クールノー均衡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 23:16 UTC 版)
「アントワーヌ・オーギュスタン・クールノー」の記事における「クールノー均衡」の解説
詳細は「クールノー競争」を参照 2つの企業しかない複占産業で、各企業がライバル企業の供給量(産出量)が変わらないという仮定のもとで、自企業の供給量(産出量)を決定するモデルを「クールノーの複占モデル」という。すなわち、複占状態の場合、1つの企業が選ぼうとする産出量に応じて、他企業が産出量を変えてくるといった戦略上の相互依存関係がありうる。しかし、企業1の産出量の変化によって企業2の産出量が変わらない推測があるという仮定をすると、どの企業にも産出量を変更しようとする誘因は存在しない。このような点を「クールノー均衡」と呼ぶ。 独占企業の最大利潤になる産出量と価格の点を、「クールノーの点」と呼ぶ。 経済学の分野において、彼は寡占理論の分野での研究(クールノーの競争)で最もよく知られている。
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