エンタープライズ (空母・3代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/30 03:15 UTC 版)
エンタープライズ | |
---|---|
![]()
航行するエンタープライズのイラスト
|
|
基本情報 | |
建造所 | ニューポート・ニューズ造船所 |
運用者 | ![]() |
艦種 | 航空母艦(原子力空母) |
級名 | ジェラルド・R・フォード級航空母艦 |
前級 | ニミッツ級航空母艦 |
艦歴 | |
起工 | 2022年4月5日 |
進水 | 2025年(予定) |
就役 | 2028年(予定) |
要目 | |
満載排水量 | 101,605[1]トン |
全長 | 332.84m[1] |
最大幅 | 78m[1] |
吃水 | 12m |
主機 | 蒸気タービン 4基 |
原子炉 | A1B加圧水型原子炉 2基 |
推進 | スクリュープロペラ 4軸[1] |
最大速力 | 30ノット |
乗員 | 4,539-4,660[1]名(航空要員含む) |
兵装 | ・ファランクスCIWS 3基 ・ESSM短SAM8連装発射機 2基 ・RAM近SAM21連装発射機 2基 |
レーダー | AN/SPY-3 多機能型 1基 |
CVN-80 PCU エンタープライズ[注釈 1] (英語: PCU Enterprise)は、アメリカ海軍で建造中の航空母艦(原子力空母)。
新型空母ジェラルド・R・フォード級の3番艦。ニミッツ級2番艦「ドワイト・D・アイゼンハワー」(CVN-69)の後継として2028年に就役が予定されている[2][3]。
命名
2012年12月1日、「CVN-65 エンタープライズ」(先代のエンタープライズ級ネームシップ)の退役式典前のスピーチで、レイ・メイバス海軍長官がCVN-80を「エンタープライズ」と命名すると述べた[4]。
「エンタープライズ」(「冒険」の意)を艦名に冠するアメリカ海軍所属艦艇としては9代目、空母としては3代目にあたる[3]。また、「エンタープライズ」は1966年就役の「アメリカ」(CV-66)以来の空母において艦名が人名に由来しない艦となる。
また、ネームシップの名の由来となったジェラルド・R・フォード大統領は、スペースシャトル・エンタープライズの命名をした人物である。
建造
「エンタープライズ」はバージニア州にあるハンティントン・インガルス・インダストリーズのニューポート・ニューズ造船所で建造される。2018年8月24日、起工式に先立ち鋼材切り出しが始まり、式典には五輪金メダリストであるシモーネ・バイルズとケイティ・レデッキーが出席した[5]。
「エンタープライズ」は2025年就役を予定しているが、建造コスト削減のため2番艦「ジョン・F・ケネディ」同様建造期間を長くすることも検討されている。もしこの案が採用された場合、「エンタープライズ」の就役は2027年となる[6]。
注釈・脚注
- 注釈
- ^ アメリカ海軍の現役艦艇は名称に「USS」(United States Ship、米国艦艇)の艦船接頭辞をつけるが、本艦はまだ就役していないため代わりに「PCU」(Pre-Commissioning Unit、未就役ユニット)をつける。
- 脚注
- ^ a b c d e 多田智彦 2012, p. 14
- ^ “Navy To Name Next Ford Class Carrier Enterprise” (2012年7月26日). 2012年12月1日閲覧。
- ^ a b “News Release - Navy’s Next Ford-Class Aircraft Carrier to be Named Enterprise”. U.S. Navy (2012年12月1日). 2012年12月1日閲覧。
- ^ USS Enterprise Public Affairs (1 December 2012). "Enterprise, Navy's First Nuclear-Powered Aircraft Carrier, Inactivated" (Press release). Navy News Service. NNS121201-03. 2015年12月10日閲覧。
- ^ 「海外艦艇ニュース 米空母エンタープライズの鋼材切り出しがスタート」 『世界の艦船』第868集(2017年11月号) 海人社
- ^ Ronald O'Rourke (2012年7月26日). “Navy Ford (CVN-78) Class Aircraft Carrier Program: Background and Issues for Congress”. Congressional Research Service. 2012年12月1日閲覧。
参考文献
- 河津幸英『図説 徹底検証 アメリカ海軍の全貌 対中国作戦と新型艦艇』アリアドネ企画、2016年。 ISBN 978-4-384-04677-9。
- 多田智彦『世界の戦闘艦カタログ』アリアドネ企画、2012年、978-4-384-04527-7頁。
外部リンク
「エンタープライズ (空母・3代)」の例文・使い方・用例・文例
- エンタープライズという,国際海底機構の内部機関
- 物語は,ジェームズ・カーク船長やスポックなど,宇宙船「エンタープライズ」に搭乗する乗組員たちの冒険を追う。
- ある日,カークはエンタープライズの船長,クリストファー・パイク(ブルース・グリーンウッド)と出会う。
- 数年が経ち,カークはエンタープライズに搭乗している。
- 宇宙船USSエンタープライズのクルーは大きな困難に直面し,自らの信念を守り抜かなければならない。
- エンタープライズは,未調査の惑星の探査任務中である。
- その結果,エンタープライズが地球に戻った後でカークは指揮権を解かれてしまう。
- カークと彼のクルーはエンタープライズに乗って追跡に出かけるが,彼らの任務は簡単ではない。
- 宇宙船U.S.S.エンタープライズ号は補給のため,巨大な宇宙ステーションであるヨークタウン宇宙基地に停泊する。
- 船長のジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)は中将の地位を志願し,スポック(ザッカリー・クイント)が自分の代わりにエンタープライズ号の船長になることを提案する。
- エンタープライズ号はその後,救出任務に派遣される。
- 突然,小型宇宙船の大群がエンタープライズ号を攻撃する。
- 攻撃者たちのリーダーであるクラール(イドリス・エルバ)とその部下たちが,古代兵器のアブロナスを探すため,エンタープライズ号に乗り込んでくる。
- エンタープライズ号はその兵器を貨物室に積んでいるのだ。
- クラールとその兵士たちは,エンタープライズ号のクルーを大勢殺してしまう。
- 彼らはエンタープライズ号があまりにひどく損傷し,クルーがその船を捨てなければならなくなるまで,エンタープライズ号への攻撃を続ける。
- エンタープライズ_(空母・3代)のページへのリンク