犯人と被害者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 18:21 UTC 版)
「松戸女子大生殺害放火事件」の記事における「犯人と被害者」の解説
犯人は鹿児島県出身で、中学卒業後に大阪府など各地を転々とした。職業も宅配・長距離トラック運転手、建築作業員、パン屋住み込み従業員などを転々としている。妻子もいるとされ、犯人を知る人たちは、「自治会の役員になったまじめな人」と語っている。 初犯は2002年4月、神奈川県海老名市のアパートで20歳前後の女性宅に侵入し、女性に怪我をさせて現金などを奪って逮捕された事件であるとされる。これが原因で妻子から縁を切られて網走刑務所に7年間服役した。松戸事件の1ヶ月前に出所したが、定職も金も無く、生活に困窮していた犯人は千葉県内で盗みを繰り返していたという。ところが警察の調べで、生活費に困っていたはずなのに上野などで豪遊する犯人の姿も目撃されており、窃盗で得た金で豪遊していたのではないかとされる。松戸事件ではベランダを伝って2階の被害者宅に侵入。犯行に及んだ。 犯人には出所後に起こした窃盗及び女性を狙った強盗強姦の余罪が合計で11件もあり、裁判ではこれら(特に強盗強姦の5件)も一括で審理された。また、松戸事件で被害者の手足をストッキングで縛ったり、遺体に布団をかけて放火するなどの手口は1996年の柴又女子大生放火殺人事件と手口が酷似しており、この件も警察の追及を受けている。 被害女性は兵庫県出身で高校時代も陸上部の主将、3年の運動会で応援団長を務めるなど、明るく活発な人物だったという。また、大学卒業後は教員になるべく、試験に向けて勉強を重ねていた最中だった。
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