が上がり性格も落ち着いたが、非常に悲観的になった。世の無常を儚む台詞が多くなり、信長や秀吉と同じ目線で世の中を見ることができるほど聡明だが、それ故にどうにもできないという諦観の念から「詮無き事」が口癖となっていた。前作では秀吉以外の臣下に「様」を付けていたが、今作からは呼び捨てになっている。前作に続いて剣玉を使うが、攻撃タイプは通常攻撃タイプに変わり子供っぽいモーションはみられなくなった。夫と共に兄と戦うことを選ぶが、浅井側が敗色濃厚となると長政はお市と別れて彼女を織田へ帰してしまう。しかし、お市は信長の命令で出撃を強いられ、長政を自らの手で討つこととなる。信長の死後は織田の人間として柴田勝家と共に賤ヶ岳の戦いに参戦するが勝家との再婚については省略されて触れられていない。 『3』では更に年齢設定が上がっており、性格も若干明るくなっている。長政との愛を主軸に物語が語られるが、今回は婚前の出会いから描かれる。長政死後の出番は無く、賤ヶ岳の戦いに参戦しないなど勝家との関わりが薄くなってしまっていたが、『3猛将伝』で追加された勝家や阿国のシナリオでは勝家と共に戦う場面が増え、再婚もしている。 『4』からは大きな変化は無いものの、藤堂高虎や大谷吉継には母のように慕われており、『4-II』では長政の死後もお市は彼らを気遣った。 『真田丸』では実娘である茶々がプレイアブル化したが、夫である長政共々台詞の新録は無し。秀吉夫妻は茶々をお市から託されたとしている。 『OROCHI魔王再臨』では、『1』の別コスチュームの狐の着ぐるみを意識した狐の被りものを装着した新コスチュームで参戦可能。『5』 『1』程ではないが幼い容姿になった。性格も明るく天真爛漫になっているが、武家の娘らしい芯の強さを持ち、力で全てを解決する乱世を嫌っているなど『2』以降の性格設定も見られる。 阿国 声:山崎和佳奈 / 通り名:出雲の舞姫 武器:番傘 舞 麗 / アクションタイプ:チャージ攻撃 身長:172cm / 年齢:17歳 出雲の巫女。出雲大社勧進のために、諸国を巡っている。流暢な京都弁が特徴的。惚れっぽく、いい男を見るとすぐ出雲へ連れ帰ろうとする悪癖の持ち主。また悪癖の対象は男だけにはとどまらず、女性武将にも誘いをかける。いい男というのも見た目だけではなく阿国の主観であり、基準は曖昧である。 服装はいわゆる巫女装束。『3Empires』の衣装は基本的には『3』と同じだがマイナーチェンジされており、『4』でも『3Empires』の衣装が採用されている。『1』でコスチュームチェンジを行うと、レースクイーンを思わせる丈の短い衣装を着た姿になる。 武器は番傘で空中で番傘を開いて落下傘がわりにする、間接攻撃時には傘から針を飛ばすなど、トリッキーなアクションを繰り出す。『1』では、パワータイプ扱いされていたが、『2』はバランスタイプに変更された。 『1』では一目惚れされた石川五右衛門とともに諸国をめぐるが、前田慶次は特にタイプなのか傾倒していた。エンディング分岐の数は全キャラ中最多で、“いい男”の数だけ個別エンディングが存在する他、濃姫とのエンディングも存在する。『2』では無双演武が無くなってしまうが、模擬演武では専用の台詞イベントが多数用意されている。『3』でも無双演武がなく、脇役としての出番も激減している。模擬演武での台詞イベントもないが、村雨城モードでは“いい男”探しの専用クエストが用意されている。『3猛将伝』で再び無双演武でも使用可能。毛利元就を引き連れて、鎮魂のため死を覚悟した武将を出雲 に誘うといった、ある種の死神のような神秘的なイメージのシナリオとなっている。『chronicle』の会話イベントでは平時の村や町で過ごす阿国が表現されており、市井の人々の様子なども描かれている。『4』の流浪演武イベントでも不思議な女性として登場し、別の武将の姿で主人公(プレイヤー)の前に現ることもある。 くのいち 声:永島由子 / 通り名:闇に舞う花 武器:苦無 殺 葬→密 瞬(『3』以降) / アクションタイプ:チャージ攻撃→神速攻撃(『4』以降) 身長:152cm→158cm(『3』以降) / 年齢:15歳 戦国無双シリーズオリジナルキャラクター。真田幸村に従う女忍者。基本的に武田家が存続している間は武田軍に所属している。現代の若者言葉やスラングを意識した台詞が多く、相手を小馬鹿にしたようなおちゃらけた態度をとる小悪魔的な性格。任務には忠実で真面目な時とのギャップが激しい。口癖は「にゃは(ん)♪」のほか、語尾に「だにゃ〜」とつける時もある。特に身寄りは無く、身分も低い。『アニメ』では子供の頃に少年時代の幸村に行き倒れていた所を保護されている。ゲーム本編でも似たような理由で信玄に拾われて忍として養育されたと語られている作品もある。 戦闘では巨大な苦無を短剣のように扱う。また、間接攻撃に弓ではなく手裏剣を用いる。『1』でコスチュームチェンジを行うと、ボンデージのような衣装を纏っての登場となる。 『1』では軽口を叩きながら幸村に従い、戦いのスリルを楽しむ。「殺」と描かれた腰巾着を下げている。幸村への感情は遠回りにしか表現されておらず、阿国が言及する程度にとどまっている。『1猛将伝』では稲姫を「稲ちん」と呼び、彼女を戦闘狂の自分と同類扱いするなど強く意識している。敵同士でぶつかり合いながらも、最終的には心を通わせている。『2』では参戦せず、双六モードのイベントシーンのみとチョイ役として登場。『3』での再登場以後はやや丸くなっており、幸村を健気に慕う少女として描かれている。甲斐姫とは喧嘩友達のような関係であり、反発し合いながらも友情を深めている。『3Empires』の武田信玄シナリオでは幸村と出会う前から武田軍に在籍しており、身寄りがいない自分なりに武田家のお家騒動に心を痛めていた。『4』では、おどけた口調と態度で周囲を翻弄する小悪魔的な性格として描かれるが、主である幸村のために寸暇を惜しんで任務を遂行し、命を張ってでも寄り添おうとする、献身的でひたむきな一面も持っている。 『アニメ』より「月丸」という名の赤いスカーフを巻いたムササビが彼女の相棒として登場。後に『4-II』で逆輸入された。 『真田丸』では信玄上洛戦の頃から登場。今作では幸村より年上という設定で、信玄の推薦で真田家に派遣されている武田の忍。戦で親兄弟を失くし天涯孤独の身であったところを信玄に拾われ、その恩に報いるために忍びの道に入る。武田の滅亡後は幸村達に引き止められたことで真田家に仕えることとなる。その際、幸村の言動を強く恩義として捉えており、幸村を守ることを何よりも優先する。元々忍という訳ではなかったが、一人でも生きていけるようになるために忍の技を学んだと語っており、幸村が絡まなければ、仕事に徹して非情な面も見せる。佐助が来てからは幸村一番の忍を自称するようになる。最初は佐助を警戒してあからさまに敵視していたが、主を慕う気持ちは共通していることあって紆余曲折の末に打ち解けていった。幸村への感情は色恋よりも信頼関係を重視した表現がされているようになった。平時での登場が増えたのもあって、臣下として真面目で自分の居場所を大切にしている面が多く出ている。 雑賀孫市 声:磯部弘 / 通り名:放浪の狙撃手 武器:火縄銃→大筒 撃 衝 / アクションタイプ:チャージ攻撃 身長:187cm / 年齢:23歳 紀伊の鉄砲傭兵集団雑賀衆の頭領。自由と女を愛する風来坊で、戦場でも見境なく女性を口説くが女性受けはあまり良くない。一方で、ガラシャや『OROCHI2』で共演したジャンヌ・ダルクのように自身が口説く対象にしていない女性には慕われている。傭兵ではあるもののドライにはなりきれず、敵味方を問わず悩める女性を気遣ったり、戦いの中で苦悩することが多い。また、織田信長への怨恨から本能寺の変に現れるというパターンは定番である。 武器の火縄銃は連射可能で、先端に銃剣のように刃が付いている。間接攻撃も弓ではなく銃を使用し、その他、足技も使う。『4』からは発砲する銃弾の数が劇的に増加した。『1』でのコスチュームチェンジは、上半身裸の『ランボー』をイメージさせる姿。 「雑賀孫市」の諸説ある正体の中では、他のコーエーゲームと同様に主に鈴木重秀を選択しており、その際は佐大夫や重朝は別に登場している。『1』では本願寺からの要請を受け織田軍と戦う事になり、残虐な信長を憎み狙う。あまり関係ない合戦でも傭兵という立場からか頻繁に登場する。『1』では前田慶次と戦友になり、『1猛将伝』以降は、羽柴秀吉の昔からの親友として描かれている。『2』は慶次との関わりは無くなり、秀吉との友情、信長への憎悪で揺れ動く苦悩が表現されている。また、伊達政宗の配下として登場するのは今作から。『2猛将伝』ではガラシャとの友情が描かれ、「ダチ」という言葉を教えた。『3』は前作までの重秀ではなく、史実で政宗に仕えた重朝に近い設定となっており、政宗との関係を中心に描かれ、常に伊達家に在籍している。前作における慶次・秀吉との友情設定も引き継いでおり、『3猛将伝』でもガラシャとの友情を新たな形で構築している。『Chronicle2nd』や『4』では織田、豊臣、浅井(近畿)、長宗我部(四国)の章では重秀、伊達(東北)の章では重朝の設定を踏襲している。『4』の東北の章で伊達に接触したのは秀吉の依頼であったと小十郎に看破されている。『4-II』でも「主従の章」で活躍するほか、政宗や小十郎と絡む他に小少将を主役とした「情愛の章」で相手役として大切な役割を務めた。『5』 『4』以前にあった軟派な一面は鳴りを潜め、合戦や暗殺を乱世を生き抜く術と捉え、物事の善悪に興味を持たないドライでビジネスライクな性格に変わった。特定の人物に対する忠誠心も皆無であり、秀吉との絡みも一切なくなっている。ある人物の依頼による暗殺を決行したが故に、信長の性格が変貌していく事になる。 武田信玄 声:郷里大輔(~3)→大友龍三郎(3猛将伝~) → 浜田賢二(5) / 通り名:甲斐の虎 武器:軍配→大身槍 帥 風林火山 / アクションタイプ:特殊技 身長:180cm / 年齢:45歳 甲斐を代々治める戦国大名武田家の十九代目当主。「甲斐の虎」の異名を持つ当代随一の軍略家ながら、飄々とした言動で、快活で余裕に満ちた人物として描かれている。 武田家当主として真田幸村と島左近を配下に抱えるが、物語上、主従関係よりも師弟関係に近い描写になっている。上杉謙信から「宿敵」と目され、互いにライバル心が強い。北条氏康からは事あるごとに「胡散臭い」と評されるが、謙信同様に互いを認め合う仲でもある。織田信長の「覇道」に対して「王道」を掲げている。二人称には「おこと」を使う。 シリーズを通して常に仮面をつけており、表情を読み取らせない。『1』でコスチュームチェンジを行うと、ナマハゲのような姿になる。 戦い方は軍配を武器に風林火山にちなんだ攻撃やウエスタン・ラリアット、ジャイアントスイングなどプロレス技をモデルとしたモーションが多い。 『1』『2』共に、彼の章は川中島の戦い後に上洛を行う構成となっている。その後の展開はオリジナルとなり、謙信と共同戦線を張る展開が多い。『1』及び『Chronicle2nd』の浅井、武田の章では三方ヶ原の戦いで服部半蔵に暗殺される展開もあり、武田家衰退の要因となってしまう。『3』では謙信や氏康との絆が描かれている。 『3猛将伝』では、担当声優の郷里大輔の死去を受け、創史演舞モードでの新録の台詞は大友龍三郎が担当している。ただし、無双演舞での台詞やアクション時の台詞は以前のものがそのまま使用されている。『Chronicle』以降の作品からは全て大友の声になっている。 『3Empires』では父・信虎との確執や息子・義信との武田家のお家騒動に苦悩と、今までのシリーズでは手つかずだった川中島以前の戦いが描かれた。『4』では川中島の戦いで散った弟・武田信繁を幸村に重ね合わせ「幸村を信繁のような目に遭わせたくない」と案じている。 『真田丸』では従来からストーリーが大幅に見直され、信之・幸村兄弟との繋がりは無くなったが、史実通り彼らの父である昌幸との交流が描かれている。また、同じく新規参戦武将となった実子勝頼からは心から尊敬されている。しかしその存在の大きさが、自身の死後に勝頼を苦しめることになってしまう。『5』 デザインが若くなると共に従来備わっていた茶目っ気は失われ、綺麗事では乱世は収まらないと言う信念を持った現実主義者に変わった。謙信との宿敵関係も変わっていないが、「正道」を否定するなど一方的に嫌っている。 伊達政宗 声:檜山修之 / 通り名:奥州の独眼竜 武器:木刀(二刀流)→陣太刀・二挺拳銃(『2』以降) 乱 竜 / アクションタイプ:チャージ攻撃→神速攻撃(『4』以降) 身長:140cm→174cm(『2』以降) / 年齢:14歳 奥州の戦国大名伊達家の当主。「独眼竜」の異名をとり、奥州を統一し、果ては天下を狙う大志を胸に秘めた若武者。「馬鹿め!」が口癖。 『1』では少年、『2』以降の作品では成長し青年として登場するなど、お市同様に大きく成長している。『1』でのコスチュームチェンジは、粗末な虎柄の服を着た「田舎の悪ガキ」をイメージさせる衣装。『OROCHI魔王再臨』では、兜を脱いだ新コスチュームで参戦可能。 『1』では二刀に構えた木刀と眼帯からビームを出す「独眼竜ビーム」(付属の解説書に記載)を武器に戦う。『2』以降は軍刀の様な拵えの陣太刀と二丁の拳銃を駆使して戦う。 『1』では史実を問わず様々な戦場に乱入して天下を目指すオリジナル展開であった。『2』では豊臣・徳川家に姑息なほどに従属していたが、幸村の信念を目の当たりにし最終的には自ら天下を狙う。兼続からは「利に群がる不義の山犬」と言われており、お互い気性が合っておらず反目しあっている。『3』ではストーリー冒頭で、人質に取られた父・伊達輝宗を自らの手で撃った過去に触れており、そのことから天下取りに執着する。雑賀孫市や直江兼続、真田幸村、前田慶次らとの絆と共に、天下への考え方の変化を中心に描かれる。『3猛将伝』では、蹴鞠仲間を求めて世界へ旅立たせようと今川義元を唆す。しかし政宗の予想外の方向に転がる事態に苦労していくことになるが、最終的に義元から天下を任されることになった。『4』では、輝宗を殺してしまった苦悩や天下取りよりも奥州の民を守るという意志が強く描かれている。また、片倉小十郎との信頼関係も深く描かれ、『4-II』でも小十郎が主役の「主従の章」で活躍する。『真田丸』ではストーリー展開上終盤まで出番が無いものの、大坂の陣では敵役として何度も登場し、幸村と激しく死闘を繰り広げることとなる。 濃姫 声:鈴木麻里子(~真田丸)→藤井ゆきよ(5) / 通り名:魔王に寄り添う蝶 武器:暗器(鉄鈎・爆弾)(~真田丸)→弓(5) 艶 蝶 / アクションタイプ:特殊技 身長:165cm / 年齢:20歳 織田信長の妻で、斎藤道三の娘。倒錯的な言動を好む妖艶な美女。他の女性キャラクターに絡んで女の戦いを繰り広げることもある。相手の嗜好に合わせて対局の役割を演じようとする部分があり、挑発的な態度でも濃姫なりの優しさが表現されている場合がある。光秀や半兵衛とは昔なじみ。 戦闘では蹴りと鉄鈎や爆弾といった暗器を駆使して戦うスタイルだが、スタッフ曰く「和服が邪魔にならないアクションに苦労する」との事。『1』でコスチュームチェンジを行うと、花魁を意識したような衣装に変わる。 『1』では父・斎藤道三に「うつけならば信長を討て」と懐刀を渡されたというエピソードを元に、「愛する信長の命は自分の物、生かすのも殺すのも自分だ」として戦場に赴く。他のキャラクターの章では、本能寺の変で、それに乗じて自ら信長を討つために行動を起こす展開もある。『2』では一貫して信長を支える妻として登場する。そのため彼女の章に独自性が無くなってしまうが、外伝ステージでは「お市や森蘭丸らと美しさを競う」という独自性の強いシナリオとなっている。『3』では無双演武が無くなり、模擬演武のみ使用可能であったが、『3猛将伝』では濃姫の中の父の命令を実行するか否かと葛藤していることを中心に描き、信長との関係が完成していくまでが描かれた。『4-II』では百花繚乱の章にて本能寺の変で死んだと思われていた頃に現れて秀吉やねねを戸惑わせた。『5』 どこか儚げさを感じるデザインに変わっている。冷めた雰囲気を持ち己の意志を見せる事が少なく、信長に対しても関心を持たず心も開く事は無かったが、信長と共にある内にその性格も次第に変化していく。本作では専ら「帰蝶」と呼ばれる。 服部半蔵 声:黒田崇矢 / 通り名:孤高なる影 武器:鎖鎌 断 滅 / アクションタイプ:特殊技→神速攻撃(『4』以降) 身長:170cm / 年齢:28歳 徳川家康配下の伊賀忍者の頭領。非常に寡黙なプロフェッショナルで、自らを「影」と称し主に絶対の忠義を誓う。 衣装は紺の忍装束で、『2』以降は甲冑を纏う。『1』でコスチュームチェンジを行うと、より軽装の忍者スタイルとなる。 戦闘では鎖鎌で斬りつけたり分銅を振りまわしたりする他、手裏剣を投げたり火遁や分身などの忍術を使う。 『1』では真田幸村やくのいちのライバルとして扱われ、徳川軍の懐刀のような存在として活躍。「殺…」「滅!」など漢字一字を発することがほとんどで、口数は少ない。『2』でも同様に家康の懐刀として働き、史実では関ヶ原の戦い以前に死亡してしまうため、彼の章の最終シナリオは豊臣秀吉が篭る大坂城に攻め入るものとなっている。『3』では半蔵の心の底にある優しさと忍者同士の戦いが描かれた。また、口数もそれ以前の作品より明らかに増えている(風魔小太郎に「徳川の犬」と蔑まれた時に「眠れ、乱世の犬」と小太郎の思想と存在を皮肉った)。『真田丸』ではかなり出番が増加しており、大坂夏の陣の頃まで登場している。親を失った佐助を拾って忍者として育て上げており、内情を探るべく真田家に送り込むが、終盤では幸村の忍となった佐助と死闘を繰り広げることになる。佐助の前では普段よりも積極的に会話し、彼が真田家に潜り込む際に「私情を交えるな」と忠告する場面も見られる。『5』 数多の武将が若くデザインされる中、逆に渋みを増しており、設定も徳川家の家老となっている。家康を「若」と呼ぶ。百地三太夫とは伊賀忍以来の腐れ縁。今までのシリーズと違い、普段は素顔を晒しており、家老と言う立場上口数も多くなっている。戦闘時は素顔を黒い狐面と黒いマスクで隠している。一人称は「わし」だが、三太夫の前では「俺」になる。 森蘭丸 声:進藤尚美 / 通り名:凛々しき少年剣士 武器:野太刀 誠 義→誠 献(『4』以降) / アクションタイプ:チャージ攻撃 身長:178cm / 年齢:19歳 織田信長の小姓であり、異常なまでに信長に心酔しており、濃姫に「忠誠より依存に近い」と評価される。 女性と見紛うほどの容姿で(ゲーム中に雑賀孫市などに女性と見間違えられている)、討ち取られて倒れる際も女性用のモーションが使われている。戦闘では身の丈ほどの長刀を扱い、リーチは広いが攻撃速度が遅い。『1』でのコスチュームチェンジは、洋服姿となる。 『1』では斎藤家家臣から明智光秀とともに織田に移り、光秀との親密な関係が強調された。『2』では無双演武が無くなり、模擬演武のみ使用可能になる。浅井長政を父の仇とする専用台詞が用意されており、本能寺の変では専用ミッションが用意されている。『3』でも模擬演武のみ使用可能で、無双演武では脇役として登場する。『3猛将伝』では信長の忠実な部下として、戦場では修羅となる覚悟で挑むが光秀やガラシャと接する中で本来の優しき心と戦場での修羅道の中を揺れ惑う。『3empires』では半兵衛や利家に、信長への盲目的な姿勢を案じられている。
※この「『戦国無双』PC(プレイアブルキャラクター)」の解説は、「戦国無双シリーズ」の解説の一部です。
「『戦国無双』PC(プレイアブルキャラクター)」を含む「戦国無双シリーズ」の記事については、「戦国無双シリーズ」の概要を参照ください。
- 『戦国無双』PCのページへのリンク