液体廃棄物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:42 UTC 版)
「福島第一原子力発電所における放射性廃棄物の処理と管理」の記事における「液体廃棄物」の解説
液体廃棄物は発生源別に床ドレン系、ランドリードレン系、機器ドレン系、化学廃液系の4種に区分し収集・処理するものとした。 液体廃棄物の区分(1971年運転開始時)分類発生源特徴処理方法床ドレン系各建屋の床ドレン系より排出 放射能は極めて低いが、電気伝導度は高い プリコート型フィルタでろ過後、放射能濃度を測定し、法定基準値以下の場合は復水器冷却水で希釈して放出 ランドリードレン系洗浄、除染により発生し、オイル、洗剤を含む 放射能濃度は極めて低い カートリッジ型フィルタでろ過後、床ドレン系と合流し希釈放出 機器ドレン系一次系ポンプ、バルブからの漏洩水、サンプルラインからの排出液、復水脱塩装置の逆洗水 放射能は高いが、電気伝導度は低い プリコート型フィルタ、イオン交換樹脂により不溶解性粒子、溶解性イオン状不純物を除去し、原子炉補給水として再利用 化学廃液系復水脱塩装置の再生廃液 硫酸ソーダが主成分で電気伝導度50μV/㎝以上 濃縮器で減容し、ドラム缶内にセメント固化して固体廃棄物として処理
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