複占とは? わかりやすく解説

ふく‐せん【複占】

読み方:ふくせん

同じ商品供給する2つ会社が、市場支配しながら、互いに競争している状態。寡占の最も単純な形態


複占

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/22 02:12 UTC 版)

複占(ふくせん、: duopoly)とは、ある財や商品の供給者が2社しか市場に存在しない状態である。1社のみの場合は独占という。

経済学でのモデルでは、主に供給量を操作変数とするクールノー競争と、価格を操作変数とするベルトラン競争が考えられることが多い。いずれの競争にしても、実現される均衡はプレイヤーが2つの企業、戦略が企業の操作変数で、利得が企業利潤である標準形ゲームナッシュ均衡である[1]。それはカルテル(両社結託)の状態と比べると、企業は2社の利潤をともに増やす余地を残している(この現象は囚人のジレンマに属する)。同時に完全競争均衡と比べると、一般には消費者を中心に考えた経済全体のパレート効率性で劣る(この現象は市場の失敗に属する)。

複占の例

関連語彙

  1. ^ 『競争政策で使う経済分析ハンドブック-CPRCハンドブックシリーズ No. 1-』公正取引委員会競争政策研究センター、2012年、1-25頁。 

複占

出典:『Wiktionary』 (2021/08/28 03:52 UTC 版)

名詞

ふくせん

  1. 二人だけで占有すること。二人占め

関連語

翻訳


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