『リボンの武者』
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「ガールズ&パンツァー」の記事における「『リボンの武者』」の解説
楯無(たてなし)高校 テレビシリーズ本編より後の世界を描いたスピンオフ作品『リボンの武者』の舞台となる学校。10年前に戦車道部が廃止されている、大洗学園艦に類似する学園艦に存在する高校。校名の由来は、武田氏の家宝である「楯無鎧」。 甲信地方の八ヶ岳周辺の上小地域・諏訪地域の一部・山梨県の一部地域から作られた海外に提携校を持たない独立系の高校で、戦国・江戸初期の日本文化を基準とする。 周囲に学園艦を持つ、長野県の中立高校(スイス系)と山梨県のマジノ女学院(フランス系)の2校が存在する。百足組(ムカデさんチーム) 戦車道部がない楯無高校で強襲戦車競技に参加するために、主人公のしずかと鈴が結成するチーム。チーム名は、しずかが戦車にペイントした百足衆の旗印のムカデに由来する。高校の支援がない完全な個人活動であり、戦車の修理・維持・運搬の資金ははるかの提案でチームグッズの販売などを行ってまかなう。強襲戦車競技に参戦しているチームの中でも特に手段を選ばない過激な試合をしているためか、それに好感を抱く者と嫌悪感を抱く者で人気がはっきりと分かれている。 使用する戦車は、戦車趣味に高じた数寄者のしずかの家の先代が購入し、蔵でほこりを被っていた九七式軽装甲車(砲搭載型)。背の高い鈴に合わせて操縦手ハッチは取り外されている。塗装は赤備えの赤で、砲塔両面と車長ハッチにムカデ、車体前面に武田菱を黒色ペイントしている。 のちにボンプル高校のヤイカに勝つための強化策として、東京の「せんしゃ倶楽部」本店地下工廠で特別製のエンジンに換装。しずかの要求性能をほぼ満たす最高時速55キロと90式戦車並の強力な急制動能力を獲得する。 しずかと鈴の声優は、スマホアプリ『ガールズ&パンツァー 戦車道大作戦!』のもの。鶴姫 しずか(つるき しずか) 声 - 内山夕実 『リボンの武者』の主人公。元弓道部のエース。戦車長と砲手(装填を含む)を兼任する。あだ名は「しずか姫」。2年A組。トレードマークは大きな赤いリボン。 「戦車道全国高校生大会」での大洗女子学園の快進撃に触発され、弓道部を辞めて強襲戦車競技を始め、同じ理由で戦車道を始めようとした鈴を仲間に引き入れる。弓道部は辞したものの、戦闘感覚を養うために流鏑馬の鍛錬は欠かさない。 先祖は武田氏の百足衆に連なり、家は代々造り酒屋を営む。口調はかなり古風で、戦国時代の武者のような言葉遣いをする。言葉遣いのみならず、好みも戦国時代が基調で、鳥居強右衛門の旗指物を素敵と言うなど、周囲から見ればかなり特殊(鈴によれば「スパルタン」)であり、そのせいで鈴と友達になるまでは友達がいなかった。 普段は無口で凛とした性格だが、純真な一面を鈴にだけ見せることがあり、鈴が名付けた自らのチーム名には顔を赤くして照れる。 戦車道を「お遊戯」または「平坦な道」、強襲戦車競技を「戦(いくさ)」または「道なき峠の道」と表現する。その戦法は戦車道のセオリーから外れたものながら武人としても策士(ひとでなし)としても非常に優秀で、サンダース大付属戦ではアリサを無視しておとりに肉薄、大太刀による武田式騎馬戦闘をイメージした戦法でアリサとの一騎討ちに持ち込み、BC自由学園戦では事前の敵状視察、試合においては車両の偽装、地形・天候を利用して欺瞞し、アンツィオ高校戦においては観客を障害物として利用する。礼儀を尊び、礼を失した行為に対しては誰に対しても容赦がない。 サンダース大付属とのデビュー戦では、制服の上から先祖伝来の戦装束である赤備えの甲冑・大弓・鏑矢・愛用の脇差を装備して参加。 BC自由学園戦以降は楯無高校制服を着用する。また、大洗での奉納戦車戦では対戦相手に合わせ、ムカデ柄の白いビキニ姿で登場する。操縦手の鈴にインカムを用いずに全て足により操車指示を行うため、靴は履かない。 「大鍋」初戦で再戦したアリサはジョージ・A・カスターのようだと危惧する。大会後にみほの眼前に立ち首を獲られることを望んでいると告白、チーム内での話し合いを経てみほに倒されるのではなく倒す決意を固める。そして自分(武士道)やヤイカ(騎士道)のようなロマン(道)に拘る人間の指揮では決してみほには勝てないと判断し、道に拘らないアウンを指揮官に立てて試合に挑む事を決意する。 大会時には戦車道ルールの「砲弾」の規定を利用し、エリカの協力もあって、貫通力180mmの外装式炸薬弾を使用、大洗チームで最も装甲の厚いレオポンさんチームを撃破した事で、「軽戦車の機動力で重戦車を撃破できる」という、それまでの戦車道での重厚長大思想を完全に覆し、全世界の戦車道界を震撼させる。しかしみほの思考戦によりお互い拮抗状態になり、フラッグ戦を利用して自身が捨て駒になった事でみほを出し抜き、あと一歩の所で勝利を獲得しようとしたが、アリクイさんチームの懸命な行動によりフラッグ車のアウンさんチームを撃破され敗北するも、しずかをはじめとする一同は勝ち負けに拘らない戦いに満足する。のちにテケと共に自身の戦車戦を封印しようとするも、大会を見て発起した後輩達の声により、軽戦車を主力とする「楯無学園戦車道」を発起して後進の育成をする事を決意、さらに海外プロリーグに所属している叔母から海外チームの入籍を打診され、卒業まで考える事にし、物語の幕は閉じる。 松風 鈴(まつかぜ りん) 声 - 田中あいみ 『リボンの武者』のもう一人の主人公。しずかの唯一の友人となる。2年A組。九七式軽装甲車の操縦手兼整備担当。 しずかのクラスメートで帰宅部であったが、大洗女子学園の優勝という快挙を目の当たりにし、戦車道を始めようとする。しかし肝心の戦車道部は10年前に廃部となっており、途方に暮れていたところへしずかの誘いを受け、ともに強襲戦車競技を始める。「ムカデさんチーム」の名付け親。戦車道に関しては素人で人並み以上の才能は持っていないが、そのことを自覚して、陰でテケ車をいじり回して独力で整備を覚えるなどの努力を重ね、車輌に関してはしずかも全幅の信頼を置く。また、しずかの脚に見とれる描写が多々ある。 当初はしずかのインカムを使わない足遣いによる意思伝達に戸惑うが、このコミュニケーション方法こそがしずかのイメージする「人馬一体」を実践するための手段であると理解する。以降、しずかの「愛馬」として、即座にしずかの意思のとおりに動く機動力を発揮する。 遠藤 はるか(えんどう はるか) 2年A組に在籍する鈴の友人。通称「エンドー」。 自身は戦車には乗らないが、ムカデさんチームの試合には常に同行しており、他校からはチームの関係者と見られている。 裏方としてムカデさんチームの世話を焼き、活動資金調達のための商品化展開に関わったり、他校との試合の約束を取り付けたりといった、ムカデさんチームのマネージャー的な役割を果たす。 対シュバルツバルト戦闘団戦の時の焦土作戦の損害賠償で今まで稼いだ資金のほとんどを失う。「大鍋」のブックメーカーの優勝チーム予想で大穴の竪琴高校を的中させ資金を取り戻した。 ボンプル高校 アニメ本編の第63回戦車道全国高校生大会1回戦で、プラウダ高校に敗れた学校。ポーランド系。学園艦は同県内だった聖グロリアーナ女学院から旧式艦(シルエットのみでモデル艦は不明)を譲り受けたもの。譲渡後、福井県の敦賀へ母港を移している。その歴史的経緯から聖グロリアーナと関係が深い。 戦法としては中世からポーランド軍の伝統である、重騎兵部隊譲りの密集突撃戦術を多用する。ただし、戦車の性能不足が災いして勝率は低く、保守的体質から新型車両導入も遅れ気味である。 保有戦車は7TP軽戦車。20 mm機関砲装備型のTKSタンケッテ。弱火力、軽装甲の関係で戦車道公式戦では苦戦続きだが、強襲戦車競技では数年間、王者の座に君臨している。 本作に登場するボンプル高校で用いられるポーランド語は、実際にポーランド人の監修を受けたものである。ヤイカ ボンプル高校部隊長。ボンプル高校で唯一の愛称である「ヤイカ」を名乗ることを許されているほどの才女で「騎士団長」と呼ばれている。しずかと同じく、戦車道を「お遊戯」と評する。しかし全国戦車道高校生大会ではフラッグ車である7TP双砲塔型に搭乗し、プラウダ高校のノンナに完膚なきまでに叩き潰されている。また上述の学園の歴史などから聖グロリアーナとダージリンに対しては対抗心を抱いている。 7TP単砲塔型でムカデさんチームとアンツィオ高校の試合に入り込み、アンチョビ車を攻撃する。怒ったしずかにより自車を攻撃されて非礼を詫び、改めて強襲戦車競技での決着を申し込む。 その後は戦車道に参入したばかりの竪琴高校と助っ人のカルパッチョ・ペパロニを一蹴し、続くプラウダ高校(カチューシャ義勇軍)戦では公式戦で受けた屈辱を晴らす活躍を見せる。同時にしずかに触発され戦車道強豪校が強襲戦車競技に向けて動き出した事に対し、しずかの動向を気になるようになり、ムカデさんチームとBC自由学園の連合隊と黒森峰シュバルツバルト戦闘団の戦車戦の際には自ら観戦に赴く。 強襲戦車競技にかける情熱と誇りは凄まじく、戦車の差さえなければ自分たちは戦車道の強豪校よりも強いと豪語する。私生活では自ら料理を作って同志に振舞うなど家庭的な一面を持つほか、カチューシャ義勇軍戦では隊の戦意を高揚させるために極寒の中を身を外に乗り出して指揮を取るなど、指揮官としては有能で隊での信頼も厚く、しずかも獲るべき好敵手と認める。 彼女もまた、全国戦車道高校生大会での大洗女子学園(みほ)の活躍に影響された一人であり、それまでのボンプル伝統の突撃戦略の改善や、強襲戦車競技への情熱などに影響を受けている。「大鍋」に対しては、最初はダージリンの発案ということもあり参加には難色を示していたが、みほが現れる可能性がある事を知り、参加を決める。大会後に大洗女子学園との戦車道公式戦ルールでの練習試合が予定されているが、しずかからヤイカの指揮ではみほに勝てないと断じられた。そして試合の最中でしずかから、自身には非情になれるが、部下に『死に体の本懐』を命令をするほどの指揮官としての覚悟が足りない事、ヤイカもしずかも「騎士」と「武士」としてのロマン(道)に拘りすぎているために、勝つ為にロマンすら捨てるみほには勝てないと断言され敗北する。以後は何か吹っ切れた模様で、しずかの案に賛同し、大洗との公式戦での指揮官に、形式に拘らないアウンを起用し、みほではなく大洗に勝つという信念から、「戦車戦」ではなく「戦車道」のルールで試合に挑む。大洗との戦いではアーチャー対戦車自走砲に搭乗、それまでの戦いを得て、隊長として一層成長する事となる。 けばけばしい顔つきはメイクではなく地顔。本人はこれを気にしている。 ウシュカ ボンプル高校の副官。劇中では主にヤイカへ他校の情報を伝える役を務める。竪琴高校戦では別働隊を率いて、乱入しようとするアンツィオ高校の部隊を待ち伏せて排除する。カチューシャ義勇軍戦でも別働隊を指揮して戦うが、こちらはスチームローラー戦術に押し潰されて敗北を喫する。 ヤイカとは対象的にオープンな性格で、優花里が偵察に訪れた際も、正体を知りつつも隠すことなく敷地内を案内している。知名度、人気ともに高く、試合会場では名前入りの声援を受ける。 ピエロギ ボンプル高校の車長。主にヤイカの命の下で、ウシュカと共に行動する。 マイコ ポンプル高校の車長。ヤイカにロマン(騎士道)に拘る限りみほには勝てないと指摘したしずかに対し、ロマン(武士道)という点では同類だと反論し、逆にしずかに「慧眼也」と高く評価された。当初は選民思想の激しい性格だったが、みほの数々の作戦に翻弄され、さらにみほとの一騎打ちに敗れたどころか相手にもされなかった事に、自分はまだまだ若輩者だと自覚し考えを改めてる。のちにヤイカよりポンブル学園戦車道隊長に任命される。 7TP軽戦車 ボンプル高校の主力戦車。機関銃のみを左右砲塔に装備する双砲塔型。37 mm戦車砲を有する単砲塔型があり、どちらも保有しているが、本作では単砲塔型を使用。 TKS(20 mm機関砲装備型) CV33と同系統のカーデンロイド系タンケッテ。対戦車能力のある機関砲装備型は数百両中、わずか20両とレアに終わった車両だが、ボンプル高校では全車機関砲装備型に改修済みで、これは車重から軽装甲を強いられる強襲戦車競技ではかなりの脅威になる。 『リボンの武者』におけるサンダース大学付属高校 「サンダース大学付属高校」の項も参照。 学校としてのサンダース大付属は、表向きは強襲戦車競技には参加していないことになっている。が、生徒の自主参加という形で勝負を受け、多数の参加者と観戦者、応援団が会場に押しかけて祭り騒ぎとなる。 サンダース隊長のケイは、観戦者としてナオミを伴い参加。義勇タンカスロン隊 フライングタンカース(空飛ぶ戦車隊) 戦車道認定校であるサンダースの名称とロゴを非公式戦の強襲戦車競技では使用できないため、参加のために編成されたアリサの部隊。部隊章は「翼のついた戦車」のデザインで、これを着けたタンクジャケットを全乗員が着用する。 ムカデさんチームとの練習試合ではM22軽戦車3両で参戦。試合会場にB-29戦略爆撃機に曳航されたハミルカー軍用グライダーで降下し、中から戦車が登場するという演出を行い、強襲戦車競技にかける強い意気込みを見せる。「大鍋」ではM1コンバットカーで参戦する。アリサ 九七式軽装甲車試運転時に富士演習場で遭遇、成行きから部隊長としてしずかたちと練習試合を行うことになる。 しずかの口調を「中二病」と揶揄した際に自らを「彼氏持ちのリア充」と称し、全国大会後に恋愛関係に進展した男性がいることを自慢する描写がある。 「大鍋」の第一回戦で百足組と対戦して敗北、以降はしずかの軍師を買って出て共に行動する。 『リボンの武者』におけるBC自由学園 「BC自由学園」の項も参照。 アニメよりも先行して登場しており、登場キャラクターがアニメとは異なっている。本作では旧BC高校と旧自由学園との確執がよりクローズアップされており、チーム内でも双方別々のパンツァージャケット(どちらもアニメのデザインとは異なる)を着用するほど仲が悪い。現在は旧自由学園派がチームの主流派となり、旧BC高校派を従える形となっている。戦車そのものに関しては戦車道、強襲戦車競技の他に、不整地走行を争うタンクレイドやル・マン24時間耐久戦車レースにも参加するほど盛んである。 ムカデさんチームに敗北して以降は、両チームの融合が進む。「大鍋」にも参加するが、一回戦で礼儀正しい少女たちに敗北した。旧自由学園 BC自由学園の現在の主流派。使用車両はルノーZT、ZT2とサンダース大付属からレンドリースされたM22ローカスト。 旧BC高校 BC自由学園の現在の傍流派。使用車両はルノー R35。アスパラガス BC自由学園戦車道チームリーダーで旧自由学園出身。「ざます」言葉が特徴。黒地に金刺繍のケピ帽を愛用する。高慢で友好校のサンダース大付属すら「成り上がり」だと評する。また強襲戦車競技を戦車道より格下と蔑み、強襲戦車競技参加者や弱小校も見下している。旧BC高校のチームメイトを捨て駒程度にしか考えておらず、その心の隙をしずかに突かれて敗北するが、その後は自らの非を改め、BC自由学園戦車道の復権のために尽力し、しずかの誘いで黒森峰シュバルツバルト戦闘団との強襲戦車戦で連合隊を組んだ際には、ボルドーの茶目っ気にも受け答えするほど性格的にも柔軟になり、自らが囮となって泥を被ることも厭わない立派な指揮官となる。シュバルツバルト戦闘団との試合後、今までの対立を助長させた事への責任と、和解・同盟計画「結婚」を成功させるために戦車道チームからの引退を宣言。「大鍋」にはダージリンに請われてスタッフとして参加している。「大鍋」二回戦では泥沼化する毎に負傷者の確保や許容範囲を超えた運営の収拾に奔走し、徐々に暴走し勝手なルール改変をするダージリンに激昂し殴りかかろうとしたが、しほと千代の戦車道家元により大会は強制終了され、安堵の息を漏らした。 ムール アスパラガスの補佐を務める副官。旧自由学園出身。 ボルドー ムカデさんチームとの一戦以降、アスパラガスの補佐を務める副官。旧BC高校出身。黒森峰シュバルツバルト戦闘団との対戦では、旧BCと旧自由学園の混成部隊「第五共和制小隊」の隊長を務める。「大鍋」一回戦で礼儀正しい少女たちに敗北したものの、カチューシャの可愛さに惚れている模様。 マリー・安藤・押田 「BC自由学園」の項も参照。 第33話での「大鍋」二回戦説明会にて、アスパラガスの後輩という設定でスタッフとして参加。彼女たちだけ新衣装として劇中同様のタンクジャケットを着ている。 ルノーZT、ZT2(英語版) フランス製AMR 35軽戦車のバリエーション。元の偵察戦車であるAMR 35は砲塔に7.5 mm機関銃のみだが、BC自由学園の車両は13.2 mm機関砲搭載のZTおよび25 mm戦車砲を備えたZT2、両タイプの重武装型を運用している模様で、ノーマルのAMR 35に比べて対戦車火力が飛躍的に向上している。 『リボンの武者』におけるアンツィオ高校 「アンツィオ高校」の項も参照。 しずかたちの3戦目の相手。戦車道チームの練度向上のため、自分たちの戦力と経済的事情を鑑みて強襲戦車競技に参加する。使用車輌はCV33。全国大会や大学選抜戦でCV33で活躍した姿が全国的に知られており、戦車道を志す中学生から入学希望校の上位に挙げられている。アンチョビ 強襲戦車競技でも隊長を務める。BC自由学園の試合を偵察に来たしずかたちと出会い、ムカデさんチーム対BC自由学園の試合を観戦してムカデさんチームを気に入り、試合を申し込む。試合では乱入したヤイカの横槍で撃破されるが、試合後もムカデさんチームの動向を常に気に掛け、助言をしたり、対戦相手を買って出たりする。 CV33(20 mm対戦車銃装備型) 火力不足を補うため、CV33へゾロターン S-18/1100、20 mm対戦車ライフルを架装した対戦車車両。対竪琴高校戦の伏兵としてフラッグ車を撃破する。 竪琴(たてごと)高校 本作オリジナルの学校。ビルマ系。母港は鹿児島港。戦車道の経験は浅く、初戦はアンツィオ高校の支援を得てボンプル高校に挑むが一蹴される。その後、アンチョビの提案を受けた百足組と連合チームを組んでアンツィオ高校との練習試合に臨むが、あまりにも覇気がなく、他力本願な姿勢ゆえにしずかの怒りを買い、「この試合に負けたら戦車道チームを解散する」ことを確約させられる。試合は敗北するが、しずかの妙案で「新生竪琴高校戦車道部」として活動を継続。段々と腕を上げ、「大鍋」にも参加し優勝する。校章は三色旗にハープ。保有戦車は九五式軽戦車。アウンさん 竪琴高校戦車道部の隊長。小麦色の肌にタナカで描かれたフェイスペイントが特徴。 名称の「さん」は通常は敬称であるが、本キャラクターの場合、作品内でのキャラクター紹介の字幕が「アウンさん」であり、さらに隊員からの呼びかけも「アウンさん隊長」のため、本記事内でも作品内の表示に合わせるものとする。なお、自己紹介の際は「アウン」と名乗る。 新生竪琴高校戦車道部として活動を再開した後は自らの実力で勝利を勝ち取ると努力し、ヤイカにも評価されるほど実力を上げる。「大鍋」では西住仮面相手に前線観測員による情報収集作戦で対抗するが、西住仮面の事前の現地調査による行動と実力には及ばず敗北し、不甲斐なさに泣きそうになる所を西住仮面に慰められる。 ポンブル高との公式戦ではしずか側のフラッグ車として参戦、逃げるどころか攻めに徹するというフラッグ車のそれまでの定義を覆した活躍で勝利に導き、しずかとヤイカも勝利のためにロマンを捨てる所にみほに通じるものがあり、何よりも「神輿は軽い方がよい」との判断で、大洗公式戦の指揮官に抜擢された。 『リボンの武者』における大洗女子学園 「大洗女子学園」の項も参照。 アンツィオ高校の次にしずかたちの相手となる学校。会場は大洗町。対戦相手はアヒルさんチーム。大洗町で実際に開催されている夏祭り「大洗八朔祭」のイベントのひとつ「磯前神社奉納戦車戦」として行われる。強襲戦車競技形式だが、砲弾はペイント弾を用いる。「大鍋」が終わった後は戦車道公式戦ルールでボンプル高校との練習試合が予定されている。西住 みほ 「あんこうチーム」の項も参照。 奉納試合前日の大洗商店街でみほと偶然出会い、とりとめのない会話を交わす。このときはしずかも鈴も正体に気付かなかったが、試合当日、大洗ホテルの屋上から観戦するみほの視線を感じる。しずかはそれまで素人そのものだった大洗女子学園の生徒を歴戦の戦士に育てた名指揮官だと畏敬の念で見ている。 後に「大鍋」終了後の打ち上げ式に参加、しずかやヤイカから公式戦を申し込まれ受理した。しずかはみほを間近で見、これまでの試合を研究し直した結果、常に序盤で苦戦している事から「小隊長(リーダー)としては有能なれど、大隊長(コマンダー)としては無能」と結論付け、なれど部下を信じて死地へ赴かせ、しずかやヤイカのようにロマンに逃げず、勝つ為に死力を尽くす『不屈』こそがみほの強さと評価した。 アヒルさんチーム 「アヒルさんチーム(バレー部チーム)」の項も参照。 優花里とみほ両名より、全国大会で最も動き回り、最も命中させた記録を持つ、大洗女子学園の中で最も練度の高いチームと評される。奉納試合では強襲戦車競技に合わせ、尾橇などの不要物を外して八九式中戦車を10トン以下にして参加する。ただし直前まで磯辺が奉納試合をビーチバレーであると誤解していたため、全員水着姿で試合に臨む。 数々の修羅場を潜り抜けただけあってしずかたちに対して終始イニシアチブを握り、その技量の高さを見せつけてしずかたちを戦慄させるが、「奉納試合」であることを利用したしずかの奇策により、引き分けに持ち込まれる。後に「大鍋」にも八九式中戦車で参加する。 カバさんチーム 「カバさんチーム(歴女チーム)」の項も参照。 ボンプル高校とカチューシャ義勇軍の練習試合では観客として訪れる。「大鍋」ではアンツィオ高校とカチューシャ義勇軍の試合に用心棒として、カサエルとおりょうは甲チームとしてアンツィオ高校側に、エルヴィンと左衛門佐は乙チームとしてカチューシャ義勇軍側に付き、甲チームはアンツィオと共にマカロニ作戦を展開して活動する。 レオポンさんチーム 「自動車部チーム(自動車部チーム)」の項も参照。 「大鍋」二回戦では補給地点のスタッフとして、優花里と共に参加、古代たち老女御三方の指示の下で車両の修理を担当する。 『リボンの武者』におけるプラウダ高校 「プラウダ高校」の項も参照。 しずか対アヒルさんチームの奉納戦車戦を観戦したダージリンの話を受け、参入を決める。カチューシャ義勇軍 サンダース大付属と同様の理由で編成された部隊。こちらはカチューシャとノンナ両名による命令という形で参加する。指揮官はニーナとアリーナ。 使用戦車はT-70軽戦車。対ボンプル高校戦ではニーナが率いる16両に加え、第二梯隊としてアリーナが指揮する16両の大部隊が投入され、圧倒的な物量で相手を押し潰すスチームローラー戦術で押しまくるが、本陣を突いたヤイカの密集突撃戦術でフラッグ車が撃破され、敗北を喫する。ニーナ カチューシャ義勇軍隊長。後に戦車道部隊長になる身として、強襲戦車競技チームの隊長に任命される。ボンプル高校との練習試合ではカチューシャの戦闘教義に基づいて行動し善戦したが、全国戦車道大会の時と同様に「フラッグ戦」での失敗を繰り返し敗北、「大鍋」でもカチューシャの期待を裏切らないよう奮闘するも、アンツィオ高校とカバさんチーム甲との連携マカロニ作戦に翻弄され、敗北する。 大学選抜戦での活躍はしずかも知っており、主君(カチューシャ)を逃がすために必死の殿を務めて忠義を果たした忠臣 (KV-2) として、「武人の誉れ」として思い出す度に胸が熱くなるとの事。 アリーナ カチューシャ義勇軍副隊長。ニーナ同様カチューシャに忠誠を誓っている。 礼儀正しい少女たち プラウダが「大鍋」用に編制した部隊。指揮官は目出し帽を被ったカチューシャ。カチューシャ プラウダ高校戦車道部隊長。ニーナとアリーナを後の隊長・副隊長として教育するために強襲戦車競技チーム「カチューシャ義勇軍」を結成、最初の相手として全国戦車道大会の一回戦で殲滅したボンプル高校を指名し、ニーナたちに教えた戦闘教義とプラウダ伝統の物量戦で屠ろうとするも、全国大会の時と同じ失敗を繰り返し、フラッグ車を討たれて敗北、以後はボンプル高校に強襲戦車競技で復讐することを誓い、「大鍋」ではノンナ・クラーラと共に「礼儀正しい少女たち」を結成・参加する。一回戦ではBC自由学園を殲滅するも、配下に加えようとはあまり考えていなかったが、二回戦のルールで止む無くBC自由・知波単・メイプル連合の隊長を務める事になり、知波単の無計画な突撃至上主義に頭を悩まし、知波単の隊員たちに戦闘教義::: まほに対しては一年生の時の全国大会で敗北した時以来苦手意識を持っている。 ノンナ プラウダ高校戦車道部副隊長。全国戦車道大会でボンプル高校を直接殲滅した事もあり、カチューシャ義勇軍の相手に丁度良いと判断しカチューシャに進言する。カチューシャ義勇軍の敗北を自分の配慮不足と後悔し、「大鍋」では「礼儀正しい少女たち」の一員として参加、ボンプル高校への復讐を誓う。 カチューシャへの溺愛に近い忠誠心は相変わらずで、アンツィオ高校のマカロニ作戦でのカチューシャの人形を撃ったニーナとアリーナに対し、督戦隊を結成して喝を入れようとする。 まほに対しては一年生の時の全国大会以来危険視しており、カチューシャに真正面からの戦いを避けるよう進言している。 クラーラ プラウダ高校戦車道部車長。「大鍋」では「礼儀正しい少女たち」の一員として参加、ボンプル高校への復讐を誓う。 ノンナ同様、カチューシャへの溺愛に近い忠誠心は相変わらずで、カチューシャの人形を撃ったニーナとアリーナに対し、ノンナと共に督戦隊を教えている。 劇場版公開とのタイムラグの関係で、本作では「大鍋」からの登場となっている。 『リボンの武者』における黒森峰女学園 「黒森峰女学園」の項も参照。 全国大会決勝と大学選抜チーム戦を経て、みほの影響を受けたまほの主導の下、さらなる強さを求めて戦車道チームの変革を遂行しており、その一環として強襲戦車競技に参入する。シュバルツバルト戦闘団(シュバルツバルト・カンプグルッペ) サンダース、プラウダと同じく黒森峰の強襲戦車競技参加用に編成された選抜部隊。使用戦車はII号戦車。空輸用に数隻のツェッペリン飛行船も保有している。 対BC自由・ムカデ連合戦ではしずかが仕掛ける民家への放火も含めた焦土戦に対して、変革の一環として導入した訓令戦術で対応。西住流およびまほへの完全依存からの脱却を印象づけるが、BC自由・ムカデさん連合が仕掛けた「本当の」マカロニ作戦によって敗北を喫する。西住 まほ 現在も隊長のポジションにあるが、戦車道チームの主だったことはエリカたち2年生に任せ、自分は隊員たちが気持ちよく戦車道に打ち込めるようにサポートに回っている。「大鍋」では「ニーベルンゲンチーム(チーム名は後にダージリンによって「西住仮面チーム」に変更させられる)」として素性を隠し、II号戦車F型を駆って参戦する。「大鍋」二回戦ではエリカの見え見えな挑発にあえて乗り隊長に就任するも、陽動作戦の囮として、またしずかとの約束を果たすべく隊長をアウンさんに委任し、しずかとの一騎討ちをする。その中でしずかの眼にはみほしか映っていなく、あまりにも執着している様子に多少なりとも危惧している。 逸見 エリカ シュバルツバルト戦闘団の指揮官。西住流戦車道とまほに対する心酔、そしてみほに対するライバル心は相変わらずである。まほを軽々しく「まほたん」と呼ぶしずかを「シナモンロール頭」「チンピラ」と呼び、敵意を露にするが、対BC自由・ムカデ連合戦で敗北して以降はしずかを相応に認める。「大鍋」にも隊長として参加。まほはみほと同じく勝ち負けにこだわらないいわゆる「楽しい戦車道」を目指す事を願っており、「周りが放ってはおけない」という意味で将器があると評価しているが、西住仮面が自分と知ってからは何かと依存したがる姿に落胆の色を隠せないでいる。 赤星 小梅 シュバルツバルト戦闘団の第二小隊長。対BC自由・ムカデ連合戦ではみほならどう動くかを考え、独自に行動する。この行動はそれまで指揮官に作戦を一任していた黒森峰において初めての訓令戦術であり、それまでの黒森峰の戦車道を知る者を少なからず驚かせる。 摩或 レン まほと同期で、黒森峰戦車道部前々副隊長。「大鍋」では西住仮面が搭乗するII号戦車F型の砲手として参戦する。 「フェイズエリカ」の項も参照。 夏海 まほと同期で、黒森峰戦車道部隊員。「大鍋」では西住仮面が搭乗するII号戦車F型の操縦手として参戦する。 「フェイズエリカ」の項も参照。 『リボンの武者』における聖グロリアーナ女学院 「聖グロリアーナ女学院」の項も参照。 学園の伝統墨守を第一とする風潮に危機感を募らせるダージリンの提案で強襲戦車競技に参入する。強襲戦車競技を通じて部員の意識改革と車長の育成を図ろうとする。 その一環として、戦車道を主戦場とする学校を巻き込んだ一大イベント「大鍋(カルドロン)」を提案する。チンディット 他校と同様の理由で強襲戦車競技への参加のために編成された選抜部隊。使用戦車はMk.VIIテトラーク軽戦車。オレンジペコ チンディット隊長。「ダージリンの懐刀」と呼ばれる。将来の聖グロリアーナを牽引する存在として、ダージリンに将来を期待されており、チンディットを任されたのもその一環。一回戦でボンプル高校に敗れるが、ヤイカの配下に入ったことで彼女の戦術を吸収しようとする抜け目のなさを見せる。 ローズヒップ チンディットの隊員として登場。劇場版では学年は不明だったが、本作ではオレンジペコと同じ1年生。聖グロリアーナの生徒らしからぬワイルドさは劇場版と変わらない。 ダージリン 自ら強襲戦車競技を観戦するとともに、黒森峰やプラウダなどの戦車道強豪校に逐次情報を入れて各校の参入を陰で手引きする策士ぶりを発揮する。そして強豪校が強襲戦車競技に軒並み参入した頃合いを見計らって「大鍋」の開催を提案し、自らも「ガイ・フォークスチーム」として「紅茶仮面」を名乗り、まほ同様に素性を隠して参戦する。使用戦車はMk.VIII ハリー・ホプキンス軽戦車。 24時間に及ぶ「大鍋」二回戦では「復活ルール」などを考案したが、逆にいつまでも終わる事のない泥沼化と、長期戦に慣れない参加者が脱水症状や精神疲弊などによる錯乱化を発症するなど問題が多発、これ以上の行為は戦車道連盟や世論が動き兼ねないと判断した鬼チームとしほと千代の忠告によりやむ無く大会を強制終了する。そして「大鍋」のために各方面に「英国伝統の空手形」をしたツケを背負う事となる。 アッサム 「大鍋」ではガイ・フォークスチームの操縦手としてダージリンと共に参戦、仮面を被る事に若干の抵抗を感じているがそれなりに楽しんでいる。 ルクリリ チンディットとの練習試合では相手側として戦い、「大鍋」で聖グロリアーナ主催のブックメーカーの責任者として活動、チンディットとボンプル高校の試合ではチンディットの用心棒として待ち伏せをするも、即座に看破されて返り討ちに遭う。 『リボンの武者』における知波単学園 「知波単学園」の項も参照。 「大鍋」参加校として登場。使用車両は九五式軽戦車。西 絹代 知波単学園チームの指揮官。大学選抜戦での経験から戦術・戦略の重要性を理解しているが、同時に自身に戦略を立てる才がないのを自覚しており、部の中で唯一戦略を模索している福田に期待している。 福田 知波単学園チームの隊員。大学選抜戦での経験から戦術・戦略を模索するようになり、対メイプル高校戦ではミカの助言もありメイプル高校の舟艇機動を看破、迎撃をして勝利に貢献する。また、大学選抜戦で共闘したアヒルさんチームに厚い信頼を寄せている。 玉田・細見 知波単学園チームの隊員。 『リボンの武者』における継続高校 「継続高校」の項も参照。 たまたま「大鍋」が開催された富山にいたところを西に捕まり、頼まれて知波単学園の用心棒として参戦。 知波単学園所有の九五式軽戦車を借用し、対戦後はそのまま乗って帰っている。 苫小牧メイプル高校 本作オリジナルの学校。カナダ系。母港は苫小牧港。 「大鍋」1回戦で知波単学園と対戦し、用心棒として地元魚津市の漁師の協力を得るが敗北。しかしダージリンは「『大鍋』の意図を完全に理解している』と賞賛する。 使用車両はMk.VI軽戦車。トラウト メイプル高校戦車道部の隊長。参加者の中で唯一「大鍋」の意図を理解し、用心棒ルールでは戦車の「1輌」ではなく地元漁師の「1隻」を雇い、舟艇機動で裏をかこうとするが福田に看破され敗北。しかし地元住民からは協力する事が出来たと賞賛を浴び、ダージリンからも高く評価される。 アンバー、オレオ メイプル高校チームの隊員。 ケバブハイスクール 本作オリジナルの学校。トルコ系。母港は宇和島港。ボスポラス ケバブハイスクール戦車道部隊長。紅茶仮面との試合前にダージリンと対面し、試合後のコーヒーを薦めるも敗北し、逆にお茶会に誘われ感服した。後にポンプルとの公式戦ではしずか側に参加、大洗公式戦でも参加する。 『リボンの武者』における西呉王子グローナ学園 「『リトルアーミーII』」の項も参照。 「大鍋」参加校として登場。使用車両はMk.VIIテトラーク軽戦車。 キリマンジァロ 憧れのダージリンが「大鍋」を開催すると聞き、チンディットと同じMk.VIIテトラーク軽戦車を購入・編成し参戦。チンディットがボンプル高校に敗北した際には何たる失態と憤慨した他、一回戦前にダージリンから応援を受けて奮起し、一回戦に勝利する。「大鍋」二回戦ではダージリン率いる連合部隊に所属、ダージリンと共に戦える事に感激し、コーヒー派からすんなり紅茶派へと転身するなど腰巾着化している。 奈良グレゴール高校 本作オリジナルの学校。チェコ・スロバキア系。使用車両はLT-35軽戦車。カフカ 奈良グレゴール部隊「桃組」隊長。三白眼と長髪が特徴で常識人。暗号名「毒虫」と呼ばれ、各隊員の指揮の掌握に優れ、ボスポラスに高く評価されている。後にポンプルとの公式戦ではしずか側に参加、大洗公式戦でも参加する。 『リボンの武者』におけるベルウォール学園 「『リトルアーミーII』」の項も参照。 「大鍋」では観客として西呉王子グローナ学園の応援に来ており、白鳥 渚は念願のダージリンとの共闘を果たした姉に「よかったね。おねえちゃん」と、涙を浮かべて喜んでいる。だが、II号戦車が担当車輌の柏葉姉妹は用心棒ルールでキリマンジァロが自分たちを指名してくれると期待していたが指名されず、他の部員と一緒にヤジを飛ばしていた。 『リボンの武者』におけるマジノ女学園 「『激闘!マジノ戦ですっ!!』」の項も参照。 「大鍋」では第8試合で新潟ビゲン高校を破り、第2回戦に進出している。使用車両はルノーFT-17軽戦車。 本作で明らかになった設定ではワイン醸造を学ぶための農学校が前身であったことと、学園艦がワインの海中熟成用に潜水艦型であった事実である。 機動戦への移行を果たしており、逸見エリカに「お堅かったマジノがやるじゃない」と評価されている。エクレールは相変わらず胃痛に苦しんでおり、胃薬を持ったフォンデュに慰労されている。試合会場には試合を見守るマドレーヌの姿が、アスパラガスに目撃されている。 新潟ビゲン高校 本作オリジナルの学校。スウェーデン系。使用車両はランツベルクL-60 (Strv m/40) (英語版) 軽戦車。隊服にはホーンドヘルムやスケイルアーマーを使用しており、バイキング戦士の格好を模している。セムラ 新潟ビゲン高校の隊長。「大鍋」では、防衛にはいささか自信がある旨を発言している。 鬼チーム 「大鍋」二回戦に参加するチーム。メンバーは以下の通り。古代零(こだい れい) 佐伯薫(さえき かおる) 滝沢聖(たきざわ せい) 東京の「せんしゃ倶楽部」本店地下工廠で整備員として働いている三人の老女。名称は第39話より。強襲戦車競技を創成した第一世代の老兵で、戦車道第一世代の間でも伝説として語られている。かつてル・マン24時間戦車レースに日本人として初めて挑戦するが、欧州戦車道特有の圧力に潰された過去を持つ。店に訪れたしずかと鈴を気に入り、その時に所有していた特別製のエンジンを託した他、「大鍋」前の訓練として自前の軽戦車でしずかたちに稽古をつける。過去に日本戦車道連盟の特別コーチとして若いころのしほと千代を圧倒するなど相当な実力を持っており、現在でもしほや千代から畏敬の念で見られている。ダージリンとも付き合いがある他、現在でも戦車道関係者にも多数のコネクションを持ち、「大鍋」二回戦では補給地点のスタッフとして参加、またダージリンの策に賛同し、しほや千代を大会会場へ招待した。使用戦車は九四式軽装甲車を魔改造した二両。「大鍋」二回戦・夜戦の部から「鬼」チームとして参戦、闇夜を利用しての変幻自在な戦術を以ってダージリンやカチューチャたちを容易く撃破し、戦場を蹂躙していく。 その他 西住しほ 西住流戦車道家元でまほとみほの母親。老女御三方からの招待で「大鍋」二回戦の会場に菊代を伴って観客として訪れる。搖動作戦での囮とはいえ、しずかとの一騎討ちに興じ、楽しんでいたあまりにヤイカの横槍に討たれたまほに憤慨する。 島田千代 島田流戦車道家本。しほと同じく老女御三方からの招待で「大鍋」二回戦の会場に観客として訪れる。
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