わ!とは? わかりやすく解説

読み方:

和(わ)とは、調和や平和を意味する言葉である。人々互いに協力し共に生きることを示す概念であり、対立争い避け共存共栄目指す姿勢を表す。和は、日本文化根底流れ価値観であり、日本人行動思考深く影響与えている。

読み方:

「和」 は主に「やわらぐ和らぐ)」「なごむ(和む)」といった意味で用いられる漢字である。「足し算結果」や「日本国日本文化」を指す字として用いられることも多い。

「和」の読み方

音読み

「和」の音読み基本的に「ワ」である。「和(ワ)」は《呉音》の読みである。

「和」の音読みを《唐音》で「オ」と読む場合もある。めぼしい例としては「和尚オショウ)」が挙げられる熟字訓の「和蘭陀オランダ)」も元々は唐音読み基づいているかもしれない

なお「和尚」は、真言宗浄土真宗では「ワジョウ」と読まれる

天台宗華厳宗では「和尚」は「カショウ」と読む。「和(カ)」は《漢音》の読みである。

訓読み

「和」の訓読みは、主な所では「和らぐやわ-らぐ)」「和む(なご-む)」「和える(あ-える」などがある。おおむね振り仮名によって読み分けられる

和ぐ(な-ぐ)」という読み方もある。「凪ぐ」の異字として用いられ、特に心が穏やかになる・心が和む、という文脈用いられる言い方である。

熟字訓

「和」の字を含んで特殊な読み方をする言葉としては「和毛(にこげ)」「大和(やまと)」「和泉(いずみ)」「日和(ひより)」などが挙げられる

「和」とは・「和」の意味

#調和・均衡・平和・争わないこと

「和」が持つ意味は1つではなく使われ方によってその意味変える。そのため一般論として『「和」とは・「和」の意味』と問われたとき、その意味合い1つのものに決めつけることはできない状況や指すものあるいは使い方シーンによって判断しなければならない

「和」という言葉が、人との関係性や物事状況表現する文脈用いられ場合一般的に「仲よくすること」「相手互いに尊重すること」あるいは「おだやかさ」や「のどかさ」を意味する転じて「(粗ぶった心が)鎮まる」「(張り詰めた状態から)気持ちがゆるむ」といった意味も持つ。また「和」は、「調和」や「均衡」といった意味を付加する例えば「和」は、「人の和」「家族の和」などだ。「和を乱す」のように使われると、調和均衡を乱すことを示す。「和を以て貴しとなす」なら協調することが尊い捉えられる

古語においては固有名詞職責役職など結びつくときには親愛の情」や「侮り」を付加する場合もある。

#和議としての「和」

調和協調から一歩すすみ、相手言い分認め、争わない事といった捉え方をされる場合もある。「和を結ぶ」といった使い方をされた場合は、その議論争議において「(相手方と)和議をはかる」「争いをやめる」「仲直りをする」もしくは円満に話を終えて協力する」といった意味となる。

#日本の・日本式の「和」

「和」は風習文化考え方などに対して日本」を意味する概念与える。例を挙げるなら、「和風」「和食」「和服」などだ。あるいは「和のこころ」といったものも、日本風意味するだろう。なお、昔の中国では日本呼び名として「倭」という言葉使われてきた。そのため「和」が「日本」を意味するときは、日本においても「倭」と書かれることがあった。また「和」は日本語そのものを表す。ただし「和語」のように語彙を表す違う言葉と結びついて日本語意味することもある。

#2つ以上のものを合わせること

数学あるいは算数において、数を2つ上足合わせることを「和」と呼ぶ。もしくはその計算式における解を「和」と呼ぶ。この意味の「和」は「加法」とも呼ばれている。また、代数学においては集合の一形式である「和集合」を指す。なお、日本には和演算よばれる独自の演算方法があった。「和」は「和演算」を意味することがある

#万葉仮名における「わ」

「和」はそのものカナ文字としても使われてきた。万葉仮名まんようがな)における「和」は、現在でいうひらがな「わ」意味する万葉仮名とは、飛鳥時代後期白鳳時代)から奈良時代において用いられ文字のことである。その当時日本語の表記漢字用いられていた。

「和」の語源・由来

#「和」の起源と由来

漢字としての「和」は、古代中国漢字起源として知られている。

漢字およそ3,300年前中国誕生した。その漢字の起源となるものが甲骨文字である。甲骨文字中国殷代末期から周代初期用いられた。その名前の由来は、亀の甲羅や牛の肩甲骨に文字刻んだことにある。占い甲骨占卜)による結果を記すために甲骨文字使われるようになったとされている。解読されている甲骨文字は、発見されたものの20%程だ。その中に「和」の原型とみられる「禾(か)」と「口(こう)」が存在している。

甲骨文字としての「禾」は粟の穂実り一方垂れ下がった様子表した文字だ。しなやかさ丸み帯びた穂の姿から、かどがたたない様子意味するようになった。そして人や動物の口(くち)を象ったものが「口(こう)」だ。生物器官としての口(くち)、物事始点出入り口、人や家(の数や量)など、その意味は広い。

現在の「禾」と「口」が合わさった「和」の原型現れるのは甲骨文字時代の少し後になり、金文文字登場してからだ。金文文字とは青銅器表面刻まれ文字のことである。青銅器銘文とも呼ばれている。金文文字最古の物は殷代さかのぼるが、甲骨文字の方がその登場は古い。「和」は「禾」と「口」から成る会意文字として、金文文字として生まれた会意文字とは、複数漢字組み合わせることで生まれた文字のことである。金文文字での「和」は現代語と意味がよく似ており「仲良くなる」という意味で使われていたようだ

金文文字は秦の時代篆書体として整理された。それまで使われていた文字を(大篆)を簡略化小篆という書体登場する。しかし、複雑な形をした小篆事務作業不向きであった。そこで小篆単純化簡素化がすすみ、新しく隷書という書体登場する。これによって「和」は簡略化され、現代見た目に近づいた。

現代における「和」と同じといってよい書体になったのは楷書登場したころからだ。楷書隷書元にして、魏晋南北朝時代から隋・唐標準化し書体のことである。楷書書体は、当時奈良時代であった日本にも持ち込まれた。そのころから日本においても「和」が現在と変わらない形で用いられたと考えられている。なお、魏晋南北朝時代登場した王羲之おうぎし)が書いたとされる書物写しは、奈良時代から日本における楷書お手本として使われていたとされる

#「和」の意味の語源

金文文字における「禾(か)」は、穂のなる様子だけではなく軍隊標識指しているともみられている。そして「口(こう)」は神へ誓う言葉をいれる容器を指す。「和」はこれらの意味合わせ持っており、(敵対する同士が)軍隊陣地において神に平和を祈る様を表した考えられている。つまりは「仲良くなるということだこの様子が語源となり、調和均衡・平和・争わないことといった意味が生まれた。そして、この穏やかな言語イメージ徐々に変化をみせ、「おだやかな」や「のどか」といった意味を持つようになった。ただし、「和」の語源・由来には諸説がある。ここで紹介した説はその1つでしかない

#「和」が日本を意味するようになった由来

日本という意味での「和」の語源・由来中国にある。「魏志倭人伝」(中国の歴史書「三国志」の「魏書」の一部のことを指す)にあるように、当時中国では日本を「倭」と呼んでいた。なぜ「倭」と呼ぶようになったかは諸説ある。代表的なものは「中国渡った当時日本人「わ」国から来たと答えた」「日本の位置がよくわからず「遠いところ」を意味する言葉をあてた」「当時日本人猫背低身長だったため、その意味を持つ倭をあてた」などだ。言葉の由来こそ明確ではないが、当時呼び方が元となっていることに違いはない。

その後「倭」から「和」へと変化起きた。これは「倭」が良い意味使われている言葉でなかったことがその要因であるとされている。その結果、「倭」と同じ響きを持つ「和」が使われるようになった考えられている。「倭」から「和」へと変遷していったのは奈良時代中期のことだ。その後時代流れ「和」が定着していった。鎌倉時代末期にまとめられとされる徒然草」には「和国は単律の国にて」という記述がある。

「和」の読み方

音読みでは「ワ・オ(ヲ)・カ」が「和」の読み方である。訓読みでは「なご(む・やか)」「やわ(らぐ・らげる)」。表外読みでは「あ(える)」「な(ぐ)」のほか「にき」「にこ」「のど(か)」がある。ただし、人名地名に「和」が使われる場合は、この限りでない。

名前として使われる場合は「かず」と読む。例として「和美(かずみ)」「和子(かずこ)」「和也(かずや)」が挙げられる。この読みかたの理由諸説ある。代表的な説は、足すという意味の和が転じて「かず(数)」と読むようになった、といったものだ。また、名称では送り仮名省略され使われることが珍しくない。そのため人名における「和」は「のどか」「なごみ」「なごむ」と読む。地名では「和」と書いて「やわら」「かのう」「いずみ」と読むこともある。

なお、「和」の禾口を左右逆にした漢字がある。これは「和」の異体字なので、読みや意味は「和」と同様だ


五十音図ワ行第1音両唇の間を狭め発する半母音[w]と母音[a]とから成る音節。[wa

平仮名「わ」は「和」の草体から。片仮名「ワ」は「和」の旁(つくり)「口」の草体から。

[補説] 片仮名「ワ」の字源は、一説に、「輪」を示す記号「〇」を二筆で書いたものからともいわれる


[感]

驚いたときに発する声。わあ。わっ。「—、すてき」

大声泣いたり笑ったりするときに発する声。

小児泣く声の—と聞こゆ」〈名語記


[終助]活用語終止形に付く。

主に女性用いて、軽い決意主張を表す。「もう忘れてしまった—」「わたしも出席する—」

驚き感動詠嘆の意を表す。「まあ、きれいだ—」「出ない—、電気止まる—で、さんざんなにあった」「散る—散る—、まるで木の葉乱舞だ」

「年がよると物事苦労になる—」〈滑・浮世床・初〉

[補説] 係助詞「は」から生まれたもので、中世後期以降終助詞として固定した「わ」表記は、中世末期ごろから。


[間助]上代語副詞助詞に付く。念を押したり、相手呼びかけたりする意を表す。

「うるはしき十羽(とば)の松原童(わらは)どもいざ—出で見む」〈万・三三四六


わ【×倭】

読み方:わ

人名用漢字] [音]ワ(呉)(漢) [訓]やまと

中国側から日本呼んだ称。「倭寇(わこう)・倭国倭人

名のり]かず・しず・まさ・やす

難読倭文(しず)


わ【×倭/和】

読み方:わ

【一】日本人の住む国。古代中国から日本呼んだ名。

【二】(和)日本のものであること。日本的であること。「—の技術」「—に親しむ」


わ【和】

読み方:わ

[音](呉) カ(クヮ)(漢) (ヲ)(唐) [訓]やわらぐ やわらげる なごむ なごやか あえる なぐ なぎ

学習漢字3年

[一]〈ワ〉

争いごとがなく穏やかにまとまる。「和解和合和平協和講和親和不和・平和・宥和(ゆうわ)・融和

やわらいださま。ゆったりとして角立たない。「和気和光同塵(わこうどうじん)/温和穏和緩和清和柔和

性質の違うものがいっしょにとけ合う。「混和中和調和飽和

声や調子一つ合わせる。「和韻和音和声唱和

二つ上の数を合わせたもの。「総和

日本日本語。「和歌和裁和室和食和風和服英和漢和

大和(やまと)国。「和州

[二]〈オ〉梵語音訳字。「和尚(おしょう)」

[補説] 「和尚」宗派によって「かしょう」「わじょう」とも読む。

名のり]あい・あつし・かず・かた・かつ・かのう・たか・ちか・とし・とも・のどか・ひとし・まさ・ます・むつぶ・やす・やすし・やまと・やわら・よし・より・わたる

難読和泉(いずみ)・和蘭(オランダ)・和栲(にきたえ)・和毛(にこげ)・和布刈(めかり)・大和(やまと)・和布(わかめ)


わ【和】

読み方:わ

よくすること。互いに相手大切にし、協力し合う関係にあること。「人の—」「家族の—」

仲直りすること。争いをやめること。「—を結ぶ」「—を講じる

調和のとれていること。

大い身体の—を傷(やぶ)り」〈中村訳・西国立志編

ある数や式に他の数や式を加えて得られ結果の数や式。⇔差。


わ【回/曲】

読み方:わ

山裾・川・海岸などの曲がりくねった所。「かわわ(川曲)」「うらわ(浦回)」など、多く複合語として用いられる

「あはれしや野焼にもれし峰の—のむら草がくれ雉(きぎす)鳴くなり」〈永久百首


わ【我/×吾/和】

読み方:わ

【一】[代]一人称人代名詞。われ。わたくし。

大野山霧立ち渡る—が嘆くおきその風に霧立ち渡る」〈・七九九

【二】[接頭]名詞・代名詞に付く。

親愛の情を表す。「—おとこ」「—ぎみ」

「保つべき様を知らねば、—主の為には益(かひ)あらじ」〈今昔二七四〇

軽んじあなどる気持ちを表す。

「—法師めが、人あなづりして」〈著聞集一〇


わ〔ハ〕【把】

読み方:わ

接尾助数詞

束ねたものを数えるのに用いる。「まき五—」「ホウレンソウ一—」

射芸で、矢を数えるのに用いる。矢51筋を1把とする。

[補説] 上に来る数詞の末音によって、「ば(三把)」または「ぱ(六把・八把)」ともなる。


わ〔は〕【羽】

読み方:わ

接尾助数詞ウサギ数えるのに用いる。「一—」「二—」

[補説] 上に来る数詞の末音によって、「ば(三羽)」または「ぱ(六羽・八羽)」ともなる。


わ【話】

読み方:わ

[音](慣) [訓]はなす はなし

学習漢字2年

[一]〈ワ〉

はなす。しゃべる。話術話法会話懇話手話対話談話電話独話

はなし。筋立て語られたもの。「話題逸話佳話寓話(ぐうわ)・訓話実話笑話神話説話挿話童話秘話民話夜話

ことば。「官話白話

[二]〈はなし(ばなし)〉「裏話小話昔話無駄話


わ【輪/環】

読み方:わ

曲げて円形したものまた、円い輪郭。環(かん)。「が—を描いて飛ぶ」「指—」「花—」

軸について回転し、車を進めるための円形の具。車輪。「荷車の—が外れる」

(おけ)などのたが。「の—がゆるむ」

人のつながり1見立てていう語。「友情の—を広げる

紋所の名。円形図案化したもの

[下接語] 浮き輪渦輪内輪腕輪襟輪・面(おも)輪・貝輪・金(かな)輪・唐(から)輪・口輪首輪・曲(くる)輪・ゴム輪・後(しず)輪・外輪台輪知恵の輪・竹(ちく)輪・稚児(ちご)輪・(ち)の輪・月の輪・吊(つ)り輪・弦(つる)輪・泣き輪・喉(のど)輪・花輪・鼻輪・埴(はに)輪・吹き輪前輪三つ輪耳輪指輪両輪

輪/環の画像
輪の紋所一つ「丸輪」

わ 【輪・環】

輪や円の図型は、古くから十字卍字と共に呪力宗教的な象徴とされている。車輪発明され以前旧石器時代洞穴にも描かれており、西ロシア中欧から出土新石器時代女神像にも印されている。日輪生命宇宙・完全・光明永遠循環などの象徴金属製の、鈴などがついた輪や、祈.文の入った輪胴を回して幸運得ようとする地方もある(インドチベット)。仏教には輪宝がある。→ 輪宝

  1. 茶店通り符牒にして、二といふ数量を表す。通り符牒参照せよ(※巻末通り符牒参照)。〔符牒
  2. 二。〔茶商

分類 符牒茶商


  1. 芸人通り符牒にして、五といふ数量を表す。通り符牒参照せよ(※巻末通り符牒参照)。〔符牒
  2. 五。〔瀬戸物商〕
  3. 五。〔青物商〕
  4. 五。〔芸人

分類 瀬戸物商、符牒芸人青物


  1. 魚屋小物小魚)の符牒にして八といふ数量を表す。通り符牒参照せよ(※巻末通り符牒参照)。〔符牒
  2. 八。〔商〕

分類 符牒


  1. 眼鏡。輪があるところより。〔香〕

分類


読み方:わ

  1. 四。〔生魚商〕

分類 生魚


読み方:わ

  1. 指輪。〔第七類 雑纂
  2. 指輪の略、盗賊用ふ隠語
  3. 指輪を云ふ。
  4. 〔犯〕指輪略語
  5. 指輪のことをいう。

分類 犯罪犯罪者

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

わ!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/14 08:49 UTC 版)

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わ!
ジャンル 4コマ学園
漫画
作者 小島あきら
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 ガンガンONLINE
月刊ガンガンJOKER
レーベル ガンガンコミックスONLINE(1巻)
ガンガンコミックスJOKER(2巻以降)
発表号 ONLINE2008年10月 - JOKER2011年4月号
発表期間 2008年10月2日 - 2011年3月22日
巻数 全3巻
ドラマCD
発売元 フロンティアワークス
販売元 フロンティアワークス
発売日 2010年6月23日
関連作品
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

わ!』は、小島あきらによる日本4コマ漫画スクウェア・エニックスウェブコミック配信サイトガンガンONLINE』にて2008年10月2日より連載。後に『月刊ガンガンJOKER』連載の同作者の『まなびや』の休載に伴い同誌へ移籍し、2009年11月号から2011年4月号まで連載された。また、2010年6月23日にフロンティアワークスよりドラマCDが発売されている。

江の島を臨む湘南海岸に立地する私立高天原学園(タカマノハラがくえん)高等部を舞台に、学生達の人間模様を描く。主要な登場人物全員が別々の人間に惹かれ合っており(美月→里子→鵠太→帝→大吾→勇魚→一心→美月)、関係が一周した「輪」になって繋がっている。繋がっていない2名(桜井、梅)を含めると、「わ」「!」という構図になり、タイトルを表す。

『月刊ガンガンJOKER』で創刊号より連載されていた『まなびや』と世界観を共有している。

登場人物

作中では人名の読み仮名は全て片仮名で表記されているため、本項でもそれに従って表記する。

高天原学園高等部の制服は、男子が学ラン・女子がセーラー服で、女子のタイの色は1年が赤、2年が緑である。これは『まなびや』においても同様である。

キャストはドラマCD版のもの。

女子生徒

朝霧 美月(アサギリ ミヅキ)
声 - 神田朱未
ボブカットヘアの女の子。1年。人間観察が趣味で、毎日1人をターゲットにして人間観察をしている。時に情報料と称して人間観察などで得た情報を売ったりしている。寮住まいで両親から月に2万円もらっているが、やたら無駄遣いするために貧乏。同性であるが、里子に好意を寄せている。兄弟はおらず、一人っ子。
菊川 勇魚(キクカワ イサナ)
声 - 藤田咲
ポニーテールの女の子。1年。生徒会副会長の扉に惚れている。里子とは親友の間柄。比較的常識人ではあるが、センスはかなりズレている。
椎名 里子(シイナ リコ)
声 - 矢作紗友里
杜若の幼馴染の女の子。1年。頭にリボンを結んでいる。杜若にとっては妹のような存在で、杜若を「お兄ちゃん」と呼び、慕っている。料理が得意で杜若によくお弁当を作ったりしている。その可愛らしい外見と家庭的な性格から、男子に人気がある。父親と一緒にパチスロに興じており、それで生計を立てている。パチスロで損をしたことはない。大家族らしい。
岩千鳥 帝(イワチドリ ミカド)
声 - 松岡由貴
生徒会長。『まなびや』にも登場する。気位が高く、ややツンデレ気味の女の子。2年。16歳[1]でA型の天秤座。ロングヘアで前髪パッツン。「ですわ」口調で喋る。けっこう単純で照れ屋な性格。感情が高ぶると頭上にキノコ雲が爆発する。エロネタに弱い。立浪を意識している。
梅宮(ウメミヤ)
声 - 斎藤千和
ショートカットにアホ毛の女の子。他愛もない物事に疑問を持ち、相方の桜井に問いかける。
桜井(サクライ)
声 - 徳永愛
ツインテールの女の子。梅の疑問やツッコミに合いの手を入れる。

男子生徒

扉 一心(トビラ イッシン)
声 - 岸尾だいすけ
眼鏡をかけた男の子。2年。生徒会副会長を務めている。エロゲーオタクで、生徒会室で堂々とパソコンでエロゲーをプレイしていたり[2]と、勤務態度は不真面目。SM好きで、特に縄縛りが好み。二次元の美少女にしか興味がないが、美月が同じ趣味であると思い込んでおり、ときめいている。
まなびや』に登場する苧環三郎太とは親友である。
杜若 鵠太(カキツバタ コウタ)
声 - 下野紘
扉の友人の男の子。2年。ぶっきらぼうな性格。風紀委員。生徒会長の岩千鳥に惚れており、彼女の前では態度が変わる。里子とは幼馴染で、よく弁当を作ってくる彼女を子供扱いしており、彼女の想いには気付いていない。子供の頃、母親の趣味で女の子の服を着せられていて、髪も長かった。その反動で今でも実はかわいいものが好き。
立浪 大吾(タツナミ ダイゴ)
声 - 浅沼晋太郎
クールで無表情な男の子。1年。かつて「ザンギュラ」という名のミニチュアダックスを飼っていた。ふとした事から勇魚に想いを寄せるが、様々な不運が重なり勇魚からはあまりよく思われなくなってしまった。姉がいる。

その他の登場人物

千両千尋(センリョウ チヒロ)
1年B組の担任教師。『まなびや』にも登場する。自らの女子高生時代を後悔しているフシがあり、生徒には「ほどよく学びほどよく遊べ」と教えている。まなびやの主要登場人物である生徒と付き合っている。
立浪大奈(タツナミ ダイナ)
立浪大吾の姉。17歳。同級生から「ハシモト」と呼ばれている。大吾とは別の高校に通っている。
椎名小町(シイナ コマチ)
里子の妹。12歳。芦原中学校1年。姉からは「コマちゃん」と呼ばれている。「まなびや」の主人公槙島武の義妹・霞とはクラスメート。
椎名都(シイナ ミヤコ)
里子と小町の母。ひきこもり。13歳で夫と出会い、14歳で里子を産んだ。この事実は小町に衝撃を与えた。
都の夫
里子と小町の父。元・詐欺師。18歳で都と出会う。ホストのような容姿で、授業参観すらホストクラブのような盛り上げ方をする。現在はパチプロ。

単行本

第1巻のみガンガンコミックスONLINE (GCO)、第2巻以降はガンガンコミックスJOKER (GCJ) より刊行。

  1. 2009年10月22日初版 ISBN 978-4-7575-2700-3
  2. 2010年6月22日初版 ISBN 978-4-7575-2911-3
  3. 2011年6月22日初版 ISBN 978-4-7575-3267-0

ドラマCD

フロンティアワークス FCCC-0176 2010年6月23日

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 「第3わ」時点。
  2. ^ 岩千鳥に「法律で決まってるから」と咎められたときは東京都青少年健全育成条例を気にして、「20歳ですよ」と言い切り、その設定を半ば岩千鳥にも強要した。

外部リンク


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/02 04:48 UTC 版)

平仮名
文字
字源 和の草書体
JIS X 0213 1-4-79
Unicode U+308F
片仮名
文字
字源 和の旁の部分、あるいは○の変形
JIS X 0213 1-5-79
Unicode U+30EF
言語
言語 ja, ain
ローマ字
ヘボン式 WA
訓令式 WA
JIS X 4063 wa
アイヌ語 WA
発音
IPA β̞ä
種別
清音

は、日本語音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第10行第1段(わ行あ段)に位置する。

概要

「わ」の筆順
「ワ」の筆順

用法

  • 」、「ぐ」に後続して、合拗音を構成する。このとき、一般に「わ」は「ゎ」のように小さく書く。現代標準語の音韻はそれぞれ「」、「が」と変わらず (/ka/、/ga/)、現代仮名遣いでは「か」、「が」と書かれる。なお、/kwa/、/gwa/の音を書き表したいときには「クァ」、「グァ」と書くことがある。現在でも、シークヮーサーだけは一般にこの文字を使用する。
    • 火事 → くゎじ(かじ)
    • 喧嘩 → けんくゎ(けんか)
    • 関西学院大学 → くゎんせいがくいんだいがく(かんせいがくいんだいがく) ※なおアルファベット表記でも、"Kwansei" となっている。
  • 富山県の一部の方言では「わ」を va に近く発音する。
  • 北東北の一部の方言では「私」を「わ」と言う。沖縄語でも「わー(我ー)」と言い、いずれも古語の用法((わ))。
  • 一部の外来語で、発音が同じ/wa/であってもワの代わりにウァと書く場合がある。一般には使われないが、ラテン語のvaを古典式発音で音写する際に用いられる(例:ウァレンティヌスミネルウァ)。

わ に関わる諸事項

脚注

出典

  1. ^ 車のナンバープレートの「わ」は何を意味する?「わ」ナンバーの詳細を徹底解説!”. グーネット (goo-net.com) (2020年3月9日). 2022年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月9日閲覧。
  2. ^ 民事事件記録符号規程” (PDF). 裁判所 - Courts in Japan (courts.go.jp). p. 3. 2022年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月9日閲覧。
  3. ^ 和歌山県のシンボル”. 和歌山県ホームページ Wakayama Prefecture Web Site. 和歌山県 (wakayama.lg.jp). 2022年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月9日閲覧。

関連項目

  • Wikipedia:索引 わ

出典:『Wiktionary』 (2018/07/01 20:03 UTC 版)

名詞

  1. 丸いもの、外周部。

助詞

終助詞用言助動詞終止形接続

  1. 軽い感動を表す。
  2. 強調して列挙する場合
  3. 断定避け女性的表現を表す。

語源

接尾辞

  1. 及びうさぎ頭数を表す助数詞撥音のあとでは「ば」、促音のあとでは「ぱ」になる。

文字コード






  • 画数:18
  • 音読み:カン
  • 訓読み:わ
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