災害発生時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 23:09 UTC 版)
大地震や風水害などの、大きな被害をもたらす自然災害が発生した場合、全国各地より、特定の地域(=被災地)に安否の確認が集中する。道路に喩えれば各地より観光客が集中するようなもので、目的地(=電話先)にたどり着くことが容易ではない。また、災害による道路の損壊の様に、通信機器や回線自体も被災して通信許容量が減少していることもある。 これらは災害型輻輳とも呼ばれる。特に災害の規模が大きい場合には、輻輳状態を回避する目的でNTT東西により「災害用伝言ダイヤル(171)」や、インターネット上の電子掲示板の一種である公式サイト「災害用伝言板サービス(Web171)」が稼働する。 なお、輻輳が発生し、通信網の全停止という最悪の事態を回避する目的で、通信量の制限が設定される。この設定時は、一般の回線からは接続が制限される。しかし、公衆電話など災害時優先電話に指定されている緊急電話からの通話に対して、通話制限は適用されない。
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