督戦隊とは? わかりやすく解説

督戦隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 01:37 UTC 版)

督戦隊(とくせんたい)とは、軍隊において、自軍部隊を後方より監視し、自軍兵士命令無しに勝手に戦闘から退却敵前逃亡)或いは降伏(投降)する様な行動を採れば攻撃を加え、強制的に戦闘を続行させる任務を持った部隊のことである。兵士の士気を維持するための手段であり、司令官が「死守」を命じると兵士は文字通り死ぬまで戦うことになる。


  1. ^ ドイツ軍が赤軍(ソ連軍)のコミッサール(政治将校)をまねて導入したと言われる。
  2. ^ 国内治安維持の機動隊のような治安警察としての面から国境警備隊や臨時編成の労働者連隊、旅団等も含む。督戦専門の部隊も存在したが、軍レベルで小隊戦線(方面軍)レベルで中隊規模だった。
  3. ^ ロシア軍のキエフ侵攻が停滞、士気低下も=米高官”. ロイター (2022年3月2日). 2022年11月4日閲覧。
  4. ^ 自軍の兵士を脅す部隊、ロシアが展開か 逃亡図れば「射殺する」”. 朝日新聞デジタル (2022年11月4日). 2022年11月4日閲覧。
  5. ^ ロシア兵窮状 告発相次ぐ/撤退すれば射殺■3日で退院→また戦地」『朝日新聞』朝刊2023年4月4日(国際面)2023年4月9日閲覧


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督戦隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 07:19 UTC 版)

南京事件」の記事における「督戦隊」の解説

南京中国軍大半組織的撤退知らないか、知らされても安全に逃げられない状況であった中国兵中には塹壕に足を縛られ防戦させられる者もいた。[要出典]退却命令不徹底から、狭隘通路殺到した中国兵達と、潰走兵の武力阻止命令された第36212団が衝突し双方発砲してパニックとなった銃撃死傷者後方からの圧迫多数兵士踏み潰され築かれた高さ2メートルに及ぶ死体の山を乗り越えた兵士多くが垂直の城壁急造ロープ降りようとして墜死した (挹江門事件)。下関[要曖昧さ回避]は、残され少数の船を奪い合う地獄化し退却開始12日夕刻から日本軍先頭部隊の到着までの約20時間の間に、挹江門から下関碼頭に至る地域では、撤退作戦不手際により「空前未曾有の惨劇」 (郭岐) が展開され、無数の中国軍兵士生命失われた

※この「督戦隊」の解説は、「南京事件」の解説の一部です。
「督戦隊」を含む「南京事件」の記事については、「南京事件」の概要を参照ください。

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