縦読み
読み方:たてよみ
別表記:たて読み、タテ読み
縦読みは、一般的に、行頭の1字を利用する形で仕込まれる。行頭2字ずつ使う方法や、1字目・2字目と斜めに文字を繋げると文章が浮かび上がる方法(いわゆる「斜め読み」)などもあるが、作りにくい上に気づかれにくい。
読んで不自然でない文章に仕込むことが重要であるが、
むしろ不自然に改行して縦読みに気づかせる事もある。
なかなかうまい具合に配置することが容易でないため、
よく行ごとの字数が揃わなくなり縦読みに気づかれる。
縦読みは電子掲示板やSNSの投稿などでよく行われるが、一行あたりの文字数は閲覧環境によっても違ってくるため、適度な字数で改行を加えることにより行頭の字を指定するという方法が取られる。
たとえば、和歌における「折句」の技法は縦読みに通じる。
「いろは歌」を7字ごとに改行すると行末が「とかなくてしす(咎なくて死す)」になるというのは、作者が意図して仕込んだかどうかはさておき、縦読みの考え方に則った解釈である。
最近では新聞のラテ欄(ラジオ・テレビ欄)において、番組内容を記載する欄の字数が一定であることを利用した縦読みが仕込まれることもままある。
別表記:たて読み、タテ読み
縦読みとは
縦読み(たてよみ)とは、横書きの文章の行頭の文字を縦方向に読み繋げると、意味のある文言になっている、という一種の言葉遊び。普通の読み方で横方向に読む限りでは決して読み取れないメッセージを潜ませ、気づく人にだけ気づかせて遊ぶ手法、および、そのような仕掛けを含む文章のことである。縦読みは、一般的に、行頭の1字を利用する形で仕込まれる。行頭2字ずつ使う方法や、1字目・2字目と斜めに文字を繋げると文章が浮かび上がる方法(いわゆる「斜め読み」)などもあるが、作りにくい上に気づかれにくい。
縦読みの作り方
縦読みの基本的な段取りは、はじめに縦読みさせたい内容を決め、縦読みが成立するように横書きの文章の内容を練り込んでゆく、という流れである。読んで不自然でない文章に仕込むことが重要であるが、
むしろ不自然に改行して縦読みに気づかせる事もある。
なかなかうまい具合に配置することが容易でないため、
よく行ごとの字数が揃わなくなり縦読みに気づかれる。
縦読みは電子掲示板やSNSの投稿などでよく行われるが、一行あたりの文字数は閲覧環境によっても違ってくるため、適度な字数で改行を加えることにより行頭の字を指定するという方法が取られる。
縦読みの類例
縦読みはインターネット上の文化として浸透している、とはいえ、同種の言葉遊びは古来にも類例が見られる。たとえば、和歌における「折句」の技法は縦読みに通じる。
「いろは歌」を7字ごとに改行すると行末が「とかなくてしす(咎なくて死す)」になるというのは、作者が意図して仕込んだかどうかはさておき、縦読みの考え方に則った解釈である。
最近では新聞のラテ欄(ラジオ・テレビ欄)において、番組内容を記載する欄の字数が一定であることを利用した縦読みが仕込まれることもままある。
縦読み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/05 12:59 UTC 版)
縦読み(たてよみ)とは、言葉遊び(折句)の一種。一見すると通常の文章だが、各行の頭文字をつなげるとメッセージが表れる文章である。
- ^ “北の公式サイトに「金正日は狂った野郎」…中傷の詩で非常事態に”. サーチナ (2011年1月7日). 2011年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月19日閲覧。
- ^ “見出しを縦に読むと「南方週末がんばれ」 中国サイトが暗号でエール?”. 産経新聞 (2013年1月8日). 2013年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月13日閲覧。
- ^ “北海道放送のラテ欄が遊び心ありすぎ 野球中継の説明に縦読み、謎の父娘の会話も”. ITmedia ねとらぼ (2011年10月17日). 2014年8月18日閲覧。
- ^ a b “テレビ欄に秘密の文 縦読み元祖HBC、担当者は生みの苦しみ”. 北海道新聞 (2014年8月6日). 2014年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月18日閲覧。
- ^ “NHKがテレビ欄で遊び心満載の「縦読み」に挑戦”. スポーツ報知 (2014年6月2日). 2014年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月13日閲覧。
- ^ “NHKリオ閉会式テレビ欄で縦読み 「あいましょう東京で」”. デイリースポーツ (2016年8月22日). 2016年8月22日閲覧。
- ^ “作詞家・松本隆が明かす「あの曲の1行目に、僕が隠した秘密」”. 週刊現代 (2018年3月3日). 2022年1月10日閲覧。
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