安藤忠雄 安藤忠雄の概要

安藤忠雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/07/25 07:57 UTC 版)

安藤 忠雄
あんどう ただお
Tadao Ando 2004.jpg
2004年撮影
人物情報
国籍 日本の旗 日本
生誕 1941年9月13日(73歳)
日本の旗 日本 大阪府大阪市港区
母校 大阪府立城東工業高等学校
所属組織 安藤忠雄建築研究所
業績
建築物 住吉の長屋
光の教会
地中美術館
受賞 日本建築学会賞(1979年)
毎日芸術賞(1987年)
日本芸術大賞(1994年)
プリツカー賞(1995年)
高松宮殿下記念世界文化賞(1996年)
王立英国建築家協会RIBAゴールドメダル(1997年)
アメリカ建築家協会AIAゴールドメダル(2002年)
文化功労者(2003年)
国際建築家連合UIAゴールドメダル(2005年)
文化勲章(2010年)
ジョン・F・ケネディセンター芸術金賞(2010年)
第四回後藤新平賞(2010年)

略歴

双子の兄で、さらに弟がいる三人兄弟である。双子の弟は東京で北山創造研究所(都市コンサルタント業/商品デザイン業)を主宰している北山孝雄。下の弟は建築家の北山孝二郎ピーター・アイゼンマンとのコラボレーションで名を馳せた)。一人娘だった母親の実家を継ぐために、生前からの約束にしたがって大阪市旭区の祖父母安藤彦一・キクエの養子となる。大阪の下町にある間口2間、奥行き8間の長屋で育つ。

大阪府立城東工業高等学校卒業後に、前衛的な美術を志向する具体美術協会に興味を持ち、関わったこともあるが、大学での専門的な建築教育は受けておらず、関西の建築家・都市計画家の水谷頴介などの建築設計事務所でのアルバイト経験と独学で建築士試験に合格したという。

木工家具の製作で得た資金を手に、24歳の時から4年間アメリカヨーロッパアフリカアジアへ放浪の旅に出る。ヨーロッパからの帰路、マルセイユで数週間待たされた後、帰国の船に乗り、象牙海岸ケープタウンマダガスカルに立ち寄り、インドムンバイ(当時のボンベイ)で下船する。安藤は”何かに導かれるように”汽車に乗り、ベナレスに向かった。ガンジス川が泳ぎ、死者荼毘に付される傍らで多くの人々が沐浴するさまや、強烈な太陽の下、異様な臭気に包まれた果てしなく続く大地が渾然一体となり人間の生がむき出しにされた混沌世界に強烈な印象を受け、逃げ出したい気持ちを必死にこらえながらガンジス川の岸辺に座り込み、「生きることはどういうことか」を自問し続けた。「人生というものは所詮どちらに転んでも大した違いはない。ならば闘って、自分の目指すこと、信じることを貫き通せばいいのだ。闘いであるからには、いつか必ず敗れるときが来る。その時は、自然に淘汰されるに任せよう」と考え、ゲリラとしての生き方を決心する。1965年、24歳のときである。この放浪中に安藤が撮影した写真は、ルイス・I・カーンの作品集などで使われている。また、過去にはプロボクサーでもあった。ファイティング原田の練習風景を見て、その才能に圧倒され、ボクサーとしてやっていくのを諦めた(男子ボクサー一覧)。

1977年のローズガーデン(神戸市生田区)等初期の作品のいくつかは、弟の孝雄の所属していた、セツ・モードセミナー出身の浜野安宏が代表を務める浜野商品研究所(1992年、浜野総合研究所と改名)と共に実現した。

1970年代には個人住宅などの小規模建築、1980年代には商業施設、寺院・教会などの中小規模の建築の設計が多かった。1990年代以降は、公共建築、美術館建築、また全国や海外の仕事も増えている。

年表




  1. ^ 安藤忠雄 若者はダメと指摘し、高齢者死んだ後の日本を心配 - NEWSポストセブン
  2. ^ テレビ『コージ魂』安藤による発言
  3. ^ 梅田スカイビルに緑の壁…安藤忠雄さん発案 読売新聞 2013年6月18日
  4. ^ 安藤忠雄さん発案「希望の壁」巡り、著作権論争 読売新聞 2013年6月17日
  5. ^ 安藤忠雄と日本再建築 大手術から最前線復帰 BSフジプライムニュース 2014年12月12日放送テキスト
  6. ^ 【連載】2016年夏季五輪メインスタジアム建設は晴海に 東京オリンピック招致委員会 - 住宅新報web 社説「住宅新報社の提言」、2007年5月30日
  7. ^ 2 施設整備費(概算)等の公表 - 2016年オリンピック・パラリンピック競技大会 招致活動報告書 第一部
  8. ^ 【招致】1,600人が結集!「オリンピックを日本に,2016年!」招致決起集会を開催 - JOC、2007年11月22日
  9. ^ a b 【新国立競技場】石原慎太郎氏が言いたい放題「IOCの白人は傲慢」「安藤忠雄さんに責任ない」「遠藤五輪相は小者すぎ…」 - 産経ニュース、2015年7月13日
  10. ^ 2016年五輪招致の国内立候補都市、東京都に決定 - K STYLE WEBSITE::BLOG
  11. ^ a b 世界が驚く東京オリンピック 安藤忠雄(建築家・東京大学名誉教授) 日本人に未来への希望をもたせたい - PHPオンライン 衆知 2009年6月15日公開
  12. ^ 五輪誘致なるか 国立競技場「建て替え案」公募の目算 開閉式の屋根を装備、2019年3月の完成目指す - 日本経済新聞、2012年7月27日
  13. ^ 東京五輪招致へ都が決起集会 安藤忠雄氏、メーン競技場に国際コンペ提案 20071120 建設工業
  14. ^ 国立競技場改築検討有識者会議が発足/施設計画検討チーム座長に安藤忠雄氏 20120308建設工業
  15. ^ a b 東京新聞新国立競技場を考える 「施設建築ワーキンググループ」議事録検証 東京新聞 2014年10月5日
  16. ^ 新国立競技場、「ザハ」なぜ選ばれた 審査激論の中身 日本経済新聞 日経アーキテクチュア ケンプラッツ2014年6月4日付の記事を基に再構成
  17. ^ 1頁 資料3
  18. ^ 2頁 資料3
  19. ^ 7頁 新国立競技場基本構想国際デザイン競技(第3回)審査委員会 議事録
  20. ^ 9頁 新国立競技場基本構想国際デザイン競技(第3回)審査委員会 議事録
  21. ^ 21頁 新国立競技場基本構想国際デザイン競技(第3回)審査委員会 議事録
  22. ^ 112頁 審査委員長メッセージ 地球人の未来へ向かう灯台 VII 募集要項・質疑応答等
  23. ^ a b 建設費どこ吹く風…新国立「当初案」進めさせた巨匠・安藤忠雄 Infoseekニュース(日刊ゲンダイ)2015年7月10日
  24. ^ 安藤忠雄氏「我々、選んだ責任はある」/会見(上) - 日刊スポーツ
  25. ^ 新国立競技場、なぜ2520億円に? 責任者の安藤忠雄氏は会議欠席 ハフィントンポスト 2015年7月7日
  26. ^ a b c 2015年06月29日(月) 難波和彦+界工作舎
  27. ^ 安藤忠雄氏「何でこんなに(費用が)増えてるのか、分からへんねん」…新国立問題で初コメント スポーツ報知 2015年7月11日
  28. ^ 【新国立競技場問題】下村文科相、欠席の安藤忠雄氏に注文「何らかの形で発言して」 - 産経ニュース、2015年7月10日
  29. ^ 新国立競技場デザイン決めた安藤忠雄氏、会見へ 読売新聞(YOMIURI ONLINE)2015年7月15日
  30. ^ <新国立競技場>安藤忠雄氏「プロセス承知していない」「説明が求められる」(全文) 弁護士ドットコムニュース 2015年7月16日
  31. ^ 【新国立・安藤忠雄氏会見】(2)「ゼネコンの人たちも、もうからなくても『日本の国のために頑張る』と言ってほしい」「徹底的なコストの議論にはなっていない」 - 産経ニュース、2015年7月16日
  32. ^ 11頁 新国立競技場基本構想国際デザイン競技(第3回)審査委員会 議事録







固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

安藤忠雄に関連した本

安藤忠雄に関係した商品

辞書ショートカット

カテゴリ一覧

全て

ビジネス

業界用語

コンピュータ

電車

自動車・バイク

工学

建築・不動産

学問

文化

生活

ヘルスケア

趣味

スポーツ

生物

食品

人名

方言

辞書・百科事典

すべての辞書の索引

「安藤忠雄」の関連用語

安藤忠雄のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング

画像から探す

グリフィン糸

FM X

継続検査

カワウ

カンプトサウルスの一種

LIGHTNING XB12Ss

コンシ-ルドタング

二段バネ





安藤忠雄のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの安藤忠雄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2015 Weblio RSS