【2】関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 08:43 UTC 版)
バンクレジスター ブーチョッキンからカイトとナガレに与えられた計算機型アイテム(セキトは最初から所有している)。差押えの塔が展開する特殊なフィールド内では電脳空間のコントロール権限が完全に七服神サイドに乗っ取られてしまい、普通のバンクフォンGを使ってヒーロー着を装着できないので、このレジスターを使う。 「バンクレジスター起動」と発声した後に、テンキーで「1689」の暗証番号、「ヒーローバンク」のロゴが書かれたボタンを入力し、カードリーダーにヒーロー着のカードをスキャンする。 差押えの塔(さしおさえのとう) 七服神が宇宙空間より投下、日本の7箇所に打ち込んだ巨塔。前述した通りシューショックの抑制を行うほか、人々の財産をデータ化し集める拠点でもある(データ化された現物には「差押え」の札が貼られ、持ち主が自由に取り扱えなくなってしまう)。それぞれの塔は七服神のメンバーが一人常駐して管理している。 破産の塔(はさんのとう) アニメ版で正体を現した八神飛鳥が国会議事堂に打ち建てた巨塔。差押えの塔を通して集めた日本中の財産と、マネートルネード/タイフーンで更に掻き集めたあらゆる財産を集積し、最終的にはアンダーバンクと融合し「口座人間」と化した八神の心身に財産データを送り込む。 ボーソー着(ボーソーぎ) 七服神や配下たちが装着するヒーロー着。「ボーソーウィルス」というコンピュータウイルスプログラムをインストールすることで、ヒーロー着を無理矢理パワーアップさせている(一種のオーバークロックのようなものらしい)。一部のヒーロー着はボーソーウィルスに「感染」すると、現実世界でもヒーロー着を装着出来るが、装着者の意思は完全に喪失し暴走状態になってしまう。 アニメではエンター・ザ・プライズは銭念が「ボーソーウィルス」を解析したパワーアッププログラムとしてエンター・ザ・ゴールドにインストールし、一時は暴走状態に陥ったがカイトが強固な意思でウィルスを抑え「進化」させたヒーロー着という扱いになっている。 ジョージョーアップ ゲーム版における、ヒーロー着の強化システム。特殊な条件下でゲットできる「ジョージョーチップ」を特定のヒーロー着に使うことで、ヒーロー着を「進化」させられる。エンター・ザ・プライズはゲームではこのシステムとイベントをクリアして誕生させる。 チョージョージョー アニメにおけるパワーアップイベント(的な演出)。カイトのヒーロー着(エンター・ザ・プライズ)にカイトの父親が何らかのエネルギーを与え、太陽とドラゴンの力を合わせ持つヒーロー着「プライズ・¥・ドラゴン」へと超進化させる。これにより、従来は苦戦を強いられていた七服神のリーダー・火計とも互角に渡り合えるようになった。 なお、ナガレの「コズミック・$・ドラゴン」もチョージョージョーで月とドラゴンの力を合わせ持ったヒーロー着という扱いになっている。 電脳庁(でんのうちょう) 日本における電脳空間の安全な運営と監視を行っている国の役所(庁)。七服神のリーダー・火計凶介は決起に際し日本の全国民に「今回の計画は電脳庁の協力により実行された」と発言している。また七服神配下の公武員たちも電脳庁の職員たちで構成されていることから、この計画に何らかの形で関与しているようである。 ワープマシン「消すだけ」 電脳庁が開発したワープ装置。七服神に制圧された日本では、差押えの塔が街中や駅などの交通機関施設にある防犯カメラの映像を常時チェックしており、特命エージェントと言えども自由に各エリアを行き来できない。そこで電脳庁々長官・八神飛鳥は密かに開発していたワープマシンをトイレの消臭剤に擬装し、こっそり日本各地のトイレに置くことで隠密かつ瞬時の移動(トイレワープ)ができるようにしている。なお消臭機能もある。 このワープマシンのネットワーク構築や維持には各企業から借金して集めた国家インフラ並みの莫大な費用1兆円がかかっている。本来は国が返済するのが筋なのだが、七服神に国の財産を差押えられ返済能力を失った永田首相はカイトとのエージェント任務契約に際し、手厚いバックアップの代償としてガッポリカンパニーに借金1兆円の返済を肩代わりさせ、当面の取り立てを免れている。 トイレ 前述したワープマシン「消すだけ」を使って移動する際のポイントとなる、【2】では重要な所。ワープ時には溜まっている水が金色に光り、この中に飛び込むことで目的地にワープできる(ワープアウト時にはこの金色の水の中から出てくることになるが、濡れたりはしないらしい)。カイトの家のトイレにも「消すだけ」が置かれていたので、永田総理と八神は七服神の拘束を逃れてカイトに会うことができた。 電脳霊界(でんのうれいかい) 電脳空間の最下層の更に奥深くに存在する領域。カネを求めるファイトレーダーの醜い欲望が沈殿し、そこから怨霊じみたヒーロー着たちが多数生まれ蠢いており、その光景は地獄のようでもある。たまに生きているファイトレーダーも事故などで望まず迷い込んで来ることがあるが、放っておけば怨霊ヒーロー着に襲われケツの毛までむしられて長くは持たない。 カイトの両親が死後も電脳霊界に思念体のような状態で存在している事から、本当の霊界に近い場所に成っている可能性もあるが詳細は不明。氷室冬鬼は何らかの方法でカイトの両親が電脳霊界にいる事を知っており、ピンチに陥ったカイトを電脳霊界に落とすという荒業で難を逃れさせた。 マネートルネード / マネータイフーン アニメ版で八神飛鳥が発動させた超電脳災害。「トルネード」という名の通り、黄金の竜巻が現実世界に吹き荒れ、財産は言うに及ばず建物・乗り物、果てはヒーロー着はおろか人が身に付けている普通の衣服・装飾物すら財産データに変わり(男女を問わず全裸になってしまう)、口座人間と化した八神の身体に振り込まれる。これにより、地球上に存在する全てのカネを八神の貯金にすることが最終目的となる。 トルネードの効果は差押えの塔を打ち建てた地域に限定されるらしく、八神はトルネードを全世界レベルの究極電脳災害「マネータイフーン」にパワーアップさせるため、後述する「マネー弾道弾」を使えるようになる機会を待っていた。 マネー弾道弾 八神がアンダーバンクに密かに大量建造していた、マネータイフーンを全世界に巻き起こす為の装置。外観は大陸間弾道弾を模している。 弾道弾を全世界に射出する為には膨大なマネーデータが必要なため、八神はカイトと強いファイトレーダーたちにバトルマネーを使って繰り出す強力な必殺技でワザとダミーの弾道弾を破壊させ、そのパワーをマネーデータに再変換させるというアコギな策を用い、手持ちのマネーデータを使う事なくタダで弾道弾を全世界に撃ちだした。 伝説の10円玉(でんせつのじゅうえんだま) 七福神を倒した後、差押えの塔から落ちてくる物体。見た目はピカピカの10円硬貨で、裏にはドラゴンとフェニックスが刻まれている。セキトと氷室は各々「この10円玉が(七服神を率いる八神とカイトたちの)闘いを終わらせるものだ」と考え、密かに収集していた(前述通り、氷室はナガレに依頼する形で集めてもらっていた)。 その正体はアンダーバンク誕生時に派生した副産物(バグプログラムが実体化したもの)であり、これをブーチョッキンの後頭部にあるスリットに入れることでブーチョッキンが「超ブーチョッキン」に進化できるキーでもあった。 八神との最終決戦時、アンダーバンクの奥底にあるメインシステムに超ブーチョッキンが乗っかり、マネータイフーンによって流れこむカネの流れをせき止める事でタイフーンは消滅したが、超絶的な預金パワーを身体に宿した八神は超ブーチョッキン(の中にある伝説の10円玉)をも吸収してしまった。 ゲーム版では1兆円の借金を少しずつ返済するアイテムとして扱われる。
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