うさぎとは? わかりやすく解説

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うさぎ【×兎】


うさぎ 【兎】

ウサギ目哺乳類。ウは兎、サギは兎の意の梵語ササカ(sasaka舎舎迦)とする説や、朝鮮語によるとの説などある。兎と月とを関係づける見方世界的にあり、中国では『楚辞』などの古書月中に兎がいると記してあるが、古代アメリカ中央アフリカその他にも、月と兎を関係づける話がある(餅つき日本独自の話)。多産であることから地母神関係づける所もあり、キリスト教聖母像足下に兎が表されるのは、聖母肉欲克服したことを示すのだという。弱い動物なので神の救い求めるとして墓石につけられることもある。→ 月の兎

読み方:うさぎ

  1. ①手提鞄。②骨子使用賭博一種。③野荒し農作物窃盗)。

読み方:うさぎ

  1. 田野作物ノ窃盗犯。〔第三類 犯罪行為
  2. 田野の物を窃盗する者をいふ。兎は豆や稲を荒しに出るから名づけのである。〔犯罪語〕
  3. 〔犯〕野田窃盗のこと。
  4. 田野の物を窃盗する者のことをいふ。兎は田畑を荒す所から。
  5. 農作物窃盗犯を云ふ。
  6. 野荒し多治見 不良青少年仲間
  7. 〔犯〕田畑を荒す犯人のこと。
  8. 野荒し。〔香具師不良
  9. 刑務所脱走野荒し。兎のはね飛ぶところから。〔盗〕

分類 不良青少年仲間、犯、犯罪者犯罪語、盗/犯罪香具師不良


読み方:うさぎ

  1. 骨子使用賭博一種。〔第三類 犯罪行為
  2. 骨子使用賭博一種

読み方:うさぎ

  1. 手提鞄ノ類。〔第六類 器具食物
  2. 手提鞄のこと。盗賊掏摸用ふ隠語
  3. 手提鞄類を云ふ。
  4. 手さげカバン。〔一般犯罪
  5. 手さげかばん。〔掏摸

分類 掏摸犯罪盗賊掏摸


読み方:うさぎ

  1. 朝寝或は昼寝などして、約束の時間遅るる者をいふ。兎と亀と旅を為し、兎は亀の行歩緩なるを侮り途中午睡を貪ぼり、其れが為め亀に先んぜられたりとのお伽噺より此諺を生ぜり。

分類 東京

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

ウサギ

(うさぎ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 10:06 UTC 版)

ウサギ(兎、兔)は、最も広義には兎形目[2][3]、狭義にはウサギ科[4][5]、さらに狭義にはウサギ亜科もしくはノウサギ亜科 Leporinae[2]の総称である。


注釈

  1. ^ 更に雌雄を区別する場合には雄のノウサギをLièvre、雌のノウサギはアズ(Hase)と呼ぶ。
  2. ^ 例えば、フランスのベビー&キッズ向け木製玩具メーカーJANOD(ジャノー)や、日本のベビー&キッズ&マタニティ服飾雑貨販売メーカー西松屋など。
  3. ^ 嫦娥を参照。
  4. ^ 続日本紀大宝元年(701年)正月乙亥朔の条に「天皇御大極殿受朝。其儀、於正門樹烏形幢。左 日像、青竜、朱雀幡。右 月像、玄武、白虎幡。」 とある。文武天皇は大極殿で朝賀の挨拶を受け、その儀式では、正門に烏の形をした幢(どう)を立て、左側に日像(じつぞう)、青龍、朱雀の幡(ばん)を立て、右側に月像(げつぞう)、玄武、白虎の幡を立てたというものであった。烏の形をした銅製の飾りのついた長い棒のようなものを立て、その左側に、太陽を表す円盤に三本足の鳥を描いたものをつけた長い棒のようなもの、青龍を描いた板をつけた長い棒のようなもの、朱雀を描いた板をつけた長い棒のようなものの計三本を立て、右側には、月を表す円盤にウサギを描いたものをつけた長い棒のようなもの、玄武を描いた板をつけた長い棒のようなもの、白虎を描いた板をつけた長い棒のようなものの計三本、全部で七本の棒を立てたのである。
  5. ^ 一方ノウサギの発情期は春先から秋であり、発情の始まった3月頃のオスのウサギが落ち着かなくなる様を指して「三月ウサギ」というイギリスのことわざが生まれた。
  6. ^ ウサギには“快活で、遊び心や茶目っ気がある”というイメージから、「ユーモラスであり、セクシーさの象徴」としてウサギをマスコットに選んだと、マークをデザインしたデザイナーは語っている[要出典]

出典

  1. ^ subfamily Leporinae Trouessart 1880 (rabbit)” (英語). fossilworks. 2019年5月19日閲覧。 - Paleobiology Database
  2. ^ a b 今泉吉晴 (2009), “ウサギ”, in 下中直人, 世界大百科事典, 2009年改定新版, 平凡社 
  3. ^ 兎・兔(う)とは”. 大辞林 第三版(コトバンク). 2017年10月25日閲覧。[出典無効]
  4. ^ フランク・B・ギブニー, ed. (1993), “ウサギ”, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典, 第2版改訂版, ティービーエス・ブリタニカ 
  5. ^ 山本脩 (1993), “ウサギ”, in フランク・B・ギブニー, ブリタニカ国際大百科事典, 第2版改訂版, ティービーエス・ブリタニカ 
  6. ^ 繁殖 ウサギについて”. 岩崎動物病院. 2017年10月25日閲覧。
  7. ^ 2.ウサギの生理・解剖” (PDF). エキゾチックペットクリニック. p. 7. 2017年10月25日閲覧。
  8. ^ a b Evidence of rabbits in UK in Roman times, say academics(BBC)
  9. ^ 24匹が8億匹に! ウサギで豪大陸を侵略した英国人”. ナショナルジオグラフィック日本版. 2021年5月3日閲覧。
  10. ^ Jean-Baptiste Oudry (1742年). “A Hare and a Leg of Lamb”. クリーブランド美術館. 2019年5月19日閲覧。
  11. ^ “ネアンデルタール人、兎が狩れず絶滅?”. ナショナルジオグラフィック. (2013年3月12日). http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/7690/ 2016年6月13日閲覧。 
  12. ^ レファレンス事例詳細(Detail of reference example) ウサギを一羽、二羽と数えるのはなぜか。[1]
  13. ^ 探検コム ウサギ文化史[2]
  14. ^ 太田雄治『秋田たべもの民俗誌』秋田魁新報社、1972年、37-42頁。 NCID BN11283886 
  15. ^ 「ヒキ肉に原料名を 農林省ウサギ入りで通達」『朝日新聞』昭和44年(1969年)9月5日朝刊、12版、15面
  16. ^ 辻調グループ辻静雄料理教育研究所 2012, pp. 153–156
  17. ^ 倉林正次 『11日本の民俗 埼玉』 第一法規 1972年 p.158. 武藤典 『群馬のたべもの』 みやま文庫 1979年 p.125.群馬県の俗信では、「妊婦が食すとミツ口=兎口の赤子が生まれる」とされ、食べさせない。
  18. ^ 化粧品の動物実験とは”. 2020年9月18日閲覧。
  19. ^ 美しさのために失明させられるウサギたち”. 2020年9月18日閲覧。
  20. ^ 高嶋修一「明治の兎バブル(石井信之名誉教授記念特集号)」『青山經濟論集』第64巻第4号、青山学院大学女子短期大学、2013年3月、13頁、2017年10月25日閲覧 
  21. ^ 動物を犠牲にしない代替法”. 2020年9月18日閲覧。[リンク切れ]
  22. ^ ISO 7000:2810”. The International Organization for Standardization. 2023年6月9日閲覧。
  23. ^ ISO 7000:2810”. The International Organization for Standardization. 2023年6月9日閲覧。
  24. ^ ISO 7000:2811”. The International Organization for Standardization. 2023年6月9日閲覧。
  25. ^ ISO 7000:2812”. The International Organization for Standardization. 2023年6月9日閲覧。
  26. ^ ISO 7000 Graphical symbols for use on equipment”. The International Organization for Standardization. 2023年6月9日閲覧。
  27. ^ 2014年5月13日放送『有吉弘行のダレトク!?
  28. ^ 昭和20年代/250余年のあゆみ(歴史)”. エスエス製薬. 2017年10月25日閲覧。
  29. ^ 協会の活動・事業内容・組織図”. 公益社団法人 全日本不動産協会. 2017年10月25日閲覧。
  30. ^ East 2007, p. 66
  31. ^ ウサギは寂しいと死んじゃうって本当?「ウソ。ただし12時間以上絶食で胃腸の動きが停滞」 - マイナビウーマン、2013年9月17日
  32. ^ a b うさぎは寂しいと死ぬって本当?なぜそう言われるようになったの?/毎日雑学 - ダ・ヴィンチニュース、2021年1月3日
  33. ^ ウサギは寂しいと死んじゃう・・・というのは都市伝説?!むしろ構われすぎる方が嫌い?”. 2021年6月6日閲覧。
  34. ^ 兎に角(とにかく)- 語源由来辞典”. Lookvise.Inc. 2017年10月25日閲覧。
  35. ^  孫武 (中国語), 孫子兵法#九地第十一, ウィキソースより閲覧。 
  36. ^ 兎角|生活の中の仏教用語|読むページ”. 大谷大学. 2017年10月25日閲覧。
  37. ^  劉向 (中国語), 戰國策/卷11, ウィキソースより閲覧。 
  38. ^  司馬遷 (中国語), 史記/卷092, ウィキソースより閲覧。 
  39. ^  韓非 (中国語), 韓非子/內儲說下六微, ウィキソースより閲覧。 
  40. ^  韓非 (中国語), 韓非子/五蠹, ウィキソースより閲覧。 
  41. ^ 飯野 2010
  42. ^ 山城智洋. “カランコエ 月兎耳”. みんなの趣味の園芸. NHK出版. 2022年8月23日閲覧。


「ウサギ」の続きの解説一覧

うさぎ

出典:『Wiktionary』 (2021/07/18 12:02 UTC 版)

名詞

うさぎ (助数詞 または )

  1. 哺乳類の一。ウサギ目ウサギ科属す草食動物長く体長一般的に60センチ程度小型野ウサギ類と穴ウサギ類に分類され穴ウサギ類は家畜化されている。肉は食用にもなる。
  2. 十二支一つ。この意味で使う場合「兎」漢字使わない

慣用句

関連語

翻訳

※以下は、基本的に家畜としてのウサギ(イエウサギ、英語:rabbit)の翻訳語であり、野兎(英語:hare)の翻訳語のうさぎ#翻訳参照






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