したたか
したたかとは、強く屈しないこと、あるいは策略家であることを表す形容動詞である。形容動詞以外の用法として、副詞的用法で「それと分かるほど強く」といった意味合いにも用いられる(例:したたかに足首を打った)。
「したたか」は現在ではやや否定的なニュアンスで用いられることが多いが、漢字表記は「強か」であり、本来は「強くて容易には屈しない」といった意味合いがある。「したたか」の肯定的な用法は、「彼は逆境に負けずにしたたかに生きている」というように誉め言葉としてのニュアンスがある。悪口のようなニュアンスで用いられる「したたかな女性」は、「男性に対してしおらしく見せながら、腹の中では常に損得を考えている」といった意味合いになる。「したたかな男」の場合、「ビジネス等において良くも悪くも計算高く賢い」といったニュアンスになる。「したたか者」とは古語では「強く気丈な人」といった意味合いがあるが、現在では「思うように扱えない・一筋縄ではいかない人物」といったニュアンスで用いられる。
「あざとい」には、「したたか」と同じく計算高いといった意味合いがある。本来「ずる賢い、貪欲で抜け目がない」といった意味がある。現在の「あざとい」の用法は「可愛らしさを前面に出すことで好待遇を得ようとする」のように憎らしい存在といったニュアンスで用いられる。
計算高い強者のイメージのある「したたか」と対極の意味合いである「ひ弱(よわ)」は、弱々しく虚弱・打たれ弱いといった意味合いがある。
「したたか」は現在ではやや否定的なニュアンスで用いられることが多いが、漢字表記は「強か」であり、本来は「強くて容易には屈しない」といった意味合いがある。「したたか」の肯定的な用法は、「彼は逆境に負けずにしたたかに生きている」というように誉め言葉としてのニュアンスがある。悪口のようなニュアンスで用いられる「したたかな女性」は、「男性に対してしおらしく見せながら、腹の中では常に損得を考えている」といった意味合いになる。「したたかな男」の場合、「ビジネス等において良くも悪くも計算高く賢い」といったニュアンスになる。「したたか者」とは古語では「強く気丈な人」といった意味合いがあるが、現在では「思うように扱えない・一筋縄ではいかない人物」といったニュアンスで用いられる。
「あざとい」には、「したたか」と同じく計算高いといった意味合いがある。本来「ずる賢い、貪欲で抜け目がない」といった意味がある。現在の「あざとい」の用法は「可愛らしさを前面に出すことで好待遇を得ようとする」のように憎らしい存在といったニュアンスで用いられる。
計算高い強者のイメージのある「したたか」と対極の意味合いである「ひ弱(よわ)」は、弱々しく虚弱・打たれ弱いといった意味合いがある。
したた‐か【▽強か/▽健か】
「したたか」の例文・使い方・用例・文例
- 彼をしたたか打つ
- ニューヨーク市に住む、都会慣れしたしたたかな女性
- 彼女はしたたかな女だ。
- ころんで腰をしたたか打った.
- したたかな少年の一団.
- したたか殴ること.
- 人をしたたかにたたく.
- 人をしたたか打つ.
- 彼は木から落ちた時したたかに頭を打った.
- 彼はその喧嘩の側杖をくって頭をしたたか殴られた.
- ぴしゃりと顔をしたたか叩かれた.
- したたか食った
- したたか飲んだ
- したたか打たれた
- そのドアは打ち壊し棒で繰り返したたかれて壊れた
- 気を許すことのできない,油断のならない,したたか者
- したたかな人
- 性根のしたたかさをののしっていう語
- 一癖ある,したたかな人
- したたかな親父
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