磯前神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/28 13:08 UTC 版)
薬師山は元々は大母爺とよばれていた。853年円仁が大母爺社に薬師如来を祀ったので、薬師山ともよばれるようになった。現在は、磯前神社の分霊が勧請され、山頂には磯前神社が建てられている。磯前神社の祭神は大己貴尊、少名彦尊である。福徳開運の神、医薬の神、縁結びの神、豊年満作の神、最厄除けの神としてあがめられている。 磯前神社は常陸国の神社であるが、佐竹氏によって強く信仰されていた。佐竹氏が秋田に国替えされると現在の秋田市の金照寺山に磯前神社が勧請された。それが八森に分霊されたと考えられる。菅江真澄が1807年に訪れた際は、ここには磯前神社はまだ無かった。 山頂の磯前神社には病気の治癒を祈って絵馬が奉納されている。また、祭壇にはたくさんの鏡が奉納されており、これは自分の姿を映して仏を見るためである。元旦にお参りすると三千日分のご利益があると言われ、元旦登山も盛んである。また、1月8日が薬師の初の縁日で初薬師と言われている。
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