『戦国無双4』追加PC
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「戦国無双シリーズ」の記事における「『戦国無双4』追加PC」の解説
『戦国無双4』より使用可能なキャラクター。 真田信之 声:小野大輔、鹿野潤(少年期) / 通り名:真田の血脈を守る大器 武器:双刀 寛 心 / アクションタイプ:神速攻撃 身長:188cm 真田幸村の兄で、弟と共に武田家に仕えている。後に稲姫の夫になる。物腰柔らかだが、強い責任感と現実を見据えた判断力を持つ。兄弟仲が良く、命を惜しまず敵陣に切り込んでいく弟の身を常に案じており、「幸村が木に咲く花ならば、自分はその木の幹となりたい」という志を持っている。しかし弟可愛さゆえに、やや暴走じみた言動を発することもある。 スタッフ曰く「最初は幸村とおなじ黒髪だったが、デザインしてみると目立たなくなってしまったので銀髪になった」と語っている。史実で信之の被っていた兜の飾りと同じ形の髪止めをしている。 通常の刀の柄の先端から別の刃が飛び出す双刀を武器に戦う。 シリーズ独自の要素として幸村と同様に史実では関りの薄かった信玄との絡みが多い。三成や兼続との友情のために豊臣方についた幸村とは逆に、考え方の違いや真田家を安堵してくれた家康の恩に報いるべく徳川方についたため、大坂夏の陣では悲劇的な兄弟対決を繰り広げることになる。 『真田丸』では幸村と同様に時代にあわせて少年期・青年期・壮年期の3つの姿で登場する。子供の頃から聡明さを見せており、勝頼や昌幸の心中を察することも多い。青年期のデザインは既存のものと同じ。壮年期の出番は本編では少なく戦場にも登場せず、操作する機会もない。史実通り大坂の陣には参戦しないが、イベントシーンでは重要な役割で登場する。 大谷吉継 声:日野聡 / 通り名:流れを見通す才人 武器:采配 流 情 / アクションタイプ:神速攻撃 身長:183cm 近江出身の将で、広い視野から時勢の流れを読み取る才人。浅井家に仕えた後、豊臣秀吉の配下となる。時勢に従う事こそ正しい道と考えているが、藤堂高虎や石田三成との出会いでその考えに変化が生じていく。冷静沈着かつ真面目な性格だが、流浪演武のイベントでは軽い冗談を口にするのを好む一面も見受けられる。 白い頭巾等で目元回り以外を隠した一般的に想起される吉継像でデザインされているが、表情が読みづらいため正則からは「白い幽霊」と言われた。口癖は「流れ」。 戦闘では刀が仕込まれた采配を武器に、ビームなど衝撃波を放つ。 長政の死後、互いに夢の続きを追う事を誓いながら高虎と別れ、秀吉に仕える。そこで出会った三成の姿に長政を重ねあわせ、友情を築いていく。史実通り三成の傲岸不遜な物言いに対し「いつか己の首を絞める」と忠告を与える場面もある。関ヶ原では三成を支えるべく西軍につき、その結果もう1人の親友である高虎との対決を余儀なくされることとなる。『4』では小早川秀秋の寝返りによって史実通りの悲劇的結末を迎えたが、『4-II』の盟友の章では西軍の不利を打開し、徳川との決戦に打ち勝つ。『真田丸』では早くから副戦場シナリオで登場。元浅井家臣という立場から、豊臣家で孤高を貫く茶々の姿に心を痛めていた。幸村との関係性の深さから、三成と並び操作可能ステージが多い。 松永久秀 声:石井康嗣 / 通り名:乱世の大悪党 武器:曲刀・爆弾→大筒 罪 叛 / アクションタイプ:特殊技 身長:176cm 大和の大名で、織田信長の上洛の際、その軍門に下る。天文から読み取った運命を己のものとして操作しようとしており、他者によって自分の運命が左右されてしまうことを極端に嫌う。人を食ったような傲岸不遜な性格と、ふてぶてしい見た目とは裏腹に茶道などにも造詣が深い芸術家肌の持ち主で、自分の才能に自信を持っている。大悪党を自称しながらも、その破天荒な振る舞いには彼なりの美学や確固たる思想があるらしく、悪党というよりは偽悪者的なキャラクターである。 ショーテルのように大きく湾曲した刀の他に、史実で珠玉の逸品であった平蜘蛛の釜と共に爆死した経緯から、爆弾を用いた攻撃や蜘蛛の巣状の結界を張り行動を阻害する攻撃を行う。 織田軍に身を置きながら、裏で三好三人衆の襲撃や浅井長政の反乱を煽るなど裏では黒幕のような言動を取るが、いずれも信長に見透かされており、信長はそれを理解したうえで護衛を命じるなど汚れ役を任せられることが多い。『4-II』の反逆の章でも同じような経過を辿るが、最終的に彼の念願は果たされることになる。『5』 紳士的な外見に変わっており、性格も物腰柔らかなものになっている。その一方で自らの理想の世の為なら将軍殺しも厭わない非常な一面も持つ。 片倉小十郎 声:竹内良太 / 通り名:伊達の懐刀 武器:戦盾・笛 智 忠 / アクションタイプ:特殊技 身長:188cm 「智の小十郎」と讃えられる伊達家の重臣で、伊達政宗が乳飲み子の頃から彼の側近として仕えている。眼鏡を掛けたインテリ風の青年で、何らかの形で毒を含ませつつ執事のような喋り方をする。「ご無礼ながら」が口癖(用法は間違っている)。 盾に剣や銃を仕込み、それらを駆使して戦う。笛の名手であり、笛を使った音による攻撃も行う。 政宗を第一に考え、無謀な行動に出る時には辛辣な言葉で戒めることも辞さない。『4-II』では更に政宗との関係が掘り下げられ、彼を補佐しながら一人前の当主へと育て上げていく過程が描かれる。また、政宗の病んだ右目を抉ったという有名な逸話も取り入れられ、そのことを「決して消えぬ罪」として心に刻み、命ある限り彼に仕える決意を固めている。 綾御前を老婦人と称し、舌戦を繰り広げることが多い。普段は超然とした態度を取っているが、実は眼鏡が弱点。眼鏡を取り上げられると何も見えなくなってしまい、途端に弱気になってしまう。『4』のあるイベントでは、豊久の不注意で眼鏡を壊されてしまい絶叫していた。 上杉景勝 声:竹内良太 / 通り名:寡言なる威将 武器:双鉈刀 堂 威 / アクションタイプ:チャージ攻撃 身長:190cm 綾御前の息子であり、後に叔父である上杉謙信の養子となる。軍神を継ぐべき者としてその名に恥じぬよう日々努力を重ねている一方、養子として迎えられた景虎の支えになりたいと密かに悩んでいる。 口数が極端に少なく言葉より行動といった不言実行の男で、常に眉間に皺が刻まれた威厳ある風貌だが繊細な心の持ち主。他者を支え見守る力強さも持つ。 三枚刃(中心の刃は回転する)となっている巨大な鉈刀を両手に一振りずつ持ち戦う。 兼続のことを信頼しているが、自身が話そうとする前に兼続に割り込まれて代弁される形になることが多く、その兼続がしばしば熱を込めすぎた解釈をしがちで、そのことに苦心する姿も見られる。しかし兼続の弱さを補う時もあり、『4-II』の「大樹の章」のタイトル通り景勝が周囲の人々を花咲かせる幹となって支える力強く頼れる存在に成長していく。『真田丸』では幸村が越後に人質として赴いた際、兼続とともに彼と親交を持つ。義を重んじる生き方は幸村に感銘を与え、後に大坂の陣で敵対した際も、互いに敬意と親愛の念は変わることは無かった。 小早川隆景 声:岡本寛志 / 通り名:慈悲深き叡智 武器:剣・本→刀 怜 聡 / アクションタイプ:通常攻撃 身長:174cm 毛利元就の三男で、安芸の有力領主である小早川家の当主。父譲りの優れた才智を持つ知将であり、戦場では常人が考えつきもしない奇策を用いる策略家。怜悧さを垣間見せることもあるが、基本的に穏和な性格の持ち主で、合理的な勝利よりも民草に被害が出ないように配慮している(幼少の頃から、血生臭い謀略に手を染めながら嘆き悲しむ父・元就の姿を見てきたため、犠牲の少ない戦い方を志向するようになった)。 攻撃方法は剣と本を交互に振るう特殊なスタイル。剣からは巨大な水飛沫が吹き出る他、本のページを弾き飛ばして敵を攻撃する。 父・元就のことは「父上」と呼んで心の底から尊敬しており、父の戦ぶりと采配から常に学び取る謙虚さを持つ好青年。熱心な読書家で、元就の冗長な著作を敢えて好み、また常に書物を読んでいないと発作を起こすほどの文字中毒。ただし元就の長ったらしい説教には辟易してもいる。自分の個人的な気持ちを吐露できない臆病さも併せ持っており、自身を「知恵と大気はあるが、勇気が足りない」と評している(史実では秀吉に言われたことである)。無双演武では、黒田官兵衛との交流が主軸となっている。中国の章では元就と共に織田軍の侵略に対抗したが、天下統一の章では羽柴軍の一武将として、官兵衛と共に各地を転戦する。『5』 ポニーテールをなびかせた外見に変わった。性格も若さが前面に押し出されており、自らの才能を疑わず自信満々に振舞っている。 小少将 声:白石涼子 / 通り名:傾国の美女 武器:羽衣 魅 惑 / アクションタイプ:神速攻撃 身長:168cm 男を手玉に取り、我が身を常に権力者の側に置きながらも、戦場に赴き自らを「不幸を呼ぶ女」と称する妖艶な美女。本作では、同名の朝倉義景の側室ではなく、三好長治、十河存保の母親とされ、後に元親の側室となったとされる人物が選ばれている。 戦国時代とは思えないピンク髪のカーリーヘアとファンキーなファッションが特徴。ドラマムービーでは戦国時代にそぐわない現代的な傘を持って登場する。戦闘では、羽衣を自由自在に操り戦う。よくハート型が現れる。 手玉に取った男たち(一条兼定や三好三人衆など)を操り、四国制覇を目論む。普段は蠱惑的な言動が目立つ悪女のように振る舞っているが、内面に良識と繊細さを持ち合わせており、流浪演武でその一端が描かれているほか、料理上手であることが分かる。ガラシャからはその男を手玉に取る術に憧れを抱かれており、「師匠」と呼ばれるようになる一方で、元親と共に行動するにつれ彼の持つ反骨心に惹かれていく。『4-II』では元親との交流もあるが、どちらかと言えば雑賀孫市との絡みが主。 島津豊久 声:宮坂俊蔵 / 通り名:若き薩摩隼人 武器:大鉞 挑 隼 / アクションタイプ:チャージ攻撃 身長:172cm 島津家久の息子で、島津義弘の甥。血気盛んかつ一途な性格で、失敗を糧にして成長を続ける若きもののふ。戦場では自身が傷つくことも意に介さない猛将だが、平素は子犬のように純朴な少年であり、流浪演武の主人公や宗茂などから弄られている(尻などを叩かれると「きゃん!」と叫んだりする)。 巨大な斧を振り回して戦い、力においては伯父の義弘にも引けを取らない。また、豊臣軍の大船団を目の当たりにしても決して闘争心を失わないなど、胆力の強さも伯父譲りのものを持っている。 『4』の無双演武では高橋紹運、立花夫妻に対抗意識を燃やし、幾度もの戦いを経ながら島津の武将として成長していく。関ヶ原合戦終盤に有名な島津の退き口を行い、義弘ら本隊を逃がすことに成功しながらも自身は戦場に果てた。立花夫妻との決着はつけられなかったが、彼らからは後にその死を悼まれる。『4-II』では井伊直政の好敵手として描かれ、互いに切磋琢磨する過程が描かれた。 早川殿 声:佐藤聡美 / 通り名:関東の明珠 武器:打毬杖・毬 涼 清 / アクションタイプ:特殊技 身長:158cm 北条氏康の娘で、あどけなさの残る顔立ちの中に育ちの良さを感じさせる少女。親しみやすく、弟達や家臣、領民からも広く慕われているが、その内には芯の強さを秘めている。 今川氏真の妻ということからか、毬を使った攻撃を得意とし、打毬杖を駆使して戦う。ただし『4』では氏真との夫婦エピソードは一切語られておらず、甲斐姫の相棒としての描写がメインとなっている。 甲斐姫を妹のように可愛がりながらも、小田原征伐の戦後処理で豊臣の人質になるところを甲斐姫が機転を利かせ、徳川に降伏した形を取ったことで関東に残ることはできたが、信之と幸村同様第二次上田城と大坂の陣で甲斐姫との悲劇的な対決を繰り広げることになる。『真田丸』では真田家の視点で描かれる都合上、ほとんど敵として登場する。
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