厨川圭子とは? わかりやすく解説

厨川圭子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 09:43 UTC 版)

厨川 圭子(くりやがわ けいこ、1924年11月11日 - )は、日本翻訳家

夫は英文学者厨川文夫。旧姓は広瀬。

オスカー・ワイルドサマセット・モームなどを訳し、後年は児童書を多く訳した。

略歴

厨川圭子は、医師・広瀬季雄の娘として東京に生まれた。1942年に東京府立第三高等女学校を卒業、1944年には津田英学塾を卒業した。終戦後の1946年、慶應義塾大学文学部英文科に女子第一期生として入学し、西脇順三郎厨川文夫に師事して卒業した。

1949年、前妻と離婚した厨川文夫と同年結婚。1952年には長男の明を出産した。1956年、一家は埼玉県浦和市(現さいたま市浦和区)に転居した。文夫とは『アーサー王の死』を共訳している。

1974年、文夫が慶應義塾大学を定年退任すると、夫婦でヨーロッパ旅行に出かけ、その後も2度スイスを訪れた。1978年、夫・厨川文夫が逝去した。

翻訳

サマセット・モーム

  • 『誘惑』(S・モーム、角川文庫) 1955
  • 『赤毛』(S・モーム、角川文庫) 1957
  • 月と六ペンス』(サマセット・モーム、角川文庫) 1958、のち改版
  • 『ジャングルの足跡』(S・モーム、角川文庫) 1959
  • 『宝』(S・モーム、角川文庫) 1964
  • 『お菓子とビール』(S・モーム、角川文庫) 1968、のち改版
  • 人間の絆』(モーム、旺文社文庫 上下) 1975

脚注






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「厨川圭子」の関連用語

厨川圭子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



厨川圭子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの厨川圭子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS