つか・う〔つかふ〕【使う/遣う】
読み方:つかう
[動ワ五(ハ四)]
1 人に何かの働きをさせる。人を雇ったり、言いつけたりして用をさせる。「人を—・って事業を始める」「人に—・われる」
2 物などをある目的のために用いる。道具・材料などを役立たせる。使用する。利用する。「マイクを—・って講義する」「不正に—・われる」「魚介を—・った料理」「この食品は防腐剤を—・っておりません」
3 目的を遂げる手段・方法としてあることをする。「賄賂(わいろ)を—・う」「色目を—・う」「仮病を—・う」
4 容易には扱えないものをたくみに動かす。あやつる。また、自在に言葉を話す。「手品を—・う」「人形を—・う」「フランス語を—・う」
5 あれこれと注意を払って心を働かせる。「気を—・う」「細かい神経を—・う」
6 物・金銭・時間などを、何かをするのに当ててその量や額を減らす。消費する。ついやす。「金を—・う」「時間を有効に—・う」
7 特定の語と結びついて、それを用いての行為を表す。「弁当を—・う」「湯を—・う」
8 保つ。
「あひ戦はむとすとも、かの国の人来なば、猛(たけ)き心—・ふ人も、よもあらじ」〈竹取〉
→用いる[用法]
[可能] つかえる
[下接句] 顎(あご)で使う・頤(おとがい)で人を使う・金持ち金使わず・烏(からす)を鵜(う)に使う・気を遣う・心を使う・声色(こわいろ)を遣う・舌を二枚に使う・袖(そで)の下を使う・空(そら)を使う・出しに使う・立っている者は親でも使え・玉に使う・人を使うは苦を使う・篦(へら)を使う・湯水のように使う・宵越しの銭は使わぬ・留守を使う
「遣う」の例文・使い方・用例・文例
- スタッフはホテルの宿泊客に対してもっと気遣うべきだった。
- いつもみんなを気遣う彼は人気者でした。
- あなたは私にあまり気を遣う必要はありません。
- 他の人に気を遣うことができるようになった。
- 彼の病気は気遣うほどのものではありません.
- 足湯を遣う
- 日本人が英語を話したがらないのは間違ったことを言って笑われるのを気遣うのだ
- 極端に気遣う
- 心配していて気遣う態度で
- 将来を気遣う
- 思いやりがあり気遣う世話
- 彼女は彼女の時間を無駄にせず上手く遣う
- 気遣う、あるいは興味を示す
- 金を遣うに当たっての極度な用心深さ
- 他人の幸福を気遣う気持ちのないこと
- 服装や外見に気を遣う男性
- 遊里などで,各音の下に同列のカ行音を挟んで遣う言葉
- 「オーガニック」もまた,健康を気遣う人に人気の言葉です。
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