ウォールアイとは? わかりやすく解説

ウォールアイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/16 22:35 UTC 版)

ウォールアイ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
: ペルカ科 Percidae
: ザンダー属 Sander
: ウォールアイ S. vitreus
学名
Sander vitreus
(Mitchill1818)
シノニム
和名
ウォールアイ
キタアメリカザンダー
英名
walleye
yellow walleye
pickerel
yellow pickerel

ウォールアイ (walleye) はペルカ科ザンダー属の1種の大型淡水魚である。英語ではイェローウォールアイ、ピッカレル pickerel、イェローピッカレルとも言うが、日本でそう呼ばれることは希である。和名としては阿部宗明博士は「ビードロスズキ」を提唱している。

ウォールアイの名は、のように光を反射する大きな目に由来する(輝板があり混濁した水中でも視界を確保できる)。ただし、「ウォールアイ」を名前に含む種は他にも多いので混同に注意する必要がある。

形態

成魚体長は50cm前後の個体が多いが、最大では1mに達する。その他基本的特徴は他のザンダー属魚類と同じくする。ヨーロッパの同属近縁種パイクパーチの体側色彩が無彩色の傾向にあるのに対し、本種のそれは黄褐色〜茶褐色と緑褐色が縦向きかつやや幅広く不明瞭に入り交じる。眼球は赤い。

生態

カナダアメリカ合衆国にかけて、五大湖〜ミシシッピ川水系に分布する。ただしアメリカではその他の水域にも広く盛んに移入され定着しており、民間ではノーザンパイクと混同されて両者双方が「pickerel」と呼ばれている例がみられる。

湖沼、河川に生息。冷水を好み、他の水棲小動物を捕食対象とする。このため分布水域によってはノーザンパイクと生態系上のニッチが重複する。

人間との関わり

釣りの対象で、味は非常に良いという。

脚注

  1. ^ Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2006). "Sander vitreus" in FishBase. April 2006 version.

ウォールアイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 03:49 UTC 版)

AGM-65 マーベリック」の記事における「ウォールアイ」の解説

ベトナム戦争始まって2年後1962年には、問題抱えていたAGM-12 ブルパップ後継としてAGM-62 ウォールアイがアメリカ海軍によって開発開始された。続いてその3後である1965年には、アメリカ空軍ヒューズと共にブルパップ後継ミサイルAGM-65 マーベリック開発乗り出した先に実用段階まで至ったAGM-62は、1966年にAGM-12と同じくマーティン・マリエッタ社と契約結ばれ、AGM-62A ウォールアイ I生産開始されるAGM-62はAGM-12とは比較ならない大きな進化遂げている。その大きな特徴としては、誘導装置ビデオカメラ利用した点である。これは、ミサイル先端部にビデオカメラ収め、その映像母機モニター表示されパイロット映り込んだ目標ロックオンして発射すれば、後はミサイルロックした目標自動向かってくれる。それにより命中率射程大幅に上昇し母機発射直後回避行動をとることができるので、SAM対空砲、敵戦闘機脅威長時間晒されることなく離脱することが可能となった。しかし、AGM-62アメリカで当初ミサイル分類されたが実質的に誘導爆弾であり推進装置持っておらず、射程母機の高度に依存するので、遠距離目標を狙おうとする機体の高度を上げなくてはならない。そのため、天候の悪い日は邪魔してシーカー目標が映らずロックできないと言うトラブルもあり、基本的にAGM-62使用されるのは天気良好で陽が出ている間だけである。 AGM-62は、それら以外の問題多々抱えており、登場以来数々の細かいアップデートが行われ、その種類数十種にもおよぶ。その中でも長射程データリンク型のウォールアイ I ER/DLや、搭載弾頭を2,000lbに増量したウォールアイ IIベトナム戦争活躍した。それでもAGM-12を全てAGM-62置き換えることはできなかった。AGM-62は高い命中率撃ち放し能力持っていたが、推進装置搭載していないことから、母機から遠距離目標攻撃するのに向かないなどの欠点があった。

※この「ウォールアイ」の解説は、「AGM-65 マーベリック」の解説の一部です。
「ウォールアイ」を含む「AGM-65 マーベリック」の記事については、「AGM-65 マーベリック」の概要を参照ください。

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