『火の鳥 異形編』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 08:09 UTC 版)
手塚治虫による漫画『火の鳥』の、1981年発行のマンガ少年に掲載されたエピソード。女性として生まれながら男性の武将として育てられた左近介は、憎んでいる父の病気を唯一治療できると評される尼僧・八百比丘尼の住む山寺を訪れ、ひそかに彼女を殺害する。しかし左近介は不思議な力で山寺から出られなくなり、治療を求めて山寺を訪れる人々の前で八百比丘尼のふりを演じざるを得なくなる。やむを得ず、寺にあった火の鳥の羽根の力で多くの人々や魑魅魍魎を救っていくうち、左近介は山寺の外が数十年前の過去の世界となっていたことに気づく。時が流れ、かつて左近介が八百比丘尼を殺害に訪れた当時を迎える頃、八百比丘尼として周知されるまでになっていた左近介は、まもなく山寺を訪れた自分自身によって殺害される。
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