しかとは? わかりやすく解説

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し‐か

連語副助詞「し」+係助詞「か」》「いつ」「たれ」「なに」などの疑問語に付いて疑問の意味をさらに強める意を表す。

玉くしげいつ—明け布勢(ふせ)の海の浦を行きつつ玉も拾(ひり)はむ」〈四〇三八


しか

[助動]過去助動詞「き」の已然形》⇒き[助動]


しか

【一】[係助]名詞名詞的な語、動詞連体形形容詞・形容動詞連用形一部助詞助動詞などに付く。打消しの語を伴って特定の事柄以外のものを全く否定する意を表す。「この道を行く—ない」→きり →だけ

[補説] 近世以降用いられ限定助詞に付けて「きりしか」「だけしか」「ほかしか」「よりしか」の形で、「しか」を強めていう場合もある。

【二】[終助]自己の願望を表す。…たいものだ。→てしが →にしが

「まそ鏡見—と思ふ妹(いも)も逢はぬかも玉の緒の絶えたる恋の繁きこのころ」〈二三六六〉

[補説] 過去助動詞「き」の已然形からとか、あるいは連体形「し」に終助詞「か」が付いてできたものとかいわれる。上代では「か」は清音であったが、後世「しが」になった。「しか」だけで用いられることはまれで、多くは「てしか」「にしか」の形で用いられた。


し‐か【史家】

読み方:しか

歴史精通した人。また、歴史家

「史家」に似た言葉

し‐か〔‐クワ〕【史科】


し‐か〔‐クワ〕【四果】

読み方:しか

小乗仏教で、修行によって得られる悟りの位を四段階に分けたもの。須陀洹(しゅだおん)(預流(よる))果・斯陀含(しだごん)(一来(いちらい))果・阿那含(あなごん)(不還(ふげん))果・阿羅漢無学)果。


し‐か〔‐クワ〕【四科】

読み方:しか

《「論語先進から》孔子重んじて教えた四つ科目徳行言語政事文学


しか【子夏】

読み方:しか

[前507〜?]中国春秋時代学者孔門十哲一人。晋の人。一説に、衛の人。姓は卜(ぼく)、名は商。礼の形式重視、また古書通じていた。「詩経」「春秋」などを後世伝えたといわれる


し‐か【市価】

読み方:しか

商品市場売買される価格。→市場価格

「市価」に似た言葉

し‐か【師家】

読み方:しか

先生の家

師。先生。→しけ。


しか【志賀】

読み方:しか

福岡市志賀島(しかのしま)。[歌枕

「—のあまの塩焼く煙かぜをいたみ立ちは上らで山にたなびく」〈新古今・雑中〉


し‐か〔‐クワ〕【歯科】

読み方:しか

歯の病気予防・治療を扱う医学分野


し‐か〔‐クワ〕【死火】

読み方:しか

仏語。死を、すべてを焼き尽くす火にたとえた語。

全く消えてしまった火。


し‐か【然/×爾】

読み方:しか

指示代名詞「し」+接尾語「か」から》

【一】[副]そのようにさように

あいなかりける心くらべどもかな、我は—隔つる心もなかりき」〈源・夕顔

「生あるもの、死の近き事を知らざる事、牛、既に—なり」〈徒然・九三〉

【二】[感]肯定して相づちをうつときに用いる。そのとおり。そう。

「—、まことに侍り」〈落窪・三〉


し‐か【××瑕】

読み方:しか

《「しが」とも。「疵」は身のきず、「瑕」は玉のきず》欠点また、あやまち瑕疵


し‐か【客】

読み方:しか

唐音禅寺で客を接待する役僧


し‐か【私家】

読み方:しか

自分の家

個人の家。朝廷役所に対していう。


し‐か【糸価】

読み方:しか

糸、特に生糸取引価格生糸相場


し‐か【紙価】

読み方:しか

紙の値段。紙の相場


し‐か〔‐クワ〕【紙花】

読み方:しか

紙で作った花。特に、葬儀用い造花かみばな


し‐か〔‐クワ〕【×翅果】

読み方:しか

翼果(よっか)


し‐か〔‐クワ〕【詞華/詞花】


し‐か【詩家】

読み方:しか

詩を作る人。詩人


し‐か【詩歌】

読み方:しか

⇒しいか(詩歌)


し‐か【賜暇】

読み方:しか

官吏願い出て休暇許可されること。また、その休暇

「特別を以て週間の—を許され」〈啄木葬列


し‐か〔‐クワ〕【雌花】

読み方:しか

「めばな」に同じ。⇔雄花(ゆうか)。


しか【鹿】

読み方:しか

シカ科哺乳類日本にすみ、ヤクシカ・ホンシュウジカなどの亜種があり、北のものほど大形。雄は3または4本に枝分かれした角をもつ。毎年4月ごろ前年の角が落ちたあと、袋角伸び9月ごろ完成した角となり皮がむける。幼時および夏毛には白斑があるが、冬毛では消失古くは雄を「しか」、雌を「めか」といった。ニホンジカ。か。かせぎ。かのしし。しし。《 秋》「青年—を愛せり嵐の斜面にて/兜太」

偶蹄(ぐうてい)目シカ科哺乳類総称。雄は枝角(えだづの)をもち、毎年生え替わる。ヨーロッパ・アジア・南北アメリカ分布する。ニホンジカ・アカシカ・トナカイ・ヘラジカなど。

揚げ代十六であったところから、「四四」を「鹿(しし)」にこじつけたという》江戸時代大坂遊里で、大夫天神に次ぐ遊女の位鹿恋(かこい)。囲。

寄席芸人用語。咄家(はなしか)のこと。「はなしか」を略して、鹿の字を当てた語。「—芝居


雌花

同義/類義語:めばな, しか
英訳・(英)同義/類義語:female flower, pistillate flower

植物の花で、雌性配偶子のみをもつように分化した花。
「生物学用語辞典」の他の用語
個体の器官や組織など:  雌ずい群  雌性配偶体  雌性配偶子  雌花  離層  静脈  静脈洞

しか 【子夏】

孔子門人孔門十哲一人)。魏国生まれというが異説もある。子夏は字で、氏名卜商子游並んで古典学修辞学優れ孔子死後西河河南省湯陰県)に移り学団を構えたが、魏の文侯招かれ門弟教育した晩年子息の死を悲しんで涙で失明した伝えられる思想は礼を尊ぶところに特色がある。(前五〇八−前四二〇?)

しか 【紙華・四華・死花】

紙華花とも。仏教葬式用具の一。竹串か木棒に、横刻み入れた長い紙(白・金・銀)を螺旋状巻いたもの。削り掛けのものもあり、地方により異なる。沙羅双樹象ったものという。→ 沙羅双樹

しか 【鹿】

ウシ目シカ科日本で鹿は神の使いとされるが、ギリシア神話でも狩りの女神アルテミスは鹿を守護するとする。だがアルテミス水浴姿を見た猟師怒りにふれて鹿にさせられてしまい、にかみ殺された話などがあるから、弱い動物イメージがある。しかし反面牡鹿性欲が強いとして、角を魔除にする地方もある。→ 鹿卜

子菓

読み方:しか

  1. 菓子類一切。〔第六類 器具食物
  2. 菓子類を云ふ。
  3. 菓子類をいう。

鹿

読み方:しか

  1. 筆ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・徳島県
  2. 筆ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・大分県
  3. 筆ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・福岡県
  4. 毛筆。〔第六類 器具食物

分類 大分県徳島県福岡県


鹿

読み方:しか

  1. 落語家のこと。はなしかの、はなを省きて、しかとのみ呼ぶ、鹿に喩ふ
  2. 落語家のことをいふ。「はなしか」の「しか」を取つて来たのである。〔役者語〕
  3. 落語家のことをいふ。「はなしか」の「しか」を取つて来たのである
  4. 落語家を云ふ。はなしかしかからか。
  5. 落語家のこと、「はなしか」の「しか」を取つたもの。
  6. 落語家のことをいう。〔芸能俳優)〕

分類 俳優役者役者語、東京芸能

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鹿

読み方
鹿しか

四家

読み方
四家しか

シカ

(しか から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/25 02:21 UTC 版)

シカ(鹿、英語: Deer)は、鯨偶蹄目シカ科 (Cervidae) に属する哺乳類の総称である。ニホンジカトナカイヘラジカなどが属しており、約16属36種が世界中の森林などに生息している。


  1. ^ Gilbert, Clément and Ropiquet, Anne and Hassanin, Alexandre (2006). “Mitochondrial and nuclear phylogenies of Cervidae (Mammalia, Ruminantia): systematics, morphology, and biogeography”. Molecular Phylogenetics and Evolution 40 (1): 101-117. doi:10.1016/j.ympev.2006.02.017. 
  2. ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus『天迦久神』 - コトバンク。2017年5月16日閲覧。
  3. ^ a b c d 宮坂敦子著、竹内健監修『増補改訂 レザークラフトの便利帳』誠文堂新光社、2019年、26頁。 
  4. ^ 誘鹿材 [ユクル]”. 受賞対象一覧. Good Design Award. 公益財団法人日本デザイン振興会. 2018年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月28日閲覧。
  5. ^ “線路内侵入防止システム「シカ踏切」がグッドデザイン賞を受賞”. 乗り物ニュース. (2017年11月4日). https://trafficnews.jp/post/78952 2020年6月27日閲覧。 


「シカ」の続きの解説一覧

しか

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 10:56 UTC 版)

名詞

しか鹿シカ

  1. 偶蹄目シカ科哺乳類総称。雄は持ち、角は毎年生え替わる。ニホンジカ・トナカイなど。アジアヨーロッパ南北アメリカ分布
  2. 1.のうち、特に日本分布する種のニホンジカを指す。(秋の季語)

発音(?)

東京式アクセント:シ↗カ↘、シ↗カ
京阪式アクセント:↗シ↘カ

語源

女からみた兄弟・夫をあらわす古典日本語: の転と、鹿をあらわす

翻訳

助詞

しか

  1. 打ち消し言葉と共に特定の内容以外のものを否定することを示す助詞
  2. (「動詞連体形+しか+ない」の形で)特定の行為のみをせざるをえない、するべきだ。それ以外ことをするわけにはいかない。より。以外に。するだけだ。

用法

関連語

翻訳

副詞

しか,

  1. そのように

同音異義語

しか


鹿

鹿


𢈘

𢈘
  • 画数:9
  • 音読み:ロク
  • 訓読み:しか、 か
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「しか」の例文・使い方・用例・文例

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