掌法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/10/12 14:46 UTC 版)
掌法(しょうほう)は、中国武術などに見られる格闘技術の一つ。掌(てのひら)や手刀を使って相手に打撃を与える技術のこと。また、主に掌で打撃を与える武術を掌法と言うこともある。八卦掌などが代表的。
概説
拳(こぶし)のみを使って打撃を与える「拳法」とは狭義においては一応区別されるが、「拳法」という言葉の中に掌法、蹴り技などを含めた格闘技一般として使われることもある。なお、一般的な拳法においても掌を使う技があるので、これをこの名で呼ぶ場合もある。
特に拳を鍛えていない場合、素人などが安易に人間の頭など堅いものを殴ると拳を骨折する危険が高いが、掌底などはこれに対して骨折の危険は少ないため、護身術などで使われることもある。また、拳に比べて掌は面積が広いぶん力が入れやすく、内臓など臓器にダメージを与える場合、拳よりも向いている。その他、握り込まない掌においては、指先や手の甲、手刀なども使う。八卦掌では指先を集めた鈎手も使う。
中国武術では突きや蹴りを主体とする拳法でありながら拳を使わず掌法のみを使う流派がいくつか存在する。以下の様なものが代表である。
創作において
武侠小説においては掌法は頻出する概念であり、筋力のみならず内力とよばれるエネルギーを掌に込めることで破壊力を増すとされている。特に達人となり、掌力が増すと、相手に触れずとも遠距離から掌風という衝撃波で打撃を与えることができるなど、超人的な破壊力を発揮する。そのため、掌法においては内功と言って内力を生み出す技術が重要視される。武侠小説の主要人物は「降龍十八掌」(こうりゅうじゅうはっしょう)や「伏虎掌法」(ふくこしょうほう)などの掌法をマスターしていることが多い。
掌法(フィンガー系)
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「東方不敗マスター・アジア」の記事における「掌法(フィンガー系)」の解説
光輝唸掌(こうきおんしょう) 漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』に登場する技。流派東方不敗の基本技の一つで、気を込めた掌打を相手に放つ。ドモンが生身で使用した。 灼熱サンシャインフィンガー 第7回大会でヤマトガンダムが使用した必殺技。 ハートフルフィンガー シャッフル・ハートに乗った際に放つ技。 クーロンフィンガー クーロンガンダムに乗った際に放つ技。 ダークネスフィンガー シャッフル・ハート、クーロンガンダム、マスターガンダムの必殺技の一つ。シャイニングガンダムの「シャイニングフィンガー」や、ゴッドガンダムの「爆熱ゴッドフィンガー」に酷似した技。 威力はシャイニングフィンガーを凌駕し、ゴッドガンダムのゴッドフィンガーに匹敵する。使用時に掌が黒く輝くが、前述の2機と同じく液体金属によるものか、それとも別のものであるかは不明である。気を纏った手刀で突き刺す性質や手刀で相手を突いた後に掌底打に変化したり、さらに相手を握り潰す攻撃に変化したりもする。ダークネスフィンガーショット ダークネスフィンガーで気を練りその気を相手に放つ。下のダークネスショットとは別の技。 ダークネスショット マスターガンダムの技。ダークネスフィンガーの応用技。掌に5つ並んだ小口径ビーム砲門からダークネスフィンガーのエネルギーを気弾にして撃ち出す。 ディスタントクラッシャー マスターガンダムの腕部特性を用いた技。伸縮可能な前腕部で相手を貫くのがニアクラッシャー、それを前腕部ごと射出して相手を貫くのがディスタントクラッシャーである。分離した腕部はビームワイヤーで本体と接続されているため、即座に引き戻すことが出来る。 シャイニングフィンガー(小説版) 小説版ではマスター・アジアがドモンに授けた技のひとつ。ガンダムに乗らずとも生身で使用可能な技として描かれている。掌底打として機能もするが3本の指先に「気」を集中して相手の額に放つ事で、脳神経を麻痺させる事ができるのが本来の技の性質である。 また、気弾を放つ事も可能である。力業でそのまま相手の額を突き破り殺傷する事も可能だが、釈尊を護るための拳法に由来する流派東方不敗ではそれを禁じ手としている。 シャイニングフィンガーの特性はシャイニングガンダムを参照。
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