原子炉の廃炉
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1969年に停止されたDMTRは、1971年まで2年をかけて、燃料と重水の除去および不要施設の撤去が完了しており、遮蔽・隔離状態にある。2003年9月、英国原子力公社は、DMTRの廃止措置が原子炉構造物以外の部分について全て完了したことを発表した。1977年に停止したDFRは不要機器の解体と撤去が進められており、2007年からはナトリウムカリウム合金冷却材57トンの処理試験が進められている。増殖用燃料はセラフィールドのマグノックス再処理施設での処理を念頭に搬出することが想定されている。ただし、原子炉を格納したドームとその周辺の建物は産業遺産及び原子力開発の記念碑として保存される予定である。1994年3月に停止したPFRは、タービン建屋や蒸気発生器建屋からの機器撤去が行なわれた。管系にはナトリウム冷却材150トンが残っており、1700万ポンドの予算をかけて建設された処理施設で処理試験が進められている。 サイト内には中・低レベルの廃棄物処理施設が設けられ、低レベル固体廃棄物を中間貯蔵または処分用に処理する検査・高圧縮施設(WRACS)、中レベル液体廃棄物をセメント固化するセメント固化施設、低レベル液体廃棄物の回収・処理・処分のために新設された低レベル廃液処理プラントがある。セメント固化施設に隣接して、セメント固化施設に廃棄物を搬入し、固化済み容器を貯蔵する施設を建設して2007年から稼動させる予定で、これにより廃止措置のスケジュールが早められる。
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原子炉の廃炉
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原子炉の場合は、制御棒の挿入後の数時間は蒸気が発生し、原子力発電所自体の稼働は続いており、核燃料の冷却も6ヶ月から3年ほどかかるため、実際の廃炉作業は約3年後から始まる。また、使用済み核燃料の運び出しとの兼ね合いも考慮しなければならない。 東海発電所の場合は1998年3月に運転終了し廃止・解体作業(23年間)を開始、原子炉領域の解体撤去は16年後の2014年から6年間で完了する予定になっている。
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