八百小学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 19:14 UTC 版)
「ウソツキ!ゴクオーくん」の記事における「八百小学校」の解説
ゴクオーが転校してきた現世の小学校。ゴクオーのクラスは5年2組→6年2組。初登場した生徒や教師達はその後も度々登場している(一部除く)。 5年2組 番崎 竜丸(ばんざき たつまる) 声 - 細谷カズヨシ ガキ大将で、ゴクオーや天子のクラスメイト。体が大きくキレやすい暴れん坊だが、ゴクオーとの出会いや物語が進むにつれて次第に丸くなっている。また、かつて自身がからかいのつもりで怖がらせていたある人物に恨まれ、自身はその事を反省しており、その人物へのお詫びで殴られるのを承知していた。腕っぷしが強く腕相撲では子供相手なら無敗を誇る。よくゴクオーのウソで酷い目に遭ったりツッコミを入れたりしている。虎丸(とらまる)という弟(クラスは2年2組)がおり、風邪を引いた虎丸のためにガチャガチャでレアの『伝説のゴールドラゴン』を引き当てようとするなど弟想いの一面も見せる。第1話では天子を陥れるため、前任の担任教師に利用されていた。本人はその事で天子に謝罪をしていなかったことを深く反省していて、今後は天子を無闇に疑わず天子が困っていたら助ける事を誓っていたためルシオの歓迎会の飾り付けを壊した疑いを掛けられた天子を庇った。一度捻田と肉鱈のケンカを止めようと暴力を振るってしまい、周囲から責められ拗ねたことがあったがグンショーから漢のウソを教えられ、つい殴ってしまった2人に謝っても許して貰えなかったが諦めずに3日間一生懸命謝罪し続けようやく許して貰えた(この件以来グンショーを「アニキ」と呼ぶようになる)。6年生でもゴクオーと同じクラスになっている。ある夏の日にリュウジが現れた際はドッジボールやゲーム、腕相撲ですらリュウジに敗北したことで劣等感を覚えてしまうものの負けを認めたことで気が晴れ、リュウジと共に落書き犯へ立ち向かった。6年になって違うクラスになった恵比寿・梶野とある放課後にゲームをする約束をしていたにも関わらず、結局茶刈たちとの急用を優先してしまったせいで梶野と喧嘩になってしまうが梶野のピンチにゴクオーと共に駆け付けて助けに入り、最終的には梶野と仲直りした。八百町合同クリスマス会の準備では、出摩小の生徒である井ノ中(いのなか)に下級生たちへのサプライズとして用意していたお菓子を飾ったツリーを壊されるというトラブルに遭い、一度はツリーのことを諦めるもネクストが新しいツリーを持ってきた(実際はキセキの力で修復していた)ことで元気を取り戻し、皆で協力してツリーの飾り付けをし直して予定より少し遅れながらも無事クリスマス会を開催でき、ツリーを虎丸や下級生たちに喜んでもらえて嬉しさを覚えた(その際に発生した最大限の喜びをネクストに奪われる)。物語終盤では6年2組の生徒全員と共にゴクオーの正体を知るも天子の言葉もあって受け入れ、天子や生徒全員と共に邪仏に追い詰められたゴクオーを助けた。その後決戦時もゴクオーをサポートした。 得意科目は体育、苦手科目は算数と家庭科。好きな給食はカレーライス(「ケーキにかけてだって食える」ほどの大好物)。 恵比寿 正宗(えびす まさむね) ゴクオー達のクラスメイト。番崎の手下的存在で常に行動を共にしている。強いモノに憧れを持つ小心者で普段からあまりパッとしない存在だが、番崎や梶野との友情を大切にしようとしたり2人が喧嘩になった際はなんとか仲直りさせようと奮闘するなど、友達想いな一面を見せている。 大人気のおもちゃ『昆虫メダル』のレアメダル・ヘラクナイトの2枚目を出した時は皆にチヤホヤされ得意になっていたものの、調子に乗っていたのが災いして中学生にメダル5枚と交換というウソで奪われ、交換の約束をしていた番崎と絶縁になってしまう。しかしゴクオーと協力してメダルを取り返し、番崎ともよりを戻した。6年生ではゴクオーとは別の4組になっている。 得意科目は社会、苦手科目は理科。好きな給食は唐揚げ。 梶野 伸行(かじの のぶゆき) ゴクオー達のクラスメイト。恵比寿同様、番崎とよくつるんでいる。「ゲーム」と名のつくものなら何でも得意であり、自他共に認める「ゲームマスター」。 ある日、話題のゲームである『クエストクエスチョン』を買いそびれてしまい、ゲームマスターとしてのプライドが災いして意地で番崎たちにウソをついてしまった。その後もウソをつき続ける内に積み重なったウソに恐怖を覚え、ゴクオーにウソのつけない舌を与えられた時はウソを見破ってくれたことに感謝していた。6年生ではゴクオーとは別の4組になっており、それ故番崎と違うクラスになったことに落ち込んでいた。上記の約束の件では番崎と喧嘩になった後、ゲームセンターで高校生達にハメられそうになるが駆け付けたゴクオーと番崎に救われ、改めて番崎と仲直りした。 得意科目は算数、苦手科目は家庭科。好きな給食はラーメン。 茂部 美知代(もぶ みちよ) 天子の親友で、ゴクオー達のクラスメイト。天子からは「みぃちゃん」と呼ばれている。明朗快活なムードメーカーで、ビーズアクセサリー作りが得意。 かつて八百小にいたリヨが町に遊びに来た時は、仲が良かった天子とリヨの関係を見てそれ等に対する孤独感からリヨが置いて行った(実際はわざと外して置いた)リボンを盗ってしまう。リボンを返せなくなった状況からごまかしていたがゴクオーにウソを見破られ、リヨと共にウソのつけない舌を与えられた。事件解決後、天子に詫びてリヨと和解した。6年生ではゴクオーとは別の4組になっている。 得意科目は図工、苦手科目は理科。好きな給食はグラタン。 尼里 ゆめ(あまさと -) 天子の親友で、ゴクオー達のクラスメイト。クラスのお姉さん的存在で男子の注目の的でもある。6年生でもゴクオーと同じクラスになっている。 得意科目は体育、苦手科目は社会。好きな給食はナポリタン。 戸屋 ススム(どや -) 声 - 中島ヨシキ 学校一のスポーツマンで、ゴクオー達のクラスメイト。1年前の授業で跳び箱から落ちて以来跳び箱が怖くて跳べず、怪我をしたとウソをついて体育を見学して更に跳ぼうとしている天子の妨害をしていたが、ゴクオーに見破られウソのつけない舌を与えられた。そのおかげでみんなに正直なことを言ったため許された。運動会でも活躍し、ゴクオーの口車で卑怯をしようと考えた番崎や白組の男子を説得し、心がバラバラになっていた皆に発破をかけるという奮闘ぶりを見せた。6年生ではゴクオーとは別の1組になっている。邪仏編ではゴクオーの正体を知るも受け入れ、同じくゴクオーを受け入れた元5年2組の生徒全員と共に駆けつけ、邪仏に挑むゴクオーをサポートした。 得意科目は体育、苦手科目は国語。好きな給食は鳥のササミのゴマ和え。 中底 正(なかぞこ ただし) ゴクオー達のクラスメイト。掃除委員所属。間が悪いが熱心に掃除や飼育をこなす影の努力家。給食のカレー鍋を落としてカレーをこぼしてしまった時はごまかそうとしていたがゴクオーに見破られ、謝った。また、掃除委員をこなしていた時に同じ委員の磨巾から度々仕事を押し付けられ、その事を強く言い返せなかった事もあってゴクオーに自らの間の悪さを吐露したこともあるが、教育委員会に掃除のやり方を教える役割を担う事になり、それがきっかけで磨巾との騒動になった際にはゴクオーの助けもあって難を逃れ、その際に磨巾に「気まずくなりたくない」という理由で一緒に説明会をやろうと誘うなどの配慮を見せ、結果としてクラス全体から賞賛された。6年生ではゴクオーとは別の1組になっている。 押結(おむすび) ゴクオー達のクラスメイト。カレー鍋の持ち手に液体石鹸を塗り、中底にカレーをこぼさせた。実は食欲に負けて給食のカレーをつまみ食いしすぎてしまい、量が少なくなってしまったためにごまかそうとしていた。だがゴクオーに見破られてウソのつけない舌を与えられ、本当の事を話した。また、幼馴染のヒサエと一緒にいた時に4組の連中から彼女との仲をからかわれ、更には物を隠されるといったいじめにも遭うが、最後にはゴクオーに助けられた。6年生ではゴクオーとは別の1組になっている。 生家(なまけ) ゴクオー達のクラスメイト。勉強嫌いで、塾に行かされないために江里戸に人気ホビー『ベイ丸』と引き換えにテストでカンニング(テストにお互いの名前を書くというもの)させてくれと頼んだ。しかし、ゴクオーに中途半端なウソを完璧にするために勉強をさせられた(お互いの点数がいきなり変わると怪しまれるため)。カンニングは成功したがテストを返されるときに先生に褒められて良心や不安に潰されそうになるが、結果的にはテストで百点をとれた。その後ゴクオーに舌を抜かれそうになるが、もう気まずいウソはつかないと本心から言い、免れた。その後は江里戸に勉強を教えてもらい少しずつ成果を上げている。6年生ではゴクオーとは別の3組になっている。 江里戸 秀一(えりと しゅういち) ゴクオー達のクラスメイト。クラス一の秀才で、性格もよい。児童会では書記を担当している。生家のカンニングにホビーと引き換えに加担するが、ゴクオーに良心を揺さぶられ、舌を抜かれそうになったときも生家とともにもう気まずいウソはつかないと本心から言い、免れた。その後は生家に勉強を教えていた。家では母親のことを「ママ」と呼んでおり、一度は田ノ上の嫌がらせでクラスにこの事をバラされ、最初は笑われたりもしたが、田ノ上との和解後はこの事で笑われたりはしていない。一度、塾の先生が原因でおちこぼれ軍団4人(ゴクオー、番崎、田ノ上、平近)と仲が険悪になりかけたことがあったが、ゴクオー達にウソをつかれた甲斐もあって修繕することに成功した。6年生ではゴクオーとは別の3組になっている。 平近 鉄平(ひらちか てっぺい) クラスのお笑いキャラで、ゴクオー達のクラスメイト。愛称は「ヒッチー」。いつも様々なギャグでみんなを笑わせている人気者だが、幼馴染ののりこだけは笑わせられていなかった。全く笑ってくれないのりこを笑わせるためにネコカラスを無理矢理利用してしまい、ゴクオーの怒りを買い(本当に怒ったかどうかは謎)地獄に送られるが、舌は抜かれなかった。その後、のりこが笑わない理由を知ったことで、彼女に人を笑わすのが楽しくなっていたことを明かした。6年生でもゴクオーと同じクラスになっている。 内見 のりこ(うちみ -) おっとりした少女で、ゴクオー達のクラスメイト。愛称は「ノンコ」。家が獣医で動物好き。飼育委員に入っている。一年前、平近が先生を「お母さん」と呼んでしまったことをごまかして以来、無理をしてお笑いキャラをしていると思い、平近のギャグに無理して笑いをこらえたり、面白くないとウソをついたりして、笑わないようにしていた。だがゴクオーに見破られ、平近と一緒に地獄に送られ、軽めに舌を抜かれた(この場合は、平近に真意を気づいてもらうため)。そして真相を話したが、平近は本当に人を笑わすのが楽しくなっていたことを知り、最後は平近のギャグで笑った。6年生ではゴクオーとは別の3組になっている。 壱兆 金太郎(いっちょう きんたろう) 一流会社の社長の息子で、ゴクオー達のクラスメイト。お調子者でチャラいお金持ちだが、それ故に嫌な奴だと思われることを嫌っている。休み時間中、誤って学校創立時に作られた彫刻を壊してしまい、嫌われたくないためにその場に居合わせた梶野、中底、押結に前日窓ガラスを壊した時のようにお金でウソを買おうとした。しかし、ゴクオーに見られてしまったため、ゴクオーに罪を擦り付けたが、ゴクオーの策によりしてやられ、最後はウソのつけない舌を与えられた。なおもお金を使い逃げ道を作ろうとするが、皆見先生に平手打ちを受け事の重大さに気付き、泣きながら謝った。そして皆が彫刻を直すのを手伝うと宣言したため元気を取り戻した。6年生ではゴクオーとは別の3組になっている。 雨地(あめち) ゴクオー達のクラスメイト。勉強も運動もそれなりにできるが、集団でやる競技となると、迷惑をかけたくないと過敏になりすぎていつも失敗してしまう。1ヶ月間の縄跳び大会のときも皆の足を引っ張り、肉鱈と4組の一行に馬鹿にされていた。自分がいなければ勝てると、皆にウソをついて縄跳びをずる休みするがゴクオーにばれてしまい、ゴクオーと話す内にクラスメイトの自分への応援はウソで、実は邪険にされているといったことをつい口走ってしまい、未熟なウソにイラついたゴクオーに舌を抜かれ、皆にずる休みだと話してしまうが、同時に実は自分もクラスの一員でいたいということも言い、許された。そこに現れた肉鱈らと2組の生徒達との間で始まった雨地は縄を跳べるか跳べないかの口論の中、ゴクオーにどちらがウソツキか決めるのは自分だと言われ、心は揺らいだものの最終的に跳べると信じてくれた2組の方を信じて肉鱈らを振り払い、勇気を出して縄を跳ぶことができた。そしてゴクオーに、もう嫌なことから逃げないと誓った。以前、跳び箱が飛べなかった天子を応援したことがある。6年生ではゴクオーとは別の4組になっている。 三白 彩菜(みしら あやな) ゴクオー達のクラスメイト。すごく美味しいと評判の定食屋の娘で、自身も手伝いをしているが、店自体がオシャレでなくいつクラスメイトが来るのか分からないため、店の手伝いを恥ずかしがっている。ある時、たまたま店に食べに来たクラスメイトの北星(きたぼし)に料理を褒められたことで恋心を抱くようになる。調理実習の時に北星が自分よりも彼と同じ班の盛杉(もりすぎ)に興味を示していたことに嫉妬し、自分の班の鍋にインスタントコーヒーをたっぷり入れた上で食器器具を落とし、それを拾うふりをして、ゴクオー達3班の鍋と自分の班である4班の鍋をすり替えることに成功したが、ゴクオーにウソを見破られてウソのつけない舌を与えられた。全てを話した後、皆見先生や盛杉の協力でカレーを作り直し、料理に大切な事に気付き、和解した。その後は店の手伝いを恥ずかしがらずにできている。6年生ではゴクオーとは別の4組になっている。 田ノ上 歩(たのうえ あゆむ) ゴクオー達のクラスメイト。勉強や運動もイマイチであるが、いつも笑っていられる。番崎などから何か言われる度に江里戸に庇ってもらっている。しかし、その度に自分が周りよりも下の存在だと思い知らされており、内心では嫌悪感を抱いていた。両親が共働きのため、家ではアイロンがけや洗濯物干し、弟の世話やおやつ作りまでしている。ある日、ゴクオー、学田と共に江里戸の家で雨宿りしていた時、江里戸が母親のことをママと呼んだのを聞き、書き初めに書いてクラスにバラした。それを江里戸に嫉妬していた学田の仕業にしようとしたが、ゴクオーに見破られウソのつけない舌を与えられた。これまでの笑顔から一転し物凄い形相で真相を話した後、江里戸から自身も自分ができないことを普通にできている田ノ上のことをすごくて尊敬できると思っており、それ故に庇っていたことが明かされ、それを知ったことで江里戸と和解した。その後は迷惑をかけたお詫びに江里戸と学田をホットケーキパーティに招待した。6年生ではゴクオーとは別の4組になっている。 学田 学(がくた まなぶ) ゴクオー達のクラスメイト。通称「ガク」。生真面目な性格でウソが嫌い。植物クラブ所属で、毎朝花の水やりをした後で予習復習をしているが、いま一歩江里戸に成績で勝つことができず、嫉妬している。クラスで一番早く登校しており、習字が得意である。これを田ノ上に利用され、罪を擦り付けられそうになった。ウソは悪いことと思っており、ゴクオーの事を嫌っていた。しかし、この性格が原因で窮地に陥ったことがあったが、ゴクオーに助けられたのを機にウソに対する認識を少しだけ改めた。6年生でもゴクオーと同じクラスになっている。 鉄谷 真吉(てつたに しんきち) ゴクオー達のクラスメイト。1年生から一度も学校を休んだり、早引きしたことがなく、それを自分のいい所として自慢するほどの元気者。しかし、そのことで調子に乗ったことが原因で、風邪を引いてしまう。翌日は皆勤賞のために風邪をごまかして登校するが、隣の席の背花にうつしてしまい、それによってクラスにも風邪を引いていることが露見する。そこで保健室からもらってきたシップを脇に貼り、熱を抑えてごまかそうとしたが、体温計にシップのにおいが付いていたことからゴクオーに見破られウソのつけない舌を与えられた。実は皆勤賞を狙っていたのは、自分の為ではなく、ぜんそく持ちの妹エミを励ます為だった事など全てを話し、更には背花から自身の本当のいい所を書いた紙を渡されたことでそれを見て自分の行いを反省した。その後、背花と共に早退し、その日の夜にはエミに紙を見られており、照れていた。6年生ではゴクオーとは別の3組になっている。 背花 すみれ(せばな - ) ゴクオー達のクラスメイト。演劇クラブ所属。クラブでは主役を多くやらせてもらっている。ある時、皆見先生から隣の席の人の良い所を挙げる紙を渡された時に妹の為に風邪を引いた事を我慢する鉄谷から風邪をうつされてしまうが、最後には本心を話した彼を許し、同時に鉄谷の良い所を記した紙を彼に手渡した。宝塚に憧れており「シンデレラ」で王子様役になるが、クラスが注目したことで登垣から嫉妬心を抱かれ、さらに当日に後述の理由で登垣に当たってしまい、罠にはめられた。その後は登垣とも和解し、劇を成功させた。6年生ではゴクオーとは別の1組になっている。 登垣 光子(とがき みつこ) ゴクオー達のクラスメイト。演劇クラブ所属。普段は地味でクラブでも脇役ばかりをやらされているが、5年2組の劇ではシンデレラ役を務めた(シンデレラ役の立候補が誰もおらず、演劇クラブの彼女を皆見先生が推薦した)。劇当日、クラス全員分のお守りを作ったが、家に置いてきてしまいそれを取りに行って戻ってくる途中に転倒し、時間ギリギリで来た上に傷だらけの主役らしからぬ状態の彼女にイラつきを覚えた背花にきつく当たられたことで、今まで我慢してきた嫉妬が爆発し、劇本番、馬の被り物で変装した上で反対の舞台裏に劇で使っていたネズミの全身タイツを置き、自分が得意な皆見先生の声マネを使って背花をネズミの全身タイツで転倒させた。しかし、皆見先生が本番中に舞台裏にいないこと(彼女はずっと体育館入口にいた)、そして自分が被っていたティアラの宝石のひとつが馬の被り物に入っていたことで、ゴクオーにウソを見破られウソのつけない舌を与えられた。ウソのつけない舌を与えられてもなお「こんなクラス大嫌い」とウソをついたが、ゴクオーにお守り袋を突きつけられ、自分の本心に気づく。その後は背花達とも和解し、劇を成功させた。6年生ではゴクオーとは別の1組になっている。 石豆 タグル(いしまめ -) ゴクオー達のクラスメイト。ある日、とあることからボールに乗ってボールをパンクさせてしまい、その罪を北星に擦り付けようとしたが、ゴクオーにウソを見破られる。そのやりとりを見ていたサタンに地獄に連れて行かれ(ネコカラスが地獄に送ろうとしたが介入したガマブクロウが先に地獄へ送った)、現世地獄化の第一歩として人の悪口しか言えない舌を与えられそうになるが、寸での所でゴクオーに制裁された(しかし、実はこの事件は、ゴクオーにナナシノの存在を気付かせないようにする為にわざと起こしたものであり、後にそれをゴクオーに見破られている)。6年生でもゴクオーと同じクラスになっており、ある出来事がきっかけで千十郎の友達になる。実は幼い頃からナナシノに摂りつかれており、心の中で出会った後は友達となり、いつも一緒に遊んだり話をしたりしていた。また、ゴクオーがナナシノの潜伏先を知った際は千十郎を利用し、彼にゴクオーの事を「閻魔」と呼ぶように入れ知恵したり(千十郎には言わないように約束させている)、屋上からオーラを千十郎に向けて降り注ぐことで彼がナナシノだとゴクオーに思わせていた。ナナシノに摂りつかれている事をゴクオーの推理で明かされると一時分離したナナシノがいない事に気付いて涙を流し、前述のナナシノとの経緯を天子たちに話した。その後、ゴクオーとの決戦の末に改心したナナシノと別れることとなり、ナナシノが転生してからは彼に関する記憶は消えているが、その日に産まれた喜生(はるき)という赤ちゃんに歓喜の涙を流して「いいお兄ちゃんになる」と誓った。彼の名前をアナグラムで並べ替えると「タマシイメグル」になり、ナナシノの存在と関連付けるような文章となる。 チコ ゴクオー達のクラスメイト。6年生でもゴクオーと同じクラスになっている。しばおという犬を飼っており、いなくなった際は天子とゴクオーに助けを求め、更には他人の女性にしばおを奪われそうになるが、最後にはゴクオーの助けもあってしばおを取り返した。一久世が女子に人気という話題が挙がった際は「江里戸の方がカッコいい」と言っていた。 左丹下 ルシオ(さたんげ -) 5年2組に転入してきた左丹下校長の親戚。実は作戦に失敗続きのサタンが人間は「悪」だということをゴクオーに知らしめるため、ガマブクロウの力で人間の少年に変化した姿(サタンはガマブクロウが化けている)。箸乃木(ばしのぎ)が事件を起こした際は彼に協力すると持ちかけ、様々な証拠を隠滅してゴクオーのウソ暴きを邪魔するが、1枚上手だったゴクオーに騙され、自らの手で証拠を露見させてしまう。また、教頭である固水の悪事に加担したり、他の生徒にウソ事件を引き起こさせる行為もした他、自身の歓迎会の前日には天子の心を悪に染まらせるために天子に化けたガマブクロウに飾りを壊させることもした。変化していたサタンがゴクオーとの決戦の末、孤地獄無期懲役となったため、表向きは校長の仕事の都合で外国に引っ越したという形で5年2組から去ったが、ゴクオーがウソで用意した謝罪といつか会えるといった旨の手紙が読まれ、最後は5年2組から仲間として受け入れられた。邪仏との決戦時にゴクオーの頼みにより再登場し、ゴクオーをサポートした。 皆見 みのり(みなみる -) 前担任教師の後任として勤めている5年2組担任の新米女性教師。気が弱く(現在は努力中)、おっちょこちょいで多少涙もろいところがあるが、真面目で芯の強い一面があり人の気持ちを大切にする指導をする。なお、以前に(ウソ暴きのために)事故で怪我をしてしまったゴクオーを助けられずにいたことから合気道を習い始めており、後に同じ教師の険市先生がゴクオーに襲い掛かろうとした際は彼を投げ飛ばしてゴクオーを助けている。昔はキャビンアテンダントになるのが夢であったが断念してしまい落ち込んでいた。そんなある日、仲間を大切にする一面を見通した当時の担任に先生になることを勧められ現在に至る。ゴクオー達が6年生でも同じクラスで担任を務めている。修学旅行の時はしくじりはあったものの行きの新幹線などでは騒いではいけないと生徒達を叱ったり、京都の土産物店では巨大マスコット人形を壊した疑いをかけられた教え子の乙赦(おしゃ)と勝木(かちき)に迫る夕日向先生に発破をかけ2人を庇ったりするなど教育者としての更なる成長が見られた。ゴクオー達が卒業制作を作っていた際に強風で卒業制作が壊れてしまい、教え子達のがっかりするところを見たくないあまり卒業制作を自分で作り直し、そのまま生徒達の作品としようとしたが、ゴクオーに見破られる。そしてそれが教え子達を侮辱することだというゴクオーの指摘によりウソをつこうとした自分を反省し、自ら罪を認めウソのつけない舌を与えられた。その後天子達に全てを話して謝罪し、自身が直した部分を切り取ろうとしたが、彼女自身も6年2組の一員だからそのままにして欲しい事と、自分のためにこっそりプレゼントを作ってくれた教え子達の心の暖かさに触れ涙した。真最終回では邪仏の信頼支配の術に操られるも、それでも唯一理性を保っており、ゴクオーに「早く行きなさい」と促した。 好きな給食は牛乳の寒天。 6年2組 形銭 千十郎(かたぜに せんじゅうろう) 八百小に転校してきたリーゼントと一か所だけある金歯が特徴の少年で、刑事の息子。ウソ事件を率先して解決しようとしており、その度にいつもゴクオーに手柄を取られているために彼のことを敵視してはいるが、ある事件で協力してウソを暴いた後は素直に感謝の言葉を伝えるなど内心では彼を認めている節もある。また、刑事について語り出すと止まらなく、話が長すぎるがゆえほとんど人がいなくなる。なぜかゴクオーの正体を知っており、気安く「閻魔」と呼んでいたが、それについてはある約束(詳細は後述)があるため答えなかった。一人称は「ボキ」。 父親の仕事の都合で転校を繰り返しており、2つ前の学校では刑事ドラマの話で仲良くなった生徒がいたが、転校後、自身が書いた手紙が読み切れないのが原因で事実上絶交宣言されてしまい、それがきっかけで友情は続かないことを悟り「友達はいらない」と言っていた。しかしある事件で石豆が疑われた時「友達を作ることを恐れるな」という父親の言葉を胸に(ゴクオーの手助けもあって)石豆の無実の罪を晴らし、彼と友達になる。 時折人とは思えないオーラを放つ時があるが、それは石豆に摂り付いたナナシノが上から降り注いだものであった。そしてゴクオーを閻魔と呼んでいたのもナナシノに唆されたものであり、約束としてそれをずっと黙っていた。ナナシノが転生してからは石豆同様彼に関する記憶は消えている。 得意科目は社会、苦手科目は家庭科。好きな給食はカツ丼。 茶刈 しげる(ちゃかり -) 元・5年4組の生徒でゴクオー達の新たなクラスメイト。明るいお調子者。そのくせかなりのトラブルメーカーで、6年生初日でも花瓶が割られていたことで教室に一人だけいた彼に疑いが掛けられ、その際に一度は割って入ったゴクオーのウソつきを快く思わずに嫌っていたが、ゴクオーの活躍により疑いが晴れた後はゴクオーを尊敬すると同時に友達にもなりたいと思うようになり「ゴクさん」と呼ぶようになる。夏休みの登校日、宿題の絵の仕上げに使った絵の具を片付けている最中、番崎が落としたハンカチを手についた絵の具を拭くのに使ってしまい、番崎に詰め寄られ必死に謝り、ハンカチを弁償するという旨も告げたが、その際に「汚れきったばっちぃハンカチ」などとハンカチを悪く言ってしまったことで番崎の怒りを買い殴られ、クラスメイトからも同情してもらえなかった。その後番崎と仲直りするべくゴクオーに助けを求めたが、ゴクオーからは自分自身のうさんくささを指摘され、逆上してゴクオーに襲いかかるが、逆に地獄に送られウソのつけない舌を与えられた。喧嘩や一人ぼっち、仲間外れが怖くて適当な性格でいれば自然と人が集まってくるから安心していたことなどを話し、なおも適当な自分を省みようとしなかったが、その場にいた天子に番崎のハンカチは虎丸に誕生日プレゼントとして初めてプレゼントしてもらったものだったからあんなに怒ったのではないかという事を告げられ自分を少し見つめ直し、代わりのハンカチを買うべく色々な店を回るが見つからず、最後の店でお目当てのハンカチが一個だけ残っていたのを見つけるが、別の子供もそのハンカチを欲しがっていて、引っ越す友達にあげたいということを聞いて自分がハンカチを探し回っていたのは自分の為だと気づき、その子供にハンカチを譲った。その後は番崎に謝り許してもらえたものの、適当な性格は治っていない。 得意科目は国語、苦手科目は算数。好きな給食は焼きそば。 味本(あじもと) ゴクオー達の新たなクラスメイト。食べ物にこだわりがあり、給食を残す生徒は許せない。食べ物に関する知識も豊富で将来は美食家を志望。実はしいたけが苦手で、しいたけソテーの日だけは早引きや仮病を使ったりしていた。ある日のしいたけソテーの前日も足並に食べ物の好き嫌いを無くす方法を教えるよう頼まれたが「教えても無駄だ」と断り、当日前もって買っておいた牛乳パックにしいたけを隠し、持って帰って母親に細かく切ってもらおうとした(そのせいで気が引けて足並達が給食を残すことを怒れなかった)。だがゴクオーに見破られウソのつけない舌を与えられ、丸ごとのしいたけの歯ごたえがどうしても好きになれなかった事を話してしまった。その後は天子達になぜ嫌いなのかを研究することを勧められた上で励まされた。 足並(あしなみ) ゴクオー達の新たなクラスメイト。食べ物の好き嫌いから、給食を大の苦手としている。ある日の体育の50m走では赤花と3回連続で同タイムを出し、クラスメイトからライバルと呼ばれる反面、クラスから自分の方が勝てそうだと囁かれたり、陰ながら赤花以上に努力しているため、それらを知った赤花を焦らせてしまい、彼の靴の紐を切ってまともに走れなくしたという無実の罪を着せられてしまうが、真実を話した赤花からなぜそこまで練習を頑張れるのかと聞かれた時に、赤花をライバルだと認めていることや彼に勝ちたかったからだと答え、それらを聞いて反省した赤花と和解した。 一久世(ひとくせ) ゴクオー達の新たなクラスメイト。勉強、運動ができる優等生で優しい性格だが、本人もそれを自負している節があり、周りが自身のキャラを定着させていることに嫌気が差していた。ある日何気なく言った一言が他のクラスメイトの喧嘩に繋がり、それに味を占め今度は「嘘の噂」を流し磨巾と田塁を喧嘩させた。そして、その次に番崎と正道を喧嘩させるために天子に噂を広めるよう仕向けたが、ゴクオーの策にはまり、天子も嘘の噂を広めていなかったためウソが暴かれ、ウソのつけない舌を与えられた。その後クラスメイトの前で涙ながらに本音を吐き、投げやりな態度になるも、最後は皆に自分のありのままの姿を認めてもらい、それにより皆と和解し噂騒動も無くなった。以降は自分のありのままの姿を皆に見せるようになり、いつもポヤっとしている湯種やチャレンジに多くの出費をした飯音を心配したり、全てを話した飯音を湯種と共に励ましたりしていた。また、ゴクオーを恨む磨巾に対しても拙井と共に諭し、心から悪いと反省していることやゴクオーに感謝していることを告げた。 正道 拳(せいどう けん) ゴクオー達の新たなクラスメイト。空手が強く大会で3年連続優勝するほどの実力。一久世のウソを暴くために番崎と喧嘩しているふりをして一役買った。時目に憧れており、怪我をしたところを心配してくれた優しさに惚れた。しかし、彼女が優勝カップを壊したことを目撃してしまい、このまま黙っているよう言われ、時目がゴクオーに追及されていた際には彼女を庇っていたが、ゴクオーの言葉で「重要なのは真実」と知り、自分の行動を後悔し始める。その後、時目から罪を被ってと泣きつかれたが、自分を殴ってまでも葛藤を振り切り、時目に真実を話すように諭した。時目が真実を話したため、自身も優勝カップは努力や周囲の想いが詰まった大切なものであると彼女に伝え、時目から謝罪してもらった後は精神を鍛え直すべく彼女と共に特訓をするようになる。 拙井(つたない) ゴクオー達の新たなクラスメイト。顔面にボールをぶつけられた事がトラウマでドッジボールが怖く、他のメンバーにボールを渡していた。球技大会当日も一人よがりのプレーをしていたが、ゴクオーにそれを大罪とみなされウソのつけない舌を与えられた。その後、本当は1年前に箱入の顔面にうっかりボールをぶつけたことから、また誰かを大怪我させてしまう事を恐れボールを投げるのが怖くなってしまったということを話した。しかし箱入の勇気とクラスメイト達の励ましで本気を取り戻し、2組を優勝に導いた。 箱入(はこいり) ゴクオー達の新たなクラスメイト。拙井とはご近所さん。1年前、拙井にボールをぶつけられ鼻血が止まらず、気が動転していて拙井はわざとやったのではないとすぐに言えなかった。球技大会では拙井の真実を聞いてボールから拙井を守り、彼を励ました。 湯種 杉照(ゆだね すぎてる) ゴクオー達の新たなクラスメイト。ケンカやもめ事を嫌うのんびり屋でいつもポヤっとしており、周りに流されやすくよく騙されたりもするが、本人はそれを気にしていない。ある日、隣に住んでいるお兄さんに貸してもらった玩具『ハンドスピピー』を昔同じ塾だった暴若(ぼうじゃく)に脅され、奪われた。それをお兄さんに告白し、彼の愛想をつかし失望した目を見て、自分の適当な性格を反省し、スピピーを取り戻すため初めて怒りを露わにして暴若に立ち向かった。その後ゴクオーの協力のおかげで(壊れていたものの)スピピーを取り戻し、お兄さんと仲直りした。 飯音(いいね) ゴクオー達の新たなクラスメイト。昆虫が大好き。一久世や湯種とは5年生の時も同じクラスだった。ある雨の日に人気ユーチューバーであるキンキンに偶然会い、キンキンから弟子と認められたとゴクオー達に話す。それで自身も動画を作ることにしたのだが、その動画はどれもお世辞にも面白いとは言えないものだったため、つまらないとゴクオーに笑われた。その後『チョコバード』というお菓子の当たりが出るまで50箱ひたすら開けるというチャレンジを行うが失敗し、落ち込んでいた時に平近がチョコバードの当たりを当てたのを見て、彼に頼んでチョコバードの当たりを譲ってもらい、それをあたかも自分が当てたものであるかのようにして皆を騙そうとするが、それをゴクオーに見破られてウソのつけない舌を与えられた。その後、キンキンの弟子だというのはウソであり、彼に会えて調子に乗っていただけだということや、前述の不正行為も含めて全てを話し、また自分の動画を見てくれたみんなも楽しそうじゃなかったと本音を語ったが、一久世と湯種から本当に楽しいことをやってみんなを楽しくしたらどうだと励まされ、その数日後、昆虫の不思議を紹介する新たな動画を作って楽しく観せていた。 時目(ときめ) ゴクオー達の新たなクラスメイト。可憐な顔と仕草で男子に大人気。心優しい性格で、いつも笑顔を絶やさず怒ったことがないというが、本性は態度と口が少し悪く、か弱いアピールをして他人を利用している。ある日の体育の授業の後、正道の優勝カップを誤って壊してしまい、慌てて直しているところを正道に見られ、得意のアピールでこのまま黙っているよう伝えたが、ゴクオーに追及され、ウソ泣きをして同情を買おうとするも、ゴクオーからは「涙は関係ない、重要なのは真実だ」と返された。その後物凄い形相で本性を露わにしてまで誤魔化そうとし、挙句の果てに正道に罪を被るよう泣きつくもゴクオーの言葉で考えを変えた彼から真実を話すよう突き放され、その怒りから自分の罪を大声で白状してしまう。ウソのつけない舌を与えられて真実を話した後は、正道から優勝カップが努力や周囲からの想いが詰まった大切なものであると知らされ、ようやく自らの過ちを後悔して彼に謝罪し、その後は本性を曝け出すようになり、更には正道と共に精神を鍛え直すべく特訓をするようにもなる。 尾局(おつぼね) ゴクオー達の新たなクラスメイト。厳しく口うるさいタイプだが、情に厚く涙もろい一面も持つ。リーダーシップがあり、面倒くさい事も率先して引き受けたり、他人を心配して気遣うなど面倒見の良い面も併せ持っている。正道の優勝カップが壊された際最初に教室に戻った時目を疑い、その際彼女に騙されて動揺を見せたが、事件の真相が分かった時には時目を責めつつも、一斉に非難する男子たちに対し「元はといえばあなた達が甘やかしてたからでしょ」と叱りつけた。ある日、髪型を変えた木軽(きがる)を言葉でキズつけた番崎たちや彼らが謝っていた事を指摘したゴクオーをあれやこれやと叱りつけ「いつも正しいのは自分だけ」と自負していたが、体育の後で木から降りられなくなった2年の寄道(よりみち)を助けた際に「フェンスに登ってはいけない」という決まりを破ってしまい、それを隠すため決まりが書かれた貼り紙をはがし、寄道から助けてもらったと言われてもシラを切り続け、挙句の果て彼をウソツキ呼ばわりした。しかし、ゴクオーに全てを見破られ、その事に逆ギレして寄道を責め立てた結果泣かしてしまい、ゴクオーからウソのつけない舌を与えられた。そして、最初は純粋に正しいことをしていたが、いつの間にか人の失敗や失言を探して人をたたくことが目的になり、他人も自分も正しくしてないと許せなくなったと打ち明けたが、責める(フリをした)ゴクオーから自身を庇った寄道の姿を見て自分を反省し、謝罪した。その後は正直な気持ちを持って掃除をサボった番崎と茶刈を叱りつけたが、番崎からは「あんまり変わってない」と思われた。 田塁 一郎(だるい いちろう) ゴクオー達の新たなクラスメイト。常にだるそうな目をしている。ある日「カシバトル」という漫画を自身の名前のアナグラムである「ウチダ・イルロイ」名義(なお、ウチダ・イルロイが自身の名前のアナグラムであることはゴクオーに見破られている)でノートに描いて、教卓に置いたが、彼自身はカシバトルの作者だとは恥ずかしくて言えず、ゴクオーがカシバトルの作者を騙っていた後垣(あとがき)のウソを暴いた時に自分がカシバトルの作者だと告白した。その後、後垣が真実を話した後は、画山に「自分の描いた物には責任を持て」と諭され、後垣と和解した。その後、カシバトルの新刊を描いて皆に見せたり(その時のペンネームは「ダルイ・イチロウ」になっている)、後垣や画山と協力してオリジナルのマンガ雑誌を作ることになる。 画山 藤子(かきやま ふじこ) ゴクオー達の新たなクラスメイト。半目が特徴の女子。将来は少女漫画家を志望している。後垣のことを知っているようで、彼がカシバトルの作者として6年2組に現れた際には「こんなにマンガが描ける人だとは思わなかった」と言っていた。後垣がカシバトルの作者の立場を利用して調子に乗っていることや彼の評判が悪くなっていることを知り、「読者は大切にしろ」と注意したが、その際に「(後垣が)カシバトルの作者だと思えない」と言ってしまったことで後垣の怒りを買い、彼に自分の絵を汚されそうになったところを番崎達に助けられた。その後、後垣が真実を話した後は、カシバトルの本当の作者である田塁を諭し、また後垣と田塁が和解するよう二人の間を取り持った。その後は後垣や田塁と協力してオリジナルのマンガ雑誌を作ることになり、その際マンガの主人公は天子をモデルにしたいと天子に伝えた。 赤花(あかはな) ゴクオー達の新たなクラスメイト。鼻が赤いのが特徴。足並と3回連続で同タイムを出しているため、クラスメイトからライバルと呼ばれており、足並からもライバルとして認識されているが、本人は自分の方が足並より速いと思っており、むしろ自分のライバルは一久世だと認識している。また、秘密の特訓として毎日筋トレとランニングを欠かさずやっているなど努力家な一面を持ち、クラスで一番速くなりたいという目標を掲げている。クラスメイトが足並の方が勝てそうだという話をしていることや、現れたネクストの指摘により足並より多く練習しようとしてもその半分もできなかったことで、悔しさや苦しみを感じてしまい(その際に発生した最大限の苦しみをネクストに奪われる)、遂には足並に自分の靴の紐を切ってまともに走れなくしたという無実の罪を着せてしまうが、それをゴクオーに見破られてウソのつけない舌を与えられた。真実を話した後、足並に自分に勝ちたかったから努力していたことや生まれて初めてのライバルだと告げられ、自分の行いを反省して足並に謝った。 輝石野 ネク助(きせきの ネクすけ) 記憶を失い八百小に送り込まれたネクストに付けられた偽名。本来のネクストとは違って温厚な一面を見せ、また転入の際には朝礼での自己紹介のせいで表彰されず自分を憎んでいたある生徒から嫌がらせされてもあっさりと許し、更には今度の朝礼で彼を表彰して貰えるよう教師に取り計らうなど気遣いも見せていた。また、ゴクオーとは協力してウソ暴きに一役買う連携を見せた事もある。京都の修学旅行で撮った写真がお気に入りで、いつも持ち歩いている。ネクストが本来の姿に戻って眠りについたため表向きは転校したという形で八百小を去った。邪仏との決戦時に再登場し、ゴクオーをサポートした。 その他の生徒 捻田(ひねた) ゴクオー達の隣のクラス、5年1組の生徒。ゴクオー同様人を騙すのが好きでゴクオーをライバル視しているが、実際はウソツキキャラで目立ちたいだけの小物。2人のクラスメイトが1組の先生の大事なポスターを破ってしまった事件を捻田自身が解決したが、ゴクオーにことごとく矛盾を見破られた上に、実は彼も共犯者であることがバレてしまい、なんとか黙ってごまかそうとするが、共犯者であった2人が喋ってしまったため露見した。往生際が悪く、ゴクオーを殴ったためウソのつけない舌を与えられ目立ちたいがためにこの犯行をしたことを喋ってしまい、さらにゴクオーを罵倒した。ゴクオー自身は気にしなかったが、その際に「つまんねーウソつきやがって!」と言ってしまったため、ゴクオーの逆鱗に触れてしまい、恐怖のあまり気絶してしまった。その後はゴクオーに仕返しを狙っているものの、それまでとは違う笑顔を見せるようになった。 大荒輪 太郎(おおあらわ たろう) 6年3組の生徒。ゴクオーや番崎といった問題児を更生し、八百小を日本一の学校にするべく児童会選挙に立候補していた。選挙に向かう途中、不注意で窓ガラスを割ってしまい、たまたまその場に通りかかった天子に罪を擦り付けようとしたが、ゴクオーに見破られてウソのつけない舌を与えられ、児童会選挙で自らのしたことを全校生徒に演説してしまった。しかし、最後までゴクオーを信じた天子の姿を見て、心を入れ替えるということも話した結果、副児童会長に選ばれた。その後も挨拶をするように生徒をきちんと指導してはいるものの、児童会長には頭が上がらなく、張り切りすぎては彼女にしばしば注意されている。 藤堂 ちなつ(とうどう -) 6年1組の生徒で児童会長。正義感が強く、ゴミ拾いや花壇の修復など、会長らしい行動をし、また全国小学校の討論大会で優勝する等、かなり優秀である事も窺える。新聞クラブに学級花壇を荒らしたという新聞をでっちあげられた時も冷静な対応を見せた。完璧な人間に見えるようだが、グリンピース、お化け屋敷、習字の授業が苦手。 亜刷(あすり) 5年3組の生徒で、戸屋とは1年の時からずっとスポーツ関係で張り合っていたライバル。同じ白組の仲間と共に運動会という立場を利用して卑怯の手をやってのける「裏スポーツマンシップ作戦」を展開し、ゴクオーたち赤組を追い詰めていったが、後半において差を縮められたことに焦りを感じ、騎馬戦では相手の目に砂をかける反則を用いたが、そこをゴクオーに見破られる。それでも立ち直り、平然とした態度で卑怯の手をやってのけようとしたが、ゴクオーにウソのつけない舌を与えられ、卑怯な手で赤組の勝利を邪魔してきたのは、転校が決まり、戸屋に負けっぱなしで引っ越したらザコ扱いされること、ライバルと思っててもすぐに自分のことを忘れられるのが怖かったからだと話し、戸屋から全力で来いと言われたことで最後の全員リレーは正々堂々と勝負した。その後は引っ越しの日まで一日一種目スポーツ対決をしようと戸屋に勝負を挑んでいる。 肉鱈(にくたら) 5年4組の生徒。憎たらしい性格で語尾に「~よーん」と付けて話す。初登場時は縄跳びが飛べない雨地をクラスメイトと共に馬鹿にし、後にゴクオーの助けで飛べるようになった雨地の姿に動揺を見せたが、結果的に自身のクラスが優勝した為に再び馬鹿にする。しかし、結束が高まった2組からは無視され、何度嘲笑っても結局は相手にされないまま呆然となる。また、2組の一同が企画したゴクオーの誕生日パーティーの時は、それを利用して担任に取り上げられたレアベイ丸を取り戻そうとしたが、ゴクオーに見破られウソのつけない舌を与えられ退散した(ゴクオーは証拠もあるし、翌日には叱られるだろうと敢えて逃した)。 磨巾(まぎれ) 5年3組の生徒。成績優秀、スポーツ万能な明るい人気者。中底同様掃除委員なのだが、色々と理由を付けて中底に仕事を押し付けほとんど委員に参加していない。中底が掃除説明会の進行を任された時は、もっと人気者になるべく中底を脅し代表を入れ替え手柄を横取りしようと企てたが、ゴクオーにウソのプリントで騙されウソのつけない舌を与えられて本当の事を話した。一度は周囲から反省しろと言われて落ち込んだが、中底の配慮によって一緒に代表をやることとなった。6年生ではゴクオーと同じクラスになっており、この時は前記の事件以来尖った性格になってしまい、自分を陥れ恥をかかせたと思っているゴクオーを恨んでいた。しかし、ある事件で窓ガラスを割った男性に証拠の写った携帯を処分された上その場で犯人扱いされた際、携帯を取ってくる間に図らずもゴクオーが時間稼ぎをしてくれていたのを見て、彼はただ目の前のウソを暴きたいだけのウソバカであることを知る。事件解決後、これまでの態度を悔い改めゴクオーに謝り、それからは以前の明るい性格に戻った。 鮫照(さめてる) 6年1組の生徒。常にクールで冷たい言動をする。少し前までは明るい性格だったようだが、校内コンクールに向けて作った花瓶が博覧会の物と偶然似ていてしまい、周りからパクっただのと馬鹿にされたため世の中を冷めて生きると決めた。大掃除の時、一人で図工室にいてほうきでバランスゲームをしていたらバランスが崩れた拍子に窓ガラスを割ってしまう。持ち前の冷静さで何とか偽装工作をしたものの、ゴクオーに見破られウソのつけない舌を与えられた。そしてクールキャラになった理由を話し、更にどうでもいいと思っていた自分の花瓶を「まだ直せる」と言い自分を動揺させた天子のことも責めていたが、最後はクールに先生に報告に行き、花瓶を直すことを決意した。 尾呼日出(およびで) 元5年1組の生徒。6-2の教室に入った時、茶刈が割れた花瓶の前に立っているのを目撃し、彼が犯人だとにらんだ。しかし実は2組ではなく3組の生徒であり、校庭で見つけたボールを蹴っ飛ばし、その時ボールが窓の開いていた2組の教室に入り花瓶が割れてしまい、突然入って来た茶刈のせいにしようとしていたが、ゴクオーに見破られウソのつけない舌を与えられた。その後は全てを話し、謝った。 頭類(ずるい) 6年3組の生徒。1年生を突き飛ばし証拠を隠すがゴクオーに見破られ、謝った。その後、カードのポイ捨てを行い今度は石豆に罪を擦りつけようとするが、ゴクオーの助けがあった千十郎に見破られ、その後ゴクオーによってウソのつけない舌を与えられた。その後は真実を話し、彼を追っていた警察官に自分の家へと連れて行かれた。最初のウソ暴き終了後地獄に堕とされず、事件を二度も起こしたのは彼が初。 向月 (むかつき) 6年4組の生徒。他人の喧嘩を止めようとしたり、困っている者を助けようとするなど優しい性格であり、周囲からも頼りにされてはいるものの、反面ではいつもちょっとしたことで怒ってばかりいるため、それが玉にキズとも言われている。ある日の放課後、おもちゃ屋の前にいたところをネクストに発見され、「明日一度も怒らなかったらレアカードをあげる」というゲームを持ちかけられたことで承諾した。その翌日、顔面にボールをぶつけられるなどの災難に遭いながらもなんとか怒らずに堪え続け、クラスメイトからも見直されたが、その放課後、中学生が同じクラスの雨地に因縁をつけてレアカードを奪おうとしている場面を発見し、雨地を助けに行こうとしたところをネクストに見つかり、ゲームは続いていると告げられた。その後は自分が怒っているということや、自分はただ怒りたくて怒る理由を探しているだけなのだろうということを指摘されたことで怒りが爆発し(その際発生した最大限の怒りをネクストに奪われる)、ネクストを振り払って雨地を助けに行った。その後、現れたゴクオーが中学生のウソを暴いた後、怒るのを我慢するのを続けてみると雨地たちに告げたが、その直後頭に鳥のフンが落ちたことで早速怒ってしまう。 亜久道(あくどう) 6年3組の転校生。目つきが悪い。転校してからカードショップの近くの道を塞いでおり、道行く人を追っ払っていた。話をつけに来た番崎とも衝突しかけていたが、その理由はカードの一人占めではなく、カードショップへの道の木の上にある鳥の巣を守っていたからである。それを同じ3組の困田に利用され、悪人に仕立て上げられたが、ゴクオーに救われる。そして、今まではいつも勝手にみんなに怖がられ、何をしても悪者扱いされたことを明かしたが、自分を友達として受け入れようとした番崎の言葉を聞き、感謝した。事件解決後は番崎の良き友となっており、彼の窮地に駆けつけたこともあった。 教師 5年2組の前担任教師 ゴクオーが八百小に転校して来るまで勤めていた男性担任教師で、ゴクオーが八百小に来て最初にウソを暴かれた人物。眼鏡をかけて髪が上だけ尖っているのが特徴である。かつて天子に授業の間違いを指摘されたことで恥をかかされたと天子を憎み、彼女の評判を落とそうと盗んだ天子のノートに番崎の悪口を書いて黒板に貼りつけた(内容はテストで0点を取ったというもの)。しかし、ゴクオーに見破られ、ウソのつけない舌を与えられて校長の前で自分の行いを全て話した。その後、クラスの担任が皆見先生に変わったため、おそらくクビになった(特別編に一度登場した)。 角園(かくぞの) 5年1組担任の男性教師。とにかく真っすぐな性格の体育会系。あいさつなどをしっかりしているが、時折児童よりも熱くなってしまうこともある。 険市(けわし) 2年2組担任の男性教師。とても厳しく番崎でさえも恐れる存在。生徒を注意する時は怒鳴ってしまうのが難点。柔道を経験している。彼のクラスでは「迷惑かけない」、「人のせいにしない」、「ウソをつかない」の『3大ありえない』を徹底した指導をしており、2年で貫禄のある生徒に育っている。 課外授業のゴミ拾いの時は、5年の生徒(主に番崎たち)が騒がしくしては皆見先生にきつくあたっていた。ある時、教え子のひとりである虎丸が不注意で車を傷つけてしまい、目撃した彼は缶を5年担当のゴミ袋に入れ、番崎が犯人になるように仕立て3大ありえないを破ってしまう。しかし、ゴクオーに見破られプライドを傷つけられた彼はゴクオーに襲いかかったが、皆見先生に食い止められる。その後ウソのつけない舌を与えられ、今回の犯行は彼の威厳が崩れてしまう事を恐れ、自分自身を守る為にしたものだという事を喋ってしまった。さらに自分に聞かないと何も分からない2年2組の実態を見て自分のやり方が間違っていたのを悟り自暴自棄になってしまうが、天子の励ましにより、これからは楽しく厳しいクラスを目指すと誓った。それ以降厳しさはあるものの、以前のように威厳を気にせず、生徒想いで思いやり溢れる教師へと打って変わった。 固水(こすい) 八百小の教頭先生。イヤミな性格で番崎のような悪ガキにはしつように小言を言い、逆に「いい子ちゃん」や校長の親戚であるルシオにはひいきしており、校長の前でも猫を被っている。 ある日、ゴクオー達3班が校長室の掃除を頼まれたとき、用事で校長室を出る際、校長室の鍵を棚の上に置こうとしたが、間違えて壊れた携帯ストラップを置いてしまい、自身の間違いを認めたくないがためにこのまま3班のせいにしようと考える。ゴクオーの注意を逸らすべくルシオの助けを借りてウソの証言をしたが、逆にゴクオーのウソに騙され、退散しようとした所でゴクオーに地獄に送られウソのつけない舌を与えられた後は真実を話し、番崎もドン引きしてしまうほどの大げさな謝りぶりで詫びた。 育美(はぐくみ) 八百小の校長先生。温厚な性格で、2組の皆がゴクオーの誕生日パーティーのサプライズのため休日に学校を使いたいと言った際は許可するなど生徒想いな一面もあり、また5年2組の前担任教師が生徒を困らせたと知った時にはそれに激怒するなど正義感も持っている。サタンが八百小にいる間は教育委員会の仕事に異動となっていたが、サタンが孤地獄無期懲役で学校を去ることとなったため再び校長となった。 左丹下炎(さたんげ ほむら) 八百小の新しい校長先生。その正体はサタン(地獄の項を参照)。サタンが孤地獄無期懲役になったため表向きは急な仕事の都合で外国に行くという形で学校から去ったが、後にサタンが復活したことで今度は前校長として登場した。
※この「八百小学校」の解説は、「ウソツキ!ゴクオーくん」の解説の一部です。
「八百小学校」を含む「ウソツキ!ゴクオーくん」の記事については、「ウソツキ!ゴクオーくん」の概要を参照ください。
- 八百小学校のページへのリンク