アニメ版の麻里愛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 14:21 UTC 版)
第39話「熱愛!両津とマリア」にて初登場。その後、原作とは異なり交通課勤務の警察官として登場する。制服は紫で統一。 アニメ版では両津は麻里竜二のファンであり、愛が絡んできた外国人を倒す際、「空中飛び膝蹴り」を放ったのを目撃し愛=麻里竜二ではないかと気付き、その後、膝枕をしてもらった際に頭に柔らかい物が当たるのに気づき、もしやと思い股間を触って発覚。(大原は両津に麻里愛が男だという事に気づいてもらおうと説明して話したが気づいてもらえず、両津が麻里愛が男だと気づいた時は「出来ればもっと穏便な形で分からせてやりたかったんだが」と言っていた)。 作品中で男性であることが露見した際にそれを強調するためにふんどしをはいているイメージシーンが多用された。特に「ふんどし姿の愛の背景に『男』という大文字が映っているシーン」があり、第219話はデジタル化されているがセル画のこのシーンが登場していた。 原作と比べると、本気で怒ることや両津と仲良くする異性に対し激しく嫉妬する描写が多く、実力行使することも比較的多い(両津だけでなく、小町、奈緒子、寺井、中川、本田速人にも前述の描写がり、アニメ版第162話「恋は海を越えて!?」ではサンディが両津に会いにきて両津に抱きつきキスした時は、両津に跳び蹴りや踵落としを見舞うが、屯田に一喝されて事情を説明された後はサンディに謝罪した。その後、終盤では両津とサンディが結婚すると聞いて派出所に駆けつけ実力行使をし、両津と本田を追いかけ回した)。両津が電車にはねられ幽体離脱した際、皆が彼は死亡したと思い泣いて悲しむ中、愛だけはショックで寝込んだようである。 上記プロフィールにもあるが、アニメ版では誕生日が4月14日、東京都出身、身長170cm、体重57kgなど原作とは異なった設定が多い(第67話「追跡!名犬リョーツ」)。 麗子が登場しない話では代わりに愛が派出所勤務しており、有給休暇中の麗子の代わりに出勤したことがある。 原作と異なりニューハーフのままで終わる(ただし第140巻の巻頭のセル画に一度だけ女性の姿で登場したことがある)。これが原作の麻里愛とアニメ版の麻里愛の大きな違いと言える。 第160話「人生をやり直せ!」ではもし愛が本当の女性として生まれていたら両津と結婚しており、愛の手柄で重要国際指名手配犯を逮捕し、3億円の宝くじが当った。しかも両津は刑事部長(警視監)になり、周囲に迷惑をかけない真面目な人間になっていたことが分かっている。 第217話「さよなら両さん」では解雇を免れるために麗子の研修プログラムを受けさせられたことで真面目な常識人に変化した代わりに臆病になった両津が立てこもり事件で転落しそうな犯人と被害者を見捨てようとする発言に「そんな両様なんて、大っ嫌いですわ!!」と激怒して投げ飛ばした。その直後に本来の自分を取り戻して瞬く間に全員を救出し、解雇の保留を勝ち取った際は彼が優しさを取り戻したことを中川や寺井達と真っ先に喜んだ。 第344話「さよなら両さん大作戦」では、婦警たちが送別の歌を歌っていた時は両津に泣きついていた。しかし、両津の転勤の件が嘘だったことを知ると両津に対し激昂した。その後の最終回おまけでは両津が暴れまわっているという通報を受けて小町と奈緒子、左近寺とボルボ、特殊刑事課の特殊刑事(海パン刑事、月光刑事&美茄子刑事、ドルフィン刑事)とともに出動し、小町と奈緒子は両津を逮捕しようとしたが、それに反対する愛は「きっと何か理由があるはず」と言って泣きながら両津を擁護し、小町と奈緒子を呆れさせた。その後、派出所に大急ぎで出勤して自転車に乗った両津に小町と奈緒子、左近寺とボルボ、特殊刑事とともに体当たりされて吹き飛ばされた。 声優の麻生かほ里は、自分と名前が似ているため「親近感がわく」とコメントしている。
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