日本政府関係者
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海原大悟 声 - 渡部猛 / 納谷悟朗 元日本国防衛庁長官。 莫大な資産と人脈を有し、「影の総理」と呼ばれる日本政界の黒幕。「シーバット」が逃亡した時は、兵器の純国産化を視野に、米ソよりも早く捕獲させ、アメリカへ返却する前に練習艦として乗りこなし、データ収集を行うよう命令する。やまとの独立国承認を認めず、あくまで日本政府の支配下に置こうとする。様々な形で日本の政界に暗躍するが、最後は息子の渉に引導を渡された。 海原渉 声 - 若本規夫 / 屋良有作 日本国内閣官房長官。 海原大悟の実子。竹上派のサラブレッド。計画が露見したときの影響を考え、父・大悟の判断により、「シーバット」計画には不参加であった。天津とは昔からの仲である。やまと問題の処理においては、かなり強硬な姿勢でアメリカと交渉した。政界再編においては竹上の新民自党を結成に参加、外務大臣となる。 天津航一郎 声 - 村山明 / 佐々木勝彦 日本国外務次官(外務事務次官)。 「やまと」事件において浮きドック「サザンクロス」の発注や、駐日アメリカ大使館・ハワイ・国連安全保障理事会で海原と共にアメリカとの交渉を行う。外務事務次官になった経緯は影山誠治外務大臣のお声がかりとされる。 日米安保条約を信用しておらず、アメリカの核の傘の下で、いつもアメリカに頭を下げてばかりの日本の現状を憂いており、日本の外交をアメリカとの穏やかな決裂に誘導することで日本を自立させて、ASEANを含む「環太平洋共同体」を日本外交の基軸にすることを画策していた。そのために、官民一体の原潜保有計画である「シーバット計画」を利用することを目論む。「シーバット」逃亡後は、「シーバット」を、日本に先んじてアメリカからの自立を表明した、新しいもう一つの日本であるとして、自衛艦による撃沈処分に反対し、あくまで日本は米・ソ海軍から「シーバット」を守るべきと主張した。 海渡一郎 日本民自党幹事長。名前と容姿のモデルは海部俊樹と小沢一郎。 民自党最大派閥に所属。政治家としては「他人の尻拭いばかりして民自党幹事長に就任した」と語っており、「やまと」の処理問題は自分の一世一代の尻拭いであると考えている。「やまと」政策を巡って竹上と対立し、竹上の離党及び新民自党結成後、彼に代わって民自党を率いる。「やまと」を巡って対立しているものの、竹上への政治家としての評価は高い。 「やまと」との同盟関係を破棄し、アメリカとの関係を修復すべきと主張する徹底した親米保守路線の全面協力策や、衆院選挙後に合従連衡のために金銭をばら撒くも、最後は河之内の行動を読みきれずに票を落とし、総理にはなれなかった。 竹上再選後は連立政権に加わることを拒否、公民クラブなどを吸収合併し、巨大野党となった民自党を率いる。 河之内英樹 社会主義右派の日本社民党副書記長。 海原とは同期。衆議院解散後、「世界社会主義」を掲げ、総選挙に向けて公民クラブ・革産党ら各野党議員を集めて革新連合を結成し、日本独自の社会主義国家を目指す。 総選挙後は大滝の鏡水会との連合で比較第一党派を目指すが、首班指名選挙を目前に海渡の策略により、公民クラブなどの議員を切り崩され少数党派となる。 新民自党に取り込まれることをも良しとした大滝を「公約違反」と叱責し、仕方なく少数で革新連合を率い監視役として野党に徹しようとするも、逆に革新保守連立政権を目指す大滝に叱咤・説得され、指名選挙当日には自分に投票される筈だった票を自身の1票以外全て竹上に纏め上げ見事彼に再選を果たさせる。 その後は革新保守政権のため新民自党・鏡水会と連立。新民自党幹事長の大滝によって河之内の入閣構想が出た。 大滝淳 民自党の派閥である鏡水会の幹事。 後に鏡水会ごと民自党を離党し、政党化した「日本鏡水会」の党首に就任。選挙区は山口3区。 政軍分離・軍備永久放棄・常設国連軍創設を政策として主張。「やまと保険」を提唱し、北極海沖でACNテレビ・クルーと共に海江田と会見し、海江田から「やまと保険」の了承を得た後、独断専行でライズとの交渉まで行う。総選挙後は自ら新民自党の幹事長を要望した上で新民自党に合流し就任。さらに、国連の「沈黙の艦隊実行委員会」委員長も自薦し、就任した。 影山誠治 声 - 仲木隆司 日本国外務大臣。 天津や海原とともにアメリカの補佐官ターナーとの日米交渉や、ハワイにおける日米首脳会談や東京における日本やまと首脳会談に同席した。第2次竹上政権において組閣構想に参加していた。 曽根崎登 声 - 田中康郎 / 大塚周夫 日本国防衛庁長官。 シーバット計画に関わった人物の一人で、「シーバット」完成式に参加する。 浜本啓介 声 - 広瀬正志 日本国運輸大臣。 日本政府から親善大使として「やまと」に乗艦。海江田の考えを信じ、友好条約締結の準備に乗り出す。衆議院総選挙では竹上と同じく新民自党に入り、見事当選を果たす。第2次竹上政権において組閣構想に参加していた。選挙区は福岡3区。 倉池栄 日本国大蔵次官(大蔵事務次官)。 イギリス・ロンドンで大滝と共に「やまと保険」成立のためライズ保険会社との交渉を行う。 永江 公民クラブ幹事長。 社民党、革産党とともに革新連合の一翼を担っていたが、総選挙後民自党に大金を積まれ、河之内に工作を蹴るよう必死に説得されるも切り崩され、公民クラブは民自党への吸収合併を選ぶ。モデルは永末英一。
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日本政府関係者
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桜田セキト(さくらだ セキト) 声 - 石川界人クレジット・ローンウルフ 七服神の一人・龍牙とのバトルに苦戦しているカイト&ナガレたちの前に介入、その後カイトたちのクラスに転校してきた謎の少年。その正体は日本政府からの特命を請けたエージェント(七服神決起後、ガッポリカンパニーの外部監査役を名乗る)。 ヒーロー着を装着せずとも電磁介入することで電脳空間に生身のまま入ることができ、電脳空間に詳しい。 セキト自身も青いバンクレジスターを所持し、専用のヒーロー着にシューショック可能。アニメでは自身が装着するヒーロー着が「アイツが作った」と発言している。 常に任務優先で無関係なことは無視していたが、笑矢のいる島の墓場での雨宿中、カイトと互いの事を話している内に「両親も家族も仲間さえいない。ずっと一人でいた」と自身の境遇を明かした。 バトル後、ガッポリカンパニーの新入社員に(半ば強引に)されたが「お前の会社なんてすぐに乗っ取ってやる」と軽口を叩けるようになった。 差押えの塔を倒した後に出る「伝説の10円玉」を密かに回収している(「伝説の10円玉」の詳細はゲームシステム・用語>【2】関連を参照)。 アニメ第46話でセキトの歓迎会を兼ねた壮行会で、自らマネーゴーストこと安立純守の子供であることを明かすが「父ちゃんは父ちゃん、セキトはセキトだろ」とカイトたちに受けいられた。 その正体はマネーゴースト安立が自身の息子に似せて作ったウイルスプログラムであり、八神のような人物が現れた時に爆弾プログラムによって破壊する使命を全うするために生み出された存在。その後、ブーチョッキンに託した最後のメッセージで安立に感謝していることとガッポリカンパニーの面々への言葉を残して完全に消滅した。 ブーチョッキン 声 - 田中真弓 バンクフォンから突如現れた謎のブタ。口癖は「ブタ野郎」で語尾は「〜じゃきん」。語調が荒く八神から「君の口の悪さはどうにかならんかね」と言われている。セキトの「おい飛びブタ」との呼びかけには「その呼び方はアウト」と返していた。 その正体は電脳庁で作られた自律集金システムで、ガッポリカンパニーの貯金を吸いとったり、差押えの塔の影響を受けてシューショックできなくなってしまったカイトとナガレに「バンクレジスター」を提供した。七服神の決起後、カイト達ガッポリカンパニーが新たに背負った借金1兆円の取り立て担当となり、ガッポリカンパニーでは金庫番としての役職に就いた様子。八神の野望を阻止するために伝説の10円玉でパワーアップしたが、逆に取り込まれてしまった。その後全てに決着がついたガッポリカンパニーの面々の前に現れ、セキトが最後に残したメッセージを届けた後「一兆円の借金をチャラにしてやるから、ジャリンジャリン稼げ」と言い残し完全に消滅した。 永田無作(ながた むさく) 声 - 岩崎ひろし この作品における日本の総理大臣。七服神に日本を乗っ取られた後トイレワープを使ってカイトの家に出没。ガッポリカンパニーに電脳海賊である対七服神の特命エージェントを依頼。その後もカイト家に居候をしている。彼が得意とする土下座は思わず拝んでしまう程の神々しいオーラに満ち、お願いされた者は激しく心を揺り動かさずにはいられない。アニメでは酔っぱらって虎井とヒーローバトルをしたが負けてしまい、総理大臣の職を失った(ただし虎井は一日で総理大臣を辞めた)。 アニメ第46話では、虎井に続いて敵である火計に総理の椅子を明け渡した。 八神飛鳥(やがみ あすか) 声 - 田中秀幸飛鳥・ザ・フェニックス → 不死鳥・ザ・ウルフ 電脳庁長官。ヒーローバトルや街中の監視カメラをはじめとする電脳空間を電脳海賊である七服神に奪われ、永田総理大臣と共にカイト達に対七服神特命エージェントを依頼。以降もカイト家に居候している。 実は七服神を操っていた黒幕で、世界中の金を自分のものにすること、また自分自身が金となることが目的。 元々は地方の県議会議員で、株で儲けたお金を貯金するのが好きな貯金マニアだった。マネーゴースト事件で安立が金を消した能力に興味を抱き、事件とアンダーバンクを徹底的に追及。結果、事件の調査での才能を認められて電脳庁長官に就任した。
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「アイアンマン (2010年のアニメ)」の記事における「日本政府関係者」の解説
黒田防衛大臣(くろだ-) 声 - 石塚運昇 現・防衛大臣で日本政府におけるスタークの最大の協力者。正体はゾディアックの首領で今回の黒幕。 卓越した頭脳と決断力で制服組から統合幕僚長に若くして昇り詰めた男で、その後、アメリカの属国と揶揄される日本の現状を憂いて政治家に転進する。そして異例の早さで防衛大臣となり、スタークの「アークステーション」建設に尽力する。 その正体はゾディアックの首領で、今回の一連の出来事の黒幕。原子爆弾によって祖父が亡くなったことを恨み、その報復のためにアークステーションを暴走させて日本を世界最強の軍事国家にする野望を持っていた。終盤、国会議事堂へのミサイル攻撃(自作自演のテロ)で国会議員らを粛清して日本を掌握、自衛隊の「羅門・零(ラモン・ゼロ)」を改良・強化したパワードスーツ「羅刹(ラセツ)」を装着して正体を現すと、抵抗した桜井を殺害する。さらにスタークの殺害を狙って彼を苦しめるが、知佳の自己犠牲による支援を受けたアイアンマンのビーム砲で息絶える。 桜井長門(さくらい ながと) 声 - 山野井仁 航空自衛隊所属の自衛官で、階級は一等空尉。 正義感の強い戦闘機パイロットで、武道に通じている。日本で起きた事件を外国人かつ民間人であるスタークが超法規的に解決することを快く思っていなかったが、ゾディアックの起こす事件を共に解決する内に打ち解け、スタークに和の流儀を教える。アイアンマンのデータを基に自衛隊が極秘に開発したパワードスーツ「羅門・零」の操縦者。上司にもあたる黒田には父親のように慕っていた。実家は古風な日本家屋で、敷地内には道場まであり、道場には「妙心地天」と書かれた掛け軸がある。 終盤、正体を現して羅刹を装着した黒田と東京湾上で戦う。しかし、羅刹に敗れて東京湾に落下、黒田が黒幕であることをスタークに伝えて絶命する。
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日本政府関係者
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「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」の記事における「日本政府関係者」の解説
後藤・ジョゼフィン・玲子(ごとう・ジョゼフィン・れいこ) 特区監督庁参事官。日本政府とバンド間との交渉を務める。浜警部の上司。 アメリカ人ジャーナリスト「ジョナス・エデルマン」と日本人の母親のハーフ。ヴァンパイアバンドにおける暗闘で死亡したニコル・エデルマンとは双子の姉妹だが、本人は「両親の離婚により別離して以来20年間交流はなかった」と称している。ただし、石動議員は「ニコルのことでヴァンパイアバンドに含むところがある」と見ている。石動議員の一人娘を母にもつ実の孫であるが、幼い頃両親が離婚。その後母が再婚したため、祖父とは違う姓を名乗ることになった。 官僚としては有能だが、くぐってきた修羅場の違いゆえか、ミナ姫や浜警部に作戦面で一本取られることもある。 浜いわく、「調停者」と呼ばれる立場の家系。 ヴァンパイア騒動に際して他の官僚たちの右往左往振りをたしなめるが、逆に己の無為無策と当事者責任を問われ「しょせん祖父の七光り」、「ミナの使い走り」とまで酷評されて締め出される。が、ミナ姫帰還を機に繰り広げられる惨状に終止符を打つべく決起、ベイオウルブズの力を借りて暴動を制圧すると同時に動乱を画策した黒幕を追いつめた。だがそれは意外な人物であった。 動乱終結後、反乱行為の責を問われて特区監督庁を辞職。引退した祖父の地盤を引き継ぎ政治家を志す。第二部では特区担当大臣に就任している。A.S.O.では、その間に浜と結婚。娘・ニコルを儲けていたことが明らかとなる。 ミナの夢の中ではミナが通う高校の学年主任で、古典教師であるアキラ(暁)の上司。ミナからは煙たがられているが、平警官である浜と交際していると聞いて驚かれていた。 石動(いするぎ) 声 - 丸山詠二 与党現主流派の大物議員。政府内に大きな影響力を持つ。後藤参事官の実の祖父。バンドに対しては打算的ながらも一応は友好的な素振りを見せていたが、イワノヴがバンドへ侵攻して来た際は、ミナへ危険を告げようとした後藤参事官を拘束するなど不穏な行動も取っている。 浜いわく、「調停者」と呼ばれる立場の家系。本来なら事態の収束に尽力すべきヴァンパイア騒動を傍観し、事態の悪化を加速させる。 第一部終盤で彼こそが騒動の黒幕であり、偽ミナ姫から譲渡されたパイド・パイパーの制御装置を用いて都下に混乱を招いていた事が後藤によって暴かれるが、逮捕直後に昏倒。事が敗れた際に秘密を守るため、自分自身にもパイド・パイパーを投与していた。第二部にてケティとの取引でナノマシンによる意識封鎖を解除され覚醒する。如何なる意図、野望があって、この陰謀を巡らせたのか長らく不明のままであったが、愛蔵版「スレッジハマーの追憶・上巻」描き下ろし分によると少年時代に長崎で被爆して祖父を亡くしており、それが外国人に対する隔意の原因となっていた。 浜 誠児(はま せいじ) ヴァンパイアがバンド外へ出没する事件を調査するために警視庁から派遣された捜査官。階級は警部補。後に警部へ昇進し、警視庁特区分署の署長代行を務めるようになる。ただし分署はほぼ開店休業状態であり(署員は浜一人だけ)、署長代行の浜も署を留守にしていることが多い。料理が得意で、アキラと料理談義を交わすことも。 ナバホと日本人のハーフ。普段は飄々としているが、軍人だった父は戦死、馴れぬ居留地暮らしで心を病んだ母が自殺、そして唯一残った肉親である伯父もならず者に殺されて亡くしている。18歳でアメリカ陸軍に入隊。レンジャーを経てデルタフォースへの所属経験があり、除隊後は「スレッジハマー」と呼ばれた傭兵で高い戦闘能力の持ち主。その実力は京劇男を軽くあしらうほど。実はローゼンマン大公家から派遣されたエージェントで常人を越えた能力の持ち主だが、本人いわく「ヴァンパイアじゃないし、人狼ともちょっと違う」とのこと。実際変身時は本人が言う通り、人狼寄りではあるが全く別の姿になっている。この能力自体、生まれつきではなく「ある取引によって後天的に手に入れたモノ」で現在も身体機能を調整するための薬は手放せない。 デスゲームにおいて、ローゼンマン側の刺客としてアキラ(暁)と戦うが、負けを認めて投降。以後はツェペッシュ公主家側の協力者となる。 ミナとはちょっとした因縁があるが、本人はその事を気にとめていない。傭兵時代のコネで米軍やCIAなどにも顔が利く(各方面にかなりの《貸し》がある)。 ミナの夢の中では、一介の巡査だった。 『スレッジ・ハマーの追憶』では主人公。本編より10年ほど前、デルタ所属時(当時は上級曹長)、中東にて命令撤回された要人救出作戦を強行。そのことで上層部に睨まれる。チャーチの勧めで軍を退役し、傭兵という名目で南米・コロンビアの麻薬カルテル撲滅作戦に参加した。ガルシア大臣の娘・エリーが攫われた際に傭兵としての立場を利用して救出作戦を敢行。エリーは無事救出したが、自身はカルテルメンバーの拷問を受ける。 オーティスやチャーチによって救出された際には四肢を失い、目や耳も潰され、生きているのが不思議な状態であったが、その生命力に目を付けたローゼンマン大公家のエージェントとの取引で新型の獣人試作体となる。 第一部のバンド奪還戦以後、玲子とは距離を置いていたが、彼女が狙われたことで再び動くこととなる。反ヴァンパイア結社との戦いの中、身体機能の制御限界を迎えるが辛うじて生き延び、ベルガマスク研究所において療養中。A.S.O.では、玲子と結婚。長女・ニコルを儲けていたことが明らかとなり、治療が終了してから2年かけて反ヴァンパイア結社の独立活動するセルの殲滅を行っていた。 溝口勝一(みぞぐち かついち) 声 - 浦山迅 特区担当大臣。与党旧主流派に属する中堅議員で、かつては次期幹事長の最有力候補とも言われた辣腕政治家。 与党現政権に対する旧主流派からの牽制役として、バンドの活動をも阻害してくるが、海千山千のヴァンパイアを相手どるには力不足であった。浜の部隊を誤情報で死地に追いやり、救援のための回収部隊もよこさなかった事も負い目となっており、玲子が命を狙われた際には浜の提案によって便宜を図っている。 A.S.O.では玲子の事務所に甥を送り込んでいるが、どれだけ危険な職場か伝えていないなど手落ちがある。 アニメでは総理大臣で、しんやを盾にミナに脅迫され、バンド承認を余儀なくされる。 溝口しんや(みぞぐち しんや) 溝口勝一の孫。5歳。祖父である勝一とバンドとの対立に巻き込まれる。取引材料としてネーラにヴァンパイア化され、バンドに収容されるが取引が成立した時点で抗体ワクチンを投与されて帰された。 溝口こういち(みぞぐち こういち) 溝口しんやの父親。作中では溝口しんやの口から名前が語られるだけで本人は未登場。アニメではしんやの母親と共に僅かながら出番がある。 西原(にしはら) 東京都知事。 極右(に見せかけたポピュリスト)かつ排外主義者で、ヴァンパイア騒動に際してバンドの即時退去を要求、「何を遠慮することがある、奴ら人間じゃない」とまで放言し、市民の憎悪と敵意に油を注ぐ。支持者以外には「軍国少年くずれ」と揶揄されており「一度も投票した事が無い」と言いはなつ者もいる。 この発言以後、東京は自警団による検問・リンチ、そして「ヴァンパイア狩り」が横行し、放火や誤認殺人が多発する非常事態となった。 第二部では内閣総理大臣に就任。都知事時代に行ったことに悪びれる事も無く「自身の任期を全うする事」を望んでいる。ミナからは損得だけで動く分扱いやすいと評されるが、西原もそのある種の「信用」を得るために己の利益第一を明言した節がある。
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垂水慶一郎(たるみ けいいちろう) 内閣総理大臣。 内閣官房長官を務めていた際に、アメリカが引き受けていた役目の一端を担うためにペガソス計画を承認するなど周囲からはタカ派だと思われていた。しかし実際に尖閣諸島中国人上陸事件が発生し、「あたご」へのミサイル攻撃を受けるに至り、戦争に突入した場合の被害を考え、最終的に中国人を引き渡す決定を下し、「中国の圧力に屈服した」と批難を浴びる。同時にペガソス計画は本当に抑止力として機能するのか、それとも他国を刺激することによって衝突を招くのかを問い直すが、アメリカの軍事的影響力がアジアでも低下する中、中国の台頭の前では防衛計画を見直さざるを得ず、またアメリカに頼れない可能性を考えれば独自の防衛力を高める必要があるという考え自体は変っていない。 曙光工程発生当初は海上警備行動を発し、アメリカ合衆国大統領には米中全面戦争を怖れて「事態は日本独力で解決すべき」と伝えるなど、局地紛争に留めるべく腐心するが、中国政府が話し合いに応じないと判明した時は即座に日本初の防衛出動発動を決断した。 沢崎勇作(さわざき ゆうさく) アジア大洋州局参事官。 インドネシア・ジャカルタ勤務から本省へと呼び戻された。 ペガソス計画には一歩退いた立場で、「慎重派」としているが、一方で首相の現状認識も尊重している。分析力のみならず直感にも優れており、中国の活動から次の事態を的確に予測している。「GRATE GAME」では国家安全保障局局長を務める。 石渡俊道(いしわた としみち) 内閣官房長官。防衛大臣を務めていた時期に、当時官房長官であった垂水と共にペガソス計画の絵図を描く。 尖閣諸島中国人上陸事件から発展した事態では、政権へのダメージを考えて安易に中国の圧力に屈しないよう主張、また事後にはこれを口実にペガソス計画の前倒しを狙うなど、思想的には垂水よりもタカ派的な面が見られる。 沖忠順(おき ただまさ) 防衛大臣。 酒井彰(さかい あきら) 在中国特命全権大使。中国外交部の程副部長との交渉に臨んだ。外交官としてではなく、一人の親として程を説得しようと試みるが不調に終わる。 高見沢(たかみざわ) アジア大洋州局局長。
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日本政府関係者
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「戦姫絶唱シンフォギア」の記事における「日本政府関係者」の解説
広木 威椎(ひろき たけつぐ) 声 - 増谷康紀 日本の防衛大臣。基本的に二課の活動については厳しい姿勢を崩さず、衝突することもあったが、全ては異端技術を扱うために、周囲から誤解を受けやすい、二課の面々を思いやっての行動であった。しかし、その存在を疎ましく思った、フィーネと米国政府の手により、送り込まれた特務隊に襲撃を受け、銃殺された。 斯波田 賢仁(しばた まさひと) 声 - 柴田秀勝 江戸っ子口調が特徴の外務省事務次官。弦十郎の理解者の1人でいつも蕎麦を啜っている。世界情勢を相手取り、特異災害対策機動部の活動を影でサポートしており、フロンティア事変では事の始まりである米国政府との巧妙な駆け引きを展開し、マリアたちへの処罰を回避した。そして第4期では、神の力に飲まれた響に対しての国連決議に関連して「蕎麦のような、こしの強さ」と八紘に揶揄される外交を展開し、響が元に戻ったことにより、決議を否決させている。 風鳴 八紘(かざなり やつひろ) 声 - 山路和弘 日本の安全保障を影から支える内閣情報官。弦十郎の実兄。国民の生命・財産・権利を守るため、合法も非合法も関係なく、最善の手立てを即時遂行する冷徹・怜悧な人物。翼の父親でもあるが、実際は彼の実父 訃堂が風鳴家の血筋を絶やぬよう、自分の妻との間に産ませた娘であり、血縁上は異母兄妹にあたる模様。それでも翼のことは陰ながら支えており、訃堂や風鳴家の道具ではなく、個人として歌手になる夢を追い続けられるよう、あえて「娘ではなく、どこまでも汚れた風鳴家の道具」と突き放す態度をとっていた。不器用ながらも彼なりの親心であった。 国連所属のエージェントとなっていたマリアの、S.O.N.G.への転属を後押ししたのも彼であり、魔法少女事変解決後には、マリアに事変の背後関係の調査を依頼した。 父・訃堂の企みを暴くため、風鳴総家への家宅捜索を実行するも、翼の始末を図った訃堂の銃弾から翼を身を呈して庇い、息絶える。 風鳴 訃堂(かざなり ふどう) 声 - 麦人 特異災害対策機動部二課の初代司令(弦十郎の前任)にして、風鳴機関総帥。初期から存在は示唆されていたが、第4期から物語に姿を見せるようになる。 弦十郎と八絃の父親であり、戸籍上の翼の祖父にあたる。口癖は罵倒を込めた「果敢無き哉」。齢100を遥かに超える身ながらも矍鑠とし、風鳴家に伝わる護国挺身刀・群蜘蛛を振るえば、弦十郎との一騎打ちに勝利し、ギアを纏った翼さえ圧倒するほどの絶大な戦闘力を見せる。また、宝剣を汚すに相応しくない相手に対しては、懐に忍ばせた外国産の拳銃・モーゼルC96で射殺しようとするといった偏執的な拘りを見せた。 「守るべきは人ではなく国」という国家主義の権化であり、(国連を含めた)異敵による国土蹂躙を防ぐためならば、民草に部下、さらに肉親はおろか己の命すら踏み躙り切り捨てることも厭わない外道。かつての政敵からは「怪物」、自らは「護国の鬼」と称する日本のフィクサー。 二課司令をイチイバル紛失に伴い引責辞任して以降も、鎌倉に隠居しながらS.O.N.G.や国家機関への影響力を保ち続けており、第4期にて異端技術及び特異災害由来の災害にて風鳴機関が総ての権限を掌握する「護国災害派遣法」を施行、自衛隊に対して破壊神ヒビキに対する議論抜きの殺処分命令を下すなどその存在感を示すようになる。 第5期にて「神の力」を護国のため占有しようと画策、パヴァリア光明結社崩壊によって逃走したノーブルレッドを私兵とし、ミラアルクの「不浄なる視線」で翼を、ヴァネッサのファウストローブで「神の力」の依代となった未来をそれぞれ手中に収めるも、マリアと八紘の説得で正気を取り戻した翼との交戦時、弦十郎の無刀取りによって損耗していた群蜘蛛を翼のアマルガムによって粉砕され負けを悟った。しかしそのまま怒りの刃に身を委ねて翼を護国の鬼へと堕そうとするなど、追い詰められて尚、己の死すら護国のために利用しようとする外道ぶりを見せた。最後は逮捕され監獄の中でシンフォギア装者達の結末を見届けた。
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