斜め読み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 03:19 UTC 版)
斜め読みは、縦読みから派生した言葉文化の一つ。等幅文字で行頭を左に詰めた複数行の文章であり、n行目のn文字目をつなげて意味を持たせている。一般に、判別は通常の縦読みと比較してさらに困難であり、高い注意力を有する読者にのみそれと気づかせるために用いられる。一見してめだたないような文章を装っていることが多いが、作成は高難度で時間もかかる。 人民日報海外版1990年3月20日号に掲載された「元宵」という漢詩が、斜め読みすると李鵬の辞任を要求しているとして大きな問題になった。 東風拂面催桃李 鷂鷹舒翅展鵬程 玉盤照海下熱涙 遊子登台思故國 休負平生報國志 人民育我勝萬金 憤起直追振華夏 且待神洲遍地春 右斜め上から下に「李鵬下台平民憤」と読め、「李鵬は辞めよ。民は憤る」または「李鵬は辞めよ。民の憤りを平らげ」という意味になる。中国語版李鵬下台嵌字詩も参照。
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