絶望の未来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 18:45 UTC 版)
「ファイアーエムブレム 覚醒」の記事における「絶望の未来」の解説
本篇から十数年先の、子世代がいた未来の世界。未来では邪竜ギムレーが復活し、屍兵が我がもの顔で世界に蔓延っている。街や村も破壊され多くの人々が犠牲となり、急速に滅亡へと向かっている滅びの世界である。邪竜ギムレーの復活を止められなかった上に、ヴァルムとイーリス・フェリア連合軍の戦争の後でどの国も疲弊しきっていたことが災いし、兵力が不足し蔓延する屍兵に対処できなかったことが滅亡への大きな要因となった。生き残った人間達は各国の戦士たちを中心に集落を作り身を寄せ合っているが屍兵の襲撃で次々と集落も破壊されていっており、人間が滅亡するのも時間の問題であるらしい。親世代の人間も全員屍兵との戦闘の末に命を落としている。
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絶望の未来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 18:45 UTC 版)
「ファイアーエムブレム 覚醒」の記事における「絶望の未来」の解説
マルス / ルキナ (Marth / Lucina) 声:小林ゆう 【世代:子 / 初期兵種:ロード / 軍の中で一番:笑いのツボがおかしい / 誕生日:4月20日 / 髪色:クロムと同じ / 称号:未来を知る者】 この世に二つとあるはずのないイーリスの国宝ファルシオンを携えているバタフライマスク状の仮面をつけた謎の剣士で、自身を古の英雄王と同名のマルスと名乗る。 屍兵に殺されそうになったリズを助けたことでクロム達と知り合う。その正体は、ギャンレルが王だったペレジアとの戦争終結後に産まれたクロムの娘ルキナの成長した姿で、左目に聖痕を持っておりクロム亡き後ファルシオンを使える唯一の王族でもある。邪竜ギムレーが復活した絶望の未来において自分自身と人々を鼓舞するためにマルスの名を借りて屍兵と戦う日々を過ごしていた。「覚醒の儀」を行ったが宝玉が全て集まらずに不完全な儀式しか行えず、神竜ナーガに過去への時間遡行しかないことを告げられた。 しかし、「覚醒の儀」を行ったことに勘付いたギムレー率いる屍兵の襲撃に遭い、城に侵入してきた屍兵と戦っていたがギムレーの襲撃に成すすべはなくイーリスは壊滅し、生き残ったのはルキナを含めた仲間たちだけだった。燃え上がるイーリスから仲間たちと共に逃げ延びた彼女は、世界が滅びるのを憂いた神竜ナーガの導きにより、邪竜ギムレーの復活を阻止せんと仲間(子世代組)と過去(本篇の時間軸)へと移動するも、仲間とはぐれてしまう。歴史に必要以上に介入するつもりはなかったため、ジェロームからもらった仮面を装着して男性を装っていたが、エメリナ襲撃へ介入した際、予想外に出現した敵に割られ性別が露見した。中盤で敵襲を受けたクロムを「お父様」と思わず呼んでしまったことで、自らの正体と目的を明かし、以後はクロムらに同行する。 この世にひとつしか存在しないはずの「封剣ファルシオン」と瓜二つの剣「裏剣ファルシオン」を携えているが、これはクロムのものと本来同一のものであり、絶望の未来の時間軸におけるクロムの形見である。剣技は父親から教わった。彼女が過去に来た真の目的は、父を裏切り殺害したという腹心の仲間が誰なのか特定し、再び同じ歴史が繰り返されることを阻止することであり、クロムと強い信頼関係を持ち、ファウダーに操られたマイユニットを見て犯人と確信、殺害しようとするも、クロムに止められ思いとどまった(マイユニットが母親もしくは夫である場合は、直前で自ら踏みとどまる)。未来では宝玉が4つしか集まらず(ペレジアに伝わっていた「黒炎」がどうしても見つからなかった)、不完全な覚醒の儀しか受けられなかったため「神剣ファルシオン」を持つ正式な聖王になるには至っていない。 子世代で唯一必ず加入するキャラクターで、母親次第でアズール、シンシア、デジェル、ブレディ、マークなどの姉にもなる。 一人称は「私」。両親のことは「お父様、お母様」、親類のエメリナやリズのことは「おばさん(伯母、叔母)」ではなく「さん」付けで呼んでいる。 優しく正義感にあふれた親思いの娘だが、強い使命感に駆られているため他人に弱みを見せない。服選びのセンスがおかしく、虫が嫌い。また、クロムに似て訓練中に壁をよく壊す。 夢は「命を失ってでも絶望の未来を救う」こと。平時は未来とは全く違う澄んだ色をした綺麗な空を眺めに行っている。 マイユニットが男で結婚した場合は子供に娘のマーク女を授かる。 有料DLCの「絶望の未来」ではイーリス城で屍兵と戦い続けながら、宝玉と台座を取り戻しにペレジアに向かった仲間たちを待ち続けている。神竜ナーガとなったチキと共に覚醒の儀を行いギムレーを倒すことに成功した後は、平和になった世界で父クロムの跡を継いで聖王に就任し、在りし日のクロムのように自警団として時々城を抜け出して活動していった。同「絆の秘湯」ではセレナと共に浴衣姿を披露している。 ロード系ではあるが倒されてもゲームオーバーにはならず、クラシックモードでは子世代で離脱扱い(倒されても死亡しない)になるのはルキナのみとなっている。 ドラマCD(オーディオドラマ)シリーズにも出演しており「不撓不屈のペレジア・ストーム」ではマルスの姿で、クロム達の逃走を援護すべくペレジア軍への単身での陽動を申し出、一方的に味方してきたヘンリーと共闘する。「追憶のフューチャー・レクイエム」ではルキナの姿で、仲間たちに自分は過去に行く決意を告げ、みんなもどうするか考えてほしいと告げた。その後ギムレーの襲撃に遭い城に侵入した屍兵と戦っていたが、ギムレーに追い詰められ寸でのところでジェロームに救出された。ファルシオンで辛うじてギムレーを退けることができたが、既に仲間たち以外に生き残りはおらず、イーリスは陥落したことを宣言し脱出し、改めて過去に行く決意を告げた。 公式人気投票では、女性キャラ1位となった。 『Wii U版モンスターハンター フロンティアG』とのコラボでルキナの姿を模した片手剣の「裏剣ファルシオンI」、防具の「英雄王シリーズ」が再現されている。 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』には、一定条件をみたすことで参戦する隠しファイターとして登場している。 「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U#『for』全般隠しキャラクター」も参照 ウード (Eudes) 声:高橋英則 【世代:子 / 初期兵種:剣士 / 軍の中で一番:よく血が騒ぐ / 誕生日:7月15日 / 髪色:リズと同じ / 称号:力を封印せし者】 未来から来たリズの息子。日本国外版名はOwain。 時間転移後、伝説の剣とされるミストルティンを手に入れるべくヴァルム港の直下に位置する大陸最南東の賢者の里に訪れていた際、アサシンのゲッコー率いるならず者集団に襲われていた村娘を助け、「選ばれし希望の戦士」を名乗って孤軍奮闘していたところをクロム達に誘われる(戦闘後に入手できたミストルティンは、正しくは盗賊避けに作られたダミー(偽物)の "ミステルトィン" であることは知らないでいる)。 一人称は「俺」。両親のことは「母さん、父さん」と呼ぶ。また、エメリナとクロムの甥にあたり、ルキナの従弟でもあるほか、親次第でアズール、シンシア、デジェル、ブレディ、マーク男の従兄弟にもなる。 目立ちたがりの恰好つけたがり屋(俗に言う中二病)であり、「眠っていた英雄の血が暴走する…!」「くらえ!必殺…聖魔剣・ホーリーデビルソード!」など妄想じみた自己表現や極端に大袈裟すぎるヒロイックなネーミングを好むが、親世代からは「何を言っているのか分からない」と言われ、子世代からは「子供っぽいからやめろ」などと言われている(ただし母親であるリズの前や、空気を読んだり冗談が通じないと感じた時は自重する)。 シンシアとはヒーロー好き同士でよくヒーロー談を交わしているが、ウードはどちらかというとダークヒーロー傾向であり、正統派ヒーローを好むシンシアとはあまり話が噛みあわない。デジェルには完全に馬鹿扱いされていた。 リズには無かった聖痕を腕に宿している。普段は周囲を振り回すものの本質的には面倒見がよく親思いで、母親のリズには全く頭が上がらない。ウードの父は屍兵との戦いでウードを庇って死亡したため、現代の両親を今度こそ守りたいと思っている。宝物は母親が最期に持っていた杖の欠片で「リズ」と名付けているが、父親が武器に「リズ ラブ」と彫っていたことには「うわー…」と引いていた。ルキナとは違い誰に教わったのかは不明だがイーリス王家の剣技を使うも、若干我流が混ざっている。 武器や防具の手入れが得意で、古の時代から現代に至るファルシオンの状態変化について解説した際は、ナーガの牙である刀身は劣化しないものの、人の手によってつくられた柄などの部分は劣化し、その都度その時代ごとに補修されてきたと分析した。 夢は「後世に語り継がれる伝説の戦士になる」こと。 有料DLCの「絶望の未来」ではアズール、ブレディ、シャンブレーと共に宝玉を取り戻し帰還する際、マークの率いる屍兵に追われ、宝玉を他の仲間に託し一人で食い止めようとする。ギムレーが倒された平和な世界ではデジェルと共に自警団で新兵の指南役や入団希望の受付係になり、自身の言動を新兵達から絶賛されていた(しかしデジェル曰く「単に珍しいだけ」らしい)。同「絆の秘湯」ではアズールと共に浴衣姿を披露している。 ドラマCD(オーディオドラマ)「追憶のフューチャー・レクイエム」では過去への時間遡行に賛成しており、ギムレーがイーリスを襲撃した際には、崩れた診療所から生存者を捜していた。プレディによればウードの創造ヒーロー話は子供たちにウケていたらしい。 公式人気投票では、男性キャラ2位となった。 アズール (Azur) 声:木島隆一 【世代:子 / 初期兵種:傭兵 / 軍の中で一番:夜中に出歩いている / 誕生日:8月7日 / 髪色:灰色 / 称号:花咲く笑顔】 未来から来たオリヴィエの息子。日本国外版名はInigo。 時間転移後、ヴァルム大陸最北東にある山村を襲っていたアサシンのジャミル率いるならず者集団の一人を斬り伏せて村娘を守り、5人ほど倒してその “可愛いお姉さん” をデートに誘う口説き文句とするためアジトの砦に単身で討ち入っていたところをクロム達に誘われる。 一人称は「僕」。両親のことは「母さん、父さん」と呼ぶ。クロムが父親だった場合、右目に聖痕を持つ。 母親同様恥ずかしがり屋だったが、オリヴィエから教わった克服法が「異性に声をかける」だったことでナンパ癖がついてしまい、ブレディやジェロームを巻き込んでナンパをするが、逆に彼らの方がモテて落ち込むことも。また声をかけた女性に騙されてしまうこともある。 未来の世界では周囲からの期待を背負っていたため、明るく使命感のないお気楽者を装っているが、本来は落ち込みやすい性格。笑顔や息抜きを大切にしており、その信念を貫く意志はかなり強い。 剣術はオリヴィエから教わった。父親のことは記憶になく、母親から聞いた人物像しか知らなかった模様。未来のオリヴィエはアズールを庇って死んでしまったため、母親の背中にトラウマがある。 夢はダンサーになることだが隠しており、尋ねられると「もっと女の子にモテることかな」と答え、夜中に人気の無い森でこっそり練習している。平時に何をしているか尋ねると、男性だと「内緒。大したことはしてないよ」、女性だと「お茶に付き合ってくれたらお教えしますよ」と返す。 有料DLCの「絶望の未来」ではウード、ブレディ、シャンブレーと共に宝玉を取り戻し帰還する際、マークの率いる屍兵に追われるが我が身を犠牲に仲間を逃そうとするウードを見捨てられず、橋を切り落としウードと共に屍兵を迎え撃つ。ギムレーが倒された平和な世界では祭典などで踊りを披露する活動をしていったが、ミスをするたびに演奏を担当するブレディからは注意されていた。また、女性が笑っていられる世界となったため、ナンパをすることは無くなった。同「絆の秘湯」ではウードと共に浴衣姿を披露している。 ドラマCD(オーディオドラマ)「追憶のフューチャー・レクイエム」では過去への時間遡行に賛成しており、ギムレーがイーリスを襲撃した際には街で屍兵と戦っていた。最後まで過去へ行くことを拒んでいたジェロームを、「ひとりでも行かなければ自分も残る」と言い説得した。 公式人気投票では、男性キャラ6位となった。 ブレディ (Bredy / Brady) 声:江川大輔 【世代:子 / 初期兵種:僧侶 / 軍の中で一番:賊に間違われる / 誕生日:2月22日 / 髪色:マリアベルと同じ / 称号:強面の僧侶】 未来から来たマリアベルの息子。時間転移後、ミラの大樹の直上に位置する聖地・ミラの神殿跡近くの村で暮らし世話になっていたが、勇者のザキハ(日本国外版名はXalbador)率いるならず者集団の襲撃に合っていたところを通り掛ったクロム達と出会う(その際はクロムだと「連れていけよ」と言い、マリアベルだと賊扱いされた挙句に「人違いですわ」と言われて無視されるため勝手に仲間入りする)。 一人称は「俺」。両親のことは基本的に「母さん、父さん」と呼ぶが、(特にマリアベルに対して)感情的になると「あんた」「テメー!」などに変わってしまう。 剃り込みの深いリーゼント風のヘアスタイル、設定画でのしゃがむ姿勢、メンチを切っている(ガンをとばしている)かのような表情かつ下から覗き込むような首の向き、イベントシーンなどでの両腕を下衣のポケットに突っ込み杖を脇に抱えての前傾姿勢、「あぁ?」や「んだとコラ!」といった粗暴な言葉遣いなどから強そうに見えるが、それらは全て偏見であり過保護に育てられたことで身体は弱く、運動音痴で戦いの才能はほとんど無い。顔の傷も単にヴァイオリンの演奏中に切れた弦で負ってしまったにすぎないが、息子だと打ち明けた後ですらマリアベルから「きったねぇ賊」と評されてしまった。 非常に涙もろい性格で面倒見もいい。そのギャップゆえか自分の非力さを誰よりも人一倍歯痒く思っており、少しでも戦えるようにと訓練や努力を積み重ねている。 紅茶の知識やティータイムの作法、チェスなどは「貴族かつ上流階級の嗜み」と述べており完璧にこなせる。 夢は「音楽家になる」ことだが、強面の見た目に合わないのと、話した人に必ず笑われてしまうのを気にしている。 有料DLCの「絶望の未来」ではアズール、ウード、シャンブレーと共に宝玉を取り戻し帰還する際、マークの率いる屍兵に追われる。屍兵を食い止めるアズールとウードの意志を無駄に出来ず、シャンブレーと共に宝玉を持ち逃亡する。ギムレーが倒された平和な世界ではアズールと組んで祭典などで曲を披露する活動を始めたが、自分の演奏で泣き出すことがありアズールから注意されていた。 ドラマCD(オーディオドラマ)「追憶のフューチャー・レクイエム」ではイーリスの街で診療所を手伝っており、患者を放っていけないという思いから過去への時間遡行を拒否していた。しかしギムレーの襲撃で街も診療所も壊滅し、過去を変えることでこの未来を変えたいという思いから過去へ行くことを決意する。 公式人気投票では、男性キャラ12位となった。 デジェル (Degel) 声:山戸めぐみ 【世代:子 / 初期兵種:アーマーナイト(カラーは桜色×薄紫色) / 軍の中で一番:鎧が好き / 誕生日:9月29日 / 髪色:黒 / 称号:正々堂々の】 未来から来たソワレの娘。日本国外版名はKjelle。 時間転移後、フェリア北の寒冷地に住んでいた村娘の夫に師事して修行していたがソーサラーのカチディス(日本国外版名はCassius)に師を殺されたため、無念を晴らすべく「決闘の砦」にて一騎討ちでの勝負を確約させるも反故にされ、軍勢に囲まれ孤立していたところをクロム達に助けられ仲間になる。 一人称は「私」。両親のことは「母さん、父さん」と呼ぶ。 兵職を決める以前からの鎧好きで、自身曰く「愛している」いくつもの鎧を倉庫に保管しており、初陣で装備したという鎧にすっぽりと入り込むと心が落ち着くという性癖がある(目の当たりにしたウードは思わず「鎧が喋った!?」と叫んだ)。その過剰なまでの固執は絶望の未来において最後まで側で守ってくれたのが両親や仲間ではなく鎧であったことにも起因しており、デジェルにとっての鎧は道具ではなく「命の恩人」と同義となっている。なお、劇中で鎧を脱いだ(厳密には首から肩にかけてのパーツを外した)姿を見ることができるのは、クラスチェンジの外見変化を除いてマイユニット男と結婚する支援会話Sのみだが、脱着自体に抵抗は無いらしく女同士の環境では衣服も含めてはだけている時があり、見兼ねたセレナから化粧の仕方や可愛い仕草の特訓を受ける。 ソワレと同じく女だからと甘く見る男を嫌う傾向があるが、より好戦的かつ協調性が欠けた性格をしており、マーク男など自分よりも武芸で弱いと思っている者は認めず無愛想になり、ルキナなど強いと認めている者には「殿」をつけて呼んだり敬語になるなどの差別的な一面や、本心では少数精鋭が理想で軍隊は所詮烏合の衆と断じて大半の仲間を軽視する両極端さも見られたが、ルキナとの対話を経て和解し自らが教える立場になることで未熟な兵を差別しなくなった。ジェロームに対してはライバル意識を持っている。 ソシアルナイトのソワレとは異なり乗馬が不得意で、未来のソワレに「向いていない」と諭されたことを「才能がない」と誤解して覚えていたため、現代のソワレに「責任をとってよ」と迫り直接の指導を願い出るも、未来のソワレなりの親心だったと判明したことで諦めがつき納得しかけるが、現代のソワレから「私は未来とは違う。上手くなるまで特訓だよ」と逆に迫られる。 また、設定上ではソワレが軍一の料理下手となっているが父親曰くデジェルはもっと酷く、食事当番だった日は全軍が腹痛を起こして「小鹿のような足取り」で行軍する最悪の事態を招いてしまった。その後、ソワレに代わって炊事を覚えたという父親から手解きを受けて良い匂いのするスープを調理できるまでに上達するも、肝心の味は「土」というオチがついた。 夢は「最強の技をもった戦士」で、平時は腕力で勝る男に遅れをとらないように技を磨く訓練をしている。 最終決戦後は武者修行の旅に出たと伝えられる。 マイユニットが男で結婚した場合は子供に娘のマーク女を授かる。 有料DLCの「絶望の未来1」ではシンシア、ノワール、ンンと共に出演しており、ペレジアで宝玉を取り戻すも屍兵に武器を奪われ追い詰められ、そのまま全滅する史実となっているが、ギムレーが倒された平和な世界ではウードと共に自警団で新兵の指南役になる。 ドラマCD(オーディオドラマ)「追憶のフューチャー・レクイエム」では志願兵の訓練を担当しており、彼らを放っておけない思いと、過去へ行くことは今の戦いから逃げることになるという思いから過去への時間遡行に反対し、セレナと険悪なムードになってしまった。ギムレー襲撃の際に街で屍兵と戦っていたが、自分に襲い掛かった屍兵が自分が面倒を見ていた志願兵であったことに気付き、深い絶望を抱えながら彼らを倒したが、その戦闘で負傷し戦闘不能になる。その後セレナと和解し、仲間たちを失ってしまったこの未来を変える為に過去へ行くことを決意する。 公式人気投票では、女性キャラ24位となった。 シンシア (Chyntia / Cynthia) 声:山本彩乃 【世代:子 / 初期兵種:ペガサスナイト(カラーは青) / 軍の中で一番:意味不明な寝言を言う / 誕生日:5月14日 / 髪色:スミアと同じ / 称号:英雄志願】 未来から来たスミアの娘。時間転移後、イーリス王子クロムを名乗るトリックスターのリューゲルを本物と信じ込み一味に加わり、ヴァルム大陸の神竜の大地の東に位置する離島の町から略奪行為をした帰路に空中からの偵察を務めていたところ、追ってきたクロム達の方が偽物だと言うリューゲルの逃亡を助けるべく殿を任され対峙したが、ルキナと行動を共にしているという決定打によって自分の方こそが騙されていたと気付き仲間になる。 一人称は「あたし」。両親のことは「母さん、父さん」と呼ぶ。 前向きで明るく勢いのある性格で、ヒーローに憧れており常に演出や口上などを研究しているが、母に似て天然でドジが多く、よく騙されたり失敗している。周りからはヒーローごっこと冷やかされたり、セレナ、ノワール、ンンなどには悪役や引き立て役を無理矢理ないし無自覚で押し付けることもあり、土台扱いされるのを頑として拒否したンンを「理屈ばっかりで子供ね!」と称して逆ギレしたことも。 演出や口上にこだわっているのは、未来では意志のない屍兵と常に戦っていたことから、話の通じる相手には相応の礼儀を示すべきだという彼女の持論によるもの。ヒーロー気質がうけるのか同性には非常にモテるようで街に出るたびに大量のお菓子をもらっている。 元々はおしゃれが好きな女の子らしい少女であったが、母親の死をきっかけに天馬騎士を目指すようになった。しかしクロムを助けた初陣や落ち込んでいた時に活を入れた一件などを英雄譚=ヒーロー的に拡大解釈しており、「伝説の天馬騎士」と誤解して憧れている。なお、愛用の槍も騎乗しているペガサスも形見であり、一人ぼっちになってしまう娘を想ってスミアが遺していったもの。ただし未来では天馬騎士がほとんど壊滅しているため、戦闘術に関しては小さい頃からの独学。 夢は「誰かのヒーローになる」こと。平時はスミアと同じで仲間の無事を見て回っている。 マイユニットが男で結婚した場合は子供に娘のマーク女を授かる。 有料DLCの「絶望の未来1」ではデジェル、ノワール、ンンと共に出演しており、ペレジアで宝玉を取り戻すも屍兵に形見の槍を奪われ追い詰められ、そのまま全滅する史実となっているが、ギムレーが倒された平和な世界では新・聖天馬騎士団の一員になる。 ドラマCD(オーディオドラマ)「追憶のフューチャー・レクイエム」では過去への時間遡行に賛成しており、ギムレー襲撃の際にはノワールをペガサスに乗せてジェロームと共にルキナの救出に向かった。 公式人気投票では、女性キャラ16位となった。 セレナ (Serena) 声:世戸さおり 【世代:子 / 初期兵種:傭兵 / 軍の中で一番:無駄な買い物が多い / 誕生日:1月21日 / 髪色:ティアモと同じ / 称号:秘めた憧憬】 未来から来たティアモの娘。日本国外版名はSevera。 時間転移後、ペレジア北西の屍島直下に位置する離島にある「傭兵団の砦」を根城とする元ヴァルム将軍の賢者ネルソンに形見の指輪を奪われていたため渋々付き従っていたが、似た境遇の村人のホラントを連れ出しての離反を決意していたところをクロム達と出会い共闘する。しかし中立ユニットのままホラントのもとへ独断専行するが、セレナ自身で説得を果たさせると自軍ユニットになり仲間入りする。 一人称は「あたし」。両親のことは「母さん、父さん」と呼ぶ。 天才肌の母とよく比較された結果劣等感が芽生え、生意気でひねくれた性格になってしまったが、内心では父親を含めてとても慕っており素直になれてからは大泣きして甘えた。一方でティアモと違って自分の美貌には自信があり、年頃の少女だけあって可愛い洋服や装飾品にも目がなく、可愛さを武器に物を買わせるというあざとさも持つ。 未来では自分よりも天馬騎士としての任務を優先させる母親によく反発しており、それが母との最後の会話となってしまったことを後悔している。 性格上仲間と衝突しやすく、特に親友関係だった母親側とは逆でシンシアとは対立しあい私闘にまで悪化する。一方で美貌を認めているデジェルや頼ってきてくれるノワールなどには面倒見の良い一面を見せる。 実は苦手だったことをセレナには黙っていたティアモとは違って足が速く、その走りは本気で逃げ出したシャンブレーにも追いつけるほどだったが、軍で一番はノワールである。 夢は「母のような何でも出来る人になる」こと。平時は肌と髪の手入れをしている。 マイユニットが男で結婚した場合は子供に娘のマーク女を授かる。 有料DLCの「絶望の未来」ではジェローム、ロランと共に宝玉と炎の台座を取り戻しにペレジアへ向かい、無事にルキナの待つイーリス城に帰還するも、直後にギムレーの襲撃に遭う。ギムレーが倒された平和な世界ではシンシアに誘われて新・聖天馬騎士団の一員になった。同「絆の秘湯」ではルキナと共に浴衣姿を披露している。 ドラマCD(オーディオドラマ)「追憶のフューチャー・レクイエム」では過去への時間遡行に賛成しており、反対派を説得しようとしたが逆にデジェルと険悪な雰囲気になってしまった。ギムレー襲撃の際には街で屍兵と戦っていたが、負傷で戦闘不能になる。その後デジェルと和解し、改めて過去へ行く決意を語った。 公式人気投票では、女性キャラ7位となった。 ジェローム (Jerome / Gerome) 声:新垣樽助 【世代:子 / 初期兵種:ドラゴンナイト / 軍の中で一番:寝つきが悪い / 誕生日:9月1日 / 髪色:セルジュと同じ / 称号:鉄仮面の竜騎士】 未来から来たセルジュの息子。時間転移後、飛竜が絶滅寸前だった未来とは違い同胞が多く生きている現代にて愛竜のミネルヴァを野生の群れに返すべく、シュヴァイン要塞の東に位置するヴァルム大陸一の産地として知られる飛竜の谷に訪れていた際、バーサーカーのモリスティア(日本国外版名はMorristan)率いる密猟者集団に襲われた隣村の住人から助けを求められるも、すでにミネルヴァと別れていたことや運命を変える難しさの痛感から一度は断る。しかし、通り掛ったクロム達から説得されたことで気が変わり、再びミネルヴァの力を借りて戦う決意をし仲間になる。 普段の一人称は「私」で素は「俺」。両親のことは再び失う悲しみを味わいたくないという思いから、情を抱かずに済む良く似た別人と称して「お前」と呼ぶが、無意識の時などは「母さん、父さん」と言っている。ミネルヴァのことは普段は呼び捨てているが、周りに人がいない時は「ミネルヴァちゃん」と呼んでいる。 過去への介入を快く思っておらず、常に仮面を被り単独行動している。その仮面は「顔面の保護と敵に表情を読まれないため」と理由付けしているが、実際は子供心に恰好良いと思って付けたのが切っ掛け。その後は自身の感情を読まれないために付けている。なお、劇中で仮面を外した素顔を見ることができるのはマイユニット女と結婚した場合の支援会話Sのみだが、物語の裏側では素顔を見た者は数名存在する。しかし素顔だと誰だか分からなくなると評された。 セルジュに似て裁縫が得意かつ美意識が仲間のそれとは異なっている。また、生まれて間もない頃にセルジュに絶景高い高いをやられて落下した経験から頭痛持ちの高所恐怖症になり幼少期までミネルヴァに乗れなかったが、シンシアとの特訓で高所恐怖症を克服した過去がある。 馴れ合いを嫌うクールな性格だが本来は非常に仲間思いで、中でもロランとは終始一貫して避けるような態度はなく協力し合っている。ンンからは問答無用で仮面を外されそうになったり竜特有の咆哮を浴びせられたりと訳も分からずに振り回される。 有料DLCの「絶望の未来」ではセレナ、ロランと共に宝玉と炎の台座を取り戻しに向かい、無事にルキナの待つイーリス城に帰還する。イーリス上に乗り込んだギムレーからルキナを守るため、セレナ、ロランと共に身を盾にしてルキナを逃がそうとした。ギムレーが倒された平和な世界では飛竜の保護活動を始めた。なお、この頃には顔を隠す必要が無くなったため仮面を外していたが、ここでも誰もジェロームだと気付かなかった。 ドラマCD(オーディオドラマ)「追憶のフューチャー・レクイエム」では過去への時間遡行に反対しており、アズールと言い合いになる。ギムレー襲撃の際にはシンシア、ノワールと共にルキナの救出に向かい、ギムレーの攻撃を受ける寸前のルキナを助け出した。過去へ行くことには最後まで拒否していたが、アズールの説得で渋々同行を認めた。 公式人気投票では、男性キャラ10位となった。 マーク (Marc) 声:細谷佳正、沢城みゆき 【世代:子あるいは孫 / 初期兵種:伴侶側の初期兵種ないし下級職、戦術師など / 軍の中で一番:行動が自由 / 誕生日:5月5日 / 髪色:黒 / 称号:異界より来た子】 未来から来たマイユニットの子。日本国外版名はMorgan。 性別はマイユニットと逆になり、髪色は他の子世代組の法則とは違って母親側(マイユニット女の場合は父親側)と同じになる。支援会話も性別によって内容が変化し、メニュー画面のエクストラ関連の一覧では「マーク男」と「マーク女」の2つのユニット名で記録される。クラスは上述の通りロードなどの場合に固定となる以外の変動制だが、キャラクターデザイン上の衣装は戦術師(男は剣、女は魔道書を持つ)となっている。 劇中で唯一の孫になり得るキャラでもあり、マイユニット男で固有子供のいる女性キャラと結婚しているとルキナ以外の子世代キャラの妹、マイユニット女でクロムと結婚している場合はルキナの弟となる。また、子世代キャラ・配信(外伝)マップキャラ・親と同世代の一部キャラなどと結婚していると共通の一子となる。 フェリア最北西にある「時の遺跡」で迷子になっていたところ、グリフォンナイトの屍兵将が守る「神竜の涙」を求めて訪れたクロム達に保護され仲間になるが、その際にマイユニットが自分の親で凄い軍師だったことは即答したものの、それ以外は記憶喪失であるかの如く分からなくなっており、ルキナ達のことも全く知らず、それでいて同じように未来から時間転移してきたのだろうと説明された際には断言気味に「そんなことあり得ない」と否定しており、似て非なる状況を匂わせているが真相は不明。 性格は極めて明るくて人懐っこい。兄ないし姉によれば、よく喋るところは未来でも同じとのこと。食べ物は干し肉が好きで野菜が嫌い、1日に5回も鼻血を出したことがあるらしい。マーク男は虫も好きで、ウードからはライバル視される。記憶を取り戻す手段として自分の頭を魔道書の角で叩いたりするなど無茶苦茶なこともする。 夢は「親のような軍師になる」こと。平時は途中で寝てしまうことも多いが親を見習って勉強に励んでいる。 有料DLCの「絶望の未来1」ではマーク男(クラスはソーサラー)、「同2」ではマーク女(クラスはドラゴンマスター)のイベント絵をぼかした「???」という名のボスが敵として登場しており、戦わずにマイユニットで隣接すると現ギムレーと見間違えたあとで「優しかった頃の父ないし母」「随分昔の姿」などと言い表し敵意も消え撤退する。その際は初回だと長めの対話が挿入され、それでも現ギムレーを信じて付いていくと言い残していく。 公式人気投票では、男性キャラ15位、女性キャラ9位となった。 シャンブレー (Chambray) 声:遠藤大輔 【世代:子 / 初期兵種:タグエル / 軍の中で一番:声がでかい / 誕生日:3月14日 / 髪色:白 / 称号:怖がりタグエル】 未来から来たベルベットの息子。日本国外版名はYarne。 時間転移後、何はともあれ自分の身の安全を確保するため、「強そうだったから守ってくれそう」という理由でジェネラルのジラル率いる重装団の一員になっていたが、ペレジアの中央砂漠直下に位置する町でパラディンのディン(日本国外版名はDalen)率いる騎兵隊と傭兵戦争が勃発したところをクロム達に誘われる(その際は、クロムだと大物の風格に危険を感じてあっさりと「降伏」し、ベルベットだと「性根を鍛え直してあげる」と叱られる)。 一人称は「俺」。両親のことは「母ちゃん、父ちゃん」と呼ぶ。 タグエルと人間の絆の証である自分の血を誇りとしているが、自分が死ぬことによってタグエルが絶滅してしまうのを恐れているため常にビクビクしており、仲間に誘うべく声を掛けた際は真正面からだったにもかかわらず「うひゃい!」と驚き、戦闘が終了して後ろから話し掛ければ「あひょう!」と叫び、みんなの部屋で顔を合わせただけでも「あひょい!」と怯えるほどの小心者。 ゆえに「寿命が縮みそう」なことを警戒しており、戦闘中に敵前逃亡を図ったり、危険を伴うという理由で訓練すら嫌がるが、いざという時には強い勇気と正義感を発揮する。 母のベルベットから教えてもらった通り語尾に「ピョン」をつけて喋ってみるも、気味が悪いと不評を買ってしまう。父親との支援会話では心変わりや浮気によって自分が誕生しなくなるタイムパラドックスが起こるのを恐れて、仲間の女性との接触を監視するようになる。 マーク(女)には「ウサギさん」と呼ばれている。ンンに対しては自身のコンプレックスが原因で決してわざとではないもの少し素っ気ない態度をとる事があった、しかし彼女が野盗に襲われた時は必死で助けるなど仲間意識はある方で最終的に和解をする。 平時は森の中で「絶滅しないぞ体操」をして身体を鍛えている。 最終決戦後は安住の地を求めて旅立つが、行く先々でもっと危険な目に遭い続けたものの長寿だったと伝えられる。 有料DLCの「絶望の未来」ではアズール、ウード、ブレディと共に宝玉を取り戻し帰還する際、マークの率いる屍兵に追われる。屍兵を食い止めるアズールとウードを置いていくことに反対していたが、ブレディに諭されて共に宝玉を持ち逃亡する。ギムレーが倒された平和な世界では、絶滅危惧種だということが周囲に知れ渡って「タグエルを絶滅させない会」から過保護に扱われてしまい、逃げ回っている。 ドラマCD(オーディオドラマ)「追憶のフューチャー・レクイエム」では過去への時間遡行には迷っていた。ギムレーの襲撃の際にはいち早く屍兵の襲撃に気付き、街で戦っていたが、獣石を破壊され戦闘不能となった。 公式人気投票では、男性キャラ25位となった。 ロラン (Laurent) 声:石井真 【世代:子 / 初期兵種:魔道士 / 軍の中で一番:眼鏡が光る / 誕生日:4月25日 / 髪色:ミリエルと同じ / 称号:真理の探究者】 未来から来たミリエルの息子。時間転移後、ルキナ達とは異なり5年前の時代に到着してしまったため、知り合いが誰もいない世界をたった一人で仲間を探しながら孤独に過ごしていたが、3年が経った頃(ヴァルム戦争期)にイーリス城の東に位置する名も無き町のさらに東にある砂漠地帯のオアシスに現れるという幻の村を探索するも見つけられず限界を感じていたところ、その村に眠る財宝の「女神の杖」を狙って現れたウォーリアーのナダベ(日本国外版名はNombry)率いるならず者集団と鉢合わせていたクロム達と出会い仲間になる。 一人称は「僕」。両親のことは「母様、父様」と呼ぶ。ミリエルの形見となった三角帽を常用しているため普段は見えないが、七三分けに近い髪型をしている。 頭脳明晰・品行方正の優等生で、個性的な周囲に振り回されることが多い苦労人。気配り上手なため人知れず揉めごとや悩みを解決していたり、ルキナやデジェルの負傷を見破るなど、仲間を観察して手助けするのが自分の役目だと思っている。 上述の通り時間転移のイレギュラーによって、ルキナの年齢を追い越して他の子世代組より3歳年上になってしまったことから、本来は同世代の子供でありながら親世代の歳に近付いたと自負して「大人として振る舞わなければ」と気負ってしまっていたが、現代の父親からの優しさに触れることで初めて本音をさらけ出して甘えることが出来た。 夢は平時は未来では無かった書物を読み漁っていると同時に自身曰く「珍しいけど役に立たない魔道書」の蒐集が趣味で、喋れば済む短距離しか届かないテレパシーや極小サイズの虹を発生させる魔法などをマイユニットに披露したところ、皆に見せたらきっと喜ばれたり癒されたりすると絶賛された。 有料DLCの「絶望の未来」ではセレナ、ジェロームと共に宝玉と炎の台座を取り戻しに向かい、無事にルキナの待つイーリス城に帰還する。イーリス上に乗り込んだギムレーからルキナを守るため、セレナ、ジェロームと共に身を盾にしてルキナを逃がそうとした。 ドラマCD(オーディオドラマ)「追憶のフューチャー・レクイエム」では過去への時間遡行には条件を見比べて検討したいと思っており、過去に行くか行かないかで揉めていた仲間たちを「あなたたちは世界の存亡より、仲間の意志より、自分のくだらない意地が大事なのですか!」と一喝した。ギムレー襲撃の際には街でンンと共に屍兵と戦っていたが、力を使い果たし戦闘不能になる。 公式人気投票では、男性キャラ21位となった。 ノワール (Noir / Noire) 声:吉田聖子 【世代:子 / 初期兵種:アーチャー / 軍の中で一番:逃げ足が速い / 誕生日:10月7日 / 髪色:サーリャと同じ / 称号:二つの心宿す】 未来から来たサーリャの娘。時間転移後、母を探し歩いて辿り着いたフェリア最北東の人さらいの砦でボウナイトのイザサ(日本国外版名はEzra)率いるならず者集団に目をつけられてしまい、逃げ隠れしていたところを通り掛かったクロム達に助けられる。 一人称は基本的には「私」で、両親のことも基本的には「母さん、父さん」と呼ぶ(後述)。 幼い頃から母の呪術の実験台にされてきた体験から、単に話しかけられただけのみならずクラスチェンジの時でも「ひいぃ…!!」と驚くほど臆病に育ち、性格もネガティブ思考になってしまっている。 形見のお守りに触れたりキレたりすると鬼の人格に変貌し、一人称が「我」に変わり、「ふははははは!!」などと笑い尊大な態度をとり、サーリャのことを「お前」と呼び捨てるようになる。なお、仲間入り後に「うふふふふ……」「ふはははは!!」と笑い合う母娘の2人を見たクロムは、「ものすごい妖気だ」と称し恐れていた。 未来のサーリャは夫の仇討ちのための研究に没頭していたため、少しでも母親の役に立とうと行動した結果、母親と同じ動きをする癖がついている。父親は完全な恐妻家だったためサーリャにやられて泣き寝入りしているイメージしか残っていなかったが、現代で本気でサーリャに抵抗し本気で怒りを買い本気で逃げる父親の姿を見て、未来は変えられるのかもと思うようになった。 未来では食料難で不可能だったがお菓子作りの才能があり、現代で人生初のケーキを作った際は、処女作だったにもかかわらずウードから絶賛された。身体つきは非常に華奢だが、バストはかなりのサイズなのが見て取れる。虫が大の苦手。 夢は「心臓に毛が生えてほしい」。入眠障害の不眠症を抱えているらしく、平時は昼寝に時間を割くようにしている。 マイユニットが男で結婚した場合は子供に娘のマーク女を授かる。 有料DLCの「絶望の未来1」ではシンシア、デジェル、ンンと共に出演しており、ペレジアで宝玉を取り戻すも屍兵にお守りを奪われ追い詰められ、そのまま全滅する史実となっているが、ギムレーが倒された平和な世界では彼女の作るお守りが好評になる。 ドラマCD(オーディオドラマ)「追憶のフューチャー・レクイエム」では過去への時間遡行には迷っており、仲間たちが過去に行くか行かないかで揉めた際には泣いていた。ギムレー襲撃の際にはシンシアのペガサスに乗ってロングボウで援護し、ルキナの救出に貢献した。 公式人気投票では、女性キャラ12位となった。 ンン (Nn) 声:松嵜麗 【世代:子 / 初期兵種:マムクート(カラーは赤みがかったピンク) / 軍の中で一番:歯並びが良い / 誕生日:3月29日 / 髪色:ノノと同じ / 称号:大人しい子供】 未来から来たノノの娘。日本国外版名はNah。 時間転移後、フェリア南東の平和の町から見える海上に浮かぶ離島にある「死霊の館」を訪れていたが、彷徨うソーサラーの屍兵将に驚いて逃げ回っている内に牢屋から出られなくなってしまう。本当は心細かったが怖くないと必死に自分に言い聞かせていたところ、館に子供が入っていくのを見ていたクロム達が心配して駆けつけたことで保護された。 一人称は「私」。両親のことは「お母さん、お父さん」と呼ぶ。 口癖として、「お願いするです」のように語尾に付けたり、「はい」の代わりで「です」と返事をしたり、困ったりした際に「ですぅ〜」とぼやくなど、何にでも「です」を使って喋る。また、初対面で誰もが「ん…?」と聞き返し、名付けた(厳密には未来で名付ける)張本人のノノですら「呼びにくい」とぼやく変な名前を気にしている。 人間とマムクートのハーフで、ノノとは違い他の子世代組と同じ年齢の正真正銘の少女。しかし物心ついた頃には両親はおらず、父親の軍の人間に引き取られた。当初、人でない彼女は歓迎されなかったため、人の顔色を窺う術を覚えた結果、母親と違い真面目で大人びた性格になった。育った家でマムクートとしての力を頼りにされ、同時に居場所を手に入れたことから強さに関して並々ならぬ執着を持っている。セレナと同様、自分をお子様扱いするシンシアとは仲が悪い模様である。 まだ若いためマムクートとしての力を上手く使い切れていないが、混血種でありながらも能力自体は純血種とほぼ変わらず、ナーガの声を聴くこともできるが、竜化した時の口が小さく、時々誰もいない森などで大暴れしたい衝動に駆られるといった差がある。 現代の父親に(外見や性格は)幼いノノを妻に選んだことについて疑問を投げかけたり、思いやりから仲間を観察をしているロランを変質者扱いするなど毒のある一面も持つ。ジェロームとは一緒に遊んでほしい一心から、避けたり断ったり出来ないよう「支離滅裂な言動で通し、とにかく懐に猪突猛進する」という一計を講じて戯れた(その真意が分かるまでジェロームは本気で戸惑い逃げ回っていた)。シャンブレーとは彼のコンプレックスが原因で気まずい関係ではあったが、自身が野盗に襲われた時は彼に助けられそれがきっかけで和解をする。雑草や木の根でも飢えをしのいでいた未来での過酷な食生活を聞き知ったマイユニットから手料理をふるまわれた際は、これまでに食したどんなものよりも美味しいですと感激した。 夢は「人間と共存していけるマムクートであり続ける」こと。平時は人間観察をして過ごしている。 マイユニットが男で結婚した場合は子供に娘のマーク女を授かり、深夜・未明帯にみんなの部屋を訪れると「夜は二人の時間です」と言う。 有料DLCの「絶望の未来1」ではシンシア、デジェル、ノワールと共に出演しており、ペレジアで宝玉を取り戻すも屍兵に竜石を奪われ追い詰められ、そのまま全滅する史実となっているが、ギムレーが倒された平和な世界では新たなナーガとなり、人の世にいられなくなってしまったチキに代わって神竜の巫女としても人々に崇められるが、シャンブレーと同じく逃げ回っている。 ドラマCD(オーディオドラマ)「追憶のフューチャー・レクイエム」では過去への時間遡行には迷っており、ルキナに考える時間が欲しいと告げた。ギムレー襲撃の際にはロランと共に屍兵と戦っていたが、力を使いすぎてしまい戦闘不能になった。 公式人気投票では、女性キャラ19位となった。
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