『激闘!マジノ戦ですっ!!』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 14:11 UTC 版)
「ガールズ&パンツァー」の記事における「『激闘!マジノ戦ですっ!!』」の解説
マジノ女学院 フランス系のお嬢様学校で、ヴェルサイユ宮殿のような校舎を持つ。 アニメ本編では名称と戦力に関する資料が登場するだけだが、『激闘!マジノ戦ですっ!!』では準主役扱いで登場し、第63回全国大会直前に大洗女子学園と練習試合を行う。全国大会では、1回戦でアンツィオ高校に敗れている。アンツィオ高校との対戦では、ソミュア S35をフラッグ車にしており、その他にルノーB1やルノー FT-17などのフランス製の車両を使用している。加えて『激闘!マジノ戦ですっ!!』においては、主力歩兵戦車として改修されたルノー R35も使用されている。強豪校として知られており、アンツィオ高校のアンチョビは1回戦終了後に「我々は、あのマジノ女学院に勝った」と発言する。 空母型の他校とは違う、潜水艦に似た形状の学園艦も登場している。寄港地などは不明だが、『リボンの武者』では山梨県にある学校とされている。 作中では一度も戦車道部や部員との単語が使われていないうえ、「次の戦車道の時間」との台詞もあるのでマジノ女学院戦車道チームは大洗女子学園同様、部活動ではなく選択授業である模様である。防御主体の戦術を代々得意としていたが、新たに隊長となったエクレールによって、サン・シール流の機動力を主体とする騎兵戦術に変わろうとしている。各搭乗者の名前はフランス料理にちなむ。エクレール 声 - 東山奈央 マジノ女学院戦車道チーム隊長で高校2年生。黒髪のロングヘア。愛車はソミュアS35。コードネーム(個人名ではなく、搭乗車に与えられるコードネーム)は「ハート・ブラン」(白のハート)→「スペード・ブル」(青のスペード)。 近年、全国大会での勝利から見放されているのに不満に感じ、その原因が代々継承されている重戦車を要塞に見たてた防御主体の戦術だと考え、これまでの戦術を批判したうえで、チームの変革を隊長のマドレーヌに進言するものの棄却され、それは「マジノ女学院の伝統に対する侮辱」として、負けた方が戦車道を辞める進退を賭けての一騎討ち勝負を挑むことになる。 これに勝利してマドレーヌから隊長の座とフラッグ車のコードネーム「スペード・ブル」を譲り受けるものの、結果的にマドレーヌをチームから追い出す形になったのと、伝統を急激に変えるのに反発した3年生全員と1・2年生数名が辞めたために所属人数が半分になった経緯から、学院の生徒たちや残った一部の隊員からの風当たりも強く、自分を信じて残った隊員のためにも、そして伝統を変えた以上は結果を出さなければならないプレッシャーで常に胃痛にさいなまれ、胃薬が手放せないでいるが、チームを変革しようと奮闘している。 幼いころに映像で見て以来、西住しほに憧れている。それゆえに西住流の強さもよく知っていて、大洗女子学園との練習試合が決まった際、西住の名前がメンバーにあることに驚愕するが、みほと初めて会ったときに、母親のしほや姉のまほとは違う印象を感じる。 フォンデュ チーム副隊長でエクレールの理解者。エクレールを常にサポートするが、その言い草には少々毒を含んでいる。髪型はポニーテールで、眼鏡をかけている。戦車長としてソミュアS35に搭乗。コードネームは「ハート・ブル」(青のハート)。 ガレット チームの隊員。前隊長のマドレーヌを慕っており、マドレーヌが隊長を辞してチームを去ったときに後を追って辞めようとしたが、マドレーヌからチームに残ってエクレールを支えてほしいと頼まれ、隊に残る。 慕っていたマドレーヌを結果的に追い出したことや、マジノ女学院の伝統を無理にでも変えようとするエクレールに対し、常に反抗的な態度で接する。心の中ではそのようなエクレールを認めている節もあるが、不器用な性格でそのことを表に出せない。 戦車長としてルノーB1bisに搭乗。コードネームは「ダイヤ・ブル」(青のダイヤ)。 カリソン チームの隊員で、前隊長のマドレーヌが隊を離れたあとも、チームに留まっている。ガレットとは友人で、不器用な性格であるのも知っている。 普段の口調は「ですわ」調だが、地は関西弁。練習試合には出ていないので、コードネームは不明。 マドレーヌ マジノ女学院の先代の戦車道チーム隊長。髪型は茶髪のツインテール。マジノ女学院の伝統である防御主体の陣地固定戦術を守っていたが、そのせいで勝てないのに不満を抱くエクレールの訴えに対し、互いの進退を賭けた一騎討ちで敗北。エクレールに隊長の座とチームの将来を託して引退する。 彼女自身も現状を打開するために戦術を変えたいという気持ちは持っていたが、マジノ女学院の所有戦車が機動戦を想定していないのに気が付いたため、あえて伝統を守っていた。しかしエクレールに敗北したことで、彼女なら学院の戦車道を変えられるのではないかと考えて隊長の座を譲り、自分を追ってチームを辞めようとしたガレットに対してエクレールを支えてほしいと頼み、留まらせる。 引退後は聖グロリアーナ女学院のダージリン同様、野外で喫茶しつつ、試合を観戦する側に回ってマジノ戦車道チームを見守る。 ルノー FT-17改 エンジンや足回りを強化して機動性を向上させ、砲塔に同軸機銃を追加する改修を施したFT-17。エクレールとマドレーヌが隊長の座を賭けた一騎討ちに使用される。
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