初動対処部隊 ファスト・フォース(FAST-Force)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 10:01 UTC 版)
「災害派遣」の記事における「初動対処部隊 ファスト・フォース(FAST-Force)」の解説
自衛隊の主任務は自衛隊法第3条第1項に規定されている『外国の侵略からの国土防衛』であるが、災害により当該地域や自治体の保有する防災・災害救助の能力では十分な対応が出来ない場合には、自衛隊法第83条に定められている自衛隊の行動の一つ『災害派遣』が行われる。 災害救助はあくまで文民(消防・警察・海保)の任務であり、自衛隊は派遣要請が行われるまで救助活動を行わないが、人命救助システムなどの専用装備を有しているほか、2013年からは 各地の基地・駐屯地等に災害の情報収集などを目的とする初動対処部隊『ファスト・フォース』(FAST-Force)を常時待機させており、災害発生時には、自主派遣として航空機を現場に先行させている。例として2016年に発生した熊本地震では、航空自衛隊はF-2戦闘機2機、海上自衛隊はP-3C哨戒機1機、陸上自衛隊はUH-1J多用途ヘリコプターとUH-60JA多用途ヘリコプターの2機を派遣し情報収集に当たっている。
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