ザ・ジェネシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 14:26 UTC 版)
『ザ・ジェネシス』 | ||||
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イングヴェイ・マルムスティーン の コンピレーション・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ネオクラシカルメタル | |||
時間 | ||||
レーベル | ポニーキャニオン | |||
プロデュース | イングヴェイ・マルムスティーン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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イングヴェイ・マルムスティーン アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988013437104 |
ザ・ジェネシス(The Genesis)は、イングヴェイ・マルムスティーンが2002年に発表した、アマチュア時代のデモ音源をまとめたコンピレーション・アルバム。
概要
発売名義は「イングヴェイ・J・マルムスティーン(Yngwie J. Malmsteen)」である。このアルバムにおさめられた録音は、イングヴェイがデビューする以前の1980年の1月ころ、当時16歳のイングヴェイによって自宅アパートの地下倉庫で行われたものである。祖母がこのアパートの管理人であったので、貸してもらうことができたのだという。
あくまでもデモ音源であるため、多くの点において完成度は高くない。楽曲の構成は練られておらず、テクニックをアピールするためか、ギタープレイの時間が長い曲が多い。また4トラックレコーダーを用いてはいるが、音質もあまり良くはない。
しかしこのアルバムで注目すべき点は、1980年という時代に、16歳という若さで、すでに現在のイングヴェイのギタースタイルが確立されていたことが確認できる点である。また、後のイングヴェイの楽曲でも聞く事が出来るリフやフレーズ等も多数収録されている。
スウェーデン時代のデモ音源自体は、このアルバムの発表以前にも海賊盤として出回っていた。ライジング・フォース名義の「Birth of the Sun」というミニアルバムなどがそれである。BURRN!誌におけるイングヴェイのインタビューによれば、この音源を流出させた犯人はマルセル・ヤコブであるという。イングヴェイは自身に許可なくアマチュア時代の音源をリリースされたことに激怒したが、市場にそうした要求があることを知り、海賊版を市場から駆逐するために公式なリリースに踏み切った。こうして「The Genesis」と名づけられたアルバムは、さらに編集を加え、デジタルリマスターが施された。
収録曲
# | タイトル | 作詞 | 時間 |
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1. | 「バース・オブ・ザ・サン」(Birth Of The Sun) | イングヴェイ・マルムスティーン | |
2. | 「プレイグ・イン・ルシファーズ・マインド」(Plague In Lucifer's Mind) | (Instrumental) | |
3. | 「ダイイング・マン」(Dying Man) | イングヴェイ・マルムスティーン | |
4. | 「ブラック・マジック Op.3」(Black Magic Suite Op.3) | (Instrumental) | |
5. | 「マーリンの城」(Merlin's Castle) | イングヴェイ・マルムスティーン | |
6. | 「ヴードゥー・ナイツ」(Voodoo Nights) | (Instrumental) | |
7. | 「ハロー」(Hello) | イングヴェイ・マルムスティーン | |
8. | 「ヴードゥー・チャイルド(ジャム)」(Voodoo Child (Jam)) | ジミ・ヘンドリックス | |
9. | 「シリアス・ノート」(On A Serious Note) | (Instrumental) | |
合計時間: |
楽曲解説
- バース・オブ・ザ・サン
- エクリプス収録の「Motherless Child」のギターソロを遅く弾いたものが収録。
- プレイグ・イン・ルシファーズ・マインド(インストゥルメンタル)
- 同じくエクリプス収録の「Motherless Child」のイントロのリフが収録。
- ダイイング・マン
- マーチング・アウト収録の「I'll See the Light, Tonight」と同型の1弦ハーモニック・マイナー・スケール・リックが収録。
- ブラック・マジック Op.3(インストゥルメンタル)
- イントロにオデッセイの「Memories」、Aメロに「Krakatau」が収録。
- マーリンの城
- ヴードゥー・ナイツ(インストゥルメンタル)
- アルケミーの「Voodoo Nights」とは同名異曲。イントロにオデッセイの「Rising Force」が収録。
- ハロー
- イングヴェイのメッセージを収録。
- ヴードゥー・チャイルド (ジャム)
- ジミ・ヘンドリックスのカヴァー。1990年に録音されたジャム音源。
- シリアス・ノート(インストゥルメンタル)
- 1997年に製作された未発表音源。
参加メンバー
上記のオリジナル音源である「Birth of the Sun」でのベースはマルセルによる演奏であるが、上記の揉め事によりマルムスティーンのベースに差し替えられている。
- イングヴェイ・マルムスティーン(ヴォーカル、ギター、ベース)
- ゼップ・ウルガド(ドラムス)
脚注
出典
ザ・ジェネシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 07:53 UTC 版)
「イナズマイレブンの登場人物」の記事における「ザ・ジェネシス」の解説
ジェネシスとはエイリア最強のチームに与えられる称号であり、元々のチーム名は「ガイア」(ゲーム版では「コードネームG」とも呼ばれていた)。正体はエイリア石で強化されたジェミニストームやイプシロンと戦うことで鍛えられた人間であり、エイリア石から直接の力は供給されていない。雷門との試合中、人間の持つ力を限界まで出し切ることで極めて短時間の間だけ強化することができる「リミッター解除」で雷門を追い詰めるも、円堂たちのサッカーを思う絆に敗れる。 グラン / 基山 ヒロト(きやま ヒロト) / 基山 タツヤ(きやま タツヤ) 声 - 水島大宙『イナズマイレブン』 ザ・ジェネシスのキャプテン。2年生。ポジションはFW。背番号は11番。緑色の瞳で色白の肌に、赤色の髪が特徴。グランの姿とヒロトの姿では髪型が異なり、3期ではヒロト時の髪型が外ハネしたような髪型になっている。 本来は穏やかな性格なのだが、円堂たちと敵対していた時はどこか冷めた雰囲気を持っていた。しかし、円堂たちとの出会いにより変わってゆき、本当のサッカーを楽しむこととなる。なお、アニメでは円堂のことを「円堂くん」と呼ぶが、ゲーム版2では「守」と呼ぶ(3からはアニメと同じ呼び方をする)。 やぶのてんや版漫画では始めから「基山ヒロト」としてFFI編から登場し、基本的な設定は3期の設定である。ゲーム・アニメ以上に熱い性格で、「流星のストライカー」と呼ばれている。 必殺技は「流星ブレードV3」、「天空落とし」、「スーパーノヴァ」(ウルビダ、ウィーズ)、「スペースペンギン」(ウルビダ、ウィーズ)、「グランドファイアG3」(豪炎寺、虎丸)、「ザ・バース」(吹雪)、「ビッグバン」(鬼道、吹雪)。対エイリア学園編 実はエイリア学園における最強戦士の一人だが、登場当初は正体を隠して度々イナズマキャラバンの行く先に現れていた。この時点で、ただのシュートでも円堂の「マジン・ザ・ハンド」を打ち破ってしまう底知れぬ力を披露している。陽花戸中にて正体を明かした時、結果的に円堂を傷つけてしまうことになった。ゲーム版ではウルビダによって円堂に自分の正体をバラされ、動揺のあまり仲間に撤退命令を出すなど、性格や言動が多少異なる。 元々は「おひさま園」の園児の1人であり、瞳子とは義理の姉弟関係。そのため、実の姉弟同然に育ち、彼女のことを「姉さん」と呼んでいる。吉良星二朗の亡き息子・ヒロトと容姿が酷似しており、そのため同じ“ヒロト”と名付けられる。また、“基山”という姓も自ら名乗っている芸名のようなものであり、本名は(あったかどうかも)不明。誰よりも吉良の愛情を受け育ち、その恩に報いるため、吉良のためだけに戦ってきたが、対雷門中との最終決戦で、試合中盤に吉良が全メンバーリミッター解除命令に仲間の身体を思って背き、キャプテン降格。結果、雷門の仲間を想う結束の前に敗れ、“仲間の力”の凄さを認め、改心する。その後はエイリア学園の償いのために一旦は円堂と別れ、瞳子と崩壊したエイリア学園を後にした。 アニメ版・FFI編 「基山ヒロト」として日本代表および日本代表Aチームに選ばれる。ポジションはFW/MF。背番号18。円堂たちと共にイナズマジャパンとしてサッカーを楽しむことになった。基本的にはチームメイトを君付けで呼び、自らも名前で呼ばれているが、同じエイリア学園出身の緑川は呼び捨てにし久遠や秋からは苗字で呼ばれている。 2期に比べ面倒見が良く、年下を纏める良きお兄さん的存在になっている。また、人に気遣いをする描写が多くなり、緑川が悩んでいることに気づき、相談に乗り元気づけ、彼が代表を降りた後も気に掛けていた。また、112話ではUSBを持参し、ガルシルド邸で秘密の情報を吸い出すなど、頭脳にも優れる一面も見せた。 ジ・エンパイア戦では日程が繰り上がった影響で円堂や鬼道たちが不在のために司令塔がおらず、ちぐはぐなプレイをするメンバーをまとめていた。また風丸が負傷退場した後は代理キャプテンを務めた。負けず嫌いな面も見られ、必殺技を止められた際は対抗心を燃やし、ファイヤードラゴン戦ではパワーアップした「流星ブレードV2」を叩き込み、リトルギガント戦では新技「天空落とし」でロココの「ゴッドハンドX」を打ち破り、初得点を取った。 『劇場版・最強軍団オーガ襲来』 円堂カノンに連れられ、雷門サッカー部の助っ人として未来からやって来る。背番号は18番。 『イナズマイレブンGO』 前作と比べ、髪型が若干変わり、眼鏡をかけている。吉良瞳子が運営している児童養護施設「お日さま園」の出身者で、彼女の義弟に当たる。以前の姓は基山(きやま)だが、現在は吉良家の正式な養子となり戸籍も変更している。ただし、久遠からは変わらず「基山」と呼ばれている。 現在はかつての「お日さま園」の園児と共に仕事を行う吉良財閥の社長となり、傍ら「フィフスセクター」が裏で粉飾決算をしているかどうかを調査している。また、「ドラゴンリンク」についても調べており、実体をつかんだが、「ドラゴンリンク」に交代された決勝戦後半には間に合わなかったため、円堂たちに伝えることができなかった。その後は緑川とともに風丸たちと試合を見守っている。 ゲーム版『シャイン』ではオリジナルストーリーとして彼の物語が描かれている。また、『シャイン』のみ中学時代の彼を選手として使うことも可能である。 必殺技は「ラストデスゾーン」(吹雪、染岡) 『イナズマイレブン アレスの天秤』 「イナズマウォーカー アウターコード vol.2『宇宙人が来ない日』」にて、本来の「吉良 ヒロト」が今作では健在のため、「基山 タツヤ」という名前になっているが、これが実の親につけられた本名か園に入ってから付いた名前かは不明。「永世学園」の生徒で、緑川らと同じく「お日さま園」の出身。瞳子の提案により、永世学園サッカー部の一員としてフットボールフロンティアに出場する。 ウルビダ / 八神 玲名(やがみ れいな) 声 - 日野未歩『イナズマイレブン』 女の子で、ポジションはMF。ジェネシスの副キャプテン的存在。背番号は10番。水色のセミロングの髪で、耳の付近は白髪になっている(ゲーム版では髪の毛を右に流している)。常に冷静な女性戦士で、感情に動かされることは無く口調も男勝りではある。だが幼い頃は無邪気で感情豊かな少女であった。 グランと同じく育ての親である吉良の恩に報いるため、吉良のためだけに戦ってきた。そのため、吉良から一番愛情を受け育ち、信頼されていたグランに対して敵意を抱いていた。対雷門中との最終決戦中盤、グランの降格に伴いジェネシスのキャプテンに任命され、「リミッター解除」を行うも敗退。結果、雷門の仲間を想う結束の前に敗れる。その後吉良が改心した際は今まで彼に全てをかけて尽くしてきた自分たちの存在を否定されたと感じ、激怒し彼にボールをぶつけようとするが、グランの言葉に心を動かされ、改めて吉良が自分にとっても父親であることに気付き泣き崩れる。その後は円堂たちと共に崩壊するエイリア学園から脱出し、鬼瓦に保護された(ゲーム版では雷門中に敗北したことにより吉良に見捨てられ、そのショックでボールをぶつけようとした)。76話の回想では本当のサッカーを楽しんでいる様子が描かれている。 必殺技は「スーパーノヴァ」(グラン、ウィーズ)、「スペースペンギン」(グラン、ウィーズ)。 『イナズマイレブン アレスの天秤』 初めから「八神玲名」として登場。「永世学園」の生徒で、タツヤらと同じく「お日さま園」の出身。「エイリア学園編」とは違い、ヒロトたちとの仲は好調。瞳子の提案により、永世学園サッカー部の一員としてフットボールフロンティアに出場する。 ネロ / 根室 君之(ねむろ きみゆき) 声 - 瀧本富士子 ポジションはGK。背番号は1番。緑色の髪で、赤い瞳に白い肌をした小柄な少年。ゲーム版では紫色のイヤリングをしている。恐るべきジャンプ力であらゆるシュートに跳びつくことができ、必殺技を使わずに吹雪の「エターナルブリザード」を止めるほどのセーブ力を持つ(ゲーム版では吹雪の「ウルフレジェンド」、鬼道の「デスゾーン2」を「プロキオンネット」で止め、「真面目にやっているのか」と挑発するシーンがあった)。 必殺技は「プロキオンネット」、「時空の壁」。 ゲイル / 鯨井 隆則(くじらい たかのり) 声 - 加瀬康之 ポジションはDF。背番号は2番。焦茶色のポニーテールの髪で、爬虫類のような目で、瞳は黄色。突き刺すような視線で相手の動きをじっと観察している。45話での雷門との初戦、雷門を対戦相手に選んだグランの我が儘に付き合う発言をした。 キーブ / 紀伊 布美子(きい ふみこ) 声 - 高垣彩陽 女の子で、ポジションはDF。背番号は3番。褐色肌で、紅色の縦ロールの髪が特徴で、セクシーなホステスのような雰囲気。踊りのような不思議な動きで相手を混乱させる。 ゾーハン / 石平 半蔵(いしだいら はんぞう) 声 - 阪口周平 ポジションはDF。背番号は4番。鉄マスクを付けており、ゲーム版ではそのマスクのせいで、何を言っても「ズズズ」としか聞こえないが、コーマにだけは彼の言葉が理解できる。ただし、仲間にするときは(プログラムの関係上)普通にしゃべっている。 格闘技で鍛え上げた体でゴールの前に立ち塞がる。アニメ版・FFI編 「石平半蔵」として日本代表候補「ネオジャパン」の一員に選ばれる。背番号は3番。円堂たちの前に現れ、試合する。 必殺技は「アースクェイク」、「ハーヴェスト」(郷院)。 ハウザー / 羽崎 剛太(はねさき ごうた) 声 - 金野潤 ポジションはDF。背番号は5番。ピンク色の肌で、肥満体型。体の弾力を利用して、思わぬ方向からチャージをかける。 コーマ / 駒沢 恭馬(こまざわ きょうま) 声 - 梶裕貴 ポジションはMF。背番号は6番。細目で、金髪混ざりの茶髪が特徴。何重ものトラップを仕掛けて相手のミスを誘う。常に丁寧な口調で話し、ゾーハンの言葉を理解することができる。 クィール / 久井 ルル(くい ルル) 声 - 小林沙苗 女の子で、ポジションはMF。背番号7。かなり小柄な体格で、ウサギの耳のような紫色の髪が特徴。ぼーっとしているようだが、その動きは誰も予測できない。ゲーム版では語尾に「〜っポ」を付けてしゃべるが、アニメ版ではそれを付けていない。 アーク / 阿久津 聖(あくつ きよし) 声 - 四宮豪 ポジションはMF。背番号8。銀髪にメットを装着し、赤色のサングラスをしている。一瞬でボールが通るルートを見抜くことができる。 ウィーズ / 伊豆野 由宇(いずの ゆう) 声 - 宮野真守 ポジションはFW。背番号9。腰以上ある水色の髪で、凶悪な顔付きをしている巨漢。シュートに見せかけて相手をボールで吹き飛ばす危険な男。 必殺技は「スーパーノヴァ」(グラン、ウルビダ)、「スペースペンギン」(グラン、ウルビダ)、「トライアングルZ改」(砂木沼、瀬方)。アニメ版・FFI編 「伊豆野由宇」として日本代表候補「ネオジャパン」の一員に選ばれる。円堂たちの前に現れ、試合する。
※この「ザ・ジェネシス」の解説は、「イナズマイレブンの登場人物」の解説の一部です。
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