高等部2年(第92期生)
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「食戟のソーマ」の記事における「高等部2年(第92期生)」の解説
新戸 緋沙子(あらと ひさこ) 声 - 大西沙織 遠月学園高等部1年生→2年生の女子生徒。 身長161cm。10月14日生まれ。3サイズはB80-W56-H79。血液型はA型。好きな映画、ローマの休日。好きな休日の過ごし方は珍しいお茶の買い出し。 えりなの側近を務めている少女で、ボブカットの髪型が特徴。えりなに対しては同級生でありながら、「えりな様」と呼ぶなど、人一倍従順である。えりなからは高く評価され、友人としても信頼されているが、緋沙子自身は従者として一歩引いた態度をとっている。えりなと不仲であるアリスに対しては敵意を抱いている模様。また、創真のことも長らく敵視していたが、スタジエール以降は薄れており一人の料理人として信頼している。周囲からは「秘書子」と呼ばれているが、本人は気に入っていない。長年えりなの側近を務めているため、事務作業には慣れており、電子端末の扱いにも長けている。事務作業をする際は眼鏡をかける。 えりなが極星寮に匿れて以降、恵の母性を感じ取って自分が不在の間のえりなを任せており、恵は真面目な性格である緋沙子に母性を感じている様子。 古くから続く漢方医の家系に生まれ、東洋医学の知識を料理に昇華させた薬膳料理のエキスパート。 中学2年の時にえりなの側近の座を狙う貞塚ナオとの食戟に勝利して以来、彼女から敵視されていたが、秋の選抜予選で再び勝利して格の差を見せ付けると、今度は自身が貞塚から憧れの対象として見られるようになった。 秋の選抜Bブロックでは、薬膳とカレーを融合させた「羊肉四物湯カレー」で92点を獲得し、Bブロック2位で予選通過する。本戦一回戦第三試合の「ハンバーガー」対決では葉山と対戦し、スッポンを使用した人の触覚まで刺激する「スッポンハンバーガー」を作るも敗北。試合後、遠月の頂点に立つことを目標とする葉山とは対照的に「えりなに次ぐNo.2」であることに固執する志の低さを葉山から痛烈に批判された。秋の選抜終了後、えりなに合わせる顔がないとして書き置きを残し、彼女の前から姿を消した。 スタジエールでは、最初の研修先「洋食の三田村」で創真と共に派遣されるが、手馴れた様子で店の作業をこなす創真と現場での厳しさから自分の実力のなさを実感する。何とか1日を乗り切ることに成功し店員からも褒められ自信をつけるも創真からこのままでは店の問題の解決につながらないことを指摘され、創真が提案した完全予約制の導入にのり、予約サービスなど裏業務のシステムを確立させ合格判定を貰った。その後、えりなとうまくいっていないことを創真に感付かれ、彼から「これからはえりなの後ろではなく並び立てばいい」と促され、えりなの元へと戻っていった。 スタジエールの一件で創真との関係は軟化しており、月饗祭開催直前、創真が作ろうとした麻婆豆腐定食をえりなに味見させようとした際強く引き留めようとはしなかった。月饗祭では山の手エリアに出店したえりなに手伝い、えりなが薊への恐怖に怯えていた所に創真が現れると安堵の表情を見せた。またえりなに対し「もしかしたら薊から遠月を救えるのは創真かもしれない」と答えている。 月饗祭終了後、遠月学園の総帥となった薊によりえりなの秘書を外されてしまう。意気消沈していたところにアリスと遭遇し、事情を話しアリスによるえりなの屋敷からの連れ出しに同行。えりなが極星寮に一時身を寄せることになると、恵らにえりなの過去を話した。叡山が極星寮の強制退去に着手した際にはえりなの部屋の警備に当たった。十傑による残党狩りでは、青木と佐藤と同行し紀ノ国のいるC会場を偵察した。 進級試験が控える創真らにえりながスパルタ指導を施す中、自身も講師として支援し、休憩中に提供していた五味子が十傑となった葉山との戦いテーマ食材で熊肉の匂いを抑え込む突破口となって創真を救う役目となった。三次試験で斎藤に敗れた。 水戸 郁魅(みと いくみ) 声 - 石上静香 遠月学園高等部1年生→2年生の女子生徒。「丼物研究会」部員。 身長163cm。5月4日生まれ。3サイズはB90-W57-H88。血液型はB型。好きな本、星の王子様。好きな休日の過ごし方はお菓子作り。 褐色の肌にアホ毛のあるショートカットの金髪という派手な容姿に加え、作中屈指の豊満なプロポーションの持ち主。制服を西部劇風に着崩した露出度の高い格好をしており、男子生徒からの人気も高い。勝気な性格もあって言動は男勝りだが、根は真面目で素直。当初は肉以外の食材への配慮が薄かったが、創真に敗北してからは改善している。実家は牛肉業界の一角を支配するほどの大規模な肉の卸売業者という裕福な家庭で育ったため、金銭感覚は一般庶民とかけ離れている。周囲からは肉魅(にくみ)というあだ名で呼ばれているが、本人はそれを嫌っている。 肉料理を得意とし、ミートマスターの異名を持つ。また、食材の温度を繊細に感じ取る優れた感覚の持ち主。秋の選抜予選では肉以外の食料に造詣を深め、審査員からは「肉将軍(ミートジェネラル)」と高く賞賛される。 初登場時はえりなの派閥に属しており、えりなの命令により丼研を潰そうとするが、丼研の代理として創真に食戟を挑まれて自身の丼研入部と創真の退学を賭けて牛肉を使った丼料理のテーマで勝負する。A5和牛の熟成肉を惜しげもなく使った「A5和牛のロティ丼」を披露するが、肉と飯の一体感が欠けていたことで敗北する。その結果、えりなに見捨てられて約束通り丼研に入ることになったが、それがきっかけで創真に好意を寄せるようになり、彼にだけは上記のあだ名で呼ばれても良いと考えるようにもなった。 えりなとは幼い頃に何度か会ったことがあり、薙切家の重圧の中でも常に凛としていたえりなを尊敬している。創真との食戟に敗れて以来えりなと関わる機会がなくなっていたが、進級試験でえりなに自分の思いを打ち明けたことで関係が修復された。 宿泊研修のビュッフェ課題の「卵料理」ではソース・ヴィネグレットを使った「ロコモコ丼」を提供し、200食達成する。合宿終了後の連休中には創真からの頼みで、すみれ通り商店街の立て直しに協力した。秋の選抜Aブロック予選では「東坡肉カレー丼」で86点を獲得するが、予選敗退となった。 スタジエールでは、派遣先で出会った人物から「火入れの奥義」を伝授された。また、秋の選抜以降は創真以外の極星寮の寮生たちとも打ち解けており、特に得意分野の近い吉野とは意気投合している。スタジエール後は以前よりカリスマ性が増しており、丼研に入部してきた後輩たちからも慕われている。月饗祭での模擬店の出店場所を巡っての貞塚との食戟に勝利し、初日の目抜き通りエリアの売上では第3位にランクインした。4日目には創真の模擬店に助太刀した。残党狩りでは丼研代表として中枢美食機関代表の梁井を破り丼研存続を勝ち取った。 進級試験の三次試験で茜ヶ久保に敗れた。 イサミ・アルディーニ 声 - 小野友樹 遠月学園高等部1年生→2年生の男子生徒。タクミの双子の弟で、同じく「トラットリア・アルディーニ」の跡取り息子。 身長182cm。誕生日は7月19日。血液型はO型。好きなこと、タクミをからかうこと。好きな女性のタイプは一緒にいて穏やかな気分になれる人。 タクミとは似ても似つかない太った体格の大柄な少年で、金髪のタクミと違い逆立った黒髪をしている。毎年夏バテで激痩せする体質で、秋冬にかけて元の体型に戻るという。短気で暴走しがちなタクミと対照的に、普段はマイペースでのんびりしており、人当たりも良い。 タクミと同じくイタリア料理を得意とする。調理速度はタクミよりも遅いと本人は語っているものの、動きは機敏であり、双子ならではの絶妙な連携で、タクミと共に優れた料理を作る。アニメ版では「味の地平の探求者」の異名をつけられた。 幼少期は比較的痩せており、髪の色以外はタクミと瓜二つの美少年だった。また、当時はタクミより料理の実力が低いことにコンプレックスを抱いていたが、タクミに諭されてからは2人で協力し合うようになる。タクミのことを慕っているが、その奥にはいつか兄を超えたいという対抗心も抱いている。 秋の選抜Bブロック予選では、「トマト風味のカレーカルツォーネ」で87点を獲得したが、タクミには及ばず予選敗退となった。 スタジエール時には体型は元に戻っており、派遣先の店の新メニュー開発に参加するなど確実に実力を上げていた。 北条 美代子(ほうじょう みよこ) 声 - 瀬戸麻沙美 遠月学園高等部1年生→2年生の女子生徒。 気の強い性格で、アホ毛が特徴。長身でスタイルもいい。非常に重い中華鍋を片手で軽々と扱う男子顔負けの腕力の持ち主。運動神経もよく、バスケで軽々とダンクシュートを決めるほど。横浜中華街で50年続く中華料理の名店「北条楼」の料理長の娘。中等部3年の時点で部門長をも黙らせるほどの腕前を持ち、卒業後は実家の店の厨房に入ることが決定しているが、部門長をはじめ男尊女卑の考えを持つ店員たちからは快く思われていない。そのため、周囲を屈服させるために料理人としての絶対的な箔を得ようと遠月十傑第一席の座を狙っている。秋の選抜後は、従業員と少しずつ打ち解けてきている。 中華料理を得意としており、調理時はチャイナドレスを着用する。中華料理を得意とする十傑第八席の久我からたびたび中華料理研究会へ勧誘されているが、辛さ重視の彼の方針が気に入らず、中華研には入っていない。アニメ版では「鉄腕火龍小姐(アイアンドラゴンガール)」の異名をつけられた。 元遠月第一席の四宮に食戟を挑んだ恵に興味を持って接触するが、創真の協力を得ての出来事だったと知ると「見込み違いだった」と一転して侮蔑する。秋の選抜Bブロック予選では、パイナップルを上手く組み合わせたカレー炒飯「菠蘿咖喱炒飯(ボゥルオカリーチャーハン)」で87点を獲得するも、恵とは1点差で予選敗退する。だが、非力な恵が荒くれ男の漁師たちから可愛がられている様子を見て、力で男たちを黙らせるしかないと思っていた自分との違いを感じ取り、自分の敗北を素直に認めた。予選終了後には恵への態度を改め、正式に友人になることを誓い、予選を突破した恵にエールを送った。 創真とは恵の紹介で知り合い、月饗祭で久我と勝負しようと考えていた創真に彼の居城である中華料理研究会を案内した。 貞塚 ナオ(さだつか ナオ) 声 - 後藤沙緒里 遠月学園高等部1年生→2年生の女子生徒。 陰湿な性格で、非常に長い黒髪で顔の半分以上を隠し、学園の警備員からも恐れられるほど不気味な雰囲気を絶えず放っている。普段は黒髪で隠れてほとんど見えないが、素顔はかなりの美少女である。創真とはゲテモノ料理を好む者同士馬が合う。 「鍋の前の魔女(ボイリング・ウィッチ)」の異名を持ち、煮込み料理を得意としている。おぞましさの中に真の旨さがあるという料理観を持ち、干物や乾物などクセの強い食材にも造詣が深い。自身が所有している調理室は子供が泣いて逃げ出すような禍々しい雰囲気を放っており、たびたび異臭騒ぎを起こしている。 えりなへの盲目的な憧れと「神の舌で罵倒されたい」というマゾヒスト願望によって彼女の側近の座を狙っているため、緋沙子を敵視している。中等部2年の時にえりなの側近の座を賭けて緋沙子と食戟を行うも敗北し、その時に敗退の条件としてえりなの半径50メートル以内に接近することを禁じられるが、執着心が失われることはなく、それ以降は双眼鏡でえりなを何度も覗き見たり手紙を毎日30通送るなどのストーカー行為を続けていた。 秋の選抜Bブロックでは、くさやをアクセントに加えた「漆黒のラクサカレー」で84点を獲得したが、再び緋沙子に敗れて予選敗退する。しかし緋沙子との格の差を見せ付けられ、痛烈に罵倒されたことにより、今度は彼女を「緋沙子お姉様」と呼んでストーカー的な態度を示し始めた。 月饗祭では郁魅との出店場所を巡る食戟に敗れ、中央エリアに「暗黒干物商會」を出店した。 テレビアニメ第1期の後期エンディングアニメーションは、ナオのストーカー視点からえりなたちを描いたものとなっており、秋の選抜予選で緋沙子に敗北した回のエンディングのみ、貞塚(白)バージョンを見ることが出来る。 美作 昴(みまさか すばる) 声 - 安元洋貴、渡辺明乃(幼少期) 遠月学園高等部1年生→2年生の男子生徒。 創真よりもはるかに大きな巨体と分厚い唇にドレッドロックスの髪型が特徴。「微に入り細を穿つ」がモットーであり、大柄な体格で粗暴な雰囲気に似合わず、愛用のバイクに万全な盗難対策をしたり服の裏に自ら刺繍を入れるなど、非常に繊細な作業をこなす。 周到なる追跡(パーフェクト・トレース)と称する事前に調べた相手の料理を完全にコピーし、さらにその品にオリジナルの要素を付け加えることで相手を完全に上回るという、高い技術を持つ。各種の料理にも造詣が深く、その手のエキスパートに匹敵する知識や技術を持つ。連帯食戟ではコピー技術をさらに進化させ、瞬間的に相手の行動・思考を読み取り、自分の手元に全く同じ手順を反映させる「周到なる追跡・閃(パーフェクト・トレース・フラッシュ)」を披露した。 狙いをつけた生徒についてストーカー紛いの行為で徹底的に調べ上げたうえであらゆる手段を使って挑発し、勝負の場に引きずり出すことでこれまで99の食戟に勝利してきた。相手の料理人にとって最も大切な道具(包丁)を賭けさせることで料理人としての誇りを踏みにじるなど卑劣な性格をしており、その在り方から「KING・of・ストーカー」の異名を持つ。叡山からも「料理人としては完全なる屑」と評されている。 出自は高級レストランの跡取り息子であり、幼少期から写真で見た料理を完璧に再現できる才能を発揮していたが、父親(声 - 野川雅史)からは認められなかった。それでも父に認められたい一心でコピー料理の技術を磨き続け、ある時店の大事な客人たちを招いて行われた新作品評会で父のレシピにアレンジを加えたところ父を超えてしまったため、激怒した父に遠月学園へ厄介払いされる形で入学する(美作本人は父親が自分から逃げたと解釈している)。入学後も同様の手段を使い続けていたところを叡山に拾われ、彼の手駒となった。 秋の選抜Aブロックを4位の91点で通過し、本戦出場を決めた。本戦一回戦第四試合の「スイーツ」対決ではタクミと対戦し、試合直前にイサミを侮辱することでタクミとの試合で食戟を行うことに成功する。試合ではタクミの考えをことごとく先読みし、あらかじめ隠し味として仕込んでおいた塩レモンを使用した「美作のセミフレッド」で彼に勝利する。その後、創真のもとに現れてタクミと同様の手段で挑発して食戟を受けさせるも、彼からこれまで奪ってきた包丁100本を賭けるよう要求される。試合本番でも創真の料理を完全にコピーした「美作のビーフシチュー」で彼を追い詰めるも、それまで積み重ねてきた経験を表現した創真の前に最終的には敗北する。退学して料理人を辞めようとしたが、創真から料理人の真のあり方を示されて再起を促され、タクミからも退学しないよう釘を刺された。 月饗祭では、秋の選抜での借りを返すべく創真からの協力要請に応じ、「周到なる追跡」でコピーした創真の料理手順で模擬店の営業をサポートした。 進級試験では反逆者には加わらず通常の試験を受けていたが、連隊食戟で創真からの要請に応じ反逆者チームとして参加する。事前準備として十傑全員のトレースを行い、2nd BOUTに参戦しテーマ食材「まぐろ」で斎藤と対決。「周到なる追跡・閃」で生じた余裕の中で久我のサポートを兼ねた燻製醤油を作り、斎藤の小玉紅玉寿司にアレンジの軍艦巻きを加えた品で勝負する。ネタに筋を入れ味を広がりやすくする「隠し包丁」を入れすぎてしまった差で敗北するも、斎藤からは己の影と斬り合っているようだったと賞賛された。その日の夜、翌日の3rd BOUTに挑む創真たちのためにトレースした十傑で模擬戦を行った。 えりな新体制になってからは連隊食戟の反逆者チームのメンバー中では唯一、遠月十傑に在席していない。 川島 麗(かわしま うらら) 声 - 日高里菜 遠月学園高等部1年生→2年生の女子生徒。 リボンで結んだ長い黒髪が特徴のアイドル風美少女。高等部1年生が行う食戟の司会進行を担当しており、創真と郁魅の食戟の際にも担当した。可愛らしい仕草や台詞の言い回しによって男子生徒からの人気を集めているが、自己顕示欲が強く内心では自分以上に目立つ女子生徒を敵視するなど実際はかなり腹黒いため、女子生徒たちの怨念をかき立てることも少なくない。 秋の選抜予選では、Bブロックの司会進行を担当した。アニメ版では本戦の司会も担当した。 OVAでは普段はメイド喫茶でアルバイトしていることが明らかになり、そこでタクミにオムライスを振る舞っており、2期アニメのスタジエールでもタクミが店員となりオムライスに二人でケチャップをかける場面が追加されている。 中枢美食機関設立後は機関の思想に洗脳され、連隊食戟の司会進行を務めた際にはあからさまに薊寄りの発言をしている。 佐々木 由愛(ささき ゆあ) 声 - 日高里菜 遠月学園高等部1年生→2年生の女子生徒。 秋の選抜予選でAブロックの司会進行を担当した。麗と反対に気が弱く、高慢な態度で辛口評価を連発した千俵なつめの威圧感に気押されていた。 榎本 円(えのもと まどか) 声 - 大西沙織 遠月学園高等部1年生→2年生の女子生徒。丸井と同じく宮里ゼミ所属。 丸井とよく似た丸い眼鏡をかけているボブカットの少女で、宮里ゼミのエースである丸井を敬愛している。名前は単行本7巻で判明。
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高等部2年
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「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」の記事における「高等部2年」の解説
作中時系列が進行しており、進級が発生している。これらの項目は進級前の時点での学年を基準に分類。 早坂 愛(はやさか あい) 声 - 花守ゆみり / 演 - 堀田真由 高等部2年A組→3年A組の女子。四宮グループ幹部の娘で、アイルランド人のクオーター。4月2日生まれ(公称)。AB型。 四宮家に仕える使用人であり、かぐやの侍女(近侍)。家は代々四宮家に忠誠を誓う家系であり、修学中のかぐやをサポートする人員として幼等部から継続して秀知院学園に送り込まれている。かぐやとは姉妹同然に育っており、かぐやに対しては主人である前に妹のような存在だと自身で語っている。かぐやが素の自分を出せる数少ない相手で、かぐやにはいつも頼りにされ難題をふっかけられては対応しているが、自分に似て性格の悪いところがあるともかぐやに思われている。かぐやを冷遇する、かぐやの父親の雁庵の事は良く思っていない。 普段は冷静沈着でクールな佇まいだが、状況によって性格を切り替えており、学園内では服装と口調を変えいわゆるギャルとして過ごしている。かぐやの白銀に対する工作活動に度々駆り出されているため、かぐやとの関係を白銀には知られないようにしている。与えられた職務には忠実であり、遂行能力も高いが、予測不能な行動を取る千花には手を焼いている。体育祭に母が来られないと電話で聞いた時には泣いて拗ねるなど、マザコンの傾向がある。 なかなか進展しないかぐやと白銀の仲をもどかしく思っている節があり、強引に関係を進めようとすることもある。本業である近侍職には四宮グループからしっかり給与が支払われており、月給50万円・ボーナス年400万円で、勤続10年で貯蓄額4000万円以上。 しかしたいへんな激務であるため、進路調査では転職希望と答えていた。趣味は自作パソコンでIT関連の事柄に詳しい。かぐやのガラケーが壊れてスマホの購入に同行した際に女子高生としてはiPhone以外は選びにくいと評しつつ最新のスマホのカタログスペックを眺めて浮き浮きになっている。 元は四宮家長男・黄光によってかぐやの近侍として送り込まれ、彼にかぐやのことを事細かに報告する密偵としての役割を続けていたが、罪悪感に耐えきれなくなり、修学旅行を機に職を辞することを決める。その際三男・雲鷹の起こした事件に巻き込まれ、そのことがかぐやに露呈するが許され、以後は主従関係のない友人となる。 かぐやに対し「男は所詮性欲で動く生き物」と吹き込んでいるが、本人に交際経験はない。しかし思春期の少女らしく恋愛に憧れる面はあり、横浜デートのプランをかぐやに教えたこともあるが、それを間接的に伝え聞いた石上からはそのプランは無理があることを指摘され交際経験がないことを見破られている。校内擬態早坂愛 学校内での姿。おしゃれが好きで校則ぎりぎりの恰好をする元気なギャル。 スミシー・A・ハーサカ 白銀が四宮家を訪ねてきた際の変装時に使った偽名。髪型とカラーコンタクトで眼の色も変えているほか、胸も増量している。フィリス女学院に通っていて四宮家ではたまにバイトで働いているという設定であったが、のちに白銀には、四宮家本家の指示でかぐやの身辺調査をしていると明かしており、その時の表情は素のようであった。その後、白銀とは「普通に友達になりたい」として、連絡先を交換している。 ハーサカ君 四宮家に仕えている状況で千花に会うときの姿。学校では千花と親しいため、同一人物とばれないよう念入りに男装している。戦争孤児で、ハーバード大学を飛び級で卒業した執事という設定。千花には白銀との同性愛を疑われている。 柏木 渚(かしわぎ なぎさ) 声 - 麻倉もも / 演 - 池間夏海 高等部2年B組→3年A組の女子。ボランティア部部長。ショートヘアで髪留めをしている。6月25日生まれ。B型。兄がいる。 大手造船会社会長の娘で、経団連理事の孫。成績も上位一桁に入るほど優秀だったが、翼(後述)のテストの順位が上がるのと反対にやや下降している。 温和で面倒見がいいが、したたかで打算的な面があり、かぐやとは価値観が近く、かぐやに恋愛相談したのがきっかけで懇意になる。ボランティア部の活動で生徒会にも出入りするようになり、逆にかぐやが恋愛相談に乗ってもらうなど、仲を深めている。かぐやと白銀の関係性にも気付いている。 翼に想いを寄せられており、翼の壁ダァンからの告白を勢いに押されてOKしてしまい付き合うことになった。本人にも惰性で付き合っている、という自覚があり、後には打算がなければ付き合うこともなかったと明かしているが、次第に真剣さを増している。「神ってる」疑惑を持たれていたが、既に藤原千花にはバレていたり、かぐやが文化祭最終日の夜に電話して確認したときには、初キッスから2ヶ月、大人キッスからは40秒で「神った」ことを告白した。 ヤンデレの気質がややあり、翼の浮気を疑った時には殺意を口にしたり、探偵に調査させたりしている。しかし基本的には愛情深く、平和主義である。 眞妃とは付き合いが長く、強い憧れと同一化願望があり、いつも眞妃が好きな物を欲しがる。 田沼 翼(たぬま つばさ) 声 - 八代拓 / 演 - ゆうたろう 高等部2年B組→3年A組の男子。ボランティア部所属。8月25日生まれ。A型。妹がいる。 病院長の息子。作中で、祖父が後述する田沼正造であることが示唆されている。 白銀に恋愛相談し、白銀の開発した壁ダァンによって渚への告白に成功する。その後も生徒会室に恋愛相談に訪れているが、夏休み明けに容姿が軽薄に変貌し相談内容も次第にノロケになってきており、生徒会メンバーからは疎まれ始めている。成績上位の渚に勉強を教えてもらっており、テストの学年順位は上昇している。 名前は第99話(単行本10巻、第109話)までは明かされておらず、テレビアニメ版のクレジットも1期・2期共に「柏木の彼氏」となっている。 四条 眞妃(しじょう まき) 声 - 市ノ瀬加那 高等部2年B組→3年A組の女子。ボランティア部所属。1月1日生まれ。AB型。帝という双子の弟がいる。 四宮家の血筋で、かぐやの遠縁の傍系卑属にあたる。目上の人を敬うという名目でかぐやをおば様と呼んでいるが、かぐやには嫌がられている。かぐやとほぼ同格のスペックを持ち、白銀とかぐやに次ぐ学年3位の学力を有しているが、本人的には本気を出していないため、やろうと思えば1位も取れると思っており、実際にかぐやと白銀が勉強に力を入れなくなった2年の3学期末試験ではかぐやと同率1位だった。 傲慢に振舞っているが本当は健気で繊細。しかし傲慢さが持たず最後には本音を出す、緩急の強い(躁鬱の激しい)性格から、石上には「ツンデレ先輩」と呼ばれている。なお言動の端々はかぐやに似ている。 渚の友人グループの一人であり、翼に想いを寄せている。翼に彼女がいないと判明した時には「超ウケル!」と発言していたが、内心は喜んでいた。その後、渚と翼が付き合うことになってからはふたりのデートシーンに隠れキャラのように潜んでいる。翼のことは諦めておらず、彼が自分に振り向いてくれるのを健気に待ち続けている。 本人は第1巻、名前は第3巻に登場していたが、呼び名が「マキ」と判明したのが第7巻、単行本おまけページでの登場がメインだったが、第6巻で柏木カップルと共に表紙を飾り、その後第10巻でメインゲストとして本編に登場した。その後、渚と翼のことで相談したのをきっかけに、白銀、石上をそれぞれ「御行」、「優」と呼ぶほど仲良くなっている。 かぐやとは幼少期に出会っているが、四宮家と四条家の対立を背景に父親から「かぐやとは関わるな」と言われていたためつっけんどんな態度を取り、長らく一定の距離を保った関係が続いていたが、かぐやが白銀を慕っていることには一年の秋頃から気付いており、ずっと目で追っていたという。 紀 かれん(きの かれん) 声 - 朝日奈丸佳 スピンオフ『かぐや様を語りたい』のメインキャラクター。高等部2年C組→3年A組の女子。マスメディア部所属。大手出版社の社長令嬢。エリカいわく、「学園一のカプ厨」。 かぐやのことを強く崇拝しており、白銀とかぐやのカップリング妄想をしている。「かぐや様を語りたい」において、自作の漫画を読んでもらっている石上のことは「石上編集」と呼び、石上からは「ナマモノ先輩」と呼ばれている。 巨瀬 エリカ(こせ エリカ) 声 - 朝井彩加 スピンオフ『かぐや様を語りたい』のメインキャラクター。高等部2年C組→3年A組の女子。マスメディア部所属。大手味噌メーカー社長令嬢。 かぐやのことを強く崇拝しており、目を合わせただけであまりの興奮から気絶してしまう。「語りたい」によると、ストレスが溜まると味噌をすりつぶすなど味噌に対するこだわりが強い。 駿河 すばる(するが すばる) 声 - 森嶋優花 高等部2年A組→3年A組組の女子。某有名IT会社社長の娘。早坂と親しい。 火ノ口 三鈴(ひのくち みりん) 声 - 貫井柚佳 高等部2年A組→3年A組の女子。広告代理店代表の娘。早坂と親しい。 龍珠 桃(りゅうじゅ もも) 声 - 早見沙織 高等部2年C組の女子。現天文部部長。前生徒会会計。某反社会的団体トップの娘。白銀に対して1年生のときに虚勢を張って堂々とするよう助言しているほか、文化祭においてはなんらかの恩を盾に白銀の計略に協力させられている。 つばめに対して、「先輩がいなければ学校をやめていたと思う」と語っている。 豊崎 三郎(とよさき さぶろう) 声 - 小野将夢 高等部2年B組の男子。白銀の友人。野球部所属。学年成績6位。かつて白銀との成績争いで妨害工作を行ったが、最終的に正々堂々と勝負して挑んだという(本編にあまり関係のない)設定を持つ。本気を出したときだけ目を開く。「語りたい」でかれんに好意があることが明らかになっている。 風祭 豪(かざまつり ごう) 声 - 岡野友佑 高等部2年B組の男子。白銀の友人。謎の倶楽部「11」所属。混院の生徒で、失踪した兄を探すため秀知院学園に入学。「財界探偵越前はじめ」に弟子入りし、数々の難事件を解決して兄との再会を果たしたという(本編にあまり関係のない)設定を持つ。「語りたい」でエリカに好意があることが明らかになっている。 本郷 勇人(ほんごう はやと) 高等部2年C組の男子。第68期生徒会会長選挙に立候補したが、かぐやとの対談により降板した。彼のアプローチをハナにも書けなかった龍珠桃、子安つばめ、大仏こばち、不知火ころもの4人は「難題女子」と呼ばれる。「語りたい」では生徒会選挙の折、白銀を混院と見下し、マスメディア部を利用して潰そうと画策している様子が描かれている。 四条 帝(しじょう みかど) 眞妃の双子の弟。全国模試では白銀を抑えて1位をとったこともある。「近所の友達とサッカーをしたい」という理由で近所の公立高校に入学し、弱小サッカー部をインターハイに導いた。初登場時は、インドに傷心旅行に行く眞妃を心配し同行した。3年生への進級に際し、秀知院学園の白銀たちと同じクラスに転校してくる。
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