…うとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 音 > 音響 > 音 > …うの意味・解説 

優

読み方:ゆう・やさ・う

「優」とは・「優」の意味

「優」とは・「優」の意味には複数あり、代表的なものは「他よりも勝っている」「秀でている」などである。「優」という漢字一文字で成立する意味であり、教育において、上位の成績を修めた人を「優」と評価することが多い。また、「他より勝っている」「秀でている」という意味から転じて、「理想的」という意味にもなる。そして、「上品」「みやび」という意味もある。主に女性に対して高い評価を行う際に使用され、源氏物語にも登場する古い言葉「やさし」をルーツとしている。また、「手厚い」という意味もある。

その他には、「役者」「芸人」を指す漢字としても使用される。「優」という漢字だけでも、役者または芸人を表すことは可能だが、他の意味との混同を避けるために、「俳優」「女優」など、他の形と組み合わせた熟語にすることが多い。また、「優」は、現代では、他者に対して思いやりがあるという意味の「優しい」という表現で使用されることが多い。その「優しい」に意味合いが近い、「物柔らか」「しとやか」といった意味もある。そして、「ゆったりしている」という意味も含まれている。

「優」は、「にんべん」に「憂」という書き方をする。「憂鬱」や「憂い」などの表現に使用されている「憂」という文字が入っているため、良くない意味の言葉だと考えられることも少なくない。しかし、「優」自体には、「憂」が持つマイナスのイメージは含まれない。したがって、「優」を悪い意味と考えるのは誤りだ。「優」の意味は、そのほとんどが、プラスのイメージである。

「優」の語源・由来

「優」の語源・由来には、「人」を表す「にんべん」と、「憂」が組み合わさってできたという成り立ちがある。「憂」という漢字は上から、頭を意味する頁と、心臓を表す心、脚を指す夂で構成されている。頭を抱えて悩んでいる人を表した象形文字が元であり、良くないことを考える、不幸に悩まされているという意味を持つ。その「憂」に「にんべん」が追加された「優」は、悩んでいる人や、不幸の中にいる人に寄り添える人を表す漢字である。そのような経緯から「優しい」という意味になった。また、思い悩んでいる人を励ますために、近くで踊を踊る人という意味にもなる。そのことから、役者や芸人を指す言葉になっている。

「優」の読み方

#「優」の読み方とは
「優」の読み方は、音読みと訓読みに分かれる。そして、訓読みの中には、一般的ではない表外読みも含まれる。

#「優」の音読み
「優」の音読みは基本的に、「ゆう」のみである。漢の時代の中国語の読みが、そのまま使用されている形だ。ただ、特殊な例として「う」という音読みもある。これは漢の時代よりも前に日本に入ってきた、呉音と呼ばれる読み方だ。あくまでも特殊な例であり、現代で「優」を「う」と読むことはほとんどない。

#「優」の訓読み
一般的な「優」の訓読みは、「優しい(やさしい)」あるいは「優れる(すぐれる)」のいずれかである。どちらも古語の読みが、漢字に当てられている形だ。「優しい(やさしい)」という読みは、古語の「やさし」が元になっている。ただ、「やさし」には、現代でいうところの「やさしい」という意味合いは含まれない。元々は「痩さし」という言葉で、身が細るほどの思いという意味だ。また、やせ細った姿を見られたくないという気持ちから「恥ずかしい」という意味にもなる。

その「やさし」に「優」の漢字が当てられ、後から「やさしい」という意味が追加された形である。したがって、読み自体には、現代で言うところの「優しい」という意味合いはない。そして、「優れる(すぐれる)」は古語の「すぐる」が元になっている。「優しい(優しい)」とは違い、古語の意味がそのまま反映され、秀でている、他よりも勝っていることを表す。

#「優」の表外読み
「優」という漢字の読みには、常用漢字の読み方として登録されているにもかかわらず、一般的に使用されることが少ないものがある。それは、表外読みという扱いになる。その中でも代表的なものは「まさる」である。「優」一文字で「まさる」と読む場合もあれば、送り仮名を付けて「優る(まさる)」とすることもある。一般的には「勝る(まさる)」が使用されることが多いため、「優る(まさる)」が使われる頻度は低い。だが、あくまでも常用であるため「優」を用いて「優(まさる)」「優る(まさる)」と表現することは間違いではない。そして、「まさる」と読む場合の意味は、「優れる」と同義となる。

また、「ゆたか」という読みも、表外読みである。送り仮名は必要なく、「優」一文字で訓読みの「ゆたか」となる。意味は、満ち足りている状態を指す。一般的には、「ゆたか」という表現の漢字として「豊」が使用される上に、「優」を「ゆたか」と読めることを知っている人が非常に少ない。そのため、「優(ゆたか)」が使用されることはまずないだろう。ただ、「優(まさる)」「優(ゆたか)」共に、主に男性の名前として使用されることは多い。そして、いずれも当て字だと誤解されることが少なくない。しかし、あくまでも常用漢字としての読み方であり、当て字ではない。

表外読みには、「優らぐ(やわらぐ)」という読みもある。「和らぐ(やわらぐ)」と同じ読みであり、意味も同義である。一般的には、「やわらぐ」という読みには、「和らぐ」という表現が使用され、「優らぐ(やわらぐ)」は表外読みの扱いだ。「優(ゆたか)」同様、「優らぐ(やわらぐ)」という読みを知らない人も多い。

表外読みの中には、特殊なものとして、「わざおぎ」という読み方もある。常用漢字の読み方として登録されているが、まず「わざおぎ」という言葉自体が一般的ではない。「わざおぎ」とは、こっけいな動きをして、神や人々を楽しませる役職の人を指す。そこから転じて、舞踊家や俳優を指すことばとして使用される。「優」単体で「わざおぎ」と読むことが可能だが、「わざおぎ」を漢字表記する場合、当て字で「俳優(わざおぎ)」とすることが多い。

「優」を使う熟語

#「優」を使う熟語を紹介
「優」を使う二字熟語として代表的なものには、「優勝」「優秀」がある。どちらも優れているものを表す言葉であり、「優」が持つ「他社よりも勝っている」「秀でている」という意味が反映されている。そして、「上品」や「みやび」という意味は、「優美」「優雅」といった熟語に反映される。また、「手厚い」という意味が反映された熟語には、「優遇」や「優待」などがある。役者を意味する場合は、「俳優」「男優」「女優」「声優」などだ。

「優」を使用した四字熟語としては、「優柔不断」が有名。ぐずぐずして、決断ができない様子を表した熟語である。「優柔」には、ゆったりとしている、動作が遅いといった意味がある。「優」が持つ、「ゆったりとしている」の意味が反映されている熟語だ。「優」を使用した四文字熟語には、のんびりしている様子を表す優游涵泳や、それと同義の「優優緩緩」、世間から離れてゆったりするという意味の「優遊自適」など「ゆったりしている」という意味が使われているものが多い。

#特殊な読み方「優(う)」を使用した熟語
「優」を使用した熟語には、「優曇華 (うどんげ)」 や「優婆夷(うばい)」「優婆塞(うばそく)」といった特殊なものもある。一般的に使われることがない「優」の「う」という読み方は、このような熟語の読みとして用いられる。いずれも仏教用語であり、「優曇華」は三千年に1度花が咲くとされている、仏教の伝説上の植物だ。そして、「優婆夷」と「優婆塞」はどちらも、仏教の女性信者を指す。これらの熟語は、サンスクリット語の音を元にした当て字であり、「優」の意味は特に関係しない。

う

1 五十音図ア行の第3音。五母音の一。後舌の閉母音。[u]

2 平仮名「う」は「宇」の草体から。片仮名「ウ」は「宇」の冠から。

[補説] 五十音図ワ行の第3音としても重出。


う

[助動][○|○|う|(う)|○|○]《推量の助動詞「む」の音変化》現代語では、五段活用動詞、形容詞、形容動詞、助動詞「たい」「ない」「だ」「です」「ます」「た」「ようだ」「そうだ」などの未然形に付く。

1 話し手の意志・決意を表す。「よし、君が来るまで待とう」

「神崎(かんざき)の渡し守が秀句にすいた程に教へてやらう」〈虎明狂・薩摩守〉

2 相手に対する勧誘や婉曲(えんきょく)な命令の意を表す。「日が暮れないうちに帰ろう」「そろそろ仕事にかかろうじゃないか」

3 話し手の推量・想像の意を表す。「この仕事がかたづくのは夕方になろう」

「一段とよからう」〈虎明狂・仏師〉

4 当然・適当の意を表す。「必要の品なら注文してよかろう」

5 (接続助詞「と」「が」などを伴って)仮定の意を表す。「だれがなんと言おうと気にしない」「たいへんだろうが、がんばってくれ」

6 仮想の意を表す。「なろうことなら、私が身代わりになりたい」

7 実現の可能性がある意を表す。「足の遅い彼が一着になろうはずがない」→よう

[補説] 「う」は中世前期「む」から転じて生じ、古くは「む」と同じく、すべての活用語の未然形に付いた。現代語では、3の場合、「今夜は雨が降るだろう(でしょう)」のように「だろう(でしょう)」を用いるのが普通で、他は「ましょう」の形か、改まった表現の中でしか用いられない。なお、連体形は、6・7のように形式名詞「こと」「もの」「はず」などに接する場合に限って用いられ、主観的な情意を表現する終止形に比し、客観性のある表現となる。


う【ウ】

読み方:う

1 「裏」の意の符丁。和本など袋綴(ふくろと)じにした本の裏ページにあたる紙面を示す。「五丁ウ」のように片仮名で書く。⇔オ。

2 能楽で、打ち切りの意を示す符号。詞章の左下につける。


う【×兎】

読み方:う

ウサギの古名。

「露を待つ―の毛もいかにしをるらむ月の桂の影を頼みて」〈拾遺愚草・上〉


う【×卯】

読み方:う

1 十二支の4番目。

2 方角の名。東。

3 昔の時刻の名。今の午前6時ごろ、およびその後の2時間。または午前6時前後の2時間。

4 1にあたる年や日。

5 陰暦2月の異称。


う【右】

読み方:う

[音]ウ(呉) ユウ(イウ)(漢) [訓]みぎ

[学習漢字]1年

〈ウ〉

1 みぎ。「右折・右辺・右腕・右往左往」

2 保守的なこと。「右傾・右派・右翼/極右」

3 野球で、右翼。ライト。「右飛・右中間」

〈ユウ〉

1 みぎ。「机右・左右・座右」

2 たっとぶ。「右文」

3 補佐する。「右筆」

〈みぎ〉「右腕・右側・右手・右端」

[名のり]あき・あきら・これ・すけ・たか・たすく

[難読]右近(うこん)・左右(そう)・左右(とかく)・左右(とにかく)・右手(めて)


う【宇】

読み方:う

[音]ウ(呉)(漢)

[学習漢字]6年

1 大きい屋根で覆った家。また、家を覆うひさし。のき。「屋宇・殿宇・堂宇・眉宇(びう)・廟宇(びょうう)」

2 大空に覆われた世界。天下。「宇内(うだい)・宇宙/海宇・御宇(ぎょう)」

3 器量。度量。「気宇」

[名のり]うま・たか・のき


う【宇】

読み方:う

[接尾]助数詞。建物・屋根・天幕などを数えるのに用いる。「一―の堂塔」


う【▽居/×坐】

読み方:う

[動ワ上二]《動詞「ゐ(居)る」(上一)の古形で終止形だけが残存するが、上二段活用と考えられる》すわる。いる。

「たまきはる我が山の上に立つ霞立つともうとも君がまにまに」〈万・一九一二〉


う【得】

読み方:う

[動ア下二]「え(得)る」の文語形。


う【憂】

読み方:う

《形容詞「う(憂)し」の語幹》つらいこと。憂いこと。

「とりとむる物にしあらねば年月をあはれあな―と過ぐしつるかな」〈古今・雑上〉

[補説] 多く、「あなう」「こころう」などの形で用いられる。


う【有/▽優】

読み方:う

〈有〉⇒ゆう

〈優〉⇒ゆう


う【有】

読み方:う

《(梵)bhavaの訳。生じること、あることの意》仏語。生存。存在。また、その場所。生死・輪廻(りんね)の根源となるもの。


う【×烏】

読み方:う

[人名用漢字] [音]ウ(呉) オ(ヲ)(漢) [訓]からす いずくんぞ

〈ウ〉

1 カラス。「烏合」

2 黒い。黒。「烏鷺(うろ)」

3 太陽。「烏兎(うと)/金烏」

4 反問を表す助字。いずくんぞ。「烏有」

〈からす(がらす)〉「明烏(あけがらす)・旅烏・三羽烏」

[難読]烏賊(いか)・烏竜茶(ウーロンちゃ)・烏頭(うず)・烏帽子(えぼし)・烏滸(おこ)


う【×盂】

読み方:う

[音]ウ(呉)(漢)

1 飲食物を盛る口の広い器。鉢。「盤盂」

2 鉢状のもの。「腎盂(じんう)」

[難読]盂蘭盆(うらぼん)


う【禹】

読み方:う

中国古代、夏(か)王朝の始祖とされる伝説上の帝王。姓は姒(じ)、名を文命ともいう。父鯀(こん)の業を継いで治水に成功。舜(しゅん)から帝位を譲られた。夏禹。→洪範九疇(こうはんきゅうちゅう)


う【×竽】

読み方:う

奈良時代に中国から伝来した竹製の管楽器。大型の笙(しょう)で、音が笙より1オクターブ低く、雅楽に用いられたが、平安中期にすたれた。竽の笛。


う【×紆】

読み方:う

[音]ウ(呉)(漢)

曲がりくねる。「紆曲・紆余曲折」


う【羽】

読み方:う

[音]ウ(呉)(漢) [訓]はね は

[学習漢字]2年

〈ウ〉

1 鳥や虫のはね。「羽化・羽毛/換羽」

2 出羽(でわ)国。「羽後・羽前/奥羽」

〈はね(ばね)〉「羽布団(はねぶとん)/尾羽(おばね)」

〈は(ば)〉「羽色・羽音・羽根・羽子板・羽二重(はぶたえ)/尾羽(おは)・白羽・剣羽(つるぎば)」

[補説] 「羽(は)」は前にくる音によって「わ」「ば」「ぱ」になる。「一羽(いちわ)・三羽(さんば)・六羽(ろっぱ)」

[難読]合羽(カッパ)


う【羽】

読み方:う

中国・日本音楽の階名の一。五声の第5音。


う【×胡】

読み方:う

⇒こ


う【▽芋】

読み方:う

[常用漢字] [音]ウ(呉)(漢) [訓]いも

〈ウ〉イモ類の総称。「海芋(かいう)」

〈いも〉「芋蔓(いもづる)/里芋」

[難読]芋茎(ずいき)・芋苗(ずいき)


う【▽諾】

読み方:う

[感]承諾の気持ちを表す語。うん。

「我も否(いな)とも―とも云う暇(いとま)なく」〈鴎外訳・即興詩人〉


う【×迂】

読み方:う

[人名用漢字] [音]ウ(呉)(漢)

1 遠回りする。「迂遠・迂回・迂曲・迂路」

2 世事にうとい。「迂闊(うかつ)・迂愚」

3 自分を謙遜していうときに冠する語。「迂生」

[名のり]とお・ゆき


う【雨】

読み方:う

[音]ウ(呉)(漢) [訓]あめ あま

[学習漢字]1年

〈ウ〉

1 あめ。「雨季・雨滴・雨天・雨量/甘雨・降雨・豪雨・細雨・慈雨・秋雨・驟雨(しゅうう)・小雨・晴雨・多雨・梅雨・白雨・微雨・風雨・雷雨・涼雨・霖雨(りんう)・冷雨」

2 雨のように降るもの。「雨飛/砲煙弾雨」

〈あめ〉「雨風/長雨・涙雨・俄雨(にわかあめ)・糠雨(ぬかあめ)・一雨」

[補説] 「春雨(はるさめ)」「小雨(こさめ)」「霧雨(きりさめ)」などとも読む。

〈あま〉「雨傘・雨合羽(あまがっぱ)・雨具・雨雲・雨戸・雨樋(あまどい)・雨水」

[名のり]さめ・ふる

[難読]五月雨(さみだれ)・時雨(しぐれ)・梅雨(つゆ)


う【×鵜】

読み方:う

カツオドリ目ウ科の鳥の総称。海岸・湖沼などに群生。羽は黒く、つやがある。くちばしは細長く鋭い。潜水して魚を捕らえ、水面に浮上してから飲み込む。日本にはウミウ・カワウ・ヒメウなどがすむ。鵜飼いに用いるのは主にウミウ。《季 夏》「―の觜(はし)に魚とりなほす早瀬かな/白雄」

鵜の画像

綜ふ

文語活用形辞書はプログラムで機械的に活用形や説明を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

う 【鵜】

ペリカン目ウ科の水鳥。日本で、鵜の羽を手に持っていると安産するとの俗信があり、のどに魚骨がささった時、鵜の黒焼きを飲めばよいなどともいわれる。鵜飼い時の吐き出しや、「鵜呑」からの連想らしい。鵜を神占に利用する所もある。

しょ・う

[変]=背負(せお)う ・「しょう」ではなく「しょ」と「う」をしっかり言う。

う

大阪弁 訳語 解説
う く 形容詞の連用形の活用尾。はよう行く、きつう結ぶ、うつくしゅう見える。西日本での活用で、東は越後、飛騨、西三河まで広がっている言い方。畿内では伸ばさず「はよ」「きつ」「うつくし」と縮めて発音する。あいさつの「おはよう」「ありがとう」などもこの活用から。関東、奥羽では平安時代の「く」。


~う~

方言意味・解説
~う~〔(形容詞未然形)+く+用言〕の音便化。「あかくなる→あこうなる」→形容詞活用表参照

~う

 「を」と同義[例]めしゅう食え(ご飯を食べろ)

ウ

読み方:う

  1. 四。〔海産物商〕
  2. 四。〔青物商〕

分類 海産物商、青物商


ウ

読み方:う

  1. 六。〔紙屋〕

分類 紙屋

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

胡

姓読み方
胡う

鵜

姓読み方
鵜う

呉

姓読み方
呉う

う

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/21 05:19 UTC 版)

平仮名
文字
う
字源 宇の草書体
JIS X 0213 1-4-6
Unicode U+3046
片仮名
文字
ウ
字源 宇の冠
JIS X 0213 1-5-6
Unicode U+30A6
言語
言語 ja, ain
ローマ字
ヘボン式 U
訓令式 U
JIS X 4063 u
アイヌ語 U
発音
IPA ɯ̹, ɯ̽
種別
音 清音

う、ウは、日本語の音節の1つであり、仮名の1つである。1拍を形成する。五十音図において第1行第3段(あ行う段)に位置する。また現代仮名遣いでは第10行第3段(わ行う段)を空欄としない場合、そこに再出する[注 1]。

概要

「う」の筆順(アニメーション)
「う」の筆順
「ウ」の筆順(アニメーション)
「ウ」の筆順
  • 現代標準語の音韻: 五母音の1つ /u/。後舌の狭母音。すなわち、舌の後ろの方を高く盛り上げて響きを作り、口はあまり開かない。国際音声記号では円唇後舌狭母音[u] よりも唇の丸みが少なく、非円唇後舌狭母音[ɯ] ほど平たくはないので[u̜] または[ɯ̹] と記述される。また[s, t͡s, d͡ʑ] の後では中舌寄りになるので中舌化記号が付けられ [ü̜, ɯ̹̈] で表される。丸みを表さない[ɯ] がよく使われるが、便宜上 [u] が使われる場合も多い。どちらにしても表しているものは同じである。
  • 西日本方言の「う」は [u̜, ɯ̹] よりは [u] に近い音で発音される。また、標準語でも唇音の前後や長音の「う」は、同様に[u̜, ɯ̹] よりは [u] に近い音で発音される
  • 五十音順: 第3位。「い」の次、「え」の前。
  • いろは順: 第24位。「む」の次、「ゐ」の前。
  • 平仮名「う」の字形: 「宇」の草体
  • 片仮名「ウ」の字形: 「宇」の冠
  • ローマ字: u
  • 大文字:U
  • 点字:

う に関わる諸事項

  • お段の後に「う」が置かれた場合には、「う」と発音するのではなく、母音 [o] が長音化する。
    • 例:「構想」=こうそう→[koː.soː]=コーソー
    • 例外として、ワ行五段動詞「追う」[o.u] , 「酔う」[jo.u] などでは [o.u] と発音し、「う」の円唇性も強い。
    • また、「子牛(こ‐うし)」のような複合語の場合も、長音化せずに[ko.u.ɕi] とはっきり発音される。
  • 「トゥ」「ドゥ」のように、ウを小さく書いた場合は、拗音と同じように直前の文字と合わせて1つの音を構成する。すなわち、前の文字と合わせて1モーラを形成する。基本的に前の文字の母音をなくして子音だけにして、それに[u] を合わせた音を表す。
    • ただし、語彙によっては長音化して2モーラで発音することがある。また「ゥ」が小さく書いてあっても「ゥ」単独で1モーラを構成することもある[要検証] 。
      例:「トゥドゥ・リスト」(→トゥードゥーリスト)
      「トゥ・シューズ」(→トウシューズ)
    • 俗にう段の仮名の後に使われることがあり、この場合は大書きしたのと同様長音となり、単独で1モーラを構成する。
      例:「ブゥブゥ」(→ブーブー)
  • 「う」の後にあ行の文字を小さく書いた場合は「う」が[w] の音となり、小さく書いた文字の母音と合わせて1モーラが構成される。
    • ただし「ウァ」は、ラテン語に由来する少数の固有名詞や感動詞、擬声語に用いられる程度である。また語彙によって、または発音する人によって、あ行の文字が小さく書いてあっても大書きしたのと同様の発音になることがある。
      例:「ウィーン」(→ウイーン)
      「ウェスト」(→ウエスト)
  • 歴史的仮名遣いにおける語中・語尾の「ふ」(ウと発音するもの)は、現代仮名遣いでは「う」と書くことになっている。
    • 例 : 「思ふ」→「思う」
  • 卯、鵜も参照。
  • 漢字の部首である「宀」(うかんむり)は、片仮名の「ウ」の字形にちなんで名付けられた[1]。元になった漢字「宇」の部首も「宀」である。
  • 竽(う)は中国及び日本の古楽器。
  • う (漫画)はラズウェル細木による日本のグルメ漫画。タイトルの「う」とは鰻のことを意味する。

符号位置

「う」「ウ」のほか、小書き形・半角形・丸付き形、および変体仮名5字が符号化されている。変体仮名の字母はUnicodeの文字名一覧の注記による[2]。

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
う U+3046 1-4-6 う
う
平仮名 う
ウ U+30A6 1-5-6 ウ
ウ
片仮名 ウ
ぅ U+3045 1-4-5 ぅ
ぅ
小書き平仮名 ぅ
ゥ U+30A5 1-5-5 ゥ
ゥ
小書き片仮名 ゥ
ウ U+FF73 - ウ
ウ
半角片仮名 ウ
ゥ U+FF69 - ゥ
ゥ
半角小書き片仮名 ウ
㋒ U+32D2 1-12-61 ㋒
㋒
丸付き片仮名 ウ
𛀊 U+1B00A - 𛀊
𛀊
変体仮名 う(字母「宇」)
𛀋 U+1B00B - 𛀋
𛀋
変体仮名 う(字母「宇」)
𛀌 U+1B00C - 𛀌
𛀌
変体仮名 う(字母「憂」)
𛀍 U+1B00D - 𛀍
𛀍
変体仮名 う(字母「有」)
𛀎 U+1B00E - 𛀎
𛀎
変体仮名 う(字母「雲」)

脚注

注釈

  1. ↑ 明治初期にはわ行うを表す仮名が存在した。

出典

  1. ↑ 「ウ冠」『デジタル大辞泉』。コトバンクより2020年10月29日閲覧。
  2. ↑ “NamesList.txt” (英語). Unicode Character Database, Version 18.0.0. Unicode, Inc.. 2026年9月21日閲覧。 各変体仮名の「derived from」注記。

関連項目


う

出典:『Wiktionary』 (2021/12/20 15:35 UTC 版)

発音

漢字

Wiktionary:漢字索引 音訓 う参照

名詞・鵜

う【鵜、鷠】

  1. ペリカン目ウ科の鳥の総称。(夏の季語)

訳語

関連語

名詞・卯

  1. 十二支の第4番目。十二支発祥の中国において、覚えやすくするため、卯(ボウ)の字にうさぎをあてたことから。
  2. 方位の1つ。方位角90度。東(ひがし)。

十二支

文字 音 訓 動物 方位
(八卦)
子 シ ね 鼠 北(坎:カン)
丑 チュウ うし 牛 北東(艮:ゴン うしとら)
寅 イン とら 虎
卯 ボウ う 兎 東(震:シン)
辰 シン たつ 龍 東南(巽:ソン たつみ)
巳 シ み 蛇
午 ゴ うま 馬 南(離:リ)
未 ミ ひつじ 羊 南西(坤:コン ひつじさる)
申 シン さる 猿
酉 ユウ とり 鶏 西(兌:ダ)
戌 ジュツ いぬ 犬 北西(乾:ケン・カン いぬい)
亥 ガイ い 猪(豚)

助動詞

う

  1. 話し手の意志を表す
  2. 勧誘や婉曲な命令を表す
  3. 話し手の推量・想像を表す
  4. 話し手のおおまかな評価や判断を表す
  5. 聞き手の同意や確認、気づきを促す
  6. 疑問・反語の語気をやわらげる
  7. 仮定、仮想を表す
  8. 当然、確信を表す。べき。はず
  9. (「うとする」の形で)事態の実現が近づいていることを表す
    • 楓の葉が色づこうとしている。

用法

下記の未然形に付く。

これら以外の未然形には「よう」が付く。

活用

未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形 活用型
(無し) (無し) う う (無し) (無し) 無変化型

語源: 助動詞

古典日本語 む → ん

感動詞

う

  1. 不意を突かれたり意外なものを見たりしてたじろいだときに出る語。
  2. 苦痛や悲哀を感じたときに出る語。

助動詞

う

  1. 推量を表す。~だろう。
  2. 話し手の意志・意向を表す。~するつもりだ。
  3. 当然・適当の意を表す。~するべきだ。
  4. 勧誘を表す。~してはどうか。
  5. 仮定を表す。たとえ〜としたら。
  6. 婉曲を表す。~のような。

活用: 古語

特殊形接続
未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
○ ○ う う ○ ○

語源

推量の助動詞「む」

動詞:得

う【得】

  1. 手に入れる。
  2. 可能である。可能性がある。

活用

う 動詞活用表(日本語の活用)
ア行下二段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
(語幹無し) え え う うる うれ えよ

語源

日本祖語 *airu

発音(連体形)

二拍動詞二類

う↗る

動詞:坐

う【坐, 居】

  1. (上代語)すわる。

活用

う 動詞活用表(日本語の活用)
ワ行上二段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
(語幹無し) ゐ ゐ う うる うれ ゐよ 

名詞・鵜

う【鵜】

  1. (水鳥)鵜。

発音

一拍名詞二類

う↘ぅ

名詞・卯

う【卯】

  1. 十二支の四番目。
  2. 東(ひがし)。
  3. (時間) 午前六時。また、その前後二時間。

卯

卯

夘

夘

愬

愬

訴

訴

鵜

鵜

鶖

鶖

鶿

鶿

鷧

鷧
※ご利用のPCやブラウザにより、漢字が正常に表示されない場合がございます。
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence. Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.

「う」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



…うと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

「…う」に関係したコラム

  • 株式相場のアノマリー

    株式相場のアノマリーとは、日本の経済や景気、企業の業績などとは関係なく起きる、理屈の上では説明のつかない株価の変動のことです。次は株式相場のアノマリーの一例です。▼1月の株高正月休みを終えて再び機関投...

  • CFD取引をスマホで行えるCFD業者の一覧

    携帯端末での取引のメリットは、電波を含む通信回線が確保されていれば場所を選ばずにどこでも取引ができるという点が挙げられます。朝から夜までオフィスにつめていて取引ができない場合でも、スマホがあれば取引が...

  • FXの三尊とは

    FX(外国為替証拠金取引)の三尊とは、釈迦三尊の並びのようにローソク足が並んでいる状態のことをいいます。ヘッドアンドショルダー(head and shoulder)ともいいます。三尊は、三尊天井と逆三...

  • 株365の金利相当額と配当相当額で利益を出すには

    株365では、売りポジション、あるいは、買いポジションを保有すると金利相当額、配当相当額の受け払いが生じます。売りポジションを保有すると金利相当額を受け取ることができます。また、配当相当額を支払わなけ...

  • CFDの円建て銘柄とドル建て銘柄

    CFDの銘柄には、円建てで取引する銘柄とドル建てで取引する銘柄があります。例えば、CFDの日経225や日本の株式などは円建てで取引します。必要証拠金は、価格が8800円、レバレッジが10倍、取引単位が...

  • FXのレバレッジ1倍でロスカットはあるのか

    FX(外国為替証拠金取引)のレバレッジが高いとロスカットになりやすいといわれていますが、それは誤りです。レバレッジが高くても、口座に十分な資金があればロスカットになりにくくなります。ロスカットは、維持...

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「…う」の関連用語

…うのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



…うのページの著作権

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2026実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
中経出版中経出版
Copyright (C) 2026 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
あがつま語☆実用会話講座あがつま語☆実用会話講座
Copyright (C) 2026 あがつま語☆実用会話講座 All rights reserved.
全国大阪弁普及協会全国大阪弁普及協会
Copyright (C) 2000-2026 全国大阪弁普及協会 All Rights Reserved.
博多弁推進会博多弁推進会
©1999-2026 博多弁推進会
豊語林豊語林
Copyright (C) 2026 豊語林 All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2026 株式会社皓星社 All rights reserved.
EDRDGEDRDG
This page uses the JMnedict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのう (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのう (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
漢字辞典
Copyright © KANJIDIC2 - the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group(EDRDG), used in conformance with the Group's licence.
Copyright © 1991-2010 Unicode, Inc. All rights reserved. Distributed under the Terms of Use in http://www.unicode.org/copyright.html.
Stroke Order Diagrams(SODs) licensed from © Kanji Cafe.
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2026 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2026 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2026 GRAS Group, Inc.RSS