プレイボーイ
「プレイボーイ」とは・「プレイボーイ」の意味
「プレイボーイ」とは、男性の遊び人や色男を指す言葉である。主に多くの女性を虜にしていく魅力的な男性に対して用いられる。特に日本では「女たらし」「遊び人」としてのニュアンスが強いが、この意味合いで用いる場合は和製英語として扱われる。英語の「Playboy」は、裕福でプライベートな時間を豊富に持ち、その金と時間を自分の快楽を追求することに使う男性のことである。同様の定義に該当する女性に対しては「Playgirl」が用いられる。「遊び人」や「女たらし」を意味する和製英語としての「プレイボーイ」は死語となり、専ら他の表現で代替されることが多くなった。「プレイボーイ」という言葉は、専ら雑誌名として使われることがほとんどと言えるだろう。日本の集英社が発行する週刊誌「週刊プレイボーイ」とアメリカのPlayboy Enterprises, Inc.から発売される成年向け娯楽雑誌「PLAYBOY」の2つが存在するが、両者の関連性はない。ただし、日本版「PLAYBOY」は2008年11月まで集英社エンタープライズから「月刊プレイボーイ」として発売されていたため、しばしば混同されることがある。
アメリカ版PLAYBOY誌は1953年にヒュー・ヘフナーの手によって創刊された。最初の中綴じグラビアはノーマ・ジーンで、彼女は後にマリリン・モンローの芸名としてアメリカのショウビズを賑わせることになる。第2号より採用されたロゴにはウサギの頭部が図案化されたものが用いられている。ラビットヘッドと呼ばれるこの図案は、アートデザイナーのアート・ポールによって生み出された。ウサギの「快活で、遊び心や茶目っ気がある」というイメージからユーモラスさとセクシーさの象徴としてマスコットとして選ばれた。また、ウサギは繁殖力が強いため、性行為を暗示する意味合いも存在する。雑誌の表紙やグラビア写真の中にこのラビットヘッドを忍ばせるお遊びが伝統となっている。PLAYBOY誌最大の特徴は、「プレイメイト」と呼ばれる女性グラビアモデルで、彼女たちのヌードグラビアはPLAYBOY誌のアイデンティティとなっている。また、マリリン・モンローやジェーン・マンスフィールドを皮切りに、このグラビアに登場することが以降の出世の足がかりとなった女性芸能人も多く、女性グラビアモデルにとっては登竜門的な存在とも言えるだろう。
PLAYBOYブランドは雑誌のみにとどまらず、会員制高級クラブ「プレイボーイ・クラブ」や音楽イベント「プレイボーイ・ジャズ・フェスティバル」、リアリティ番組「ガールズ・ネクスト・ドア」などの展開も行われている。また、先述した日本版PLAYBOYである「月刊プレイボーイ」を始めとして、世界各地で地域版が発売されるようになった。それぞれプレイメイトのグラビアを直輸入掲載したり、本国版の記事を翻訳掲載する他、各地域版で独自の記事を展開することも多くなっている。2016年には、PLAYBOYブランドの総売上は15億ドルにも登った。
一方、「週刊プレイボーイ」は1966年に創刊された。2年前に平凡社より創刊された成年向け週刊誌の「平凡パンチ」と共に男性向けセクシー週刊誌の双璧となっていたが、平凡パンチが1988年に休刊となって以降、90年代のアダルト誌寄りの時代を経て、2000年代以降は専ら集英社のオピニオン誌としての位置づけとして政治問題やスポーツなどを中心に取り扱うようになっている。また、国民的人気を誇る漫画「キン肉マン」を始めとして、漫画連載も精力的に行われている。また、一風変わった記事を取り扱うことも多い。特に話題になったのは2022年3月19日のグラビアで、当時テレビ朝日系列で放映されていた特撮番組「機界戦隊ゼンカイジャー」のスーツキャラクター「マジーヌ」のグラビア写真を掲載し、さらに写真集も発売するなどの展開を行った。
PLAYBOY
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/20 07:59 UTC 版)
「カレン・マクドゥーガル」の記事における「PLAYBOY」の解説
1997年に、マクドゥーガルはヴィーナス・スイムウェア (Venus Swimwear) の水着美女コンテスト・ミシガン地区大会に挑戦し、優勝した。彼女の勝利は、PLAYBOY誌のカメラマン、デイヴィッド・ミーセイ (David Mecey) の注意を惹いた。間もなく、彼女はPLAYBOY誌よりプレイボーイ・スタジオ・ウェスト (Playboy Studio West) でテスト撮影を行ないたいという交渉を受け、受諾した。テスト撮影後、即座にマクドゥーガルは採用された。彼女は直ちに写真・ビデオ撮影のために呼び戻され、1997年12月のプレイメイトに選出された。彼女のグラビアはカメラマン、リチャード・フェグレイ (Richard Fegley) とスティーブン・ウェイダ (Stephen Wayda) により撮影され、冬をテーマとした。屋外ロケはパークシティ (ユタ州)の近くの雪の多い田園で行なわれた。彼女のビデオ『Playmate Profile 』は、彼女の雑誌デビューの直後にプレイボーイテレビ (Playboy TV) で特集された。 1998年5月、マクドゥーガルがヒュー・ヘフナーとファンによって1998年のプレイメイト・オブ・ザ・イヤー(以下PMOY)に選ばれたと、プレイボーイ御殿の午餐会において発表された。彼女には報酬として、賞金100,000ドルと特製のミシガン・ナンバープレート「PMOY 98」を付けられた、特別仕様の高性能ロードスター、シルバーのシェルビー・シリーズ1コンバーチブルが授与された。12月号のグラビアとは対照的に、1998年7月号の彼女のPMOY特集グラビアは熱帯をテーマとし、屋外ロケはセントルシアで行なわれた。彼女のビデオ『Playboy Video Centerfold: Playmate of the Year Karen McDougal 』のインタビューによると、彼女は自分の身体的な欠点は「変な」笑顔と祖父から受け継いだ曲がった小指、そして他人に見られたくないと願っている「不格好な足」であると信じている。当時のケーブルテレビ局VH1の人気テレビシリーズ「ポップアップビデオ (Pop-up Video) 」により、彼女のPMOYビデオの一部が、彼女とPLAYBOYに関して根拠のない風評に満ちたパロディと化された。彼女がPMOY商品の宣伝のために「Magic Hour 」に出演した時、マクドゥーガルは彼女の目玉となるポーズ・股割りをテレビのライブスタジオの観客の前で披露した。PLAYBOYは、PLAYBOYサイバークラブ(オンラインサービス)、PLAYBOY特別版、PLAYBOYビデオで彼女の製品を発行し続けた。マクドゥーガルは2002年のあるオンラインチャットにおいて、もしオファーがあれば、再びPLAYBOYのためにモデルを務めることはやぶさかでないと表明した。
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