スペースシップツー
英語:SpaceShipTwo、SpaceShip2
スケールド・コンポジッツが開発した商用の宇宙航空機。弾道飛行により大気圏外に出ることができる。
スペースシップツーは、陸上では母船となる双胴のジェット機「ホワイトナイトツー」の間に挟まれた形となっており、ホワイトナイトツーによって陸上から上空10数キロメートルまで運ばれる。上空で切り離された後、ホワイトナイトツー自体のロケットエンジンに点火し、高度100キロメートルまで上昇する。
大気圏を突破してから再突入するまでの数分間、宇宙空間から地球を眺めることができる。
スペースシップツーは米国の商用宇宙空港「スペースポート」で運用される。搭乗価格は20万ドル、日本円にして約1500万円。2011年10月現在は空港が完成したばかりの段階で、まだ営業は開始していないが、すでに400数十名の予約者がいるという。
関連サイト:
Scaled Composites(英語) - 開発製造元。
スペースシップツー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/17 01:23 UTC 版)
スペースシップツーと母機ホワイトナイトツー
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- ^ a b 一般的には高度100km以上を宇宙空間とするが、米空軍のように高度80km以上を宇宙空間とする基準もあり、後者に基づいている。
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- ^ ヴァージンの宇宙船「スペースシップツー」、初のフェザー飛行 | ヴァージン・ギャラクティック sorae.jp 2011-5-6
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- ^ “英ヴァージンの商用宇宙船、試験飛行中に墜落 操縦士1人死亡”. AFPBBNews (フランス通信社). (2014年11月1日) 2014年11月1日閲覧。
- ^ “スペースシップツーの墜落、原因は減速システムが早期に起動したためか”. sorae.jp (2014年11月6日). 2014年11月23日閲覧。
- ^ “「スペースシップツー」の事故、安全対策の不足と操縦士のミスが原因=NTSBが結論”. sorae.jp (2015年8月3日). 2015年8月10日閲覧。
- ^ “ヴァージン社の宇宙船「スペースシップツー」、2号機がお披露目 名前は「ユニティ」”. Sorae.jp (2016年2月20日). 2016年2月20日閲覧。
- ^ “ヴァージン・ギャラクティック宇宙船「VSS Unity」、初のエンジン点火飛行に成功”. Sorae.info (2018年4月6日). 2018年4月8日閲覧。
- ^ “民間宇宙旅行を目指すヴァージン、有人宇宙飛行に成功”. Sorae (2018年12月14日). 2018年12月14日閲覧。
- ^ “ヴァージンの創業者リチャード・ブランソン氏、スペースシップ・ツーで宇宙へ”. Sorae (2021年7月13日). 2021年7月15日閲覧。
- ^ “ヴァージンの宇宙船、5月下旬にも宇宙飛行を再開 - 商業飛行も6月から開始へ”. マイナビニュース (2023年5月16日). 2023年5月16日閲覧。
- 1 スペースシップツーとは
- 2 スペースシップツーの概要
- 3 設計
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
スペースシップツー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 05:32 UTC 版)
「ヴァージン・ギャラクティック」の記事における「スペースシップツー」の解説
詳細は「スペースシップツー」および「ホワイトナイトツー」を参照 スペースシップツーはヴァージン・ギャラクティック社が運用する宇宙旅行者向けの弾道飛行スペースプレーン。母機であるホワイトナイトツーから空中で分離された後、高度80km以上の宇宙空間を目指す。第1弾の「VSS Enterprise」は事故で失われたが、2号機の「VSS Unity」は宇宙空間に到達した。
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スペースシップツー
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詳細は「スペースシップツー」を参照 スペースシップワンの後継機であるスペースシップツーは、弾道飛行による宇宙旅行の実現を目指しており、2016年現在開発が進められている。
※この「スペースシップツー」の解説は、「弾道飛行」の解説の一部です。
「スペースシップツー」を含む「弾道飛行」の記事については、「弾道飛行」の概要を参照ください。
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