我とは?

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が【我】

[音](呉)(漢) [訓]われ わ

学習漢字6年

自分自己。「我田引水個我自我彼我忘我没我

自分本位ひとりよがり。「我意我見我執我利我流

インド哲学で、自我本質アートマン。「大我

難読怪我(けが)


が【我】

われ。自分自我。「我の意識

自分意志考え言い張って、人の言葉に従わないこと。わがまま。「あくまでも我を張り通す

《(梵)ātmanの訳》仏語人間個体そのものまた、その個体中心生命。


わろ【我】

[代]「われ」の上東国方言

「—旅は旅と思(おめ)ほど家(いひ)にして子持(め)ち痩(や)すらむ我が妻(み)かなしも」〈四三四三


あ【×吾/我】

[代]一人称人代名詞。わたし。われ。わ。

「—を待つと君が濡れけむ」〈万・一〇八〉

[補説] 主に上代用いられ、平安時代には「あが」の形を残すだけになった。


あれ【×吾/我】

[代]一人称人代名詞。われ。わたし。

さ寝むとは—は思へど」〈記・中・歌謡〉

[補説] 上代語中古には、「あれにもあらねば返しすべくも思はねど」〈源・玉鬘のような慣用表現に残るだけで、「われ」が多く用いられた。


わ【我/×吾/和】

【一】[代]一人称人代名詞。われ。わたくし。

大野山霧立ち渡る—が嘆くおきその風に霧立ち渡る」〈・七九九

【二】[接頭]名詞代名詞に付く。

親愛の情を表す。「—おとこ」「—ぎみ」

「保つべき様を知らねば、—主の為には益(かひ)あらじ」〈今昔二七・四〇〉

軽んじあなどる気持ちを表す。

「—法師めが、人あなづりして」〈著聞集・一〇〉


わぬ【我/×吾】

[代]一人称人代名詞。「われ」の上東国方言

「うべ児なは—に恋ふなも立(た)と月(つく)のぬがなへ行けば恋(こふ)しかるなも」〈三四七六


われ【我/×吾】

[代]

一人称人代名詞。わたくし。わたし。「—は海の子

反射代名詞その人自身自分自身。おのれ。「—を超越する」

二人称人代名詞。おまえ。なんじ。

「そりゃ—が勝手了簡聞き損ひ」〈浄・歌祭文


が【我】

〔名〕

仏語人間個体全体また、その個体中心生命。存在構成要素としての実体。⇔無我(むが)。

法華義疏7C前)譬喩品「其身長大、譬我大色少

考え決意などを固く守り抜こうとする心。意地

池田宣政文書天正一二年(1584)四月一一日・羽秀吉書状「せひともがを御いたし候て、御なけきをやめられ、両人のこともたちのき御きもをいられ候はは」

自分勝手なことを主張して、人に従おうとしない心。わがまま。我意

*こゝろ(1914)〈夏目漱石〉下「私は此点に於て充分私の我(ガ)を認めてゐます」〔論語‐子罕〕

認識意志行動主体として、他から区別される自分自我。〔哲学字彙(1881)〕

(5) インド哲学におけるアートマンのこと。→アートマン


わ【我・吾・和】

1代名

自称男女ともに用いる。格助詞「が」を伴うことが多いが、上代では、助詞「は」「を」「に」をも伴う。あ。われ。また、反射代名詞のように用いることもある。→わが(我━)。

古事記(712)上・歌謡「嬢子(をとめ)の 寝(な)すや板戸を 押そぶらひ 和(ワ)が立たせれば 引こづらひ 和(ワ)が立たせれば」

万葉(8C後)一一二四八三「敷栲(しきたへ)の衣手離れ玉藻なす靡きか寝らむ和(ワ)を待ちかてに

② (反射指示その人自身自分自身。→わが(我━)。

伊勢物語(10C前)九「宇津の山至りて、わが入らむとする道は、いと暗う細きに」

対称相手親しんで呼びかける語。また、軽んじ卑しめる場合もある。→わが(我━)。

天理本狂言箕被室町末‐近世初)「ゐんで、わが、さかさまに、いわふはしらぬ、連歌にあいて、もどったと云たらば」

2 〔接頭〕 名詞代名詞に付けて対称代名詞をつくる。多く目下用いる。親愛感や、身近な者への軽い敬意、また軽侮気持表わす

大鏡(12C前)一「わおきなの年こそきかまほしけれ」

[補注](1)「わ」は必ず助詞添え用い単独場合は「われ」を用いた。また、上代では「わどり」のように、名詞とも複合した。
(2)「わが」の形で連体修飾語となるものは、便宜上別項として扱った。


わぬ【我・吾】

代名自称。「われ(我)」の上東国方言

万葉(8C後)一四・三七六「うべ子なは和奴(ワヌ)に恋ふなも立と月(つく)のぬがなへ行けば恋ふしかるなも」


われ【我・吾】

代名

自称。わたくし。あれ。わ。

古事記(712)中・歌謡「須須許理が 醸みし御酒に 和礼(ワレ)酔ひにけり 事無酒 笑酒に 和礼(ワレ)酔ひにけり」

源氏100114頃)桐壺「我なくなりぬとてくちをしう思くづほるな」

② (反射指示その人自身自分自身

伊勢物語(10C前)八九「昔、いやしからぬ男、我よりはまさりたる人を思かけて、年へける」

平家13C前)一一和田小太郎がわれにすぎて遠矢射るものなしとおもひて」

対称多く中世以後用いられ、目下身分の低い者に呼びかける語。そなた。のちには、相手卑しめ用いる。おまえ。

狭衣物語(1069‐77頃か)二「われさへ、かくの給ふこそ心憂けれ」

天草本伊曾保(1593)イソポの生涯の事「シュクラウ vareua(ワレワ) ドコエ ユクゾト トウニ


わろ【我・吾】

代名自称。「われ(我)」の上東国方言か。一説に、代名詞「わ」に接尾語「ろ」の付いたものとも。

万葉(8C後)二〇・四三四三「和呂(ワロ)旅は旅と思(おめ)ほど家(いひ)にして子持(め)ち痩(や)すらむ我が妻(み)愛(かな)しも」


あ【吾・我】

代名自称。私。あれ。中古以降は「わ」が使われて衰えた。

古事記(712)上・歌謡「阿(ア)はもよ、女(め)にしあれば」

東大寺諷誦文平安初期点(830頃)「我(ア)が財」

[語誌]ア・アレとワ・ワレとの相違については諸説あるが、大別すると二つになる。一つは、ア・アレは古く、ワ・ワレは新しいとする説、一つは、アガワガとが限定する語に差が認められることから、ア系は私的親愛の情含み、個としての単数的・孤独的)自分を示すのに対し、ワ系は公的一般的用語であり、同質社会における複数の中の一人として自分を示すとする説である。


あれ【吾・我】

代名自称。私。中古以降は「われ」が用いられるようになって、次第衰えた。

古事記(712)中・歌謡「撓(たわ)や腕(がひな)を (ま)かむとは 阿礼(アレ)はすれど」

大鏡(12C前)四「あれは舞はじとて、角髪(びづら)ひきみだり」


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 16:11 UTC 版)

仏教用語の(が)とは、サンスクリット語のアートマン(Ātman)に由来する概念[1][2]。我については、仏教ヒンドゥー教で最も見解の異なる点の一つである。


注釈

  1. ^ この4つの有我説は後世、二十句の有身見と呼ばれた[2]
  2. ^ この真我は、如来法身を意味する[2]

出典

  1. ^ 我(ガ)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年7月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 総合仏教大辞典編集委員会(編)『総合仏教大辞典』上巻、法蔵館、1988年1月、158-159頁。
  3. ^ Harvey 1995b, p. 17.
  4. ^ Harvey 1995b, pp. 17–19.
  5. ^ Charles Johnston (2014). The Mukhya Upanishads. Kshetra Books (Reprint), Original: OUP (1931). pp. 706–717. ISBN 978-1-4959-4653-0. https://books.google.com/books?id=hZUBBQAAQBAJ&pg=PA706 
  6. ^ [a] Michael Daniels (2013). Harris L. Friedman. ed. The Wiley-Blackwell Handbook of Transpersonal Psychology. Glenn Hartelius. John Wiley & Sons. p. 26. ISBN 978-1-118-59131-4. https://books.google.com/books?id=pfBvAAAAQBAJ 
    [b] Eugene F. Gorski (2008). Theology of Religions: A Sourcebook for Interreligious Study. Paulist Press. p. 90. ISBN 978-0-8091-4533-1. https://books.google.com/books?id=NE9wnQlcC7wC ;
    [c] Forrest E. Baird (2006). Classics of Asian Thought. Pearson Prentice Hall. p. 6. ISBN 978-0-13-352329-4. https://books.google.com/books?id=alUwAAAAYAAJ 
  7. ^ Harvey 1995b, pp. 17–28.
  8. ^ Peter Harvey (2013). The Selfless Mind: Personality, Consciousness and Nirvana in Early Buddhism. Routledge. pp. 1–2, 34–40, 224–225. ISBN 978-1-136-78336-4. https://books.google.com/books?id=SfPcAAAAQBAJ 
  9. ^ 狭衣物語
  10. ^ また、この場合、「我様」「わり様」という表現を用いる場合もある。
  11. ^ 浮世床』(式亭三馬


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