雷門中サッカー部員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 07:53 UTC 版)
「イナズマイレブンの登場人物」の記事における「雷門中サッカー部員」の解説
部員の一人称はマックス、目金以外全員「俺」、前述の2人の一人称は「僕」。ユニフォームの色は黄色、襟と袖・半ズボンは青、ゴールキーパーのユニフォームの色は半ズボンと共に緑、袖の色はオレンジ色で、袖は緑色の縦ラインが2つ入っている。左胸には雷門の名前が書かれている。ジャージの色は青、裾は黄色で、稲妻のマークが2つ書かれている。靴下の色は白、ゴールキーパーの靴下は緑色のラインが入っている。ただし、豪炎寺の靴下はオレンジ色を履いており、鬼道は帝国学園のユニフォームの緑色の靴下のままである。 円堂 守(えんどう まもる) 声 - 竹内順子『イナズマイレブン』 本作の主人公。2年。ポジションはGK/DF。背番号は1番(リベロ時は15番に変更)。雷門中サッカー部のキャプテン。 オレンジ色のバンダナがトレードマークの、サッカーを心から愛する熱血漢。 どんな窮地でも絶対に諦めない強さを持ち、その前向きな姿勢は多くの人を惹きつけている。仲間想いであり、周囲からの信頼も厚い。努力家であり、他の部員のやる気がなかった時も個人練習を怠らなかった。 チームメイトや悩みを持つ相手を気遣う心を見せる一方、色恋沙汰にはかなり鈍感なようで、秋、夏未、冬花から好意を持たれていることに気づいていない。ただし、メイド喫茶でメイドと接した時や、塔子からキスされた時には赤面している。基本的に名字で呼ばれているが、後輩からは主に「キャプテン」、家族や冬花、フィディオ、ロココからは下の名前で呼ばれている。 名サッカー選手であり元祖イナズマイレブンの監督も務めた祖父・大介を尊敬しており、彼の記した特訓ノートを常に持ち歩いている。このノートに書かれた文字や絵は風丸曰く「恐ろしく汚い」もので、後に冬花が登場するまで、まともに読めるのは円堂だけだった。円堂自身も最初から読めたわけではなく、読んでいるうちに段々と理解できるようになったとのこと。 幼少期、自宅で年末の大掃除で倉庫を掃除した際に発見したサッカーボールと大介の遺した特訓ノートがきっかけでサッカーを始めるようになった。当初は過去の出来事から母・温子の反対を受けていたが、後に和解している。 やぶのてんや版漫画では、猛牛とぶつかって特訓するのが日課。 名前の由来は「エンド(ゴール)を守る」から。 必殺技 ※()内はパートナー(以下同様)。 必殺技は「真ゴッドハンド」、「真熱血パンチ」、「爆裂パンチ」、「グレネードショット」(漫画版)、「ダブルゴッドハンド」(漫画版)、「マジン・ザ・ハンド」、「メガトンヘッドG3」、「正義の鉄拳G5」、「いかりのてっついV2」、「真イジゲン・ザ・ハンド」、「ゴッドキャッチG5」、「オメガ・ザ・ハンド」(劇場版)、「イナズマ1号」(豪炎寺)、「イナズマ1号落とし」(豪炎寺、壁山)、「イナズマブレイクV2」(豪炎寺、鬼道)、「トライペガサス→ザ・フェニックス」(一之瀬、土門)、「トリプルディフェンス」(壁山、栗松)、「ファイナルトルネード」(一之瀬、土門、豪炎寺)、「デスゾーン2」(鬼道、土門)、「ジ・アース」(豪炎寺、吹雪)、「ジェットストリーム」(豪炎寺、虎丸)。アニメ版・フットボールフロンティア編 部員数が足らず、やる気もないサッカー部を支え、突如決まった帝国学園との試合のために、部員集めに奔走。部員たちのやる気がない間は稲妻KFCの子どもたちを相手に練習を重ねた。 持ち前の熱い心で豪炎寺を再びサッカーへと呼び戻し、部員たちや鬼道の心を変え、様々なことに巻き込まれながらも、憧れの伝説のチーム「イナズマイレブン」のようになることを誓い、フットボールフロンティア(FF)制覇を目指す。 なお、グラウンドに関しては、夏未が関わっていることもあってかFF予選を勝ち進むごとに地位も向上しているようで、当初使用を制限されていたグラウンドも使わせてもらえるようになった。 FF本選準決勝、木戸川清修中戦にて、武方三兄弟の最強必殺技「トライアングルZ」をゴッドハンド+栗松、壁山の3人で何とか止め、最後にザ・フェニックスを決め決勝進出するが、決勝戦で戦う世宇子中のシュートを受け、もっと強い技が欲しいと苦悩する。しかし、練習に練習を重ね、決勝では祖父が残した必殺技「マジン・ザ・ハンド」を完成させ、それまで受けられなかった世宇子中のシュートも止め、最後にアニメオリジナル必殺技「ファイナルトルネード」を決めて勝利し、優勝した。 アニメ版・対エイリア学園編 エイリアの襲撃を受けたことで、イナズマキャラバンに乗って全国を巡り地上最強イレブンを結成する旅に出た。 途中、仲間たちが怪我によって脱落したり、その中でも特に幼馴染である風丸の離脱を経験したことで酷く落ち込み、さらに栗松も脱退し、一時はキャラバンから離脱しかけるが、立向居や仲間たちの努力に心動かされ復活する。 その後、瞳子の指示と鬼道の提案によって、DFに転向。ダークエンペラーズ戦では途中、DFからGKに交代することもあった。 ダークエンペラーズ戦では猛攻を前に一度は倒れたが、人々の声援を受け立ち上がり、ゴッドハンドが虹色に輝くものへと変化。サッカーに対する熱い気持ちを伝え、風丸たちをエイリア石の呪縛から解放した。この「虹色のゴッドハンド」はゲーム中にも存在し、ゴッドハンドを「真」まで進化させると技エフェクトが虹色になる。 アニメ版・FFI編 日本代表候補Aチームおよび日本代表チームのキャプテンとして参戦。 冬花の幼馴染であるという設定が加わり、彼女のことは当初から「フユッペ」と呼んで接している。ゲーム版では冬花の本当の両親に会ったことがあるようで、久遠監督に対し「フユッペのお父さんってあんな顔だったっけ?」と発言している。 また、幼少期に「サッカーのマモルくん」というあだ名があったことも判明した。 ファイアードラゴン戦では久遠監督の指示により前半は控えとしてベンチに座った。そこからチームの不安定な状況に気づき、キャプテンとしての在り方を見つけた。 試合に集中できていなかった豪炎寺を一喝したり、赤キャップの老人(大介の変装)の助言を受けてオリジナルの技を生み出そうとしたりするなど、今までとは違う面も見せた。 チームガルシルド戦前に大介と正式に再会。コトアール戦では仲間や久遠監督の支えを受けて「ゴッドキャッチ」を完成させ、FFI優勝を掴み取った。 FFI終了後は雷門中を卒業。最後に今まで苦楽を共にした仲間たちとのサッカーを楽しんだ。 『イナズマイレブンGO』 前作から10年が経ち、24歳となった大人の姿で登場。トレードマークであるオレンジ色のバンダナは健在だが、肌が以前より浅黒く、髪型も昔と違っている。雰囲気も落ち着いている。 ゲーム版では『シャイン』と『ダーク』で妻が異なり、『シャイン』では夏未を(アニメでも同様)、『ダーク』では冬花を妻としている。 必殺技は「ゴッドハンド」、「ゴッドハンドV」、「ギガトンヘッド」、「イナズマブレイク」(豪炎寺、鬼道)。 アニメ版・ホーリーロード編 フィフスセクターへの対抗策として久遠解任後、本来派遣されるはずだった人間に成り代わる形で監督となるが、吹雪から「ある情報」を得たことで途中で鬼道に監督を任せて離脱。 新雲戦以降に復帰するまでの行動は、『劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン』で見ることができる。なお、この監督着任打診のタイミングは開発者の発言と劇場版小説で微妙に違っている。 部員に対しては分け隔てなく平等に好意的に接し、敵意を向ける剣城に対しても同様であった。部員に対し発破をかけることはあったが、最終的な判断は個人に任せた。新雲戦で負傷した神童と相談し、天馬を新キャプテンに任命する。 ゲーム版では期間限定配信で中学生時代の姿がダウンロードでき、選手として使うことが可能である。 アニメ版・クロノストーン編 序盤、アルファたち「プロトコル・オメガ」によるインタラプト修正を阻止するために行った、現在から11年前の世界で、雷門中に入学したばかりの円堂が登場した。 一時的にテンマーズに入り、アルファたちと戦った際、「ゴッドハンド」や「化身」を使用したが、これは「時空の共鳴現象」という現象によって起こったことであり、整合性を保つために後々使えなくなることになっている(後述)。 事実を知らされてからは、TMキャラバンで現在から1カ月前に向かい、日米親善試合で日本代表に扮しラフプレーを行うベータたち「プロトコル・オメガ2.0」を止めようとするが敗北。 ベータによってスフィアデバイス内の圧縮空間に封印されそうになったフェイを庇い、代わりに封印され「歴史の修正力」(歴史が不自然なものに対し、整合性を取ろうとする現象)が働いたことで「1カ月前に円堂守が交通事故で死亡した」という歴史が作られることになる。 天馬たちはこの歴史が定着することを防ぐために奔走、「2.0」に勝利した際に解放を望んだが、その時点ですでに200年後の未来に「クロノ・ストーン」となって移送されていた。 この円堂のクロノ・ストーンはザナークの手に渡り、曹操のオーラ獲得に利用するなどしていたが、天馬たちに返そうとしたところを謎の老人に奪われた後、SARUによって保管されていたため、最終的に元の姿に戻るのはザ・ラグーン戦後である。 アニメ30話では、クロノ・ストーン状態の自分を思い出していたフェイに、その熱血らしさから「円堂監督=サッカー」と評された。 アニメ版・ギャラクシー編 代表とは別に裏で動いており黒岩から依頼を受けケモノの力を持つ座名九郎を代表に引き入れるためにスカウトに向かい、彼に特訓をつけた。 円堂の化身 魔神グレイト 前作に登場したマジンに装飾や紋様などの加わった外見をしている。 化身を用いた必殺技は「グレイト・ザ・ハンド」。 豪炎寺 修也(ごうえんじ しゅうや) 声 - 野島裕史『イナズマイレブン』 2年FW。背番号は10番。切れ長の目に、白に近い色をした稲妻型の眉毛とツンツンに逆立った髪が特徴。木戸川清修中学校からの転校生で、中学サッカー界では天才ストライカーと呼ばれている。一時はサッカーから身を引いていたが、円堂と共に頂点を目指す。 基本的にクールで無口だが、サッカーに対しては熱い情熱を持っており、周囲への協調性もある。必要以上に言葉を発しないため、厳しい態度で他人に誤解を与えることもあるが、悩んでいて集中できていないプレーをするチームメイトに喝を入れることもある。また、非常に妹思いで、妹の夕香のことを思う場面が度々見られる。 雷門中のエースストライカーであり、パワー溢れるシュートはもちろん、相手ゴールキーパーの技を冷静に観察し突破口を生み出す機転も見せる。観察力・判断力にも優れ、試合においてチームを引っ張る存在となる。利き足は左。雷門のユニフォームを着用する際はオレンジのソックスを着用している。また、ユニフォームに襟がある場合や襟のある服を着る場合はそれを立てる癖がある。父親は稲妻総合病院の医師で、母親は既に他界しており、家政婦のフクが手伝いに来ている。 ゲーム版では追っかけのファンクラブがあるほど女子生徒から人気がある。また、ゲーム版1ではアニメとは違い口調が荒い。 やぶのてんや版漫画ではゲーム・アニメ以上に熱い性格で、比較的口数も多い。 必殺技は「ファイアトルネード改」、「ヒートタックル」(漫画版)、「爆熱ストーム」、「真爆熱スクリュー」、「マキシマムファイア」(劇場版)、「ドラゴントルネード」(染岡)、「イナズマ落とし」(壁山)、「イナズマ1号」(円堂)、「ダブルトルネード」(鬼道、漫画版)、「イナズマ1号落とし」(円堂、壁山)、「炎の風見鶏」(風丸)、「イナズマブレイクV2」(円堂、鬼道)、「皇帝ペンギン2号」、(鬼道、一ノ瀬)、「ツインブーストF」(鬼道)、「ファイナルトルネード」(円堂、一之瀬、土門)、「クロスファイア改」(吹雪)、「ジ・アース」(円堂、吹雪)、「タイガーストーム」(虎丸)、「グランドファイアG3」(虎丸、ヒロト)、「ジェットストリーム」(円堂、虎丸)、「プライムレジェンド」(劇場版、鬼道)、「ファイアトルネードDD」(剣城)。アニメ版・フットボールフロンティア編 円堂と稲妻KFCの如月まこが不良にからまれていた際、偶然通りかかり助けたことで円堂と出会い、その後サッカー部に誘われる。しかし、1年ほど前に夕香が自分の出場する試合の応援に向かう途中で事故に遭い、以来眠り続けていたため、転校してきた当初は彼女が目覚めるまでサッカーはしないと誓いを立てていた。その後、帝国学園との練習試合で逃げた目金に代わって「今回限り」として途中参加するも、サッカーを止めることが夕香への償いにはならないと夏未に指摘されて悩み始め、円堂の熱い心に負け、雷門サッカー部に入部。自分と同じ兄妹関係にある鬼道や音無を気に掛け、鬼道とボールを蹴り合い、彼の本当の思いを引き出し本当の円堂を見たくないか、彼に背中を任せてみないかと雷門サッカー部に誘った。 アニメ版・対エイリア学園編 イナズマキャラバンに参加するも、エイリア学園側に妹・夕香を人質に取られたことで全力を出すことができなくなり、それを瞳子監督に見抜かれ、2回目のジェミニストーム戦後にイナズマキャラバンを去り、鬼瓦刑事の勧めで沖縄の土方家に身を寄せていた。しかし、イプシロンとの3度目の試合で鬼瓦刑事らの協力で夕香が無事保護されたことにより沖縄にて復活、FWのデザームから軽々とボールを奪い、ゼルの「ワームホール」を「ファイアトルネード」で簡単に打ち破り、GKに戻ったデザームの「ドリルスマッシャー」を新技「爆熱ストーム」で打ち破るなど、大幅にパワーアップした実力を見せ付けた。その後イナズマキャラバンに復帰する。また、サッカーを恐れ、不安定な吹雪のことを気にかけ、彼が立ち直り覚醒するのに一役買った。風丸・染岡・栗松とは離脱の理由が異なるため、離脱したメンバーの中でチームに戻ってきたのは彼だけであった。 アニメ版・FFI編 日本代表および日本代表候補Bチームに選ばれる。背番号は10番。 ファイアードラゴン戦前、父・勝也から医者になるためにサッカーを辞め、ドイツ留学をするように告げられたため、イナズマジャパンを世界に送るように円堂にも真実を伝えていたが、全く集中できなかった。しかし、円堂の説得により集中力を取り戻し、虎丸と「タイガーストーム」を成功させて得点を決める。試合後、父親からサッカーを続けることを承知され、再び世界へ飛び立つことを誓う。 ジ・エンパイア戦において木暮たちが繋いだボールに思いを込めヒロト、虎丸との連携技「グランドファイア」を披露し、鉄壁のディフェンスを持つジ・エンパイアから一点をもぎ取る。 『イナズマイレブンGO』 前作に比べ肌が黒くなり、普段はツンツンに逆立った髪も下ろし、後ろに束ねている。「フィフスセクター」の「聖帝」業の傍ら、聖堂山中学校の監督も務めていたことがある。 教会のような場所にて、フードを被った姿で「サッカーを支配する」という発言をしていたが、本来は本当のサッカーを取り戻すべく、動いていた。10年前に沖縄でサスケを助けようとして、木の板の下敷きになりそうになった天馬を助けたのは彼であるが、その事実を天馬本人には長らく知られていなかった。 ゲーム版では期間限定配信で、中学時代の豪炎寺を選手として使用することが可能。 必殺技は「ファイアトルネード」、「ファイアトルネードDD」(プロサッカー選手時代に一度だけ使用したと言われている)、「イナズマブレイク」(円堂、鬼道)。アニメ版・ホーリーロード編 プロサッカー選手として活躍していた際に、「フィフスセクター」の存在に逸早く気づき、虎丸や夕香の支えもあり、内部を探るために代表の座を降り、表向きは千宮路に従い「フィフスセクター」の頂点に君臨し、現在のサッカー界を支配する「聖帝」となる。実際に組織を動かしているのは千宮路であり、組織に逆らった学校を廃校に追い込むという暴挙に対しては憤りを露わにしていた(その後廃校になった学校に援助をしていた)。また、廃校の件で気を落としていた天馬に対しても、あえて敵として煽り立てるという形で発破をかけている。 普段は「聖帝イシドシュウジ」としての性格を演じており、変装のために髪の先を水色に染めていた。雷門中対月山国光中戦後、面会をした円堂から「豪炎寺」と呼ばれるが、彼自身はあくまで自分は「イシドシュウジ」だと答えた。しかし、本当の目的を知る親しい者の前ではこれまで通りの豪炎寺修也として振舞っていた。 剣城は聖帝の正体と目的に真っ先に気付いて事実上目的に協力し、彼が教えた必殺技「ファイアトルネードDD」を天馬と共に特訓した。雷門中との試合においては、最終的に聖堂山選手たちに思い思いのプレーをさせようとするが、試合の最中にそのことが千宮路に露見し、彼によって監督を解任されるが、自身は変わらずベンチ入りしていた。試合後、久々に円堂と会話し、握手を交わすと、天馬が河川敷に訪れた際にも彼とも再会した。 アニメ版『クロノ・ストーン』 支援者Xよりタイムパラドックスを無効化できるタイムブレスレットを受け取っており、同時に彼からエルドラドの存在についても聞かされていた。タイムブレスレットによりプロトコル・オメガ2.0と雷門イレブンとの初試合や、その時円堂の身にあった事の顛末や死亡していないことも把握しており、サッカーと円堂を取り戻すために雷門イレブンに協力を申し出る。 ラグナロク編にてトウドウからエルドラド本部へと招待され、ラグナロクで戦うこととなる「エルドラドチーム03」に天馬(キャプテン)、信助、霧野、太陽、影山、浜野、速水、トーブ、レイ、レイザ、メダムのメンバーを揃えて、自身はその監督を務める。 アニメ版『ギャラクシー』 2期の頃と比較し、髪型は1期のイシドシュウジの姿に近くなり、現在は日本少年サッカー協会の会長の座に君臨していることが判明する。黒岩の正体を知っている数少ない人物であるとともに、彼をイナズマジャパンの監督に推薦したのも豪炎寺本人である。それが原因で黒岩のやり方に付いていけない神童や船木の説得にも不可解な返事のみを返した。 鬼道 有人(きどう ゆうと) 2年MF。背番号は14番。詳しくは#帝国学園の選手を参照。フットボールフロンティアの千羽山中戦から豪炎寺の誘いにより、帝国学園から雷門中に転校して来た。 風丸 一郎太(かぜまる いちろうた) 声 - 西墻由香『イナズマイレブン』 2年DF。背番号は2番。水色の髪のポニーテールが特徴。左目は髪で隠れており、髪を下ろすと背中近くまである。疾風のような素早い動きを持ち味とし、その実力と統率力で実質的にディフェンス陣を取り仕切る(2期以降は半田たちの離脱やチーム事情によりポジションがMFの位置になっている)。当初は陸上部員であり、サッカー部には帝国学園戦の1人目の助っ人として入部する。 基本的に真面目で面倒見が良く、態度も比較的穏やかで落ち着いており、円堂や鬼道のようにチームを取り仕切る司令塔的存在。 円堂とは古くからの付き合いで特に仲が良く、円堂曰く昔からの友人であると同時に相談役でもあったらしい。アニメでは、大阪で試合中に玲華にウィンクされた時や、円堂と冬花がデートしている現場を見ていた際に赤面するなど、純情な一面も見せている。 やぶのてんや版漫画では物語当初から雷門サッカー部に所属している。 必殺技は「疾風ダッシュ」、「風神の舞改」、「炎の風見鶏」(豪炎寺)、「竜巻落とし」(壁山)、「ザ・ハリケーン」(吹雪)、「ザ・フェニックス」(一之瀬、土門)。アニメ版・フットボールフロンティア編 前述の通り元々は帝国学園戦の助っ人として入部したため、全国大会初戦である戦国伊賀島との試合前(アニメ第15話)に後輩の宮坂から陸上部に戻ってきてほしいと言われ思い悩むが、後に試合中、豪炎寺との連係技「炎の風見鶏」を完成させ、サッカーを続けることを決意する。 アニメ版・対エイリア学園編 FF優勝時まではチームでも一番の瞬足を持っていたが、エイリア学園には全く歯が立たず、後にチームに加入した吹雪にも敵わなかったため、次第に焦りだし力を強く求めるようになる。キャラバンにてチームを追い出された豪炎寺を思う染岡が吹雪に反発する中、「エイリア学園と戦うために自分にも吹雪のスピードが必要だ」と真っ先に吹雪に合わせ彼の勧める特訓を行うが、その後も度々パワーを求めるようになり、「エイリア学園に勝つためなら神のアクア(ドーピングアイテム)を使っても許されるんじゃないか」と口にする場面も見られた。その後、ザ・ジェネシスとの1度目の試合である45話にて相手との力の差に絶望し、自らイナズマキャラバンを降りてしまう。その後、ダークエンペラーズのキャプテンとして円堂たちと対決するが、円堂の決死のゴッドハンドにて正気を取り戻す。ゲーム版2ではクリア後、再度スカウトすることによって選手にすることができる。 アニメ版・FFI編 日本代表および日本代表候補Bチームに選ばれる。ポジションはMF/DF、背番号は2番。 ネオジャパン戦にて「風神の舞」習得後は、相手ディフェンスを突破すると言った部分が多く見られるようになる。その他に多くの必殺技を身につけデザートライオン戦、ファイヤードラゴン戦、ユニコーン戦などで点を取るなど幅広い活躍ぶりを見せる。 ジ・エンパイア戦では円堂と鬼道が不在のため、代理キャプテンを務めた。しかし、相手FWのパスをスライディングでカットした際に負傷し、栗松と交代となった。 『イナズマイレブンGO』 ポニーテールを解いて後ろ髪の一部を束ねている。現在は日本でプロサッカー選手として活躍している。決勝戦後半のドラゴンリンク戦のときに不動と壁山とともに試合会場に現れ、ヒロトたちと試合を見守っている。 『劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン』にも登場。ゲーム『ダーク』版ではオリジナルストーリーとして彼の物語が描かれている。また、劇場版との連動で中学時代の彼を選手として使うことが可能である。 必殺技は「疾風ダッシュ」、「皇帝ペンギン2号」(鬼道、不動)、「ディープジャングル」(壁山、佐久間)。 壁山 塀吾郎(かべやま へいごろう) 声 - 田野めぐみ『イナズマイレブン』 1年DF。背番号は3番。緑色のパンチヘアと顎鬚が特徴の巨漢。語尾に「〜ッス」と付けて話す。非常に体が大きいが、膝から下が細い特異な体型をしている。大きな壁のような巨体とは裏腹に気が弱く、恐怖や緊張を感じるとロッカーに篭ったり、トイレに駆け込んだりする癖がある。また、重度の高所恐怖症でもあり、「イナズマ落とし」の特訓の際はかなり苦労していた。 普段の性格は明るくお調子者で、チームのムードメーカー的存在。同じ1年生の栗松や少林寺と仲が良く、よく行動を共にしており、栗松とは共にトレーニングをしたり、イナズマキャラバンで漫才をしたことも。両手の上に少林寺を座らせてそのまま運ぶことができるほど手が大きい。見た目と等しくかなりの大食いで、食べ物が絡むとテンションが上がる。サクという弟がおり、彼には自分が「雷門のエース」と見栄を張っている。 やぶのてんや版漫画ではゲーム・アニメ以上の巨体を誇り、本人曰く体重が150kgもあるらしい。 必殺技は「ザ・ウォール」、「ロックウォールダム」(アニメでは未登場)、「ザ・マウンテンV3」、「イナズマ落とし」(豪炎寺)、「イナズマ1号落とし」(円堂、豪炎寺)、「トリプルディフェンス」(円堂、栗松)、「竜巻落とし」(風丸)。アニメ版・対エイリア学園編 キャラバンメンバーの中では目金や木暮と行動することが多い。なお、円堂を除く雷門サッカー部の物語序盤からいるメンバーで離脱しなかったのは唯一彼だけであった。ゲーム版2では栗松に代わってブログへのコメントを担当している。 アニメ版・FFI編 日本代表および日本代表候補Aチームに選ばれる。背番号は3番。 日本代表練習のあまりの厳しさに1度は挫折しかけたものの、円堂の励ましもあって立ち直った。そのおかげでビッグウェイブス戦ではストライカー・ジョーンズのブロックを突破するという進歩を見せた。ライオコット島では立向居の新たな必殺技を完成させるために木暮、栗松、綱海と共に彼の必殺技を完成させる特訓に付き合った。ジ・エンパイア戦では栗松、木暮との協力ドリブルでジ・エンパイアの必殺タクティクス「アンデスのありじごく」を破った。 『イナズマイレブンGO』 前作と比べ、当時よりも体型がさらに一回り大きくなっており、緑色のパンチヘアのボリュームも増え、普段は作業着のような服装をしている。 現在は日本でプロサッカー選手として活躍しており、風丸と共にこの道へ進んだことや、海外からの勧誘を数多く受けながらも、日本の子供たちにサッカーの楽しさを教えるためにその誘いを断り続けている。決勝戦後半のドラゴンリンク戦のときに風丸と不動と共に試合会場に現れ、ヒロトたちと試合を見守っている。 『劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン』にも登場。ゲーム『ダーク』版ではオリジナルストーリーである風丸の物語に登場する。また、劇場版との連動で中学時代の彼を選手として使うことが可能である。 必殺技は「ザ・ウォール」、「ディープジャングル」(風丸、佐久間)。 染岡 竜吾(そめおか りゅうご) 声 - 加瀬康之『イナズマイレブン』 2年FW。背番号は11番。ピンク色の坊主頭で強面の顔に、泣きぼくろが特徴。一見ぶっきらぼうかつ短気で喧嘩っ早い面もあるが、情に厚く筋の通らないことが嫌いで、面倒見がよい。人数が足りていなかったこともあり、当初は無気力な部員だったが、円堂や豪炎寺の影響で懸命に練習するようになる。 幼い頃からサッカーをしており、1年の時に半田と共に雷門サッカー部に入部した。初期はやや突っ走った行動をとることがあり、豪炎寺や吹雪の加入によりエースストライカーの座を取られ、当初は彼らを認めることができず反発していたが、打ち解けてからは彼らを心配したり気遣う言動が多く、精神面的にも成長が見られている。アニメ版では、帝国戦後の尾刈斗中との練習試合、エイリア学園ジェミニストームとの3回目の試合、世界大会初戦での初得点は彼の必殺技で決められている。 やぶのてんや版漫画ではゲーム・アニメ以上に頭身が高く筋肉質に描かれており、無謀な特訓を繰り返す円堂を心配して叱咤するなど、冷静かつよりチームワークを重んじる性格になっている。漫画での数少ないツッコミ役であり、四コマでは教師役が多い。 必殺技は「ドラゴンクラッシュ」、「ワイバーンクラッシュV2」、「ドラゴンスレイヤーV3」、「ドラゴントルネード」(豪炎寺)、「メガネクラッシュ」(目金)、「ワイバーンブリザード」(吹雪)、「皇帝ペンギン2号」(豪炎寺が離脱している際に一度だけ彼の代わりに皇帝ペンギン2号を鬼道と一之瀬と共に放った)。 アニメ版・対エイリア学園編 イナズマキャラバンに参加するも、分け合って離脱した豪炎寺の代わりに雷門のエースストライカーとなった吹雪が気に食わず突っかかっていたが、次第にアツヤの人格とも友情が芽生える。ただし、風丸や栗松と同じく離脱の原因がゲーム版と異なる。ゲーム版では真・帝国学園との試合で不動が故意に仕掛けたスライディングにより負傷、療養のためにイナズマキャラバンから抜けることになる。アニメ版ではゲーム版との同じ内容だが、39話で吹雪との融合技「ワイバーンブリザード」を練習する際に大きい負傷を負い、療養のためにイナズマキャラバンから抜けることになり、病院に入院することにもなる。彼の離脱は吹雪のトラウマをより悪化させることになってしまった。55話で面会に来た吹雪と再会した際は、苦悩する彼を不器用ながらも励まし、友情を深めた。しかし、63話でダークエンペラーズの副キャプテンとして円堂たちの前に現れる。ゲーム版2ではクリア後、再度スカウトすることによって選手にすることが可能。 アニメ版・FFI編 日本代表および日本代表候補Aチームに選ばれる。背番号は17番、ポジションはFW。 不動に対しては彼が現れた際に驚きを見せていたが、以前怪我をさせられたことを恨んだりはしていないようであり、チームメイトになった後でも、特にいざこざを起こしているような投射は見られず、彼と交代するときなどはハイタッチしていた。 奮闘するも一時は日本代表を落選し、円堂たちに世界一を託すが、代表入りを諦めず、マックス、闇野と共に河川敷で特訓をしていた。後にファイアードラゴン戦で負傷した吹雪に代わり代表に招集され、FFI本戦からイナズマジャパンに加わった。 ナイツオブクイーン戦においては代表に選ばれた誇りを見せつけ新技「ドラゴンスレイヤー」を披露し点を取った。 栗松が代表から外れることになった際は彼を庇う壁山らを止め、遠回しに「早く日本に帰り特訓しろ」と伝え彼を見送った。また、ガルシルドがロニージョに仕組んだRHプログラムのことを知った際は、豪炎寺と共にガルシルドに啖呵をきった。 『イナズマイレブンGO』 前作と比べ、ピンク色の坊主頭だった髪がソフトモヒカンヘアになっており、普段はサングラスと白いスーツ、帽子を着用している。 現在はイタリアリーグでプロサッカー選手として活躍している。強面ながらも以前の面倒見のよさは健在で、性格面も落ち着いている。留学先でストライカーとしての自信を失っていた錦を励ましたことから彼に慕われており、「師匠」と呼ばれている。木戸川清修戦の試合途中、雷門イレブンの前に現れ、錦の「化身」を生み出す切っ掛けを作った。 必殺技は「ラストデスゾーン」(吹雪、ヒロト) 一之瀬 一哉(いちのせ かずや) 声 - 梶裕貴2年MF。背番号は16番。褐色の髪で、長い睫毛が特徴。アメリカ帰りの帰国子女であり、マネージャーの秋、土門、西垣とはアメリカ時代の幼馴染。「フィールドの魔術師」の異名を持つ天才MFで、海外でもその名が知られ、未来のアメリカ代表と言われている有名な選手。 異名とは裏腹に陽気でさわやかな屈託のない性格で、二本の指を立てる仕草が癖。幼馴染である秋には度々気遣う面があり、彼女の円堂に対する想いも察しており、ゲーム版では彼女に好意を寄せていると描写が多く見られる。同じく天才と言われている同じポジションの鬼道と比べると、個人技に優れ、特にボールコントロールは一級品。 なお、ゲーム版1では隠しキャラクターであり、ストーリーには絡まず特殊な条件を満たすと選手にすることが可能。2ではスカウトすることによって加わり、ストーリー上、彼をスカウトしなければならない。3ではクリア後、スカウトすることによって選手にできる。 やぶのてんや版漫画本編では登場しないが、リローデッドでは登場する。 必殺技は「スピニングシュート」、「真フレイムダンス」、「スパイラルショット」、「ペガサスショット」、「トライペガサス→ザ・フェニックス」(円堂&土門、リローデッドでは風丸&土門)、「ファイナルトルネード」(円堂、土門、豪炎寺)、「皇帝ペンギン2号」(豪炎寺&鬼道、染岡&鬼道、卒業試合の時は吹雪&鬼道)、「ツインブースト」(鬼道)、「グランフェンリル」(ディラン、マーク)。 アニメ版・フットボールフロンティア編 幼い頃に子犬を助けようとして交通事故に遭い、医師から二度とサッカーはできないと宣告される。18話まではそのショックで父親に頼み、事故で他界していることになっており、血の滲むようなリハビリで復活を成しとげた。千羽山中戦後、19話で雷門中を訪れ、秋、土門と再会する。そして円堂、土門と共にアメリカ時代で開発した連係技「トライペガサス」を完成させ、後に「ザ・フェニックス」に進化させる。アメリカでサッカーチームに所属していたが、円堂らのサッカーに心動かされて惚れ込み、雷門中に転入し、正式にサッカー部に入部。 アニメ版・エイリア学園編 土門と共に西垣の通う木戸川中に行った時に、円堂たちがジェミニストームの試合を受け、敗北したことにより、間に合わなかったことを悔いる。また、大阪にて浦部リカから一目惚れされ、「ダーリン」と呼ばれ積極的にアプローチされているが、本人は苦笑いして振り回されている。しかし彼女を嫌っているわけでは無い。一時は瞳子監督のやり方に我慢できず、土門共々イナズマキャラバンを離脱しかけたが、瞳子の本心を知り思い留まった。 アニメ版・FFI編 69話で土門と共にアメリカに帰国し、アメリカ代表「ユニコーン」に選ばれる。ユニコーンでのポジションはMF。背番号7。 プロリーグからのスカウトがあり、そのことを秋に伝えるが(ゲーム版ではアメリカに一緒に来てくれないかと誘う)、実は交通事故の後遺症で手術をすることになっていた。しかし、手術の失敗率が高いため、失敗すれば二度とサッカーができなくなることを円堂たちに黙っていたが、土門の口から事実が告げられた。イナズマジャパンとの試合では「アメリカをサッカー大国にする」という夢を掲げて、決死の思いで試合に臨むが、事故の怪我のことを知った監督により途中交代させられた。試合後、円堂に励まされ手術をすることを決意し、秋に別れを言ってアメリカへ帰国した。その後、円堂たちの応援により手術を決意し、無事成功する。FFI終了後は再びサッカーができるようになり、円堂たちの卒業試合に参加する。 土門 飛鳥(どもん あすか) 声 - 金野潤2年DF。背番号は13番。灰色の髪で小麦色の肌、長身痩躯の体型が特徴。帝国学園からの転校生で秋、一之瀬、西垣とは幼馴染。「ファンタジスタ」を自称しており、やや軽い口調で楽天家な性格だが、基本的に常識人である。ゲーム版では一之瀬同様、秋に想いを寄せていると思われる描写がある。 実は帝国学園から送り込まれたスパイだったが、円堂と雷門のサッカーに感化され、サッカー部に馴染んでいくにつれ罪悪感を持ち始め、冬海を告発。名実共に雷門サッカー部の一員となった。幼い頃からサッカー少年だったことと帝国学園の生徒だったことから、サッカーの実力は高い。 やぶのてんや版漫画本編では登場しないが、リローデッドでは登場する。 必殺技は「真キラースライド」、「ボルケイノカットV2」、「トライペガサス→ザ・フェニックス」(円堂&一之瀬、リローデッドでは一之瀬&風丸)、「ファイナルトルネード」(円堂、一之瀬、豪炎寺)、「デスゾーン2」(円堂、鬼道)、「ジ・イカロス」(マーク)。 アニメ版・フットボールフロンティア編 4話に初登場し、5話から雷門中に転校生として入りサッカー部に入部。10話にて影山の非道なやり方についていけなくなったことで彼と決別し、同じくスパイであった冬海の仕掛けた罠を夏未に告発し、結果的にチームの危機を救った。しかし、冬海に土門自身もスパイだと明かされ、チームから非難されてしまうも、秋らの説得などにより部員たちと和解し、正式に雷門に加入する。入部当初は「入部したばかり」ということで控え選手だったが、野生中戦途中参加以後は先発出場する。 アニメ版・対エイリア学園編 一之瀬と共に西垣の通う木戸川中に行った時に雷門がジェミニストームの試合を受け、敗北したことにより、間に合わなかったことを悔い、イナズマキャラバンに参加(なお、ゲーム版ではスカウトすることによって加わる)。円堂と立向居のポジション転向以降は、MF位置で試合に参加している。帝国学園にて以前通っていたこともあり、円堂、鬼道と共に「デスゾーン2」を完成させた。染岡、一之瀬と同じく瞳子監督のやり方に我慢できず、皮肉めいた発言をすることもあったが、後に瞳子の本心を知り和解した。 アニメ版・FFI編 一之瀬と共にアメリカに帰国し、アメリカ代表「ユニコーン」の一員に選ばれる。ユニコーンでのポジションはDFで、背番号5。 一之瀬が交通事故の後遺症で手術することを知っており、秋にも黙っていたが、事実が知られた際、彼から真実が告げられた。決死の思いで試合に臨む一之瀬を理解し、彼の苦しみを共に戦った。その後、手術をする一之瀬のためにアメリカに帰国する際、秋が彼について行こうとすることを拒否し、「一之瀬の事は任せとけ」と彼女を諭し、秋と円堂に見送られた。 栗松 鉄平(くりまつ てっぺい) 声 - 日野未歩 / 高乃麗(ゲーム版1)『イナズマイレブン』 1年DF。背番号は5番。栗の実のような髪型に猿のような顔つき、出っ歯が特徴。語尾に「〜でやんす」と付けて喋る。少々気弱なところもあるが、基本的には明るいお調子者な性格で、チームのムードメーカー的存在。同じ1年生の壁山とは行動を共にすることが多く、たびたび2人でトレーニングや漫才をする姿を見せている。 ゲーム版1ではブログへのコメントを担当している。2ではクリア後、再度スカウトすることによって選手にすることが可能。3では2と同じく、クリア後に再度スカウトすることによって選手にできる。 やぶのてんや版漫画のFFI編では、吹雪が怪我で離脱した後復帰しない為、決勝戦まで代表選手だった。 必殺技は「ダッシュアクセル」、「まぼろしドリブル」、「スピニングカット」、「トリプルディフェンス」(円堂、壁山)。 アニメ版・対エイリア学園編 イナズマキャラバンに参加するも、ザ・ジェネシスとの1度目の試合後に相手との力の差に絶望した風丸を見かねたり、風丸離脱後の練習の際に離脱した風丸のことを考えた結果、いくら強くなってエイリア学園を倒しても、また次の刺客が送り込まれてくることに限界を感じ、46話で円堂達に置手紙を残しイナズマキャラバンを抜ける。また、ゲーム版では風丸よりも先に離脱しているが、アニメでは彼の直後に離脱している。第63話にてダークエンペラーズの一員として円堂たちの前に現れる。ゲーム版ではダークエンペラーズから改心した際に裏切った自分たちを許してくれただけではなく仲間と言ってくれる円堂の優しさに涙ぐむ様子を見せている。 アニメ版・FFI編 日本代表および日本代表候補Bチームに選ばれる。背番号は5番。代表に選ばれたことに壁山と共に喜び合っていた。 ライオコット島では立向居の新たな必殺技を完成させるために木暮、壁山、綱海と共に彼の必殺技を完成させる特訓に付き合った。ジ・エンパイア戦では壁山、木暮との協力ドリブルでジ・エンパイアの必殺タクティクス「アンデスのありじごく」を破った(その際足を負傷したような描写がある)。しかし、 ユニコーン戦前に吹雪がイナズマジャパンに復帰したため、ジ・エンパイア戦での負傷もあって戦力外通告を出され、吹雪と入れかわる形で帰国した。しかし、壁山に「帰ってくる」と約束した。後にイナズマジャパンに手紙を送り、121話ではイナズマジャパンにビデオレターを送り、再度彼らに応援メッセージを送った。最終回では雷門中サッカー部の次期キャプテンに任命された。 『イナズマイレブン アレスの天秤』 家族が初登場し、母親のエツ子、弟の晋平・勝平・丹平が登場した。 影野 仁(かげの じん) 声 - 中村悠一 2年DF。背番号は4番。藤色の長髪で鼻が大きく、髪で目が隠れている。帝国学園戦の助っ人としてサッカー部に入部したが、その後も正式にサッカー部員として入部している。存在感が薄く、暗いオーラを纏いネガティブな発言をするため、チームメイトから怖がられており、彼に背後から話しかけられるとゾクゾクするらしい。 面倒見は良く、土門の先発出場によって控えになってしまったことを悩みながらも浮島に励まされ、豪炎寺と風丸の「炎の風見鶏」をアドバイスした。 やぶのてんや版漫画では常に敬語で話しており、いつもオカルト関係の本を読んでいる。また、アニメでは土門の先発出場以後は控え選手だったが、漫画では土門が登場しないため、フットボールフロンティア決勝戦まで先発出場だった。なお、アニメ版では「影野」と呼ばれているが、ゲーム版での登録名は「じん」である。 必殺技は「コイルターン」。アニメ版・対エイリア学園編 ジェミニストームとの初戦で重傷を負い、入院のために雷門イレブンを抜けたが、63話でダークエンペラーズの一員として円堂たちの前に現れる。ゲーム版2ではクリア後、再度スカウトすることによって選手にすることが可能。 アニメ版・FFI編 日本代表選考試合を観戦しており、イナズマジェットの見送りにも来ていた。121話にてイナズマジャパンにビデオレターを送り、再度彼らに応援メッセージを送った。ゲーム版3ではクリア後、再度スカウトすることによって選手にすることが可能。 半田 真一(はんだ しんいち) 声 - 下野紘『イナズマイレブン』 2年MF。背番号は6番。良く言えばバランス型、悪く言えば器用貧乏な万能型選手で、褐色の髪型や容姿にも特徴が無く、本人も自分に個性が無いことを気にしている。 幼いころからサッカーをしており(本人曰くDFもできるらしい)、1年の時に染岡と共に雷門サッカー部に入部した。初期からいた部員を大切に思っているあまり、染岡が豪炎寺と対立していた際は彼に味方し、鬼道が雷門サッカー部に入部した際は反発し、彼の作戦に異を唱えたこともある。 なお、アニメ版・ゲーム版での一人称は「オレ」だが、やぶのてんや版漫画での一人称は「ボク」となっている。アニメ版では一之瀬の加入以後は控え選手であるが、漫画では一之瀬が登場しないため、フットボールフロンティア決勝戦まで先発出場だった。また、王牙学園戦でもスタメンで出場していた。 必殺技は「ローリングキック」。 アニメ版・対エイリア学園編 ジェミニストームとの初戦で重傷を負い、入院のために雷門イレブンを抜けたが、63話でダークエンペラーズの一員として円堂たちの前に現れる。ゲーム版2ではクリア後、再度スカウトすることによって選手にすることが可能。 アニメ版・FFI編 日本代表選考試合を観戦しており、イナズマジェットの見送りにも来ており、ダークエンペラーズの償いもかねてサッカー部を守ることを決意する。121話にて彼を中心としてイナズマジャパンにビデオレターを送り、再度彼らに応援メッセージを送った。ゲーム版3ではクリア後、ある条件を満たしてスカウトすることによって選手にすることができる。 『イナズマイレブンGO』 前作と比べ、茶褐色の髪がやや外ハネしている。 現在は小学生のサッカーチーム「稲妻KFC」の監督を務めている。分かりやすい指導であるから、子供たちから人気らしい。アニメ版では河川敷の取材の際、姿だけ登場した。 少林寺 歩(しょうりんじ あゆむ) 声 - 城雅子 / 小桜エツ子(ゲーム版1) 1年MF。背番号は7番。通称「少林」。スキンヘッドに茶色の髪のポニーテール、+型の目が特徴。非常に小柄だが、動きが身軽で素早く、パス回しやドリブルが得意。カンフーを嗜む者として、漫遊寺中に憧れており、ゲーム版では学校見学に行ったことがあるらしい。アニメ版では同じ1年生の壁山や栗松と行動を共にすることが多い。 やぶのてんや版漫画ではアニメ・ゲーム以上に体格が小さく描かれており、壁山の顔程度の大きさしかない。 必殺技は「竜巻旋風」、「クンフーヘッド」。アニメ版・対エイリア学園編 ジェミニストームとの初戦で重傷を負い、入院のために雷門イレブンを抜けたが、63話でダークエンペラーズの一員として円堂たちの前に現れる。ゲーム版2ではクリア後、再度スカウトすることによって選手にすることが可能。 アニメ版・FFI編 日本代表選考試合を観戦しており、イナズマジェットの見送りにも来ていた。121話にてイナズマジャパンにビデオレターを送り、再度彼らに応援メッセージを送った。ゲーム版3では、再度スカウトすることによって、選手にすることが可能。 宍戸 佐吉(ししど さきち) 声 - 奈良徹 1年MF。背番号は8番。オレンジ色のアフロヘアー、ニンジンのような色の形の鼻にそばかすが特徴。目は髪で隠れている「いじられキャラ」で、チームのムードメーカー的存在。自分の実力に自信が無く、やや他人の力を当てにする傾向にある。低反発枕を愛用しており、枕が変わると眠れないらしい。アニメでは鬼道の加入で控え選手になる。 やぶのてんや版漫画には登場しないが、当番表に名前はあった。 必殺技は「グレネードショット」(練習中に放ったシュートがクロスバーに当たり、それを見て目金が命名)。アニメ版・対エイリア学園編 ジェミニストームとの初戦で重傷を負い、入院のために雷門イレブンを抜けたが、63話でダークエンペラーズの一員として円堂たちの前に現れる。ゲーム版2ではクリア後、再度スカウトすることによって選手にすることが可能。 アニメ版・FFI編 日本代表選考試合を観戦しており、イナズマジェットの見送りにも来ていた。121話にてイナズマジャパンにビデオレターを送り、再度彼らに応援メッセージを送った。ゲーム版3ではクリア後、ある条件を満たしてスカウトすることによって選手にすることができる。 松野 空介(まつの くうすけ) 声 - 小平有希 2年MF(ゲーム版ではFW)。背番号は9番。通称「マックス」。栗色の髪に横縞のニット帽がトレードマークで、目の上半分が隠れている。本人曰く、器用であらゆるスポーツのセンスに優れ、様々な部活を渡り歩いていたらしく、部員募集をしていた円堂を見て、退屈しなさそうという理由で帝国学園戦の助っ人として入部するが、その後も正式にサッカー部員として入部している。やや軽いノリの性格で、物事はあまり深く考えない(ゲーム版ではのんびりした口調で話す)。 やぶのてんや版漫画では口数が少なく、ほとんど喋る場面が存在しない。また、身長も若干アニメより低い。 必殺技は「クイックドロウ」、「クロスドライブ」。アニメ版・対エイリア学園編 ジェミニストームとの初戦で重傷を負い、入院のために雷門イレブンを抜けたが、64話でダークエンペラーズの一員として円堂たちの前に現れる。ゲーム版2ではクリア後、再度スカウトすることによって選手にすることが可能。 アニメ版・FFI編 日本代表候補Aチームに選ばれる。背番号は22番。奮闘するも日本代表を落選し、円堂たちに世界一を託すが、代表を諦めず染岡、シャドウと共に河川敷で練習をしていた。その後、イナズマジェットの見送りにも来ていて、121話にてイナズマジャパンにビデオレターを送り、再度彼らに応援メッセージを送った。ゲーム版3ではクリア後、プレミアム対戦ルートをクリアすることによって再度選手にすることができる。 目金 欠流(めがね かける) 声 - 加藤奈々絵『イナズマイレブン』 2年FW(漫画版ではMF)。背番号は12番。褐色の髪で、名前の通り眼鏡が特徴。常に敬語で話し見栄っ張りだが、実際は臆病かつ運動が不得手。帝国学園との試合にて助っ人の最後の一人として入ったが、他の選手が倒れている中、怖気づいてユニフォームを脱いで逃げてしまった。しかし、次第に雷門中サッカー部員としての自覚が芽生えていき、後述の秋葉名戸学園との試合では善戦を見せ、世宇子中との戦いでも圧倒的な相手の強さの前に、自身の力が及ばないことが分かっていながらフィールドに出た。 サッカーの実力とは裏腹に知識は豊富で、「リベロ」や「カテナチオ」など馴染みのない言葉の意味を他のメンバーにも分かりやすく説明したり、解説やルールについて述べることがある。また、必殺技の名付け親になることが多く、彼を差し置いて他の者が命名した場合はネーミングに不満を漏らすこともしばしば。 やぶのてんや版漫画ではアニメ・ゲーム以上に見栄っ張りかつ臆病な性格で、FFでは野生中戦前に怪我をした五郎に代わって出場するが(背番号は8番)、大した活躍はしておらず、決勝の帝国戦では帝国を恐れて再び逃げようとした。また、世宇子戦では風丸が怪我をして10人しかいなくなったにもかかわらず戦う姿勢を見せず、結局鬼道にスタメンの座を渡してしまった。 なお、ゲーム版では2以降はステータスが低い代わりに、各作品においての最強クラスの必殺シュートを覚えるという特殊な仕様の選手となっている。 必殺技は「メガネクラッシュ」(染岡)。アニメ版・フットボールフロンティア編 豪炎寺の加入によりいつも補欠だが、テレビゲームなど幅広いジャンルのオタクであり、自身がオタクであることを誇りに思っていて、秋葉名戸のサッカー部からも評価されていた。また、メイド喫茶でも一人馴染んだ態度を取っていた(なお、ゲーム版ではオタクをバカにしていた)。そのため、秋葉名戸戦ではオタクの誇りのために別人のように活躍し、卑怯な戦法を遣う秋葉名戸学園の選手たちを相手に体を張って負傷しながらも、彼らの目を覚まさせた。 アニメ版・エイリア学園編 イナズマキャラバンに参加し、他の雷門イレブンが入院したことにより久々にスタメンとなるが、35話にて(故意ではないものの)壁山らの下敷きになった際に捻挫し、木暮にスタメンの座を渡してしまった。大阪にてリカの加入により再び控え選手に。木暮の加入後は彼のいたずらの一番の被害者となっているが、何だかんだで仲がいい様子。 アニメ版・FFI編 「自称」戦術アドバイザー兼必殺技ネーミング担当(記録係)としてイナズマジャパンに同行。同じマネージャーとして、春奈の情報収集行動に付き合わされることが多い。また、冬花には必殺技のネーミングを取られたり、鋭い発言に固まったりしている。ゲーム版2ではクリア後、条件を満たすとスカウトすることによって選手にすることが可能。 『イナズマイレブンGO』 前作では縁なし眼鏡をかけていたが、現在は水色の縁がついた眼鏡をかけている。職業は不明だが、アパートの自室でネットゲームに熱中している。 ゲーム版では自室ではなくゲームセンター奥の隠し部屋を拠点としており、前作に登場した秋葉名戸(しゅうようめいど)学園のOBたちと共に「メガネハッカーズ」を結成して活動していた。 久遠から「フィフスセクター」から栄都学園との練習試合の指令内容や監督を辞任させられたことを聞かされており、水面下でレジスタンスの活動にも協力している。海王学園の選手が全員シードであることを突き止めたのも彼である。ゲーム版では中学時代の彼を選手として使うことが可能である。 闇野 カゲト(やみの カゲト) 声 - 佐藤健輔 2年FW。背番号は21番(卒業試合は背番号17番)。通称「シャドウ」。元々はTCGとのタイアップキャラクターで、雷門中の転校生。エイリア学園「ジェミニストーム」との戦いの日に、雷門中へ転校した(その頃円堂らはイナズマキャラバンで旅立っているため、転校した際は彼らと面識はなかった)。アニメでは2期(対エイリア学園編)より登場するキャラクターで、3期(FFI編)からは正式に雷門サッカー部に入部している。 無口かつ暗い雰囲気で、会話する時は目を逸らす。また、人のオーラを感じることができ、アニメ3期では緑川リュウジ(レーゼ)のオーラを勘付いた。ゲーム版1・3では最初から雷門中の生徒として登場し、ある条件を満たすとスカウトで仲間にできる。2ではクリア後でないと選手にすることはできない。 必殺技は「真ダークトルネード」。アニメ版・対エイリア学園編 39話にて河川敷で杉森(#御影専農中学校)らバックアップチームのメンバーとして必殺技の練習をしていた。しかし、63話にてダークエンペラーズの一員として円堂たちの前に現れる。 アニメ版・FFI編 日本代表候補Bチームに選ばれる。背番号は21番。奮闘するも日本代表を落選し、円堂たちに世界一を託すが、代表を諦めず染岡、マックスと共に河川敷で練習をしていた。その後、イナズマジェットの見送りにも来たり、121話にてイナズマジャパンにビデオレターを送り、再度彼らに応援メッセージを送った。
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