陣太刀(じんだち)
陣太刀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/15 10:22 UTC 版)
陣太刀(じんたち)とは、日本刀の太刀の拵(外装)の様式である。
注釈
- ^ かちいくさ、徒歩で行う戦闘
- ^ 三日月宗近は現存しているのは鞘のみである。他にも「にっかり青江」他、数多くの名刀が江戸期に製作された陣太刀様式の糸巻太刀拵と共に伝来している。
- ^ 茎(なかご)の刃を下にした時に見える面に銘が刻まれていること。茎の刃を上にした時に見える面に銘が刻まれているものは「刀銘」と呼ぶ。
- ^ 錦布が掛けられているものでも、柄は木地の上に錦布を掛けるのではなく、通常の太刀と同じく鮫皮を巻いた上に錦布で包まれている。ただし、現代に作られたものでは柄の鮫皮巻きは省略されている例が多い。
- ^ 太刀の金具(足金物)に太刀緒を通すために付けるベルト状の革帯
- ^ 通称として“競馬太刀”と呼ばれているが、日本刀の分類としての「競馬太刀」はこれとは別の様式の太刀拵を指す。詳細は「競馬太刀」を参照正式な文化財名称は「漆絵大小拵(陣刀)」である[4](重要文化財)。
- ^ さしおもて:「差表」とも。帯刀もしくは刀掛などに置いた際に見える側。
出典
- ^ 日本相撲協会>相撲用語集>太刀 ※2023年10月23日閲覧
- ^ 文化遺産オンライン>太刀〈銘安綱(名物童子切安綱)〉 ※2023年10月24日閲覧
- ^ 文化遺産オンライン>太刀〈銘三条(名物三日月宗近)〉 ※2023年10月24日閲覧
- ^ a b 広島県教育委員会ホームページ ホットライン教育ひろしま>広島県の文化財 - 漆絵大小拵(陣刀)
- ^ 文化遺産オンライン>太刀 銘 貞真/附 梨地笹龍膽紋糸巻太刀・梨地笹龍膽梅枝紋蒔絵太刀箱 ※2023年10月23日閲覧
- ^ The British Museum>katana;blade;saya;tsuka;menuki;fuchi-kashira (刀 祐定作 梨地蒔絵糸巻太刀拵) ※2023年10月23日閲覧
- ^ 東林山法雲寺|山名史料館「山名蔵」/収蔵品/陣太刀|「山名氏定紋散 黄金造陣太刀」(小烏丸写) ※2023年10月23日閲覧
陣太刀(じんたち)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 16:50 UTC 版)
糸巻太刀より発展した、装飾性を高めた太刀。糸巻太刀の鞘塗りや金具、巻糸に豪奢なものを用いたもので、室町時代中頃より作られるようになり、桃山時代に大きく発展した。江戸時代には様式が幕府によって定められ、武家の正装の際に佩く刀とされた。
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