enterprise
「enterprise」とは、事業・企業・進取の気性を意味する英語表現である。
「enterprise」とは・「enterprise」の意味
「enterprise」は、事業や事業計画を意味する名詞である。複数形だと「enterprises」になる。事業や事業計画だけでなく、企業や会社自体を指すこともある。その場合には、比較的規模の大きい取り組みや組織を指すことが多い。また、事業に参加したり従事したりすることを表現する際にも用いる。そのほか、冒険心や進取の気性、活力といった意味で使われることもある。「enterprise」は動詞としても時折使用される。その場合、引き受ける、開始するといった意味になる。また、形容詞として用いる場合には「enterprising」になる。進取の気性に満ちた、積極的なという意味である。
覚え方としては、「円たっぷり持つ大企業(enterprise)」のようにダジャレにするとよい。
「enterprise」の発音・読み方
「enterprise」の発音記号は「éntərpràiz」である。カタカナ読みだと「エンタープライズ」になる。「enterprise」の語源・由来
「enterprise」の語源は、古期フランス語で引き受けることを意味する「entreprise」である。この言葉が「entreprendre」へと変化し、ラテン語の「prehendo」を経て現代英語の「enterprise」になったと考えられる。「enterprise」の類語
「enterprise」の類語として挙げられるのは、事業を意味する「business」や、会社を意味する「company」、企業や事務所を意味する「firm」である。また、よく似た意味合いの言葉として、冒険的事業を意味する「venture」や、事業という意味の「project」などがある。「enterprise」と「company」の違い
「enterprise」と「company」は、よく似た言葉であるが微妙にニュアンスが異なる。一般的に「enterprise」という言葉が持つ意味は広く、企業や会社だけでなく、ビジネスや事業のような大きな取り組みまで含まれる。一方、「company」という言葉が示すのは、会社や企業といった法人格を持つ組織のみである。「enterprise」を含む英熟語・英語表現
「enterprise」を含む英熟語・英語表現としては、次のようなものが挙げられる。「enterprise」の略語とは
「enterprise」の略語は、一般的には「ENT」である。IT業界では「ENT」のほかに「ENTP」が使われることもある。
「enterprise resource planning」とは
「enterprise resource planning」は、企業資源計画のことである。「ERP」と略されることもある。企業内のビジネスプロセスを統合し、情報の一元管理を実現するためのシステムのことを指す。
「enterprise architecture」とは
「enterprise architecture」は、企業アーキテクチャと訳される。企業全体のITシステムを統合的に捉え、戦略的なビジョンに基づいてITインフラの設計や管理を行うためのアプローチのことである。「EA」と略して表記される。
「social enterprise」とは
「social enterprise」は、社会的企業のことである。社会的な課題解決を目的とした企業を指す。
「enterprise」に関連する用語の解説
「enterprise」に関連する用語としては、次のようなものが挙げられる。「business enterprise」とは
「business enterprise」は、ビジネスに関する事業や企業を指す言葉である。たとえば、新規事業の開始や既存事業の拡大を目的として、投資家や起業家が立ち上げる企業やプロジェクト、またはそのプロセス全体を指す。
「Enterprise IT」とは
「Enterprise IT」は、企業がビジネス目的のために利用する情報技術を意味する。企業内での業務処理や情報共有、顧客や取引先とのデータのやり取りといったビジネス上で必要な情報技術の総称である。
「enterprising」とは
「enterprising」は、「enterprise」の形容詞的用法である。積極的で創造的な意欲があるという意味で用いられる。この言葉はビジネスに限らず、個人の能力や才能を表す言葉としてもよく使われる。
「enterprise」の使い方・例文
「enterprise」を用いた例文としては、次のようなものがある。「Our enterprise has been growing rapidly since we introduced our new product line last year.」この文章の日本語訳は「当社は昨年新しい製品ラインを導入して以来、急速に成長している」である。
「As an enterprising individual, she has been successful in a highly competitive industry.」この文章は、日本語では「進取の気性に富んだ人物である彼女は、競争の激しい業界で成功を収めてきた」となる。
「The new enterprise resource planning system has streamlined our operations and increased our efficiency.」この文章を日本語にすると「新しい企業資源計画システムは、当社の業務を効率化し、生産性を向上させた」になる。
エンタープライズ【enterprise】
【エンタープライズ】(えんたーぷらいず)
enterprise
事業や冒険心などを意味する抽象名詞で、艦艇などの名称としてたびたび用いられる。
本項目では、アメリカにおける代表的な例を挙げる。
- CV-6 USS Enterprise
ヨークタウン級航空母艦の2番艦。「ビッグE」とあだ名されることもある。
3隻建造されたヨークタウン級の中で、唯一太平洋戦争中の撃沈を免れた艦である。
日本軍からの攻撃で十数回の損傷を被ったがその度に修理を施し、終戦までに日本の艦艇を70隻以上沈めたといわれる。
【性能諸元】
艦名 エンタープライズ(CV-6 USS Enterprise) 艦種 ヨークタウン級航空母艦 排水量
(基準/満載)19,800t/27,100t 全長 247m 全幅 35m(艦幅:25m) 吃水 8.5m 最大速力 34.6kt 機関 バブコック&ウィルコックス社製ボイラー×9基
パーソンズ式蒸気タービン×4基4軸推進(120,000馬力)航続距離 10,400浬/15kt 艦載機 固定翼機:最大90機(F4F/F6F/F4U/SBD/SB2C/TBD/TBFなど) 乗員 士官/兵員2,919名 武装 Mk.12 38口径5インチ単装砲×8門(1943年撤去)
75口径1.1インチ機関砲×4連装4基
ブローニングM2 12.7mm機関銃×22基
エリコン 20mm機関砲×30基(1943年設置)
ボフォース40mm機関砲×4連装4基(1942年10月)レーダー CXAM-1 エレベーター 3基 カタパルト 3基(飛行甲板×2基 格納庫×1基) 母港 サンディエゴ(カリフォルニア州) 起工 1934/07/16 進水 1936/10/03 就役 1938/05/12 退役 1947/02/17 解体 1960/05 造船所 ニューポート・ニューズ造船所(ヴァージニア州) - CVAN-65 USS Enterprise(後にCVN-65)
世界初の原子力空母。上記1.の艦と同様に「ビッグE」と呼ばれることがある。
キティホーク級の船体設計をもとに、8基のA2W型加圧水型原子炉を搭載して建造された。
化石燃料による蒸気タービン推進では成し得なかった長大な航続能力と加速力を実現し、原子力艦船のメリットを証明した。
しかし、8基もの原子炉を搭載する本艦はコスト・パフォーマンスが非常に悪く、同型艦が建造されることはなかった。
続くニミッツ級では、大型化した原子炉を2基搭載した。
2009年にキティホークが退役した後、本艦はアメリカ海軍最古参の現役軍艦となり「OLD NAVY JACK」の艦首旗を掲げていた。
2015年に予定されている「ジェラルド・R・フォード」級航空母艦の就役まで現役にとどまることとなっていたが、方針の変更により、2012年12月1日付けで不活性化され、事実上の退役となった。
今後は「原子力艦再利用プログラム」により、約3年かけて原子炉の廃炉処置及び撤去を行い、その後、船体は解体される予定だという。
また、艦名の「エンタープライズ」は、現在開発中のジェラルド・R・フォード級航空母艦の3番艦(後述)に命名される予定だという。
【性能諸元】
艦名 エンタープライズ(CVAN/CVN-65 USS Enterprise) 艦種 エンタープライズ級原子力空母 排水量
(基準/満載)75,700t/93,284t 全長 336m 全幅 76m(艦幅:40m) 吃水 10.7m 速度 33.6kt 機関 ウェスティングハウス A2W加圧水型原子炉×8基
蒸気タービン×4基 4軸推進(出力280,000hp)乗員 士官/兵員4,600名 武装 RIM-116「RAM」21連装発射機×2基
Mk.29 シースパロー8連装発射機×3基
ファランクス20mmCIWS×2基艦載機 固定翼機/回転翼機×84機 母港 ノーフォーク海軍基地(ヴァージニア州) 所属 艦隊総軍 第12空母打撃群 起工 1958/02/04 進水 1960/09/24 就役 1961/11/25 不活性化 2012/12/1 造船所 ニューポートニューズ造船所(ヴァージニア州) 備考 RAM発射機搭載後
- CVN-80 USS Enterprise
ジェラルド・R・フォード級原子力空母の3番艦に予定されている艦名。
1960年代のジョン・F・ケネディ以後、アメリカ海軍の航空母艦には大統領経験者や海軍の功労者に由来する命名がなされてきているが、予定通り命名されればこの慣例を破るケースとなる。
2015年に建造が開始され、2025年の就役を予定している。
なお、艦の詳細はジェラルド・R・フォードの項を参照のこと。
- OV-101 Enterprise
NASAのスペースシャトル計画において製作された「オービター(軌道船)」1号機。
TVドラマ『スタートレック』に登場する、同名の宇宙船にちなんで名づけられた。
同型機に「チャレンジャー(OV-099)」「コロンビア(OV-102)」「アトランティス(OV-103)」「ディスカバリー(OV-104)」「エンデバー(OV-105)」及び「パスファインダー(実物大模型・STA-098)」の6機があった。
本機は実用機ではなく、実用機が地球に帰還する際の滑空飛行を試すための試験機であり、外観はほぼ同じなものの、他のオービターになされている宇宙飛行に必要な装備がなされておらず、宇宙へ飛び立てるようにはできていなかった。
実はそれらの装備を実装する改修計画があったが、地上試験機であった「チャレンジャー」を改修することになり幻となった。
B747を改造した専用の輸送機に載せられて上昇し、空中で切り離されて滑空試験に供された。
現在はワシントンD.Cにある国立航空宇宙博物館の展示物となっているが、退役した「ディスカバリー」が同館で展示されることに決まったため、ニューヨークの「イントレピッド海上航空宇宙博物館」へ移されることになっている。
エンタープライズ
エンタープライズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/05 18:44 UTC 版)
「メタリックガーディアンRPG」の記事における「エンタープライズ」の解説
※この「エンタープライズ」の解説は、「メタリックガーディアンRPG」の解説の一部です。
「エンタープライズ」を含む「メタリックガーディアンRPG」の記事については、「メタリックガーディアンRPG」の概要を参照ください。
エンタープライズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 01:54 UTC 版)
「ギャラガ」の記事における「エンタープライズ」の解説
ステージ31のチャレンジングステージ(一編隊全滅3000点)の敵。『スタートレック』のエンタープライズ号がモデル。以後のチャレンジングステージはザコに戻ってまた同じ順序で登場するが、一編隊全滅のボーナス点が全て3000点になる。
※この「エンタープライズ」の解説は、「ギャラガ」の解説の一部です。
「エンタープライズ」を含む「ギャラガ」の記事については、「ギャラガ」の概要を参照ください。
エンタープライズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/11 13:51 UTC 版)
「飛空艇」の記事における「エンタープライズ」の解説
速力240ノット(航行時は速力120ノット)。元バイキングの船。浮遊大陸を脱出する手段としてシドが飛空艇に改造し、飛空艇と船の状態を切り替えられるようになる。しかし元が船であるため飛空艇の状態で着陸することはできない。地上に降りるにはいったん近くの海に着水し船の状態にしてから上陸する。後にサロニア上空で砲撃に遭い大破する。
※この「エンタープライズ」の解説は、「飛空艇」の解説の一部です。
「エンタープライズ」を含む「飛空艇」の記事については、「飛空艇」の概要を参照ください。
エンタープライズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 05:31 UTC 版)
「イギリス鉄道222形気動車」の記事における「エンタープライズ」の解説
222形は一時期、北アイルランド鉄道とアイルランド国鉄が共同運行する国際列車であるエンタープライズでの使用が検討されていた。この背景にはミッドランド・メインラインによるヨーク発着列車の増強の中止に伴う222形9両編成7本の余剰があったが、これらはノッティンガム発着列車に充当されることになった。なお、転用を実施するには8両編成への短縮やアイリッシュゲージへの台車交換など大幅な改修が必要であった。
※この「エンタープライズ」の解説は、「イギリス鉄道222形気動車」の解説の一部です。
「エンタープライズ」を含む「イギリス鉄道222形気動車」の記事については、「イギリス鉄道222形気動車」の概要を参照ください。
「エンタープライズ」の例文・使い方・用例・文例
- エンタープライズという,国際海底機構の内部機関
- 物語は,ジェームズ・カーク船長やスポックなど,宇宙船「エンタープライズ」に搭乗する乗組員たちの冒険を追う。
- ある日,カークはエンタープライズの船長,クリストファー・パイク(ブルース・グリーンウッド)と出会う。
- 数年が経ち,カークはエンタープライズに搭乗している。
- 宇宙船USSエンタープライズのクルーは大きな困難に直面し,自らの信念を守り抜かなければならない。
- エンタープライズは,未調査の惑星の探査任務中である。
- その結果,エンタープライズが地球に戻った後でカークは指揮権を解かれてしまう。
- カークと彼のクルーはエンタープライズに乗って追跡に出かけるが,彼らの任務は簡単ではない。
- 宇宙船U.S.S.エンタープライズ号は補給のため,巨大な宇宙ステーションであるヨークタウン宇宙基地に停泊する。
- 船長のジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)は中将の地位を志願し,スポック(ザッカリー・クイント)が自分の代わりにエンタープライズ号の船長になることを提案する。
- エンタープライズ号はその後,救出任務に派遣される。
- 突然,小型宇宙船の大群がエンタープライズ号を攻撃する。
- 攻撃者たちのリーダーであるクラール(イドリス・エルバ)とその部下たちが,古代兵器のアブロナスを探すため,エンタープライズ号に乗り込んでくる。
- エンタープライズ号はその兵器を貨物室に積んでいるのだ。
- クラールとその兵士たちは,エンタープライズ号のクルーを大勢殺してしまう。
- 彼らはエンタープライズ号があまりにひどく損傷し,クルーがその船を捨てなければならなくなるまで,エンタープライズ号への攻撃を続ける。
エンタープライズと同じ種類の言葉
- エンタープライズのページへのリンク