人間の約束とは? わかりやすく解説

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人間の約束

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/30 00:18 UTC 版)

人間の約束
監督 吉田喜重
脚本 吉田喜重
宮内婦貴子
原作 佐江衆一
製作 高橋松男
谷島茂之
斎藤安代
出演者 三國連太郎
村瀬幸子
河原崎長一郎
音楽 細野晴臣
撮影 山崎善弘
編集 鈴木晄
制作会社 キネマ東京
テレビ朝日
セゾングループ[1]
配給 東宝東和
公開 1986年9月13日
上映時間 124分
製作国 日本
言語 日本語
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人間の約束』(にんげんのやくそく)は、1986年9月13日に公開された日本映画[1]。第2回文化庁芸術作品賞受賞作品。原作は佐江衆一の『老熟家族』[2]配給収入は1.1億円[3]

キャスト

ほか[1]

スタッフ

製作

前年の東映花いちもんめ』が高く評価され、興行的にも成功したことで[2][4]、日本映画界に「老人問題」映画ブームが起き[2]、この年羽田澄子監督の『痴呆性老人の世界』ともに公開された[2]

公開時の『シティロード』1986年9月号の吉田喜重監督インタビューに「1973年の『戒厳令』以来12年ぶりの吉田監督の新作」と書かれており[2]1977年の『BIG-1物語 王貞治』は無かったことになっている[2]

吉田監督は「『老人問題』とか原作が問うている安楽死の是非を描こうとしたのではなく、私自身が直面している〈死〉に向っての予感がテーマです。小津さんが『東京物語』を撮った53歳という年齢に私も立ち到って、冗談めかしていえば20何年前の小津さんとの論争を想い起こしながら、人間の晩年を等身大に描こうとしたのかも知れない(中略)題名は〈ホームドラマ〉にしようかと思った位ですが、それにはむろん両義性があって、いま〈ホーム〉を描くことは同時に〈ホーム〉の喪失と破壊を描くことでもある…」などと述べている[2]

脚注

  1. ^ a b c d e 人間の約束 - 国立映画アーカイブ
  2. ^ a b c d e f g 「キー・ウェイブ27 (MOVIE) 12年ぶりの新作『人間の約束』で『死』を描いた吉田喜重監督インタビュー」『シティロード』1986年9月号、エコー企画、12頁。 
  3. ^ 「邦画フリーブッキング配収ベスト作品」『キネマ旬報1987年昭和62年)2月下旬号、キネマ旬報社、1987年、129頁。 
  4. ^ 花いちもんめ”. 日本映画製作者連盟. 2025年7月1日閲覧。

関連項目

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