人間の絆とは? わかりやすく解説

にんげんのきずな〔ニンゲンのきづな〕【人間の絆】


人間の絆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 14:57 UTC 版)

1934年にベティ・デイヴィスレスリー・ハワード主演、『痴人の愛』の題で映画化

人間の絆』(にんげんのきずな、: Of Human Bondage)は、イギリスの作家ウィリアム・サマセット・モームによって書かれ、1915年に発表された小説。

本作は20世紀前半の英文学傑作として広く認められ、日本でも「月と六ペンス」と並び、多数あるモーム作品の中で絶えず重版されている。

幼い時分に両親を失い、叔父に育てられた作者自身の自伝的な教養小説である。モーム自身の障害となったどもりは、主人公フィリップ・ケアリでは、足の障害(内反尖足)に置き換えられている。

話の舞台は、主人公のドイツフランスへの旅行、そして知性と感性を磨く場となったロンドンにおいて展開してゆく。

主な日本語訳

脚注

注釈

  1. ^ 訳者あとがきにおいて、「しがらみ、束縛」という否定的な意味を持っていた「絆」という語が、東日本大震災を大きな契機として「大切な結びつき」という意味合いで用いられるようになったため、「このような時代の大きな変化にもかかわらず、本書を依然として『人間の絆』と訳しては新訳と称するに値しないと判断し、原意に即して「しがらみ」の訳語を当てた」と説明されている。なお、同あとがきには先行訳のリストが掲載されているが、河合訳の前年に出版され(すなわち震災後)、「絆」を用いた金原訳は挙げられていない[1]

出典

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