著名な使用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 03:19 UTC 版)
アーノルド・シュワルツェネッガーは、カリフォルニア州知事時代、縦読みすると"Fuck you"と読める州議会宛の書簡を作成した。知事時代のシュワルツェネッガーと州議会との関係は非常に悪かった。 2010年12月21日、北朝鮮の祖国平和統一委員会が運営するサイト「わが民族同士」の読者投稿欄に「最初の文字の心理」と題する詩が投稿された。この詩は一見すると金正日や金正恩を賞賛する内容だったが、頭文字を縦読みすると「金正日の狂った野郎、金正恩の犬野郎」と読めることが分かり、翌日サイトから削除された。調査団がサイトの拠点のある瀋陽に派遣され、関係者が本国に送還・処罰される見通しである。 南方週末社説差し替え事件後に、中華人民共和国のニュースサイト「新浪網」が載せた記事の見出しを縦から読むと「南方周末加油」(加油=がんばれ)となるため、南方週末支持を訴えた内容ではないかと話題になった。 日本では北海道放送(HBC)が、2010年よりテレビの野球中継(Bravo!ファイターズ)の際に、新聞のテレビ欄に時折縦読みを仕込んでいる。この影響を受けて2012年からは同系列の中国放送(RCC)やCBCテレビ(CBC)なども野球中継時に縦読みを使い始めた。中国放送では原爆投下に因み8月6日にマツダスタジアムで開催される広島カープの試合中継には戦争と平和への思いが込められた趣向になっている。日本放送協会(NHK)も、2014年6月2日のテレビ欄で『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演する本田圭佑にちなみ、サッカー日本代表を応援するメッセージを示した。なお実際にはこの翌週も縦読みを仕込んでいたが、テレビ欄のスペースの都合上ほとんど気付かれなかったという。2016年8月22日朝刊では、NHK Eテレ(総合は、台風9号関連ニュースのため放送なし)で放送の、「リオデジャネイロオリンピック・閉会式」の放送内容の文字を縦読みすると、次回開催の2020年東京オリンピックにちなんで、「またあいましょう東京で」(一部の新聞社は「またあいましょう東京新国立で」)と読むことができる。 飛花輕寒 - 中国語圏で詩仙と称される李白撰の七言絶句と称して広まった詩。縦読みすると抗日メッセージになる。 シンガーソングライターericaは、「タテヨミ」という曲の歌詞の一部で縦読みを使用している。
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