武功
武功
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武芸についても卓越した腕前であり、華山で修行を完成させた袁承志を苦戦させた数少ない人物。隻腕のハンデをほとんど感じさせることはなく、毒を塗った鉄の義手、鞭、剣などを武器に戦った。実際には武芸よりむしろ、毒の使用や悪知恵によって袁承志より優勢に立っていた。 また、五仙教時代は習慣的に毒物を摂取していたため、毒への耐性は常人を上回る。しかし、中毒してしまえば常人に対する治療では簡単に回復しないという弱点もあった。
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武功
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幼い頃より、戚長発を親代わりとして剣法を習う。20歳ころの時点でそれなりの使い手には成長していたのだが、右手の指が全て切断され、さらに獄中に入れられたとき、両の肩甲骨を穿たれてしまう。武俠小説において肩甲骨を穿たれると言うことは、以後、腕に力が入らなくなるということを意味するため、武術家にとっては再起不能を意味する。 それでも、獄中で「心照経」を、雪に閉ざされた渓谷で「血刀経」などの絶技を習得。向かうところ敵なしの武術家に成長した。 「躺屍剣法」(とうしけんぽう) 「躺屍」とは、「相手をことごとく屍に変える」という意味。幼い頃から、師父の戚長発から指導される。しかし、この「躺屍剣法」は戚長発がオリジナルの「唐詩剣法」を改悪し、「唐詩」(tángshī)と発音の似た「躺屍」(tǎngshī)をあてたもの。もとの「唐詩剣法」は技の一つ一つが唐詩に対応しているが、「躺屍剣法」はそれが出鱈目になっており、威力自体もいくらか劣る。 かように戚長発が弟子にすら出鱈目な剣法を教えたのは、『連城訣』の鍵となる「唐詩剣法」の秘密を知るものを増やしたくなかったため。ただ、狄雲は師叔の言達平を通じ、いくつか「唐詩剣法」のオリジナルを習得している。ただし、ろくに文字を知らない狄雲が理解しやすいよう、技の名称は「去剣式」、「刺剣式」のように理解しやすいものに変えられている。 神照経(しんしょうけい) 狄雲が獄中で丁典から教わった武術。死んで間も無い人間であれば蘇生させるほどの内功を得ることができ、さらには肩甲骨に穴があけられ、武術家としては廃人同様の人間でもかなりの使い手になれるという。 もっとも、狄雲は丁典から修行を最後まで受けることができなかったが、あることがきっかけで、偶然にも取得に成功する。これによって、狄雲は達人をも凌ぐ内力を得ることになる。ただ、内力は獲得しても、具体的に相手を倒す技術は得ていなかったため、まだ強敵を打ち負かすほどの強さに至らなかった。 血刀経(けっとうきょう) 西蔵の血刀門の一派が使う武術。作中では「血刀門」は極悪人の集団であり、その血刀門の武芸も邪道なものである。内功の練り方にしても「神照経」とは逆になっている部分があり、逆立ちで行うものなどもある。 自身が肩甲骨を穿たれており、武術のできない体となっていることを告白した狄雲に対し、4代掌門の血刀老祖は「血刀門の武芸は、両手両足がなくても習得できる」との太鼓判を押している。事実、狄雲はこの血刀経の武芸を習得したあと、作中では誰にも負けない腕前に到達している。 表・話・編・歴 金庸作品の登場人物 越女剣 創作 阿青 実在 范蠡 - 西施 - 勾践 - 夫差 連城訣 狄雲 天龍八部 創作 蕭峯(喬峯) - 虚竹 - 慕容復 - 天山童姥 - 阿紫 実在 段正淳 - 段正厳(段誉) - 耶律洪基 - 完顔阿骨打 射鵰英雄伝 創作 郭靖(北俠) - 楊康 - 黄蓉 - 黄薬師(東邪) - 欧陽鋒(西毒) - 洪七公(北丐) - 周伯通(老頑童、中頑童) - 梅超風 実在 段智興(一灯大師、南帝、南僧) - 王重陽(中神通) - チンギス・ハーン - 楊再興 神鵰俠侶 創作 楊過(神鵰俠、西狂) - 小龍女 - 李莫愁 - 郭襄(小東邪) - 独孤求敗 実在 丘長春(丘処機) - 呂文徳 - 耶律楚材 - モンケ - フビライ 倚天屠龍記 創作 張無忌 - 謝遜 - 趙敏(ミンミンテムール) 実在 張三豊(張真人) - 韓山童 - 朱元璋 - 徐達 - 常遇春 - 陳友諒 - ココテムール(王保保) - チャガンテムール(李察罕) 碧血剣、鹿鼎記 創作 袁承志 - 夏青青 - 夏雪宜(金蛇郎君) - 何鉄手(何惕守) - 韋小宝 - 双児 実在 袁崇煥 - 崇禎帝 - 李自成 - ホンタイジ - ドルゴン - 康熙帝 - 順治帝 - オーバイ - 呉三桂 - 陳円円 - ソフィア - ピョートル1世 雪山、外伝、書剣 創作 胡斐(飛狐、雪山飛狐) - 陳家洛 実在 乾隆帝 俠客行 狗雑種 笑傲江湖 令狐冲 - 岳不群 - 岳霊珊 - 任盈盈 - 任我行 - 林平之 - 東方不敗 - 独孤求敗 金庸作品の用語 葵花宝典 - 九陰真経 - 九陽真経 - 天下五絶 - 辟邪剣譜 その他の用語等 武俠小説 - 任俠 - 武林 - 江湖 - 内功(内力) - 外功 - 軽功 - 暗器 - 拝師(師父・師伯・師叔・師娘・師母・師兄・師弟・徒弟・弟子) - 道教 - 全真教 - 太極拳 - 華山派(華山) - 武当派(武当山) - 青城山 - 少林拳 - 嵩山少林寺 - 丐幇 - 鏢局 - マニ教 - 白蓮教 - 易筋経 - 四十二章経 国、事変等 大理国 - 会昌の廃仏 - 靖康の変 - 襄陽・樊城の戦い - 天地会
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武功
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/25 07:24 UTC 版)
逍遥派に所属。天山童姥の師は3人の弟子を取ったが、彼女はその1番弟子。ただ、掌門は弟弟子の無崖子が就いた。逍遥派は手広く武術以外の学問も習得するため、天山童姥は武術の他、医術なども習得している。 物語に登場した時点では、卓越した武術と生死符により36洞72島を恐怖で支配していた。 八荒六合唯我独尊功(はっこうりくごうゆいがどくそんこう) 至上の内功。作中では天山童姥のみが使用しており、虚竹には指導していない。すさまじいまでの功力を得ることができる反面、副作用も大きい。径脈を傷つけることで、体の成長・老化などが止まってしまうこと、そして30年に一度若返ってしまうこと。天山童姥の場合、修行を始めた6歳の時点まで若返ることになる。 「若返る」というのは利点のようにも思えるが、その際は身につけた功力も6歳児と同程度のものになってしまうため、その期間に襲われると非常に危険。元の力を取り戻すには毎日修行を続ける必要があり、1日の修行で1年の功力を取り戻す。修行を行う間は生血を飲むことが欠かせず、もし生血を飲むことができなければ、荒れ狂って死ぬとされる。天山童姥はこれまでに3度若返りを経験しており、36歳のときは30日、66歳のときには60日かけて力を取り戻している。 外部の人間には決して自分の姿を見せない。姿を隠し見た者は、外部に秘密を漏らさぬよう、目や舌だけでなく手までも傷つけられた。出会った当初、天山童姥の秘密を知らなかった虚竹は、天山童姥の「童」を、彼女の姓だと思っていた。実際は彼女の見た目が「童子」であることを意味している。 生死符(せいしふ) 「符」という名前が付いているが、書面ではなく、無味無臭無色透明の暗器。これを打ち込まれると、全身に耐え難いかゆみを感じ、年に1度薬を飲まなければ精神に異常をきたすほどの苦痛を感じてしまう。36洞72島の武術家は体にこれを打ち込まれてしまっているため、天山童姥に逆らうことができない。 その正体は氷。内功を逆転させることにより寒気を起こし、手のひらで水を氷に変えて相手の体に打ち込む。目に見えるものでないため、回避は困難であり、そもそも自分が何で攻撃されたのかを認識すること自体ができない。後日、36洞72島の武術家に打ち込まれた生死符を虚竹が取り除いたが、それぞれ異なる場所に打ち込まれていたため、治療は長時間を要した。 天山童姥から生死符を習得した虚竹は、生死符が悪辣すぎるためにこれを嫌い、作中では1度使用したのみ。その1度とは、虚竹が天山童姥の想い人・無崖子を陥れた星宿老怪・丁春秋と戦ったときである。
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武功
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10歳ころまでまったく武芸を修行しなかったが、内功に関しては桁違いの強さ。その内力により、狗雑種に触れるだけで一般人なら体に痺れを感じるほど。また雪山派の掌門・白自在のような一流の武術家から何十発と殴られても、狗雑種は強力な内力によって全くダメージを負っておらず、むしろ白自在の方が体を痛める描写すらある。 ただ、外功に関しては修行を始めたのが10代の半ばを過ぎたころと比較的に遅かったため、なかなか上達はしなかった。もっとも、狗雑種ほどの内力があれば大抵の相手には力ずくで十分に勝利することが可能。金烏刀法の習得後、石清夫婦から型に拘らない戦い方を学んでからはさらなる目覚しいほどの上達をとげる。 最終的に、俠客島において武林一流の使い手が30年以上掛けて達成できなかった武芸をも習得。天下無敵の武芸者となる。 炎炎功(えんえんこう) 謝煙客のもと、狗雑種が一番初めに修行した内功。普通は陰、陽の内功を交互に修行するのだが、狗雑種は純陰までの内功のあと、純陽の内功を修行するという無茶苦茶な方法で修行。本来、陰・陽をバランスよく修行しなければ体内の気が乱れて死亡するが、これは狗雑種に死んで欲しいと思っていた謝煙客がまともな方法を指導しなかったため。 狗雑種の場合、純真で雑念が全くなかったこと、丁璫が盗んできた「玄氷碧火酒」という貴重な薬酒で陰陽のバランスを中和したこと、展飛の攻撃が急所に当たった衝撃などの数々の偶然が積み重なり、異常とも言える強大な内力を得ることになった。のち、張三・李四と出会い、知らずに「烈火丹」という陽剛の、「九九丸」という陰柔の内力を得ることができる劇薬を大量に摂取し、ますます内力を増大させている。 羅漢伏魔神功(らかんふくまこう) 少林寺に伝わる内功の秘伝。泥人形の中に隠れていたものを狗雑種が発見。狗雑種はこれにより、炎炎功により得た強力すぎるな内力を自力でコントロールすることに成功した。これも習得が非常に難しいのだが、やはり純真で雑念がない狗雑種は簡単に習得した。 金烏刀法(きんうとうほう) 雪山派の剣術を打ち破るため、史婆婆が考案した刀法。習得には強い内力が必要とされている。なお、金烏は伝説に登場する太陽の象徴。その心は、太陽(金烏派)が出れば雪(雪山派)は溶けてなくなるしかない、という意味。雪山派剣術が72手あるのに対し、金烏刀法は73手あるなど、細かな点で雪山派を意識して作られている。また、一人の敵に二人でそれぞれ金烏刀法と雪山派剣術を振るえば、お互いの破綻を補い合い威力が増す。 毒掌(どくしょう) 張三・李四にふるまわれた陰陽二種の薬酒の解毒が不完全だったために身につけた技。内功をこめて振るえば毒気を発し、常人なら一吸いしただけで死に至る。 俠客島の武術 物語終盤、謎に包まれた俠客島で登場する武術。上乗の武術ではあるのだが習得には困難を極め、江湖で一流の武芸者ですら習得ができない。
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少林寺時代はたいした腕前でなかったが、無崖子の北冥神功により少林寺の武芸を消去され、逍遙派の内力を流し込まれる。残りの人生すべてを修行に費やしても獲得できないほどの内力を得ながらも、虚竹は嬉しがるどころか、むしろ少林寺の武術が失われたことで迷惑がっていた。その後、その内力の使い方を師伯にあたる天山童姥から指導を受け、さらに霊鷲宮の壁画からさらに腕前を挙げる。 ただ、実戦経験が浅いのと、もともと慈悲の心が厚く殺人技の使用をためらう傾向にあるため、全力を発揮することが難しい。ことに、生死符など残虐きわまる技については師父の仇である丁春秋に対し1度使った切りである。 逍遙派は武術以外に医術などにも優れており、虚竹も入門後は医術にも精通。金創薬などの調合から、眼球の移植手術なども習得している。失明した阿紫の視力を回復させたりなど活躍した。 天山折梅手(てんざんせつばいしゅ) 天山童姥より習った武芸。3種の擒拿手と3種の掌法の合計6つからなる。数自体は少ないものの、この6つを完全に習得してしまえば、刀、剣、暗器などありとあらゆる武器に対抗することが可能となる。 習得についてはかなりの困難を伴い、口訣などは内功ができなければ発音ができないようになっている。 天山六陽掌(てんざんろくようしょう) 天山童姥から習得した陽の気を使用する掌法。これ自体がかなりの殺傷能力があり、童姥は虚竹の天山六陽掌により李秋水を殺そうと計画していた。ただ、虚竹がこれを拒否したため、童姥は生死符を解除するための方法だ、と偽って(正確には間違いではない)天山六陽掌を指導した。 陰の寒気を使用する生死符を解除する唯一の方法でもあるのだが、虚竹は李秋水に指摘されるまで、自分の使っている掌法が天山六陽掌だということを知らないでいた。
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武功
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華山派の穆人清が生涯にたった三人しか取らなかった弟子たちのうち、最後の一人。若年ではあるが、穆人清の直弟子であるため華山派の序列はかなり高く、10歳以上年上の相手からも「師叔」と呼ばれている。それだけの能力は十分にあり、華山派に入門する前、大人の協力と武器を使ってではあるが虎を倒している。さらに、わずか10歳ながら華山派の「伏虎掌法」を学び、一人で豹を倒すほどの腕前に成長している。それだけの才能を持っているため、華山を降りた20歳ごろには互角に戦える相手すらめったに登場することはなかった。そのため何鉄手、帰辛樹、玉真士などの相手を除けば、ほとんど苦戦はしていない。 自分が強いのみならず、指導力にもかなりのものがあり、短時間の指導で自分より年上の甥弟子を急成長させたりしている。ただ、戦略などは特に勉強しておらず、戦場の指揮官としての能力は高くない。 華山派の武術 混元功(こんげんこう) 華山派に伝わる独自の内功。通常、内功の修行は呼吸法を重視し、鎮座して行うが、混元功の修行においては混元掌という掌法を修行することによって習得する。習得に相当な時間がかかるという欠点があるが、内功と外功を同時に修行することで技には自然に気が込められ、習得してしまえば絶大な威力を発揮する。また、修行中に気が暴走するおそれがなく、方法論としても安全性が高い。 袁承志の場合は少年期から山にこもり、俗世のことに惑わされることのない環境で10年の歳月をかけ、ようやく混元功を大成させている。 華山剣法(かざんけんぽう) 剣術の名門と称される、華山派に伝わる剣法。他の流派は、師匠がある程度出し惜しみをするので代々衰えていくという傾向があるが、華山派は師匠が全てを伝授する。それだけに非常に奥深く幅広い。 神行百変(しんこうひゃっぺん) 鉄剣門に伝わる軽功。木桑道人から指導を受ける。名前の通り、幾通りもの変化をする軽功で、華山派のものより優れている。のち、『鹿鼎記』の主人公、韋小宝もこの神行百変を習得している。 金蛇秘笈(きんじゃひきゅう) 金蛇郎君こと夏雪宜が残した武芸の秘伝書。袁承志は、華山に隠されていた金蛇郎君の遺体を偶然に発見し、遺書に従って埋葬した際、これを取得した。内容的には既存の武芸の定石に反するかのような技、ありていに言えば正統派ではない外道な技が書かれているが、その威力は極めて高い。これを熟読した袁承志はこれほどの武芸を考案した金蛇郎君に敬意を抱き、実質的な師匠として尊敬している。金蛇剣法(きんじゃけんぽう) 金蛇秘笈に書かれている剣法。通常の剣でも使用は可能だが、金蛇剣という特別な剣を使うことを前提に作られている。この金蛇剣はもともと五毒教の秘宝であり、鉄をも軽々と切り裂くことができる。刀身は蛇矛のようにくねっており、剣先は蛇の舌のように二股に分かれている。この剣先を使って突き刺す、相手の武器をひっかけると言った、通常の剣より幅の広い使い方ができる。
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武功
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流派としては華山派の武術を使用。ただ、師匠である何惕守は自分の流派の名前を教えてはいなかったので、双児自身は自分の使う流派名を全く知らなかった。 戦闘能力は、韋小宝の妻の中では蘇荃に次ぐ腕前。点穴なども使用可能であり、ロシア遠征の際は韋小宝に従い、点穴の存在を知らないロシア人に対して「中原では女性でさえ、触っただけで相手の動きを止める魔法が使える」というように振る舞い、ロシア側を畏怖させていた。ちなみに、武俠小説において点穴はありきたりな技術となっているが、あくまで内力がないとできない技術であり、習得にはかなりの修行を積む必要がある。現にロシア遠征の際、万単位の軍人を引き連れていながら、点穴ができるのは双児だけであった。 それでも江湖の達人に比べると、その腕前はかなり劣る。そのため、デブ行者や洪安通などには歯が立たない。 短銃 呉六奇と義兄妹の契りを交わした際、双児に贈り物として与えられたもの。ロシア製のもので、長さは1尺ほど。火縄式で先端から弾丸と火薬を込める必要がある。この時代では銃は貴重品で、威力は絶大。双児はこの短銃で韋小宝の危機を救ったこともある。 来歴は呉三桂が関外(漢人の非支配区域)で鹵獲してきたものを韋小宝が2丁譲り受け、そのうち1本を夏国相に預けたまま紛失、残りの1丁を韋小宝が呉六奇から贈与されたもの。
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武功
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風清揚によれば、「生涯でただ一度でもいいから敗北することを願い、ついにそれが叶わなかった」とのこと。また、独孤九剣には、一切の守りの手が存在しない。これは、「攻撃こそ最大の防御」という考えのもと、独孤九剣を使えば守りに徹する必要がないため。また、独孤求敗自身は一手たりとも防御する必要がなかった、むしろそんな相手がいれば大喜びしただろう、と常軌を逸した伝説が残されている。 神鵰が楊過に対し、増水して生命の危険すらある激流の中で剣を振るうという強靭な筋肉と内力がなければできない修行をさせていたことから、独孤求敗自身の内力なども相当に高いレベルであったと考えられる。 独孤九剣(どくこきゅうけん) 独孤求敗が開発したという剣法。一応、9つの技があることになっており、1つ習得するたびに技が融合し合い、威力を増す。しかし、最大の秘訣は「型なしで型ありに勝つ」。型がある場合、相手がこれを打ち破る型を習得していれば勝つことができなくなるが、型でなく無造作に出した手であれば、そもそもこれを打ち破る型は存在しないため、破りようがない。 弱点としては、相手の破綻、隙を見つけて攻撃する剣法であるため、暗闇など視界の利かない環境で戦う場合、その威力を発揮できないこと。ただしこれは令狐冲の弱点であって、独孤求敗も同じ弱点を抱えていたかどうかは不明。というのも、内力が強い人間であれば五感は鋭くなり、また達人であれば目が見えなくても聴力を活かして戦うことが可能になったりするためである。 以下がその内容なのだが、下にいくほど習得は困難を極める。 総訣式(そうけつしき)基本となる技。これ一つで360とおりの変化があり、一つでも間違うと以下の技は使えない。 破剣式(はけんしき) 各流派の剣術を打ち破る技。 破刀式(はとうしき) 単刀、柳葉刀など刀を使う相手を倒すための技。 破槍式(はそうしき) 槍、禅杖など長兵器を破るための技。 破鞭式(はべんしき) 鋼鞭、匕首、斧など短兵器を破るための技。 破索式(はさくしき) 軟鞭、三節棍など軟兵器を破るための技。 破掌式(はしょうしき)掌法、擒拿法など素手での格闘技を破るための技。前の6式より習得は難しい。しかも令狐冲は掌法が特に苦手だったため、満足に習得出来なかった。 破箭式(はせんしき) 全ての飛び道具を叩き落とす、あるいは打ち返す技。聴覚を鍛えねばならないため、習得は難しい。 破気式(はきしき) 最上の内功を身に付けた相手を倒すための技。最後だけあって難しすぎるため、令狐冲は修行方法を習っただけにとどまる。作中では風清揚から口伝される。 表 話 編 歴 金庸作品の登場人物越女剣 創作阿青 実在范蠡 - 西施 - 勾践 - 夫差 連城訣狄雲 天龍八部 創作蕭峯(喬峯) - 虚竹 - 慕容復 - 天山童姥 - 阿紫 実在段正淳 - 段正厳(段誉) - 耶律洪基 - 完顔阿骨打 射鵰英雄伝 創作郭靖(北俠) - 楊康 - 黄蓉 - 黄薬師(東邪) - 欧陽鋒(西毒) - 洪七公(北丐) - 周伯通(老頑童、中頑童) - 梅超風 実在段智興(一灯大師、南帝、南僧) - 王重陽(中神通) - チンギス・ハーン - 楊再興 神鵰剣俠 創作楊過(神鵰俠、西狂) - 小龍女 - 李莫愁 - 郭襄(小東邪) - 独孤求敗 実在丘長春(丘処機) - 呂文徳 - 耶律楚材 - モンケ - フビライ 倚天屠龍記 創作張無忌 - 謝遜 - 趙敏(ミンミンテムール) 実在張三豊(張真人) - 韓山童 - 朱元璋 - 徐達 - 常遇春 - 陳友諒 - ココテムール(王保保) - チャガンテムール(李察罕) 碧血剣、鹿鼎記 創作袁承志 - 夏青青 - 夏雪宜(金蛇郎君) - 何鉄手(何惕守) - 韋小宝 - 双児 実在袁崇煥 - 崇禎帝 - 長平公主 - 李自成 - ホンタイジ - ドルゴン - 康熙帝 - 順治帝 - 建寧公主 - オーバイ - 呉三桂 - 陳円円 - 呉応熊 - ソフィア - ピョートル1世 雪山、外伝、書剣 創作胡斐(飛狐、雪山飛狐) - 陳家洛 実在乾隆帝 俠客行狗雑種 秘曲 笑傲江湖令狐冲 - 岳不群 - 岳霊珊 - 任盈盈 - 任我行 - 林平之 - 東方不敗 - 独孤求敗 金庸作品の用語葵花宝典 - 九陰真経 - 九陽真経 - 天下五絶 - 辟邪剣譜 その他の用語等武俠小説 - 任俠 - 武林 - 江湖 - 内功(内力) - 外功 - 軽功 - 暗器 - 拝師(師父・師伯・師叔・師娘・師母・師兄・師弟・徒弟・弟子) - 道教 - 全真教 - 太極拳 - 華山派(華山) - 武当派(武当山) - 青城山 - 桃花島 - 少林拳 - 嵩山少林寺 - 丐幇 - 鏢局 - マニ教 - 白蓮教 - 易筋経 - 四十二章経 国、事変等大理国 - 会昌の廃仏 - 靖康の変 - 襄陽・樊城の戦い - 天地会 カテゴリ:金庸の武侠小説の登場人物
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武功
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小龍女を師父とする古墓派の第四世代に所属。武術に関しては天才的な才能を見せ、たいていの技は一度見るだけで習得ができる。また、知能的にも優れており、長い口伝・要訣を数度聞くだけで暗唱できるという能力も大いに武芸の習得に役立った。 九陰真経(きゅういんしんけい) 天下一の武術と呼ばれ、射鵰三部作に共通して登場する。王重陽が自分の武術が古墓派に劣るものではない、ということを古墓派の門人に知らしめようと古墓の棺に刻み込んでいたのを発見し、習得。ただし、王重陽が刻み込んだのは古墓派の武術を破るために必要な部分だけなので、その全てを習得したわけではない。 玄鉄剣法(げんてつけんぽう) 独孤求敗の墓で、神鵰から習った剣法。本来、素早さを旨とする剣術のセオリーに反し、重厚な玄鉄剣を使用して行う。玄鉄剣が重過ぎるため、多彩な技は使うことができないが、そのぶん無駄のない強烈な攻撃を加えることができる。 独孤求敗式修練法(どっこきゅうはいしきしゅうれんほう) 独孤求敗が神鵰に教えていた内功外功修練法。一般的に内功の修行は、静かな環境で動かずに行うが、独孤求敗式は大波の中で剣を揮うことで培われる。経脈などの運用法ではないため、独孤求敗式内功ではない。九陰真経の閉気秘訣が必要かどうかは不明。楊過はこの修練法を6年間続け、至純の内功外功を身につける。楊過の内力を込めた気合いから、一灯大師は当世一の強靱な内力との感想をもつ。 黯然銷魂掌(あんぜんしょうこんしょう) 右腕を失った楊過が自分のために考案した新しい武術。名前の由来は江淹の詩から。楊過がこれまで習得した「九陰真経」「弾指神通」「玉簫剣法」「蝦蟇功」「打狗棒術」「玉女心経」が渾然と溶け合うことで完成した。 「掌法」と言っているが、実際は掌以外の部分による攻撃、頭突き、蹴りなどは勿論、腹・背・胸など全身を使っての打撃も含まれている。これは、隻腕の楊過が腕だけで戦えば大いに不利になるため。さらに隻腕ならではの技として、空となっている右袖で相手をはたく、巻き取って捕獲するなどの技術も充実している。至高の内功を修めた者ならば、腕を振るったときの袖の風で暗器を叩き落すまでは到達できるが、このレベルまで到達するのは非常に困難。なお、2006年のテレビドラマ『神鵰侠侶』では右袖が目算で楊過自身の身長以上の長さに作られており、大砲の弾をまとめて跳ね返すなどといった人間離れした威力を発揮している。 作中において、黄薬師からは「雄渾な力を言えば郭靖の降龍十八掌に匹敵する」との評価を、周伯通からは「近年一番の武芸、自分も及ばない」との評価を受けている。神鵰俠と呼ばれるようになって以後は武器を使わず、ほとんどこの「黯然銷魂掌」で闘った。欠点としては、黯然銷魂とした気分、すなわち鬱々として悲しみにくれている精神状態でなければ習得はできず、十分な威力を発揮できないこと。この武術を編み出したのは、小龍女と生き別れた後であり、楊過の精神状態は常に沈んだものであったため、この弱点はある時点まで問題になることはなかった。
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武功
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 00:53 UTC 版)
内力・武術はともに平凡だが、水練の達人。 亀息功(きそくこう) 星宿派の技。呼吸や鼓動が止まり、死んだように見える。この技を使っている間は何も見えず、何も聞こえない。
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武功
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古墓派の第3世代であり、小龍女の姉弟子。なお、もともと彼女の学んだ門派は歴史が浅く、他流との付き合いもなかったために名前がなく、「古墓派」という名前は李莫愁が考案したものである。のち、小龍女らも便宜的にこれを名乗るようになった。 師父から古墓派の奥義である「玉女心経」を指導されなかったため、この「玉女心経」に対し非常に執着し、なんとしてでも会得しようと躍起になっていた。もっとも物語半ばまでは、李莫愁の強さは「玉女心経」を習得済みの楊過らを圧倒していた。 得意技は赤練神掌。また、毒物の扱いを得意とし、冰魄銀針の威力はただ触れただけでも体に毒が回るという恐るべき威力を誇る。他に武器としては払子を多用する。この払子は軽々と人間の頭を砕く程度の破壊力がある。これを攻略するため、楊過らは作中で巨大なハサミを鋳造した(ただし、李莫愁に対して使用されることはなかった)。 表 話 編 歴 金庸作品の登場人物 越女剣 創作阿青 実在范蠡 - 西施 - 勾践 - 夫差 連城訣狄雲 天龍八部 創作蕭峯(喬峯) - 虚竹 - 慕容復 - 天山童姥 - 阿紫 実在段正淳 - 段正厳(段誉) - 耶律洪基 - 完顔阿骨打 射鵰英雄伝 創作郭靖(北俠) - 楊康 - 黄蓉 - 黄薬師(東邪) - 欧陽鋒(西毒) - 洪七公(北丐) - 周伯通(老頑童、中頑童) - 梅超風 実在段智興(一灯大師、南帝、南僧) - 王重陽(中神通) - チンギス・ハーン - 楊再興 神鵰剣俠 創作楊過(神鵰俠、西狂) - 小龍女 - 李莫愁 - 郭襄(小東邪) - 独孤求敗 実在丘長春(丘処機) - 呂文徳 - 耶律楚材 - モンケ - フビライ 倚天屠龍記 創作張無忌 - 謝遜 - 趙敏(ミンミンテムール) 実在張三丰(張真人) - 韓山童 - 朱元璋 - 徐達 - 常遇春 - 陳友諒 - ココテムール(王保保) - チャガンテムール(李察罕) 碧血剣、鹿鼎記 創作袁承志 - 夏青青 - 夏雪宜(金蛇郎君) - 何鉄手(何惕守) - 韋小宝 - 双児 実在袁崇煥 - 崇禎帝 - 長平公主 - 李自成 - ホンタイジ - ドルゴン - 康熙帝 - 順治帝 - 建寧公主 - オーバイ - 呉三桂 - 陳円円 - 呉応熊 - ソフィア - ピョートル1世 雪山、外伝、書剣 創作胡斐(飛狐、雪山飛狐) - 陳家洛 実在乾隆帝 俠客行狗雑種 秘曲 笑傲江湖令狐冲 - 岳不群 - 岳霊珊 - 任盈盈 - 任我行 - 林平之 - 東方不敗 - 独孤求敗 金庸作品の用語葵花宝典 - 九陰真経 - 九陽真経 - 天下五絶 - 辟邪剣譜 その他の用語等武俠小説 - 任俠 - 武林 - 江湖 - 内功(内力) - 外功 - 軽功 - 暗器 - 拝師(師父・師伯・師叔・師娘・師母・師兄・師弟・徒弟・弟子) - 道教 - 全真教 - 太極拳 - 華山派(華山) - 武当派(武当山) - 青城山 - 桃花島 - 少林拳 - 嵩山少林寺 - 丐幇 - 鏢局 - マニ教 - 白蓮教 - 易筋経 - 四十二章経 国、事変等大理国 - 会昌の廃仏 - 靖康の変 - 襄陽・樊城の戦い - 天地会 カテゴリ:金庸の武侠小説の登場人物
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武功
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武芸については卓越していたようであり、彼の残した金蛇秘笈には上乗の武術が記載されていた。一度温家の五行陣に敗北すると「後に発して人を制す」という武術の奥義に到達している。これによって金蛇郎君の実質的な弟子である袁承志は五行陣を破ることに成功している。 また、すでに再起不能となっておりながら金蛇剣を岩に深く突き刺すという力を披露していることから、内功に関しては混元功を大成させた袁承志と互角以上であると推測される。
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武功
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桃花島の武術をひととおり修めているが、もっともよく使った武功は「九陰白骨爪」。「九陰真経」の上巻を読まず、下巻のみを習得したため内功に問題があり、一度は体を壊している。 九陰白骨爪(きゅういんはっこつそう) 「九陰真経」の、「気を込めた指は、頭蓋骨も貫く」という旨の記述を言葉どおりにとらえた陳玄風が作り出した武功。もちろん、この解釈は間違っている。指の力で相手の頭蓋骨に穴を開けるため、犠牲者は目を覆うような無残な死体となる。その殺害方法が残虐だというのもあるが、とくに、この技の練習のため、罪なき人々を練習台に殺しまわった事が梅超風らの評判を落とすことになっている。
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武功
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初期においては、喬峯(のちの蕭峯)と並び、天下で一、二を争う武術の達人。天下の武術に精通しており、あらかたの武術は使用可能。対戦相手の得意技をコピーし、それをそのまま返すため、「彼の道をもって、また彼の道に施す」というのが慕容復のキャッチコピーであった。 しかし、物語中の他の主人公である段誉・虚竹らが急成長を遂げると、相対的ではあるが地位は低下。ついに少室山で不完全ながらも「六脈神剣」を会得した段誉に痛恨の敗北を喫し、また不意打ちを仕掛けたところを蕭峯に叩き伏せられるという失態をさらしてしまった。 斗転星移(とてんせいい) 慕容家に伝わる絶技。相手の攻撃の力を利用し、そのまま相手に撥ね返す技。基本的には1対1で周囲に人間がいない状況で使う技。死体をみるだけでは、あたかも自分の得意技で殺されたように見えるため、慕容家は江湖の全ての武術を習得しているかのように見える。もっとも、慕容復は打狗棒術をはじめ、多くの武術を習得しているため、江湖の噂がまったくでたらめとも言えない。 気のような実体のないものを使用する武術への対応はできないわけではないが、普通の攻撃を撥ね返す以上に修行が必要がある。そのため、星宿老怪丁春秋の化功大法や段誉の六脈神剣などとはすこぶる相性が悪い。
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武功
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第一回の華山論剣までは剣術もそれなりに使ったようだが、王重陽の剣にはかなわないと感じたため、それ以降は杖法に力を入れるようになった。また、一灯大師の「一陽指」を苦手としており、作中で直接対決する描写はなかったが、欧陽鋒の蝦蟇功では相性的に一灯大師に勝つことはできないと言われており、自身も「一陽指」が苦手との発言をしている。これは、五行思想で、「"西"毒」である欧陽鋒の属性は「金」、「"南"帝」である一灯大師の属性は「火」であり、相克関係にあることからきていると思われる。なお、王重陽が死んだという誤情報を聞いて全真教を襲撃した際、王重陽の「一陽指」によって武功のすべてを失っている。 蝦蟇功(がまこう) 欧陽鋒の使う最大の武功。蝦蟇の動きを武術に取り入れており、『カンフーハッスル』でパロディに使われている。第二回の華山論剣で欧陽鋒は「偽・九陰真経」と蝦蟇功で黄薬師、洪七公を打ち破り、武林の頂点に立っている。反面、習得が非常に難しく、内功を失敗すると命にかかわるために実子欧陽克にすら伝授していない。ただ、楊過を義子にした時点では精神に異常をきたし、まともな判断力がなくなっていたため蝦蟇功を教授している。なお、蝦蟇功の初歩のみを習得した楊過も、少年期はとっさに出る蝦蟇功で李莫愁の攻撃を防いだりしている様子から、かなりの威力があるようである。 偽・九陰真経 九陰真経をもとに、郭靖が偽造したもの。微妙に内容を変えてあり、たとえば「天に向かって腕を伸ばす」という記述は「地に向かって足を伸ばし」というふうになっている。そうとは知らない欧陽鋒は、これを懸命に習得した。もともとがでたらめで、あまりに意味が取れない部分については黄蓉を誘拐し説明させたが、黄蓉があべこべの内容を教えたためにますますわけのわからないものになった。 邪道とはいえ「九陰真経」を修めているため、その威力はすさまじいものがある。具体的には、逆立ちして戦うため、対戦相手にとって対応が難しい。また、内功の流れを逆にしているため、点穴されると通常の方法では解除する事ができなくなる。ただ、欧陽鋒はこれを完全に習得するとともに、精神に異常をきたしてしまった。 経脈逆行 欧陽鋒の他には、楊過・小龍女が会得している。気息・気血を逆行させることで、毒を体外に排出させることが可能。また、穴道の位置が変わり、点穴の効かない体となる。 偽・九陰真経を元に編み出したのかどうかは不明。
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武功
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金庸作品全体で評価してもトップクラス。そのためか、対戦相手は玄冥ニ老や明教ペルシア総教の使者3人組みなど、ほとんど集団戦法を使う相手であることが多かった。 九陽真経(きゅうようしんけい) 達磨が書いたとされる武術書。九陽神功と呼ばれる最上の内功が書かれている。 乾坤大挪移(けんこんだいない) 明教に伝わる武術。起源をたどれば、山の老人にまで遡る。気の運用方法と、その使い分けの方法を記している。既に本家であるペルシアには完全な形では残ってはいなかったが、中原にはほぼ完全な形で残っていた。才能のある者でも第1層から2層へは7年、2層から3層には14年かかるのだが、張無忌はすでに九陽真経で究極の内功を修めていたこと、また困難な部分にあたると医学の理論に照らすことで解決したことにより、ものの数時間で第6層まで到達。これを修めることで張無忌は武術の達人となった。 のちに、ペルシアの聖火令を小昭に翻訳してもらった上で7層の文面と照らし合わせると、張無忌は乾坤大挪移の7層まで到達している。 太極拳、太極剣 張三丰が晩年に考案した武術。素手はともかく、武器の扱いに慣れていなかった張無忌は、この太極剣で「八臂神剣」の方東白を打ち破ることに成功している。
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武功
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物語当初は華山派の一番弟子でもあり、そこそこの実力は持っていたものの飛び抜けた強さではなかった。しかし風清揚によって独孤九剣を伝授されると飛躍的に実力を伸ばす。物語序盤で内功を失ったものの、その剣法は封不平、向門天といった実力者をうならせた。中盤、吸星大法を習得し内功の損傷が回復すると恒山派を助けて嵩山派の使い手をあっさりと倒し、苦戦の末武当派の長老冲虚道人を破るなど武林でも屈指の使い手となった。一方、掌法は苦手であり独孤九剣の破掌式などは満足に習得できなかった。 独孤九剣(どくこきゅうけん) 詳細は「独孤九剣」を参照 吸星大法(きゅうせいたいほう) 詳細は「吸星大法」を参照 易筋経 終盤、吸星大法の副作用を治すために習得したものであり実際にその効果が試されることはなかった。
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武功
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江湖ではかなり畏怖の対象となっており、令狐冲が任我行の「吸星大法」を披露すると、江湖の武芸者たちはみな戦わずに逃げ出すほど。なお、任我行が長期の監禁から解放される『笑傲江湖』の4巻のサブタイトルは「天魔復活す」となっている。そのうえで、長期間の監禁で体が弱っている状態でありながらも令狐冲の独孤九剣と手合わせをおこない、互角以上の戦いを繰り広げている。 吸星大法(きゅうせいだいほう) 任我行の使用する内功の一種。体が接触した相手の(習得しだいでは接触をともなわなくても)内力を吸い取り、自分のものにできる。作中では任我行および令狐冲が習得している。また、向問天は「吸功入地小法」という類似の技を使用可能。令狐冲は任我行が牢獄の壁に書き残していた覚書から、僅か2ヶ月で習得に至った。 使えば使うほど、相手の内力を吸収していくことになるため、4~5人分も吸収すればかなりの使い手となることができる。しかし、その分体内に複数の人間の内力が混在するため、制御が困難になり最悪の場合は死にいたる。 ちなみに、武侠小説において内力は「気」とほぼ同じだが、大量の内力が体から抜ければ廃人となってしまう危険がある。また、単純な時間の経過では回復はせず、ふたたび修行を積まなければもとの水準に回復しない。そのため「吸星大法」のように相手の内力を吸収するタイプの技は威力が絶大である反面、邪道・外道とそしられることが多い。 ドラマ作品によっては「きゅうせいたいほう」と吹き替えがされる事もある。また、映像的な演出も兼ねてか、物体を引き寄せたり、遠隔操作するなどの応用も披露している。 血魔大法(けつまだいほう) 任我行が盟主に返り咲いた後に新たに編み出した、恐怖の内功。小説版には登場しない。 不死身の体と永遠の命を得る事と引き換えに、人間らしい心と以前の記憶を失ってしまう。不死身ゆえに殺すことができず、令狐冲らは任我行を湖底の洞窟に封印するのがやっとだった。
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武功
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趙敏自身は内力を使うことができないので、戦闘能力はそれほど高くない。その代わり、各流派の使い手の剣術のうち、いい部分のみを習得するという方法で内力のなさを補っている。加えて趙敏は武林の至宝とまで呼ばれる「倚天剣」を使用していた期間が長く、一流の達人ほどではないが、優れた知略も加わって恐るべき敵であった。 また、部下として鹿杖客と鶴筆翁の玄冥ニ老、さらに西域少林寺の達人である阿ニ、阿三、もと丐幇の四大長老の筆頭だった「八臂神剣」の方東白という達人が揃っている。この玄冥ニ老などはかなりの達人であり、張無忌らはかなりの苦戦を強いられた。
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武功
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かなりの才能があるようで、金輪国師が是非にも弟子にしたいと願ったほど。実際に、超一流の武術家である郭靖・黄蓉らから手ほどきを受けているため、それなりの腕前を持ってはいる。だが、あくまでお嬢様育ちをしているため、物語中(少女時代)は強敵に打ち勝てるほどの武功は持っていなかった。 『倚天屠龍記』では、「九陽真経」を不完全ながらも会得。この後かなりの進歩を遂げて峨嵋派を開き、その掌門となった。ただ、その具体的なエピソードは描かれてはいない。
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武功
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少年期は少林寺で玄苦大師について修行。武芸についてはかなりの才能を示し、作中でも1・2を争う腕前。前幇主の命により、数々の難題を乗り越えた末に、二十代の若さで丐幇の幇主に就任している。『射鵰英雄伝』で丐幇の関係者ですらない黄蓉が、十代半ばで幇主となっているが、黄蓉は実力により幇主と選ばれたわけではないので、比較の対象にはならない。 聚賢荘では契丹人であるという理由で、さらに濡れ衣を着せられ、20を超える凄腕の武芸者と戦っている。これに対したった一人で、しかも重症の阿朱という重荷まで抱えながらも、幾人かを返り討ちにしつつ、見事に生還している。少林寺の戦いでも慕容復・荘聚賢(游坦之)・丁春秋という三人の一流武芸者と互角に戦っている。なお、このときは義兄弟の段誉・虚竹らが加勢し、3対3の戦いとなったため、直接打ち倒したのは荘聚賢(游坦之)のみ。さらに、慕容復に苦戦する段誉に適切な助言を与え、戦況を逆転させており、また負けを認めない慕容復を一蹴し、格の違いを見せつけている。 降龍十八掌(こうりゅうじゅうはっしょう) 丐幇の幇主に代々伝わる武芸。「剛」と「陽」の極限と呼ばれ、多くの敵を打ち倒してきた。なお、この武芸は射雕英雄伝の主人公である郭靖、その師匠の洪七公なども習得している。 太祖長拳(たいそちょうけん) 北宋の太祖、趙匡胤が作ったとされる武芸。とりたてて難しいものではなく、江湖ではかなりありふれており、それほど強い武芸でもない。しかし、内力の雄渾な蕭峯が使う限りでは恐ろしい威力を発揮する。 聚賢荘の戦いの時、蕭峯を契丹人であることを理由に非難する少林寺の武芸者に対して使用。「北宋の太祖の武芸」を使う自分を、「インドの異民族である達磨が作った少林拳」が打ち破ってもいいものか、という疑問を投げかけ、相手の士気を鈍らせた。
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武功
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/29 08:11 UTC 版)
金庸作品の主人公のなかでは間違いなく最弱のレベル。超一流の師匠には恵まれているが、そもそも武術に対する関心自体が極めて低い。 幼いころは康熙帝とともに毎日のように取っ組み合いをし、海大富から指導を受けていたが、相手の身分が分かるとそれもやめてしまう。また、天地会に入会した際、陳近南という一流の武術家の弟子となったが、陳近南が多忙であることも手伝い、内功の修行を怠っていた。 少林寺では武林の生き字引、澄観という素晴らしい指導者に恵まれるものの、韋小宝は内功の修行をせず、速成の方法のみを尋ねたため、やはり大成はしていない。 それでも、鉄剣門の九難からは軽功を徹底的に指導され、逃げ足に限定するなら達人の域。また、駆け引きが非常にうまいため、格上の相手も撃退に成功することが多い。さらに、基本的に道具の力や、目潰し、毒、暗器、防具、さらに卑怯な手段の使用をためらわないため、打ち負かされることは少ない。 匕首(あいくち) オーバイの家宅から押収した匕首。レンガを泥のように刻むことができるという一品。手に隠し持ち、不意打ちによく使用した。 金剛五体宝衣(こんごうごたいほうい) オーバイの家宅から押収した宝衣。戦場で活躍したオーバイのため、先帝がオーバイに下賜したもの。防弾チョッキのようなもので、常人ならたやすく死ぬほどの衝撃から韋小宝の身を何度も守った。 外見上は宝衣を着ているのが分からないため、はた目には斬りつけられても平気でいる韋小宝は、伝説となった「金剛五体神功」と呼ばれる究極の内功を習得しているようにも見える。それを利用したはったりにも使用が可能。 化屍粉(かしこ) 海大富が持っていた粉末。血液と接触すると反応を起こし、人の体を溶かす作用がある。特に、韋小宝は死体の処理に重宝していた。粉と反応し、死体が溶けて液体となったものを乾燥させれば容易に補充が可能。西毒こと欧陽鋒が製作したと伝えられている。 英雄三手(えいゆうさんて) 神龍教の教主、洪安通が考案した武術。技の名前には伍子胥・魯智深・狄青と、英雄の名前が付けられている。土下座した状態などから一気に逆転する技が多い。特に「狄青降龍」を多用した。なお、韋小宝は手負いの洪安通をこの技で倒している。 神行百変(しんこうひゃっぺん) 鉄剣門に伝わる最高の軽功。『碧血剣』の袁承志なども習得している。韋小宝は武芸に向いていないと判断した九難が、徹底的に指導した。本来は武術の稽古を嫌がる韋小宝だが、逃げ足が速くなると説明されると珍しく自主的に練習することもあった。内力が伴っていないため、うわべのみとなっているが、元々「神行百変」が優れているため、それでもかなりのものになっている。 表 話 編 歴 金庸作品の登場人物越女剣 創作阿青 実在范蠡 - 西施 - 勾践 - 夫差 連城訣狄雲 天龍八部 創作蕭峯(喬峯) - 虚竹 - 慕容復 - 天山童姥 - 阿紫 実在段正淳 - 段正厳(段誉) - 耶律洪基 - 完顔阿骨打 射鵰英雄伝 創作郭靖(北俠) - 楊康 - 黄蓉 - 黄薬師(東邪) - 欧陽鋒(西毒) - 洪七公(北丐) - 周伯通(老頑童、中頑童) - 梅超風 実在段智興(一灯大師、南帝、南僧) - 王重陽(中神通) - チンギス・ハーン - 楊再興 神鵰剣俠 創作楊過(神鵰俠、西狂) - 小龍女 - 李莫愁 - 郭襄(小東邪) - 独孤求敗 実在丘長春(丘処機) - 呂文徳 - 耶律楚材 - モンケ - フビライ 倚天屠龍記 創作張無忌 - 謝遜 - 趙敏(ミンミンテムール) 実在張三豊(張真人) - 韓山童 - 朱元璋 - 徐達 - 常遇春 - 陳友諒 - ココテムール(王保保) - チャガンテムール(李察罕) 碧血剣、鹿鼎記 創作袁承志 - 夏青青 - 夏雪宜(金蛇郎君) - 何鉄手(何惕守) - 韋小宝 - 双児 実在袁崇煥 - 崇禎帝 - 長平公主 - 李自成 - ホンタイジ - ドルゴン - 康熙帝 - 順治帝 - 建寧公主 - オーバイ - 呉三桂 - 陳円円 - 呉応熊 - ソフィア - ピョートル1世 雪山、外伝、書剣 創作胡斐(飛狐、雪山飛狐) - 陳家洛 実在乾隆帝 俠客行狗雑種 秘曲 笑傲江湖令狐冲 - 岳不群 - 岳霊珊 - 任盈盈 - 任我行 - 林平之 - 東方不敗 - 独孤求敗 金庸作品の用語葵花宝典 - 九陰真経 - 九陽真経 - 天下五絶 - 辟邪剣譜 その他の用語等武俠小説 - 任俠 - 武林 - 江湖 - 内功(内力) - 外功 - 軽功 - 暗器 - 拝師(師父・師伯・師叔・師娘・師母・師兄・師弟・徒弟・弟子) - 道教 - 全真教 - 太極拳 - 華山派(華山) - 武当派(武当山) - 青城山 - 桃花島 - 少林拳 - 嵩山少林寺 - 丐幇 - 鏢局 - マニ教 - 白蓮教 - 易筋経 - 四十二章経 国、事変等大理国 - 会昌の廃仏 - 靖康の変 - 襄陽・樊城の戦い - 天地会 カテゴリ:金庸の武侠小説の登場人物
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武功
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/07/24 19:23 UTC 版)
作中でもトップクラスの武功を誇り、失明状態ですら武当七俠の張翠山、天鷹教教主の娘である殷素素の2人をまとめて相手にし、打ち破るほどの強さ。失明後も耳を頼りに戦闘が可能であり、また獅子功など視力に関係なく相手を殺傷する技も使用が可能。さらには、武林の至宝、屠龍刀を所持していることも強みになっている。 弱点としては、相手の拳や武器が風を切る音を頼りに戦うため、地面に罠を仕掛けられるとどうしようもないこと。また、刃物をゆっくり突き出す、あるいは寸勁のような技に対処できないこと。ただ、かように遅い攻撃であれば傍観している者の助言を聞いてからでも反撃できるため、仲間がいればこの方法で謝遜に攻撃を加えることは難しい。逆に、暗闇の中で戦うのならば、もとから視力のない謝遜は相当有利に戦うことができる。 七傷拳(しちしょうけん) もとは崆峒派の武芸。拳に7種類の気を込めて相手に打撃を加える技。仮に1種、あるいは2種類の気による攻撃を防いだとしても、7つもの気を防ぎきることは非常に困難。これを受ければ体の表面こそ何ともないものの、体の内部の気脈がズタズタになる。 欠点としては、七傷拳の習得に伴い、自分の臓器が傷ついてしまうこと。そのため、張無忌がせがんだときも、決して七傷拳は教えなかった。謝遜の場合、これによって精神に異常をきたしやすくなっている。もっとも、卓越した内功があれば自分の臓器を傷つけることはないとされ、九陽神功を身に付けた張無忌は謝遜を超える七傷拳を披露している。 獅子功(ししこう) 内力を込めた声を発し、これで相手にダメージを与える技。縛られた状態でも使用が可能であり、失明後では内功の修行が進んでいるため、むしろ威力が増してすらいる。一度に多くの人間を倒すのに向いており、天鷹教に乗り込んだ際は、あらかじめちぎった着物で耳をふさがせていた張翠山・殷素素を除く者のことごとくを戦闘不能に追い込んでいる。謝遜に敵対している杜百当などはあらかじめ自分の耳をつぶすことで対抗しようとしていた。 表・話・編・歴 金庸作品の登場人物 越女剣 創作 阿青 実在 范蠡 - 西施 - 勾践 - 夫差 連城訣 狄雲 天龍八部 創作 蕭峯(喬峯) - 虚竹 - 慕容復 - 天山童姥 - 阿紫 実在 段正淳 - 段正厳(段誉) - 耶律洪基 - 完顔阿骨打 射鵰英雄伝 創作 郭靖(北俠) - 楊康 - 黄蓉 - 黄薬師(東邪) - 欧陽鋒(西毒) - 洪七公(北丐) - 周伯通(老頑童、中頑童) - 梅超風 実在 段智興(一灯大師、南帝、南僧) - 王重陽(中神通) - チンギス・ハーン - 楊再興 神鵰俠侶 創作 楊過(神鵰俠、西狂) - 小龍女 - 李莫愁 - 郭襄(小東邪) - 独孤求敗 実在 丘長春(丘処機) - 呂文徳 - 耶律楚材 - モンケ - フビライ 倚天屠龍記 創作 張無忌 - 謝遜 - 趙敏(ミンミンテムール) 実在 張三豊(張真人) - 韓山童 - 朱元璋 - 徐達 - 常遇春 - 陳友諒 - ココテムール(王保保) - チャガンテムール(李察罕) 碧血剣、鹿鼎記 創作 袁承志 - 夏青青 - 夏雪宜(金蛇郎君) - 何鉄手(何惕守) - 韋小宝 - 双児 実在 袁崇煥 - 崇禎帝 - 李自成 - ホンタイジ - ドルゴン - 康熙帝 - 順治帝 - オーバイ - 呉三桂 - 陳円円 - ソフィア - ピョートル1世 雪山、外伝、書剣 創作 胡斐(飛狐、雪山飛狐) - 陳家洛 実在 乾隆帝 俠客行 狗雑種 秘曲 笑傲江湖 令狐冲 - 岳不群 - 岳霊珊 - 任盈盈 - 任我行 - 林平之 - 東方不敗 - 独孤求敗 金庸作品の用語 葵花宝典 - 九陰真経 - 九陽真経 - 天下五絶 - 辟邪剣譜 その他の用語等 武俠小説 - 任俠 - 武林 - 江湖 - 内功(内力) - 外功 - 軽功 - 暗器 - 拝師(師父・師伯・師叔・師娘・師母・師兄・師弟・徒弟・弟子) - 道教 - 全真教 - 太極拳 - 華山派(華山) - 武当派(武当山) - 青城山 - 少林拳 - 嵩山少林寺 - 丐幇 - 鏢局 - マニ教 - 白蓮教 - 易筋経 - 四十二章経 国、事変等 大理国 - 会昌の廃仏 - 靖康の変 - 襄陽・樊城の戦い - 天地会
※この「武功」の解説は、「謝遜」の解説の一部です。
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武功
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 08:54 UTC 版)
丐幇につたわる、「打狗棒法」、「降龍十八掌」という絶技を使う。うち、「降龍十八掌」は「剛」を最高値まで極めたものと言われ、絶大な威力を発揮する。自分で編み出した武術に「逍遙遊」、「満天花雨」がある。 本人自身の武功が優れているのはもちろん、指導能力にも優れており、王処一が言うには「洪七公が指導する三日は、三十年の修行にも匹敵する」とのこと。実際に、三日間の指導を元に穆念慈が義父の楊鉄心を超えるほどの腕前になっていたり、約一ヶ月で郭靖などが急成長している。
※この「武功」の解説は、「洪七公」の解説の一部です。
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武功
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 08:53 UTC 版)
幼少期はほとんど武術について才能を見せず、「江南七怪」の紅一点、韓小瑩などは郭靖の愚鈍ぶりに泣き出してすらいる。しかし、格闘・剣などに才能は見せなかったものの、弓についての才能はあったようで、内功の素養がない頃でさえ一本の矢で二羽の鷲を射落としている。タイトルの「射鵰英雄」はこのことを指す。あまり物事を考えない、雑念がほとんどないということが幸いし、内功を学び始めた頃から急激な成長を遂げ、ついには天下五絶となった。また、作中で王重陽を除けば唯一、九陰真経の全体について習得した人物。 また、単純な武術家としてでなく、戦場での働きも見せており、作中では槍、弓などを使い、一騎当千の活躍をしている。戦場においては、江湖で使う武芸はほとんど役に立たないとされているところ、郭靖のように戦場でも活躍できるのはかなり珍しい。また、岳飛の遺した兵法書、『武穆遺書』にも精通しており、指揮官としてもチンギス・ハーンを驚嘆させる能力を持っている。 降龍十八掌(こうりゅうじゅうはっしょう) 洪七公から教わった丐幇に伝わる武術。「剛」と「実」の最高峰と言われ、郭靖が最もよく使った武術でもある。もともと、降龍十八掌を習得する以前は将来妻とする黄蓉よりも弱かったのだが、これを習得して飛躍的な成長を見せた。 空明拳(くうめいけん) 周伯通から教わった武術。降龍十八掌に対し、「柔」と「虚」の最高峰と評価されている。作中ではあまり用いる事はなかったが、プレイステーションソフト、射鵰英雄傳では郭靖の使う最強の外功となっている。 左右互縛術(さゆうごばくじゅつ) 空明拳とともに、周伯通から教わった武功。左右の手で別々の技を使用するため、うまくいけば自分が2人いるのと同じ効果を生み、単純な戦力が2倍になる。ただし、習得は難しく、あれこれ考える複雑な人間には習得ができず、郭靖のように何も考えない人間でなければ身につける事ができない。 青年期には、第二回華山論剣などで、「剛」の降龍十八掌と「柔」の空明拳を同時に使うといった離れ技をやってのけた。ただ、中年期以降は空明拳でなく、左右の手で降龍十八掌を使い、威力を2倍にするといった使い方をするようになった。 九陰真経(きゅういんしんけい) この世のすべての武術をやぶる方法が記されており、武術を志す者の憧れ。これを巡って多くの血が流された事から、郭靖は九陰真経には若干の嫌悪感を抱いている。そのため、周伯通によりそれと知らされず教え込まれた。 中には数々の武功が描かれているが、上巻の終わりに描かれている九陰神功と呼ばれる内功は特に重要。これによって、ただでさえ威力の高い降龍十八掌などの絶技の威力が倍増する。
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武功
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 08:54 UTC 版)
天下五絶の一人であることから、武術の腕はかなりのもの。だが、むしろ黄薬師の活躍が目立つのは知識の方。桃花島には五行奇門を張っているため、外敵の侵入はかなり困難。また、全真教の「天罡北斗陣」という集団戦法に苦戦すると、それを打ち破るべく光武帝の雲台二十八将を参考に、「二十八宿大陣」を完成させ、対モンゴルの戦争で活用させた。 弾指神通(だんししんつう) 黄薬師や桃花島の武術家が比較的よく使う武功。曲げた指を勢いよく弾き、攻撃力を増す技。使い道は大きく3通りあり、1つはこれで暗器(小型の飛び道具)を飛ばすこと。第2に相手の武器、特に剣の先端部分に指を当て、武器を弾き飛ばすこと。素手の状態で武器を持った相手に対抗するときによく使っている。第3に、指を直接相手に当ててダメージを与えること。この使い方について楊過は、一灯大師の「一陽指」と同工異曲だ、との感想を持っている。 桃花島の武術家の他、楊過も習得している。楊過の弾指神通の腕前は、黄蓉ですら父・黄薬師と区別がつかないまでに達していた。 五行奇門(ごぎょうきもん) 五行思想や、算術などさまざまな知識を基に行われる特殊技術。黄薬師が住居としている桃花島などには五行奇門が最高のレベルで掛けられているため、案内なしで部外者が島に進入しても迷子になってしまい、決して目的地には近づけないようになっている。 周伯通が桃花島に監禁中、瑛姑が周伯通を救出しようと十年近く算術を学んだが、それでも黄薬師の娘、黄蓉の足元にも届かなかったことで、五行奇門の攻略に絶望を覚えている。 黄薬師の他は、娘の黄蓉や弟子の程英などが、全体のうちのある程度を習得している。桃花島に掛かっているレベルのものでなくとも、旅の途中、石を配置して簡易版の五行奇門を作ることが可能。神鵰剣俠においては、黄蓉が生後数ヶ月の郭襄を獣などから守るため、蔦や枝で郭襄のみを包むサイズ、超小型の五行奇門を作っている。
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