災害用便所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 09:30 UTC 版)
避難所などで便所使用に支障があると、被災者は水分摂取を控える傾向がある。これはエコノミークラス症候群の要因となりかねない。設備としてはイベント会場で見られる仮設便所や、携帯便所を備蓄する例もあるが、汚物槽を備えず、下水道のマンホールの蓋を開けてその上に設置するマンホールトイレや、便器と周囲の覆いだけの専用タイプもある。 下水道管路に汚物を直接排除する場合、正常に流下させる事を考えておかないと、管路の閉塞によって利用不能となりかねない。この対策として、避難所が設置される学校のプール水を活用し、汚物を効果的に流下させる設備を用意する例がある。 マンホールトイレ - 災害時トイレのうち、マンホールトイレについての公的資料などをベースとした解説 さまざまな形式がある災害用便所は避難所に設置される場合、水、電気、道路の復旧状況に応じ、洋式・和式、段差の有無、汲取りの必要性などを考慮され選定される。
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