初動捜査とは? わかりやすく解説

初動捜査

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:35 UTC 版)

みどり荘事件」の記事における「初動捜査」の解説

6月28日1時ごろに一人巡査いち早く現場到着した巡査遺体確認したあと、両隣住民の話を聞こうドア叩いたが、205号室電気消えており、202号室電気はついていたもの誰も出てこなかった。その後、みどり荘前の空き地捜索していたところ、202号室の窓から男に「なにしよるか!」と声をかけられた。巡査202号室向かい、男に203号室殺人事件発生したことを伝え、何か物音を聞かなかったか聞いたが、男の返答は「酒を飲んで寝ていて何も聞いていない」とのことであった事件現場となった203号室現場検証では、室内犯人と被害者争った跡は見られたが、金品物色したような形跡はなかった。また、室内土足の跡もなかった。遺体膣内陰毛から精液採取され陰毛付着していた精液血液型B型人物のものと判明した6畳間からは経血のついた下着被害者生理中だった)と、乳白色薄紅色が混じった液体発見され、この液体血液型B型血液を含む血液型A型人物の唾液であった被害者血液型A型であり、被害者加害者噛みついて吐き出したものと推測された。そのほか室内から人毛姉妹以外の指紋多数採取された。検死結果死因は、手で首を圧迫したあと被害者オーバーオールで首を絞めつけて絞殺した窒息死確認された。 夜が明けると聞き込み調査範囲広げられ近隣住民からの証言得られた。201号室住民は、「22時ころベッド入ったが、隣の202号室から大きなステレオの音がして寝付けなかった。しばらくして小さくなったので寝付いたが、アパートのどこかの部屋から聞こえるドタンバタンという音で目を覚まし、そして、バターンという人が倒れるような音を聞いた。その合間女性の声が聞こえ小さな声だったが『どうして、どうして』と言っているのは聞こえた」という話をした。みどり荘から空き地挟んだ東側に住む住民も、「23時ころに床についてからしばらくして、『どうして』『教えて』といった女性声を聞いたその後、みどり荘2階からドタンバタンという音が2、3聞こえた」という旨を証言したまた、事件現場である203号室の北隣の205号室住民からは、より詳しい証言得られている。彼女によれば、「当日23時40分ころ、部屋電気をつけたまま眠りにつき、どれくらい経ったころか分からないが、『きゃー』『誰か助けてぇー』という女性悲鳴で目が覚めた。物が倒れるような音も聞こえた。どこかの部屋痴漢でも入ったのかと思い隣室203号室の人に聞いてみようとパジャマのまま部屋出て203号室ドアノックしたところ、中から女性悲鳴聞こえたので、驚いて慌てて自室戻り頭からタオルケットかぶってベッド入った。『ううっ』という声も聞こえてきたので不安になったが、そのあと普通に話す声が聞こえてきたので、ふざけていたんだろうと安心してトイレ行って再びベッド入った。しかし、しばらくするとドスンドスンという音とともに神様お許しください』と泣き叫ぶ声が1、2分にわたって10程度繰り返し聞こえた。そして、再び静かになったが、しばらくして押入れの方からカタカタという音が聞こえてきたので怖ろしくなり、実家帰ろう着替えて部屋飛び出したその際、木のツッカケを履いていたので、金属製外階段はカンカン甲高い音を立てた短大の前の公衆電話から実家連絡し続けてタクシー呼んで実家帰ったタクシー乗ったのは0時40分ころ、最初に女性悲鳴聞いて目を覚ましたのは、それより15分20分くらい前だと思う」ということであったこうした情報からは、犯人は、深夜被害者訪ねて部屋入れてもらえる程度面識がある人物思われた。6月29日大分合同新聞も、犯人土足侵入した形跡がないことやドアの鍵が壊されていないことなどから「顔見知り犯行か」と報じた。しかし、容疑者として捜査線上浮上したのは、こうした犯人像とは異な人物であった

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初動捜査

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愛知県蟹江町母子3人殺事件」の記事における「初動捜査」の解説

2009年5月2日朝、次男Bの勤務先の上司がBの欠勤不審思い同日12時20分ごろに蟹江警察署愛知県警察)の署員とともにA宅を訪ねた駆けつけ警察官家の中声を掛けていたところ、負傷した三男CはLの気配がないことに気付き両手首を縛られた状態で施錠されていた玄関の鍵を開けて家の玄関から飛び出してきた。Cは間もなくA宅の玄関付近に来ていた警察官によって保護され、「休んでいてください」と付近に待機させられたが、この時に蟹江署員対し強盗入られた、助けてください家の中2人死んでます。犯人逃げました」と伝えた一方、Lは1階南側玄関ドア隙間から上がり框うずくまっていたが、その姿を確認した蟹江署員はLを被害者だと思い込み玄関先から「出てきてください」と声を掛けたその後署員が2分間ほど無線連絡取っていた間、Lは隙を見てA宅の勝手口解錠し、現場から逃走した(#初動捜査における不手際)。警察官らが屋内入ったところ、次男Bが1階和室倒れており、搬送先の病院死亡確認された。このため愛知県警本事件殺人事件断定し特別捜査本部特捜本部)を設置したが、Bの遺体入っていた和室押し入れ目視確認とどめていたため、Aの遺体発見時間かかった(#初動捜査における不手際)。 特捜本部事件発覚翌日2009年5月3日朝)から改め現場検証行い和室押し入れ下段押し込められている母親Aの遺体発見したまた、A宅の洗濯機には血液付着した衣服入れられていたことも確認され室内からはパーカー凶器モンキーレンチおよびクラフトナイフ)・防寒手袋マスクといった遺留品のほか、(Aが飼っていたペット)の死体発見された。 被害者Cは事件当初、「犯人パーカーで顔を隠されたので、犯人の顔はわからなかったが、海部地域とは違うイントネーション日本語現金要求された」と証言していた。一方室内発見され遺留物中に被害者母子はいずれ異なデオキシリボ核酸 (DNA) 型が検出された。特捜本部はそのDNA型警察庁データベース照会したが、この時点では合致する型は発見できなかった。その後唾液・汗などを含めた室内遺留物鑑定したところ、被害者3人全員血液型A型)とは異なO型血液型血痕検出された。一方で現場複数箇所からは手袋の跡が見つかったが、遺留品からは犯人指紋発見されなかった。

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大牟田4人殺害事件」の記事における「初動捜査」の解説

被害者4人の遺体遺棄現場となった大牟田市内を流れ諏訪川。「馬沖」(写真右手奥に見え)から被害者Cの遺体投げ捨てられA・B・Dの3人の遺体はAの乗用車もろとも撮影地点付近(馬沖付近から約350メートル下流地点)に沈められた。

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河瀬駅前交番警察官射殺事件」の記事における「初動捜査」の解説

被疑者巡査Xは犯行後交番の扉・窓をいずれも完全に施錠し上で逃亡していた。 Xは身柄確保された際には「Aから罵倒されたから撃った」と供述したが、交番内の防犯カメラ映像には「Xが罵倒されるような映像」は記録されていなかった。また滋賀県警12日発表で「2人の間にトラブル確認されなかった」と説明した滋賀県警2018年4月18日付で被疑者巡査Xを殺人容疑大津地方検察庁送致したまた、Xが事件直後ATMから出金限度額50万円引き出したことについて、滋賀県警は「犯行突発的なもので、あわてて逃走資金用意しようとしたではないか」とみて調べた滋賀県警2018年4月23日に「被害者巡査部長Aを事件当日11日付で2階特進により警部昇任させた」と発表した

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コロンビア号空中分解事故」の記事における「初動捜査」の解説

NASAシャトル運営管理官ロン・ディットモア(英語版)は、「計器最初に示したのは左主翼温度計油圧系が失われたことで、続く数秒あるいは数分のうちに、左主脚タイヤ圧力消失構造部の過熱など、問題続けて発生した」と報告したデータ破損のために初め放置されていた31秒間分のテレメトリデータを後に解析したところ、シャトルはどうにか方向維持しよう悪戦苦闘しており、最後姿勢制御システム最大推力噴射していた。 調査では、最も初期から断熱材衝突注目されていた。離陸の際に氷や破片衝突して機体損傷負わせることは既に知られており、特に STS-45STS-27STS-87などでこれまでにも既に起きていた。コロンビア号喪失後、NASA当局剥落原因は恐らく製造不良にあると結論し断熱材欠陥なく装着するようルイジアナにあるミーシュー組立工場(英語版)の従業員を再訓練した過去には極低温外部燃料タンクET)から融除され断熱材耐熱タイル損傷与えたこともあった。1999年それまで断熱材吹き付け用いてきたフロンガスが、オゾン層破壊するおそれがあるとして使用禁止された。NASAはCFC-11(トリクロロフルオロメタン)の法的な使用制限からは除外されていたが、何れにしても仕様変更していたため、事故との関連疑われた。STS-107ET旧型軽量タンク超軽量タンク前身で、どちらも初期型標準重量タンク改良して作られたものである)で、表面の広い円筒形部分にはフロンガス使用しない新型発泡断熱材使われていた。しかし、バイポッド・ランプ(写真参照)の部分は BX-250 断熱材適用しており、これは環境保護庁規制対象外であり実際にも元のフロンを含む組成用いていた。このため組成変更事故とは無関係だったいずれにせよ、本記事でも前出通り、元の組成断熱材でも剥落頻繁に起きていた。

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別府3億円保険金殺人事件」の記事における「初動捜査」の解説

「事故」発生直後現場駆け付けた警察官は、目撃者から聞いた事故の状況荒木態度などに違和感感じた。車はスピード出したままブレーキもかけずに海に飛び込んでおり、実際に現場にはスリップ痕もなかった。荒木は妻が運転し自分助手席にいたとやたらと強調しまた、妻子が車に残されているにしては荒木態度落ち着いていた。そして、数千万円保険かけられているという話を荒木自身が口にした。不審抱いた警察は、別府署の捜査員、さらに県警本部から捜査1課鑑識課を現場派遣して調べにあたっていた。 「事故」翌日1974年昭和49年11月18日業務上過失致死道路交通法違反被疑事件として妻子3人の遺体司法解剖された。死因は3人とも水死であり、以下の所見得られた。 @media(min-width:720px){.mw-parser-output .columns-start{width:100%}.mw-parser-output .columns-start div.column{float:left}.mw-parser-output .columns-2 div.column{width:50%;min-width:30em}.mw-parser-output .columns-3 div.column{width:33.3%;min-width:20em}.mw-parser-output .columns-4 div.column{width:25%;min-width:20em}.mw-parser-output .columns-5 div.column{width:20%;min-width:20em}}妻 創傷鼻翼部に2か所 擦過傷右腕外側のひじ近く2条 皮下出血胸部乳頭の約3.8センチメートル上 右ひざ蓋骨下縁の約5センチメートル下 右ひざ蓋骨上縁やや外側に2か所 左ひざ蓋骨内側 右上外側中央の右ひじから11.5センチメートル 右手外側小指つけ根から1.5センチメートル中心側 頭剃毛の上損傷の有無精査したが著変なし 長女 鼓膜破裂 表皮剥離左手中指小さなもの) 次女 鼓膜破裂 表皮剥離前頭部・左上肢・右足背に散在 皮下出血左下右下同日別府警察署は、同じく業務上過失致死容疑裁判所から許可得て引き上げた車両検証行い、以下のような状況確認された。 フロントガラスは、窓枠一部破片付着するほかは完全に破損している ダッシュボードには、灰皿の手前からフロントガラス方向に、灰皿またいで約5センチメートル擦り傷があった 助手席前、下方グローブボックス下側のふちが、2か所少しへこんでい灰皿外れており、車内見当たらなかった 運転席側の窓ガラス11から12センチメートル開いており、助手席側の窓ガラス全開で、ともに異常はなかった シートベルト運転席にのみ取り付けられており、正常に作動した 運転席下にはハイヒール片方女物セーター助手席前に防水懐中電灯男物の靴片方があった 助手席前のグローブボックスは閉まっており、中には柄の長さ36センチメートル頭部14センチメートルハンマーがあった 荒木に対しては、連日のように事情聴取が行われた。これに対して荒木は、夜にの中を時速130から140キロメートル運転してきたため疲労蓄積していたであろうこと、別府国際観光港第3埠頭照明消えて海面路面区別がつきにくかったことなどから、妻の過失による事故であろう供述したまた、そうでないとすると、特に長男荒木反抗的で、妻は子どもと荒木の間で板挟みになっていたこと、荒木女性関係に悩んでいたこと、病弱生理外の不正出血があって子宮癌ではないかと不安を抱いていたことなどから、絶望し無理心中図ったのかもしれないとも述べた。 しかし、警察は、妻による業務上過失致死容疑での捜査続けつつ、荒木による殺人の線での内偵捜査進めていった。これは、荒木対す最初事情聴取多額保険掛けられていることが判明したことに加えて、「九州一のワル」「犯罪プロ」などと呼ばれていた荒木経歴理由であった

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藤沢市母娘ら5人殺害事件」の記事における「初動捜査」の解説

2040分ごろ、帰宅した男性D妻子3人の他殺体を発見して神奈川県警察110番通報した。これを受けた県警本部通信指令室は「殺人容疑事件」として、事件現場付近走行していた機動捜査隊パトカー現場急行指令し同時に所轄藤沢警察署および隣接各署に緊急配備命令出した藤沢署員事件現場駆け付けたところ、A・B姉妹食卓脇でそれぞれ胸を刺され死亡しており、妻Cも台所の裏隣家との境)でうつぶせで血を流して死亡していた。現場には凶器となった刃物のさや・段ボール箱ケースなどが遺されていたほか、殺害された3人の血液型A型)とは異なO型血痕ゴム底の足跡などが確認された。 遺体は3人とも血まみれ即死状態だった一方抵抗した跡・着衣の乱れ確認されなかったため、神奈川県警捜査一課藤沢署は現場様子などから総合して「3人は食事中襲われた」と推測し本事件殺人事件断定翌日5月28日0時には県警藤沢署内に「藤沢市辻堂母娘殺人事件捜査本部」を設置し捜査員195人を動員した室内物色痕跡はなかった一方短時間で3人を刺殺し、包丁深く刺し込むほどの犯行態様から、捜査本部は「恨みによる犯行」との見方強め被害者交友関係などを調べたその結果、Dが「恨まれるとすれば、『平塚山田等』(=F)かいない」と証言し事件前から長女Aに付きまとっていた男(後にFと判明)の存在把握されたため、「事件後に失踪したその男(後にFと判明)が何らかの事情知っている可能性が高い」と断定した。そのため、「山田等」を有力被疑者1人として行方追ったが、被害者A・C両名生前残していた「山田等」の住所・電話番号手掛かりに、平塚市役所戸籍係該当者探しても「山田」姓の住民はいなかった。そのため周辺聞き込み捜査行ったところ、普段から素行悪く犯行時間帯アリバイがなかったFが浮上し、その顔写真男性D見せたところ「この男によく似ている」という供述得たまた、事件数日前からF宅に出入りしていた同年代身長が高い男(=Y)事件以降、Fとともに姿をくらましていたことが判明した。 さらに現場国道1号歩道落ちていた血痕照合したところ、Fの血液型O型)と一致したほか、玄関ドア内側からFの掌紋検出され、遺された足跡同種の靴(25.5 cm)もFの自宅置いてあったことが判明した加えて国道1号上の血痕の量・長さは仮に犯人犯行時に負傷し逃走中傷口止血しながら逃走したとしても不可解だったことに加え犯人大量返り血浴びたはずなのに目撃者がいなかったため、捜査本部は「逃走手伝った者がいる」と推測した。 しかし、Dが「山田等」に対し抱いていた「17、18歳くらい」という印象と、Fの実際年齢21歳)は隔たりがあり、掌紋依然FがA宅を訪れた際の物である可能性否定できなかった。そのため、この時点ではFを殺人容疑指名手配することはできなかった。特に犯行動機は、事件解決実績豊富なベテラン捜査員でも「それだけのことで殺人動機になるとは考え難い」と受け取るものだったため、F以外にも(一家4人全員の)関連人物アリバイ含めくまなく捜査した結果的に事情聴取された人数は2,000人以上におよんだが、F以外の被疑者たちから犯行結びつく動機持ちうる人物浮上せず、捜査線上浮上した人物はほとんどが「容疑性なし」と結論付けられたため、事件発生時間帯アリバイがなく、事件後から行不明になっていたFへの容疑が強まる結果となった

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富山・長野連続女性誘拐殺人事件」の記事における「初動捜査」の解説

富山事件では、2月24日 - 25日にAが自宅掛けた北陸企画にいる」という電話から、早々と女Mおよび北野捜査線上浮上したその後26日には富山署員とAの両親が「北陸企画」へ出向き県警がMを事情聴取したものの、容疑不十分として事情聴取中断し、Mを帰したその後被害者A死体岐阜県内発見されたことから、捜査岐阜県警主導開始され合同捜査本部富山署)の設置事件発覚から4日後、本格的な基礎捜査の開始(Aの目撃者探し足取り交友関係など)は1週間後だった。2人経営していた贈答品販売会社北陸企画)への調べ岐阜県警によって行われたが、それ以前家具類などは運び出されていた。また、富山県警側で基本捜査態勢整った矢先3月18日に、当時としてはかなり大規模な県警人事異動があったため、刑事部長富山署の署長および副署長刑事官、鑑識課長などの幹部含めた捜査員大幅に交代したことも、捜査支障となった可能性指摘された。 その後も、A宅へ女性の声で「会いたい」という電話がかかるなどし、富山県警はMおよび北野マークし続けていたが、その最中長野事件発生し被害者Bが犠牲となったことから、富山事件の初動捜査次第長野事件発生防げ可能性指摘された。 また、長野事件身代金引き渡し場所に捜査員張り込ませていたことをMに感づかれ、逃走許したこと(前述)も問題視された。

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篠崎ポンプ所女性バラバラ身元不明殺人事件」の記事における「初動捜査」の解説

警視庁捜査一課小松川警察署殺人事件断定し捜査本部設置して捜査に当った。この下水道一般河川からの流入がないことから、犯人女性殺害後、切断して直径大きなマンホール道路脇雨水用のU字溝下水工事現場などの開口部から下水道投げ込んだものとみられた。またポンプ所では9月5日に、8月27日から溜まっていたごみ2トン処理していたため、それ以降ポンプ所に流れ込んだものと考えられた。 警察都内女性行方不明者リスト照合して身元割り出し当る同時にポンプ所へ繫がる下水道中心に未発見の下半身捜索行った10日には奥歯治療痕を都内歯科医院照会した10日司法解剖では、女性背骨ノコギリ状の刃物切断されていることが判明した肋骨の下の肉を刃物切られた後、第二腰椎の骨を切断されていた。生前の傷であることを示す生活反応はなく、切断死後行われたのだったまた、当初2040代見られていたが、頭蓋骨縫合状況から、20歳代の可能性が高いことがわかった。ただ、死因依然として不明だった12日午後5時40分頃、江東区青海二丁目地先中央防波堤埋立地都下水道局東部管理事務所のミキシングプラントのごみ焼却設備管理棟のピット内で、廃棄物入ったクレーンバケット開けた作業員が、廃棄物中に切断され死体右足発見した右足は膝から下で切断されていた。足の大きさは23.5センチだった13日までに女性血液型A型判明し年齢20歳前後である可能性高まった13日午前、同じ江東区のごみ焼却設備管理棟のミキシングプラントのピット内で、左足発見された。 10月29日までに、小松川捜査本部から依頼受けた鈴木和男東京歯科大学教授法歯学)の歯形鑑定により、女性年齢19歳から21歳であるとわかった鈴木教授によると19歳可能性高くうりざね顔で鼻が高く、目が大きいこともわかった

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ウォーターゲート事件」の記事における「初動捜査」の解説

逮捕時はエドワード・マーチンと名乗っていた男が本名ジェームズ・W・マッコード・ジュニアでこの時ニクソン大統領再選委員会警備主任であることが、翌日までに判明した。彼はまたCIAの元工作員でもあった。そして彼らが投宿していたウォーターゲートホテルの室内から大金100ドル紙幣53)が見つかり、その出処疑惑広がった現行犯逮捕された5人のうち、3人はキューバ人で1961年ピッグス湾事件第1次キューバ危機)の退役軍人1人亡命キューバ人を訓練するCIA工作員、そして5人目ニクソン大統領再選委員会メンバーだった。 さらに警察押収したユージニオ・マルチネスともう1人の手帳の中にチャールズ・コルソンの名前があり、彼はこの時にホワイトハウス顧問であった。またマルチネスの手帳にはさらにエヴェレット・ハワード・ハントの名前が書きこまれていて、自宅電話番号記され、しかも「HOUSEWH」と記されていた。ハントは、元FBICIA職員で、その後ホワイトハウス非常勤顧問務めてこの年3月辞職したが、4月から勤めていた広告会社オフィスホワイトハウスのすぐ向い側ビルにあったワシントン連邦地方検事局アール・J・シルバート主任検事補ほか)は、マッコードとCIAとの関係調査始め、かつ大統領再選委員会との関係についても捜査始めた。そして元ホワイトハウス顧問のハワード・ハントが捜査線に浮かび上がり、しかも彼はキューバに関わった元CIA工作員であった侵入犯のメンバー3人がいずれも反カストロ亡命キューバであったことから、民主党本部盗聴-大統領再選委員会警備主任-亡命キューバ人-ホワイトハウス顧問という絡み疑惑膨らむばかりであった。5人の背後にハワード・ハントがいることはもはや明らかになった。侵入犯がニクソン大統領に近い者と関係があるのではないかとの疑念生まれた。 これに対し6月19日ニクソン大統領報道担当官ロナルド・ジーグラーは、三流コソ泥(third rate burglary)とコメントしてホワイトハウスとは無関係であるとして一蹴した。また6月22日には大統領が「いかなることにせよ、この特殊な事件ホワイトハウス関係していない」と声明出している。 この「三流コソ泥」とは、この侵入事件の犯人グループ行動的確に表現したものと一方では皮肉られている。そもそも発見されるきっかけとなったドアテープは、内部入れば必要でない(室内からロック解除できる)のにわざわざ取り付け直していること、最初に侵入して取り付けた電話狙っていたものとは違う別の電話であったこと、この程度の作業で5人も侵入する必要がなかったこと、侵入時に手帳所持していた結果ホワイトハウスとの結びつき露見したこと、しかも大統領再選委員会現職人間入れたことなど、「これはプロのする仕事ではない。ヘマやり方だ」「どんな老いぼれ刑事でも集団押し入ったりするヘマはやらない」という専門家の声が事件直後新聞掲載された。このどこか軽い行動逆に一般的な見方として、上層部知らないところで現場人間軽はずみにやった犯行というイメージとなり、ニクソン政権には直接関係がないことと理解する向き多く大統領選挙はまった影響がなかった。

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坂出送電塔倒壊事件」の記事における「初動捜査」の解説

香川県警はこの事件当初落雷などの「自然災害」と見ていたため、初動捜査が非常に立ち遅れ経緯がある。事件発生直後から現場には復旧作業追われる四国電力社員らが立ち入っていたり、警察による規制線が張られていなかったため、現場から重要な証拠である抜き取られボルト持ち帰った新聞記者もいた。現場県警鑑識入ったのはその後であり、まともな現場保存出来なかった他、周辺道路における交通検問事件直後でなかったため有効的に行われなかった。事件発生から3日目の夜、坂出警察署特別捜査本部設置され本格的な捜査が始まる。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 05:26 UTC 版)

名護市女子中学生拉致殺害事件」の記事における「初動捜査」の解説

19時9分、被害者A拉致される瞬間目撃していた近隣住民が、県警110番通報した。これを受け、沖縄県警1912分、所轄署の名護警察署や、近隣警察署緊急配備司令出し1925分に配備完了名護市から南へ抜け要所検問行った。 しかし、実際に犯人2人向かった方向は逆(北方)で、拉致現場から北側検問は、約10 km離れた国道58号の1か所(国頭郡大宜味村津波)のみだった。この地点は、拉致現場から約10 km離れた場所にあり、拉致現場から時速60 km/h走行した場合10分で通過できるまた、拉致現場から幹線道路経由して本島北端殺害現場方面)へ向かうと必ず通る地点でもあり、国道331号など、西海岸抜けルートチェックできる地点だったが、この地点緊急配備担当したのは、同地点から約15 km北方位置する名護警察署辺土名交番勤務署員で、検問開始した時間は、他の地点より13分ほど遅い1925分ごろだったため、2人検問開始より先に同地点を通過していた可能性が高いことが指摘されている。名護署の管轄区域は、県北部の名護市など1市3町(約550 m2:沖縄本島の約45%)におよぶ一方当時署員数は98人と少なく、かつ事件当日金曜日当直時だったため、事件発生当時当直員約15人と、手薄な時間帯だった。また、同日には、本島南部別の事件発生していたため、県警捜査員のうち、半分をそちらの事件に回すことを余儀なくされた。 特別捜査本部長を務めた県警刑事部長久高常良は6月27日記者会見で「初動捜査の在り方問題はなかったか」との問い対し、「目撃者通報後、直ち緊急配備敷いており、立ち上がり問題はない」と回答したまた、久高捜査幹部は、『琉球新報記者からの取材対し、「犯人事件後、中南部人目多く夕方渋滞巻き込まれやすい市街地方面)に逃走した可能性は低い」と説明したが、久高1997年1月3日記者会見で「限られた人員地理的な状況踏まえ、『早い時間大宜味村津波押さえれば、包囲網敷ける』と判断して検問張ったが、結果的に加害者2人配備前に検問所を通過していた可能性が高い」と説明した。『週刊文春』 (1997) は、県警担当社会部記者の「事件発生後緊急配備もう少し早かったらAちゃんは救い出せ可能性が高い」という証言報道している。また、惠隆之介 (2013) は、「県警は『(本島北部発生した本事件犯人被害者連れ車で本島中部南下するだろう』と推測して名護市内に非常線張ったが、実際に被害者拉致現場よりさらに北方山中殺害されていた」と述べている。

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初動捜査

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 17:04 UTC 版)

ジョンベネ殺害事件」の記事における「初動捜査」の解説

ボルダー警察当初ジョンパッツィにほぼ焦点当てていたが、1997年10月にはこの事件参考人は1,600人以上に上った。 初動捜査の誤りによって解決が困難となった。その誤りには、証拠紛失汚染経験豊富捜査員の不足、ラムジー夫妻共有した証拠両親事情聴取の遅れなどがあった。 1997年1月1日ラムジー夫妻アトランタにいた。夫妻CNNとの45分間のインタビュー応じた翌日ジョージア移動することになったため、捜査官付き添った夫妻気持ちが不安定である(too emotional)という理由警察取り調べ断っていたが、それにも関わらずCNNインタビュー受けたことに捜査官ショック受けていた。 1月3日警察は、身代金要求書殺害後に書かれたようだ発表した1月8日身代金要求書練習用原稿自宅から見つかった報じられた。 3月筆跡鑑定人により、ジョン容疑者から外されたが、パッツィに関して可能性否定されなかった。 3月末、ボルダー地方検事局依頼により、ルー・スミット刑事引退から復帰し、この事件担当した4月19日ボルダー地方検事アレックス・ハンターは、この事件初めて、夫妻捜査焦点であると公言した4月末、ラムジー夫妻対す正式な事情聴取初め行われた5月2日夫妻地元報道陣インタビュー応じたジョンは娘の名前を言い間違いまた、性的虐待の噂に触れ、それらを「最も傷つく言いがかり」と呼んだパッツィは「ジョンや私がそんな恐ろしい凶悪犯罪関与していると考える人がいることに愕然とます。私たち殺したのではないと断言します」と話した1998年1月ラムジー夫妻は、2度目事情聴取要請拒否した

※この「初動捜査」の解説は、「ジョンベネ殺害事件」の解説の一部です。
「初動捜査」を含む「ジョンベネ殺害事件」の記事については、「ジョンベネ殺害事件」の概要を参照ください。

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