極星寮
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幸平 創真(ゆきひら そうま) 遠月学園高等部1年生→2年生の男子生徒。「遠月十傑評議会」の第一席。極星寮303号室の寮生。#幸平創真を参照。 田所 恵(たどころ めぐみ) 遠月学園高等部1年生→2年生の女子生徒。「遠月十傑評議会」の第十席。極星寮302号室の寮生。#田所恵を参照。 一色 慧(いっしき さとし) 声 - 櫻井孝宏、諏訪彩花(幼少期) 遠月学園高等部2年生→3年生の男子生徒。「遠月十傑評議会」の第七席→第二席。極星寮206号室の寮生でもあり、現寮生たちのリーダー的存在。 身長180cm。5月2日生まれ。血液型はAB型。好きな日課、畑いじり。好きな合唱曲、旅立ちの日に。 後輩思いの穏やかな人物だが、羞恥心がなくやたらと服を脱ぐ癖があり、寮内では褌一丁の姿で農作業をしたり、裸エプロン姿で料理を作ったり、全裸で寝るなどかなりの変わり者である。ただし、十傑の会議や秋の選抜など公式の場においてはきちんと制服を着用しており、普段を知る者からはまるで別人のように見える。宴会好きで、毎日寮の屋根裏を伝って寮生に声をかけている(但し、女子には気を使ってパイプ管を使用している)。卓球の腕前は恵と互角に渡り合うほどであり、スタイルはカット主戦型。 創真の入寮を本心から歓迎しており、その才能に期待をかけている。頭脳明晰で創真をはじめ極星寮の後輩たちの能力や技術を客観的に分析し、的確に解説する役回りでもある。寮の裏にある「極星畑」の管理に自らが中心となって精を出しているが、そのため授業にはあまり出ていない。また、畑で育てた野菜を利用してビジネスを行っており、婦人向けの料理教室を開いている。 実家は京都祇園にて室町時代から代々割烹店を営む和食の名門「一色家」であり、その跡取りでもある。物心ついた頃から料理修行をはじめ、教えられたことはすぐに身につけたが、周囲からは出来て当たり前と賞賛されず、当時は料理への情熱を持てずにいた。一色家では将来跡継ぎになる者が4歳になると郷里から離れて修行するという仕来りがあり、一時期東の名門「紀ノ国家」で料理や稽古に励んでいた。紀ノ国寧々とはその頃からの顔なじみ。自分ほど器用ではなかったが必死に料理に取り組む紀ノ国の姿を見るうちに料理の楽しさを実感するようになった。紀ノ国に対しては料理を続けるきっかけを与えてくれたことを尊敬しているが、現在の型にはまった紀ノ国の料理を否定している。 得意ジャンルは和食だが、そこに様々なジャンルの調理技術を詰め込んだ創作料理が真髄。白津からは「まるで厨房で遊んでいるかのように料理を作る」、ある美食家からは「超攻撃的和食」と称されている。更に高度な調理技術とその習得に長期の修行が必要とされるうなぎを「捌かれた」認識が遅れるほどの速度で正確に捌く凄まじい技量を持つ。入寮直後の創真との勝負では手の内を全て見せないなど掴み所がない一面があり、紀ノ国をはじめ、他の十傑からは実力を高く評価されているが、同時に本気を見せず余力を残していると見られている。 月饗祭では創真と恵以外の極星寮メンバーと共に山の手エリアに自家製の野菜を使った芋煮会を出店した。中枢美食機関発足後は立場上表だって動けなかったが、叡山の八百長政策を創真が打ち破ることを予測していた。叡山の敗北後に薊によって女木島、久我と共に十傑の権限を剥奪されるが、権限が行使できる間に審査に関する公平性を完璧にするために「一色ルール」と称される決まりを定めていた。 進級試験では中枢美食機関に翻弄されるであろう創真たちに加勢するべく北海道へ向かい、堂島や城一郎と結託し薊を釣りだす計画に加担し、連隊食戟に反逆者チームとして参加する。1st BOUTで新十傑の白津とテーマ食材「うなぎ」で対決。極星寮の後輩を侮辱した彼に対して「全力で叩き潰す」と宣言し、後輩たちが作った食材を活かした「ひつまぶし〜極星寮風味〜」で白津に勝利する。4th BOUTでは司と「野ウサギ」で対決。独特の臭みを持つ野ウサギに対し、和食でも繊細な椀物を選択。ジビエに昆布と蛤出汁に、野ウサギ肉と味噌の椀種で二段構えの味を表現した「特製一色汁」を披露するも敗北。司から退学を免除する代わりに中枢美食機関に入り自分の下につかないかと持ちかけられたが、丁重に断った。 連隊食戟後のえりな体制では十傑第二席になっている。数年後には史上初の一色家の暖簾分けを許されて独立しており、京料理界を牽引するようになった。 吉野 悠姫(よしの ゆうき) 声 - 内田真礼 遠月学園高等部1年生→2年生の女子生徒。極星寮116号室の寮生。 シニヨンに纏めた髪型が特徴。明るい性格をした少女で、誰とでもすぐに仲良くなれる極星寮のムードメーカー。感情の赴くままに行動することから、冷静さを失うと暴走しがちになる面もある。友人の榊の胸と自分の胸を無言で見比べることがあり、貧乳であることを気にしている。 ジビエ料理を得意としており、寮内でさまざまな禽獣(ジビエ)を飼っている。夢は自分の手で新しいブランドの鶏(仮称:極星鶏)を作り出すこと。地元の猟友会と密接なパイプを持っている。アニメ版では「禽獣の森の赤ずきん」の異名をつけられた。 秋の選抜Bブロック予選では、オレンジの果肉と鴨の相性を利用した「鴨カツジビエカレー」で86点を獲得したが、予選敗退となった。選抜戦後は肉というよく似たジャンルから郁魅と気が合うようになり、極星寮で互いに試作している。 えりなが極星寮に匿われるようになってからは彼女を「えりなっち」、緋沙子を「秘書子っち」と呼んでおり、えりなの方は極星寮のメンバーの間で定着している。 BLUEから数年後は郁魅、叡山と共に食肉流通ビジネスを開始しており、極星寮のメンバーも調理アドバイザーとして協力している。 榊 涼子(さかき りょうこ) 声 - 茅野愛衣 遠月学園高等部1年生→2年生の女子生徒。極星寮112号室の寮生。 大人っぽい雰囲気をしたロングヘアの少女。温厚で冷静沈着な性格から、暴走しがちな吉野のなだめ役になることも多い。極星寮の女子でも抜群のプロポーションの持ち主で、学園内には隠れファンがいる。 発酵食品を使った料理が得意であり、寮の近くに専用の塩麹作業場を構えている。 秋の選抜Aブロック予選では、醤油麹を加えた「炭火熟成納豆カレー」で86点を獲得し、審査員からは「発酵屋本舗榊一家」の異名をつけられたが、予選敗退となった。秋の選抜以降吉野同様、郁魅や極星寮に同棲するようになったえりなと親しくなっている。 伊武崎 峻(いぶさき しゅん) 声 - 村田太志 遠月学園高等部1年生→2年生の男子生徒。極星寮208号室の寮生。 目が前髪で隠れているミステリアスな雰囲気をした少年。寡黙でクールな性格だが、自らの料理に対する自信は高く、強い情熱を秘めている。秘密主義者で、自分の実力をあまり表に出さない。極星寮に来て間もない創真と一色が勝負をした際、一色が手を抜いていたことを見抜く他にもからかわれたりと、一色との絡みは極星勢では最も多い。 燻製料理が得意で、チェーンソーを使いスモークウッドを自作している。燻製に使う丸太を軽々と運ぶなど腕力はかなりのもの。 秋の選抜Aブロック予選では、粗引きスパイスを使った「特製スモークカレー」で88点を獲得し、審査員からは「燻煙の貴公子(プリンス・オブ・スモーク)」と賞賛されるが予選敗退となった。スタジエールでは売上不振で倒産寸前のレストランに派遣され、苦戦を強いられたが合格はできた。 丸井 善二(まるい ぜんじ) 声 - 小林裕介 遠月学園高等部1年生→2年生の男子生徒。極星寮205号室の寮生。 丸い大きな眼鏡をかけており、料理に関する勉強に余念の無いインテリタイプ。若干神経質な性格で、自室がいつもきれいに片付いているため、極星寮の寮生たちが会合を開く際には自室に集まられることが多いが、決まって散らかされてしまうことから本人はそれを迷惑がっている。 美食に関する古典文献を研究・分析する宮里ゼミに所属しており、1年にしてエースを担っている。ずば抜けた料理センスがない凡才であることを自覚し、周囲の天才たちに追いつくためにさまざまな学識を詰め込んでいる。宮里ゼミの関係者からは「丸井氏」、「味の物知り博士」と呼ばれている。その反面、体力が非常に低く、長時間の持久力を必要とする課題を苦手としている。 秋の選抜Aブロック予選では、ヴィシソワーズ風のルーを使った「白のポタージュカレーうどん」で88点を獲得したが、予選敗退となった。スタジエールでは半死半生の状態になりながらも極星寮へ戻ってきた。 アニメでは、残党狩りにおいて小古に2-1で勝利している場面が描かれている。 青木 大吾(あおき だいご)、佐藤 昭二(さとう しょうじ) 声 - 柳田淳一(青木)、河西健吾(佐藤) それぞれ極星寮107号室、211号室の寮生。ガラの悪い2人組の男子生徒。黒髪の方が青木で、金髪のオールバックが佐藤。連載当初は他の寮生たちと比べて登場回数が極端に少なく、本編では長らく名前すら紹介されていなかったが、秋の選抜編から他の寮生たちの応援役として徐々に登場回数が増え始め、第116話で初めて名字のみ呼ばれた。スタジエールでは2人とも同じ研修先であった。 極星寮の寮生では秋の選抜に選ばれなかったものの、2人とも夏合宿とスタジエールに合格しており、プロから一定の評価を受ける程度の実力はある。 向上心も他の生徒に比べて非常に強く、えりなに料理を酷評されてもへこむどころか「神の舌がなんぼのモンじゃ!」と逆に闘志を燃やし、えりなが極星寮に匿われてからは吉野らも含めリベンジに励んでいる。 アニメでは1期第4話で正式に名前が紹介されている。
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極星寮(きょくせいりょう)
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