カラオケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/13 00:26 UTC 版)
日本国外におけるカラオケ
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欧米においては多くの人が飲食するパブやバーで提供される形が多く、日本のように個室を用いたカラオケボックス形式は少ない。なおイギリスでは、ロンドン市内を中心に展開している高級カラオケボックス「ラッキー・ヴォイス」があるが、このような例は少数に限られる[要出典]。
2008年に、イギリス政府が2500人以上の成人を対象に行った「最も重要と思いつつも最も不快に感じる電子機器」の調査では、カラオケが22%を獲得し、携帯電話などを抑えて1位となった。イギリスでは、日本のように防音施設が整った個室型のカラオケボックスがまだあまり広まっておらず、カラオケを設置しているパブで、音痴の人や酔っぱらいの歌声が騒音被害を招いているとの理由から[5]。
一方、東アジアや東南アジアでは「KTV」などの呼び名でカラオケボックスが普及している。
世界各国での言語表記
日本語の「カラオケ」をローマ字表記した「KARAOKE」を基本とした各国語の表記・発音で呼ばれている。
英語では「karaoke[注釈 3]」。イタリア語、スペイン語、ドイツ語、スウェーデン語、ポーランド語、ベトナム語でも「karaoke」、フランス語は「karaoké」、ロシア語、ウクライナ語は「караоке」、中国語では「卡拉OK」(kǎlā OK)である。
映像が出るカラオケからvideoとの合成語であるvideokeという言葉も世界では使われている。

注釈
- ^ オーディオであれば「録音している」、または口語で「吹き込んでいる」と表現する。MIDIであれば「製作している」または口語で「打ち込んでいる」となる。
- ^ 中島みゆきのアルバム『おかえりなさい』に付属していた7インチシングル盤に収録された歌唱なしの「あばよ/追いかけてヨコハマ」でこの名称が使われている。
- ^ アメリカ英語発音:[ˌkæriˈoʊki] キャリヨウキ、イギリス英語発音:[ˌkæriˈəʊki] カリオゥキ。これらのほかに、語頭にアクセントがある「キャリヨキー」「キャリヨウク」「キャリヨケ」など様々な発音が見られる。
- ^ 中には「本人映像」と謳っていても、本人が出演していない映像もある。一例として、顔出しNGの音楽ユニットであるClariSなど。
出典
- ^ カラオケ歴史年表 - 全国カラオケ事業者協会
- ^ 烏賀陽弘道 『カラオケ秘史―創意工夫の世界革命―』(新潮社、2008年)、ISBN 978-4106102929
- ^ 野口恒 『カラオケ文化産業論』(PHP研究所、2005年)、ISBN 978-4569642222
- ^ カラオケ発明者の著作物権利、2万口に分割登録 読売新聞 2010年10月13日
- ^ カラオケボックスの発祥は岡山県、というのは本当か。 レファレンス協同データベース、国立国会図書館
- ^ 田家秀樹『読むJ‐POP―1945‐1999私的全史 あの時を忘れない』徳間書店、1999年、291-292頁。ISBN 4-19-861057-6
- ^ “ファミマがカラオケ一体型コンビニ 大田区に1号店”. msn産経ニュース. (2014年4月17日) 2014年6月14日閲覧。
- ^ “ガイアの夜明け 6月3日放送 第618回 今を生き抜く!共同戦線”. テレビ東京. 2014年6月14日閲覧。
- ^ 札幌市2つ目の「昼カラクラスター」認定…2店計22人感染 1人は5月下旬両店行き来も "感染対策を" 北海道ニュースUHB、2020年6月11日
- ^ a b c d e f 『読売新聞』2018年6月2日付東京夕刊、17頁(『読売新聞縮刷版 2018年6月号』63頁)。
- 1 カラオケとは
- 2 カラオケの概要
- 3 日本国外におけるカラオケ
- 4 日本におけるカラオケ
- 5 脚注
- カラオケのページへのリンク